Thursday, March 31, 2022

What's New

☆このブログについて

このブログ、実は、あまりに巨大化しすぎて収集がつかなくなっています(笑)。

Small Step to the snowy mountains (雪山への小さなステップ)

としてスタート。その後、ガチ(=アルパイン化)したところ、基本的なアルパインクライミングのトレーニング(ロープワークやレスキュー)なしに、模倣で山に行かれる方が出てきて、危険を感じましたので、しばらく封鎖。山レコの記録も削除しました。

沢や雪、岩稜は、きちんと考えて行動できる人でないと危ないです。

まぁ、女性が単独で行けるなら、俺だって行ける、と考える男性が出てきても不思議ではないです…。しかし、山は体力だけではだめで、理解が必要です。ので、封鎖しました。

しばらく放置していたのですが、アルパインで情報を必要としている人もいるようでしたので、閉鎖せず残しています。昨今、山の雑誌が軟弱化し、きちんとした登山技術を伝えていないということもあるかと思いますので…。

たまにコメントやご連絡いただきますが、リンク自由、です。

ご連絡くださる方は、こちらに連絡フォームで、ご連絡くださいませ。

コメントは公開しますが、お返事はしないかもしれません…ごめんなさい(m_ _m)

山の成長ステップ を書き足しました。

2019年5月 背景を更新しました。比叡を登攀中の私です。


Thursday, November 14, 2019

紅葉をもとめて、巨樹発見の雷山

■ 11月の山

さて雷山に行こうと思い立ったのは、紅葉のためです。

雷山は11月は、千如寺がモミジの紅葉で人気だとのことだったので、早めの時間に家を出ました。

福岡からだと49号線で行くほうが山に行くという風情があるかもしれません。202号はバイパスなので、道路上はチェーン店だらけです。

空いている道を飛ばし、8時前には駐車場へ。駐車場には、すでに10台ほど。比較的広くて、40台くらいは停められそうでした。人気の山らしい。ほっとして、端っこに駐車。トイレもあり、ペーパーも補充されており、十分です。

登山口は、ほとんど千如寺と同じ場所にあるハズなのですが、お寺の階段が見えたので、そこから行くと、登山口を見落とします。登山道は、唐秀窯のお向かいくらいにあります。雷山川沿い。

道標は、韓国のDulegilを見てしまったあとでは、立ち遅れている、ということを感じずにはおれない。日本語が読めてもすら、迷う箇所があります。

最初の分岐で、左へ。基本的には雷山川沿いに行くと良いです。手入れの行き届いた、杉の立派な植林の中を流れる小川沿いに登っていきます。下草のシダが生き生きとしていて、手入れがされていることが分かります。この景色は日本らしい山です。登ったものの、5分程度で、またすぐ林道にぶつかりますが、その林道を上がった先が、清賀の滝です。この滝は、まぁ見どころという訳でもない感じですが、前にベンチがあり、休憩適地。ここからが、本当の登山開始という感じです。

さらに行くと、どんどんと山道が険しくなり、祠が3つ並んだ、神社にでます。この神社がとても、日本らしい景観でした。

樹木も針葉樹の植樹から、広葉樹の自然の景観となり、癒されます。肝心の紅葉は、ウーム…、色づく前に枯れている感じでしょうかね?

途中、鎖が出てくるようなところも出てくるし、登山道としては、人に歩かれすぎて、だいぶすり減っていますので、どちらかというと上級向けです。下りでおばちゃんがオロオロしていました。ただし、登山道を避けて、みどころは林道で回れてしまいます。

さて、山頂は、一応展望はありますが、余り変哲がない。まぁ日向ぼっこ出来て、のんびり、という感じです。

一度、井原山方面に出かけたのですが、もう歩いたことがあるなと思い返し、反対側の稜線を歩いてみることにしました。

すると、5分で出てきたのが草原スキー場跡地です。私は草原が大好きなのです。

基本的に、上の方で乾いたところが好きそうです(笑)。すすきのブッシュ、野生の柿の木、あざみの群生などを通ります。が、道がぬかるんでいて悪い!これは人が歩きすぎて、裸地になってしまったところに雨が降ったのか…。ので、とにかく歩きづらいです。

登山って、一般ルートのほうが路面が悪いです。読図で山を歩くようになると大体、山っていうのは、植生があるところでは、ふわふわ、ですし、森林限界を超えると、ハイ松の藪漕ぎとか。

ここは、とてもご機嫌な草原なので、ぜひゆっくりと過ごしたいところですし、なんなら、夕日を見ながら、ロマンティックなテント泊するにはぴったり。

避難小屋という立て看板があり、へぇ!今後使えるかも?と思ったので、そちらの方にいってしまい、あまり長居しなかったのが残念でした…。この避難小屋、結局、到達できなかったのですが、どうも管理されていない、いいかげんな小屋らしいです。

その看板に導かれて、行きついた先は、パラグライダーの発進所。

お尻に優しいすのこの上で、おにぎりを食べることができます。ここも林道で入れるので、気軽に展望を楽しみたいという人にはいいのかも?

