今日はちょっと朝からいいことが二つもあった☆
一つ目は、ちょっとしたミスをネットで見つけ、それを指摘した顛末・・・ 書いてくれた人には申し訳ないが、あまりに良いお手本だったので、文章を変えて、掲載しました。題材になった方スイマセン。
師匠が、私の知り合いのちょっとした記録の写真の、ハーケンの打ち方の間違いに気が付いた。
普通なら知らない人だし、スルーするところを、私の知り合いだというのを覚えてくれていたらしく、どういう風に間違っているか連絡が私に来た・・・
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ハーケン打ちの写真が問題に感じました。 ハーケンのあごの位置が逆です。 90度回転した状態で打つべきです。 それとカラビナがテコの状態になっています。 これを避 けるために短いスリングを介するのが正解です。 考えて今後の参考になればとお節介は承知でメールしました。
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■ ハーケン・・・(汗)
ハーケン・・・私も打ったことがあるのだが、講習会のみ。
だって、講習を受けている時に私の脳裏にあったのは、八ヶ岳の積雪期全山縦走と残雪期の雪稜、白馬主稜とか。ハーケン一切関係なかったのだ。
沢は癒し系の歩ける沢しか行く気がなかったし、一生ハーケンを打つ必要なんてない、と思っていたのは、わたしばかりでなく、周囲のベテランも「ええ~?!ハーケンなんてどこで打つの?」と言っていたので、ハーケンなんて、”一応知っとく”程度の技術だと思っていたのだった。だから、その時のハンマーは借りて済ませた。
その時は、沢のへつりで、リード練習だったのだが、打ったハーケンが全然効いておらず(^^;)、先生がこっそり抜いて、掌の中に隠していて、私がスリングを掛けようとすると、アレ?!ハーケンがない!!ええ~?!今そこにあったのに・・・ときょろきょろすると、ニコニコ顔の先生が、手の中から出してきた・・・。
効いてないっチューの!って訳だった・・・(汗)
改めて打ち直すと、効いている時と効いていない時では、音が全然違った。
その後、小屋バイトになり、そこは岩だらけの小屋だったので小屋のガラス窓から、効きそうなリスを眺めて過ごした・・・。ついでに小屋の梁にロープを渡して一日一回登り返し練習した。
1週間とか2週間しかいない、周囲の学生バイトの人たちに、無理やりロープワーク伝授・・・暇だったから。
3分の1システムは、主に洗濯物を干すロープに活躍した(笑)。
■ 返事
・・・話が逸れましたが・・・元に戻すと・・・間違った主に連絡したら、素晴らしい返事が来た!
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修正コメントを発表するのは、正直恥ずかしく、指導者の顔をつぶすかもしれないので、しばらく悩みました。
しかし、自分のことよりも、間違った技術で、後続の人にけがさせたり、後続を命の危険にさらすことになるほうが、もっといけないことだと考えました。
本来なら山岳会等でどやされながら、指導を受けて行うものかもしれません。教えていただいた方には本当に感謝です。
こういうことをきちんと受け止められなくなったら、山を止めた方がいい時だと思いました。
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引用終わり。
■ 考察
思うに、間違いは誰にでもあります。
間違わない人なんていません。でも、そこから学ぶか、学ばないかが問題です。
結束も、ビレイも、支点作りも、安全のための防御技術は、生まれ持っての才能が関係する登攀と違って、誰でも練習さえすればできるようになる技術。練習あるのみです。
知らないということも誰にでもあります。
特にアルパインは、初心者は分かっていないことが分かっていないです。
自分より分かっている人から、指摘を受けたら、そうなのか、と思えばいいだけ。
言っても聞かない、と思われたら終わり、です。
より良き自分を目指して、互いに互いの安全を見守って行きましょう。
私はラッキーで、色々なベテランから指導を受ける機会に恵まれました。
本当にありがたいことだなと思っています。
■ 自分でないモノになる予定はなし
これで男性並みに頑丈で、男性並みにパワーがあり、男性並みに登攀力があったら、何も不足がないのですが、ハッキリ言って、そんなの初めから無理。
そうなろうとも思っていないし、そうなりたいとも思えないので、お転婆娘ではありません・・・私は自分が行きたいところに行きたいだけなのです・・・雪の山に。
無いものねだりもしたくないし、最初から強みがないパワーに向けて、努力する気持ちはないので、私には5.12を登れる力を求めないでください・・・
ラッセル機関車みたいなのも、ハッキリ言って無理ですから、ラッセルは5分交代がベストと思います。
私の戦略は一貫して強みを生かす、です。
ロープワークは念のための保険=防御技術ですから、自分自身と一緒に登ってくれる人を守るもので、岩や沢のロープが必要な山を登る限り、責任であり、出来て当然のことであると感じています。
≪最近の学びのまとめ≫
・宙吊り登り返しができない人はセカンドでもマルチには連れて行かないこと
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