Monday, May 5, 2014

スタンディングアックスビレイの復習中

■ スタンディングアックスビレイの復習中

鹿島槍では、スタンディングアックスビレイを(改めて)先輩に教わりました。

私は実は初めて教わった確保方法が、スタンディングアックスビレイです。

でも、本当に確保理論も何も知らない状況で教わったので、講師に言われるままに、ロボットのようにセットしただけで、原理が分かっていない状態でしたし、1年も前に1回、2回、そのようなことをしたところで、所詮、真似事というレベルでした。

(但し、墜落を止めるのは大変だと言うことは分かりました。鎖骨にあざができました…^^;)

なので、今回、1年ぶりにセット方法を復習したわけですが…先輩曰く「これ本番ね!」

そうそう…本番なのに、セット方法が怪しい…(^^;) いやはや、スミマセン。確保できない人は山に登る資格がないと私も思います。

鹿島槍鎌尾根は、ちょうど確保がなくても歩ける。けど、万が一、落ちたらヤバい、という感じでした。

雪が緩かったので、止まるとは思いますが、そのまま雪崩と一体化して落ちていくかも・・・?

実は一応、『アルパインクライミング』(ヤマケイ叢書)で復習して出かけましたが…、んんん?なんかセット方法違う?

山側の足で踏むというのは同じでしたが、先輩に教わったのは、カラビナが足の内側から出ているバージョン。

復習して行ったのは、外側から…。ネットで検索すると、どうもどっちも出ているようです。

でも、去年のリーダー講習でも、内側で教わったような気がする…

私は、確保側のロープをわきの下に入れる、というのが、どうしてもカラビナを掛けた後だと逆になってしまい、セットにまごつきました…。 

内側でも外側でも、確保側、クライマー側がわきの下です。反対側の手が制動手。身体は直立姿勢を崩さず、棒のようにして、墜落を止める。 脊柱で止める感じですね。

≪スタンディングアックスビレイのセット≫
 1)スタンスを作る
 2)山側に体側を向ける
 3)アックスに15センチくらいにしたスリングを掛ける(タイオフ) 
 4)それにカラビナを掛ける
 5)スリングを山側の足で踏む
 6)肩がらみを作る 確保側がわきの下を通る
 7)ロープにカラビナを掛ける

≪コール≫
 1)セットする (自己確保とセカンドの確保が同時にできる)
 2)登っていいよ(降りていいよ)
 3)ロープ一杯
 4)行動している側はビレイを取る(セルフビレイと確保 が同時)
 5)ビレイ解除 (カラビナからロープを外し、アックスはそのまま)
 6)登ります (セルフを取っているアックスを外し、登る(下りる))


私は、これを習った時、相手のビレイと、自分のセルフビレイのことも良く分かっていなかったので、
スタンディングアックスビレイの時、自分のセルフは一体何で取っていたんだろう・・・?まったく記憶にございません(^^;)

というか、セルフ取っていたっけな?

先輩からは、セルフを同時に取る方法を習いました。 

 アックス一本で、自分の確保とパートナーの確保を同時に取るには、メインロープで直接アックスを連結する

連結するノットはエイトノット・オン・ア・バイト。エイトノットにカラビナを掛けます。

こうすると、自分のセルフとパートナーの確保が同時にとれる。その上、スリングも省略できます

スリングの省略は、通常のセットでも、カラビナだけで良いと聞いたことがありますが、セット、どういう風にするんだろう?

シャフトに直接ビナを掛けるのだろうか??

スタンディングアックスビレイも色々進化して、方法も色々やり方があるようですね。

余談ですが、このビレイ方法は日本人の発案なのだそうです。


しかし、セルフが同時とすると、ですよ、セルフと確保が同時なのですから、コールが省略できませんかね?

≪コール≫
1)セットする    (自己確保とセカンドの確保が同時にできる)
2)登っていいよ 
3)ロープ一杯
4)セルフ&ビレイ (自己確保とセカンドの確保が同時にできる)
5)ビレイ解除と登っていいよ、は、同時。

ダメでしょうか?

しかし、ホント去年のしょっぱなの講習は、まったく右も左も分かりませんでしたねぇ(笑) 一応、復習したので、腰がらみでの確保は覚えていますが…あれって確保って言えたのかなぁ・・・。

あとはたしか、確保器でも確保する方法を教わりましたが、支点を立木に取ったのかなぁ…

まったく覚えていません(^^;)。 覚えているのは、バケツを掘るのと、アックスでとにかくセルフを取ること。


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