ここから下は道標は黄色の丸ペンキを追いかけることになりますが、ペンキ印多すぎ!基本的に植樹の中です。暗くなったら迷子確実です。

それにしても、山登りというのが、ペンキ印を追いかける活動になってしまって、悲しいことです。道があるところを歩かずに、読図で山に登れば、山をすれば、それは全く別の冒険。すごく楽しい事なのにな。そういうことを思わざるを得ないペンキ印の多さでした。道も歩かれすぎて、あまりよくないです。

さて、無事下ると、雷神社が迎えてくれます。すごく立派な樹齢1000年のイチョウと、樹齢900年の杉が生えています。神社自体は、無人で、清掃くらいしかされていません。持っていたお神酒をお供えし、おさがりにしてもらいました。ここからは駐車場まで10分なので、もう終わりと同じです。

道向かいにも巨樹と祠があって、このあたり一帯が巨樹エリアなのかもしれません。

ここから、10分で元の千如寺ですが、すごく入り口が分かりづらくなっています。階段を下りて堰堤の下からスタートです。途中、お花を育てている農家の桔梗の畑があったり、と人の気配がどんどんと濃くなっていきます。

すぐに最初の分岐に出て、ああ、こうなっていたのね、と理解できる感じ。

もう、巨樹は十分堪能したので、490円の拝観料がかかる千如寺は次回に回して、窯に立ち寄りました。青い焼き物が、どうも雷山の土の色らしいです。お寺は、駐車場に整理の人も立つくらいなので、きっとだいぶ儲かっていそうな気がしました(笑)。

その窯で、小さなお茶碗を一つ購入したら、「ここに傷があるのですが、これでいいですか?」と聞かれ、「傷があっても、ぜひこっちに」というと、「傷があるので200円ディスカウントします」とのことでした。窯のプロフェッショナリズムを見た思いでした。作家さんは日展にも出品常連の有名な方のようです。

というわけで、すごく気分が良くなり、駐車場へ。車が倍以上増えていて、早立ちしてよかったと思いました。おかげで静かな山が味わえた。

■ 余禄

熱いコーヒー飲みたいなと思い、森とコーヒーさんに立ち寄りましたが、焙煎主体でカフェではなく。住宅街の奥にあり、わざわざ豆を買いに行くには疑問なロケーション。建物はおしゃれだったのですが…。焙煎の実力ではなく、おしゃれさで売ろうとしてそうな気がしました。流行に乗りたい感じかなぁ。もうだいぶ流行は後追いと思いますが。

コーヒー飲めないなら、ランチでも食べるかとさらに下界のイタルさんに行きましたが、激込み。ここはまたいちの塩さんのやっているランチスポットですが、おにぎりセットに1200円かぁ…。古民家の改修費用が高かったんだろうなぁ。プリンも売っていますが、プリン400円なので、そこまで無理して買わなくても…。プリンは、たぶん、おしゃれな瓶代です(笑)。私も家に持って帰っています。

結局、そのまま帰ることにしたのですが、正解でした。伊都の国歴史博物館と伊都ファームは、地元の家族連れが訪れる、のんびりした良いところで、高祖山と高祖神社が次に登る場所として適していそうでした。

49号沿いに、わかさ農園さんと言う、野菜の直売とパン、カフェが併設になったお店があり、価格も標準的。こっちのほうがイタルさんや奇妙におしゃれなスノーピークみたいな焙煎屋さんより好みでした。クロワッサンと卵をお買い上げ。卵はレモンイエローの、昔ながらの卵の色で、品質もよさそうでした。

このクリームパンは、帰宅したころで会った新聞配達の少年に上げてしまいました。なんと下の郵便受けではなく、各戸に配らないといけないのだそうです。まさに介護職ですね!気の毒になってクリームパン、あげてしまいましたが、幸せのお裾分けです。

というわけで、だんだんとお尻に行くほど良くなって、帰ってきました☆

山は登らなくてもいいけど、雷神社は行く価値あります。





Thursday, October 31, 2019

【コメ付き】ニコ生主、冬の富士山で滑落

■ 富士山で滑落死を自ら実況中継してしまっている事例

この方、スニーカーで富士山、なんですよね。

一般に雪を目指している”本格的という形容詞がつく”登山をしている登山者にとって、この時期って行くところがないです。

雪を楽しむことを目指すなら、北アの西穂山荘とかくらいまで行かないと、10月後半では、雪の量が少なすぎて、アイゼンも効かないし、ただのベルグラだと滑るだけ。滑ってもOKな樹林帯とかなら、まぁ、それでも行ってしまいますが…。富士山ちがいますよね?あきらかにただの氷の滑り台。少し想像力があると分かることです。

11月の八つ、阿弥陀南稜も考えたことがありましたが、まだ地面が確実にコンクリートされていないと思い、やっぱり行くなら、もう少し雪がついてからだな、とか考えます。

無雪期と積雪期の端境期って、道具(アイゼンなど)があっても肝心の氷や雪が少ないので滑るし、きちんとは地面が凍っていないので、石ころも地面から外れるんですよね。ようするに、ただただ滑りやすく、得るところが少ない。

ので、こんな時に富士山に行くこと自体がド素人さんです。

■ 山を選ぶ能力がないのが一般登山者

でも日本の山は、”登山は自己責任”を旨としているので、山を閉鎖しないのです。

北アに挑んで遭難した韓国の登山者が、それはゲートが開いていたためだと、日本の国立公園を訴えた事例があるそうです。韓国では国立公園は管理されているのでしょう。

いわゆる”本格的がつく”登山をしている人たちは、国の権力が山を封鎖し、自分たちの山ができなくなることを恐れていると思います。それもそうですよね。

ところが一般登山者が、来てはいけない時期に来てしまいます。一般登山者というのは、この方のように、スニーカーです。スニーカー&ジーパンがデフォルト。山が危険なところだという前提がまだまったくのところ入力されていない状態で、旅行の延長戦で登山をしている人たちです。

こうした登山者からすると、雪が少なく、凍り始めの山が、危険なだけで、何もいいことがない、面白くない山だとは、わからないです。

無雪期=簡単、積雪期=難しい なら、降り始めとか解けかけの頃=中くらいに簡単、つまり易しいのでは?とか思ってしまっても、不思議でないのかもです。

この辺の大誤解は、自然と人間が遠くなり、人間が自然のことを知らないので、想像力すら、働かなくなって、50年みたいな状況なのかもです。昔は寒くなったころは、霜柱がはったり、水たまりが凍ったりして、その頃が一番滑りやすいと平地でも実感できたでしょうが、昨今は温暖化で下界は、凍らないので分からないのでは?

端境期が一番登りにくい、なんて情報、ネットにも、山の本の教科書にも、書いていないです。

一般的に山は小さい山から段々と大きくしていくのがセオリーなので、かつての登山者たちは、ずっこけても、大したことにならない低山で、すこしづつ状況に対する想像力をつけていくものだったのでしょうが、現代の登山者は、いきなり富士山、です。

私も、ダイヤモンド富士を見に行ったお正月の竜ヶ岳で、暗い中、ずっこけながら、登り降りして、このことを理解しました。低山で経験したことを高い山に適用する、というのも知性で、想像力がないと、応用できない… 山は応用力が必要です。

この応用力も現代人には欠けているようで、戦後の暗記一辺倒の詰め込み教育の成果がでているのでしょう。

ので、現実を見渡してみると、山に入ることが不適だということが明らかである時期…この時期の富士山は、国の権力でゲートを閉鎖しても、やむを得ないかも、です。

素人さんと山ヤさんは別にして考え、差別的だと思う必要はないと思います。むしろ、素人さんに山ヤ並みの知性と知識を求めて自己責任論を主張するほうが無理があります。

何しろ、ちゃんとした山ヤであるはずの人でも、毎年一人か二人、2月とかの冬富士にチャレンジして死んでいます。分かっているハズの人ですらそれなのです。

冬の富士山は、突風がほとんど唯一のリスクなので、富士山のおひざ元に住んで、毎日富士山を眺め、今日こそ無風だ!という日を確実に選んで行かないと、登れない山です。「今日休みだし、晴れているから」って山じゃないです。

私は5月の積雪期に富士山に登っていますが、真夏と真冬が混在する山で、雷から逃げるように走っておりました(笑)。

登り6時間だったのに、下り2時間30分。あんまり早く降りすぎたので頭、痛くなった。雪山としては傾斜はゆるゆるで、寝ています。丘にしか感じられず、こんなでコケる山やいないと思う斜度です。

でも、いったんこけたら、氷の時は、摩擦係数ゼロです。

だから、アイスクライミングは、60度の斜度しかない4級の登攀でも落ちれない。ロープをつけ、プロテクション取ります。

60度のスラブなんて、ノープロで歩くようなところですよ?地面の質によって傾斜の意味も違うってことです。

そういうことを学んでいくのが楽しい!っていうのが登山をする、っていうことです。

決して獲得標高で山自慢とか、獲得ピーク数で山自慢することではないです。