■ スタンディングアックスビレイの復習中
鹿島槍では、スタンディングアックスビレイを(改めて)先輩に教わりました。
私は実は初めて教わった確保方法が、スタンディングアックスビレイです。
でも、本当に確保理論も何も知らない状況で教わったので、講師に言われるままに、ロボットのようにセットしただけで、原理が分かっていない状態でしたし、1年も前に1回、2回、そのようなことをしたところで、所詮、真似事というレベルでした。
(但し、墜落を止めるのは大変だと言うことは分かりました。鎖骨にあざができました…^^;)
なので、今回、1年ぶりにセット方法を復習したわけですが…先輩曰く「これ本番ね!」
そうそう…本番なのに、セット方法が怪しい…(^^;) いやはや、スミマセン。確保できない人は山に登る資格がないと私も思います。
鹿島槍鎌尾根は、ちょうど確保がなくても歩ける。けど、万が一、落ちたらヤバい、という感じでした。
雪が緩かったので、止まるとは思いますが、そのまま雪崩と一体化して落ちていくかも・・・?
実は一応、『アルパインクライミング』(ヤマケイ叢書)で復習して出かけましたが…、んんん?なんかセット方法違う?
山側の足で踏むというのは同じでしたが、先輩に教わったのは、カラビナが足の内側から出ているバージョン。
復習して行ったのは、外側から…。ネットで検索すると、どうもどっちも出ているようです。
でも、去年のリーダー講習でも、内側で教わったような気がする…
私は、確保側のロープをわきの下に入れる、というのが、どうしてもカラビナを掛けた後だと逆になってしまい、セットにまごつきました…。
内側でも外側でも、確保側、クライマー側がわきの下です。反対側の手が制動手。身体は直立姿勢を崩さず、棒のようにして、墜落を止める。 脊柱で止める感じですね。
≪スタンディングアックスビレイのセット≫
1)スタンスを作る
2)山側に体側を向ける
3)アックスに15センチくらいにしたスリングを掛ける(タイオフ)
4)それにカラビナを掛ける
5)スリングを山側の足で踏む
6)肩がらみを作る 確保側がわきの下を通る
7)ロープにカラビナを掛ける
≪コール≫
1)セットする (自己確保とセカンドの確保が同時にできる)
2)登っていいよ(降りていいよ)
3)ロープ一杯
4)行動している側はビレイを取る(セルフビレイと確保 が同時)
5)ビレイ解除 (カラビナからロープを外し、アックスはそのまま)
6)登ります (セルフを取っているアックスを外し、登る(下りる))
私は、これを習った時、相手のビレイと、自分のセルフビレイのことも良く分かっていなかったので、
スタンディングアックスビレイの時、自分のセルフは一体何で取っていたんだろう・・・?まったく記憶にございません(^^;)
というか、セルフ取っていたっけな?
先輩からは、セルフを同時に取る方法を習いました。
アックス一本で、自分の確保とパートナーの確保を同時に取るには、メインロープで直接アックスを連結する。
連結するノットはエイトノット・オン・ア・バイト。エイトノットにカラビナを掛けます。
こうすると、自分のセルフとパートナーの確保が同時にとれる。その上、スリングも省略できます。
スリングの省略は、通常のセットでも、カラビナだけで良いと聞いたことがありますが、セット、どういう風にするんだろう?
シャフトに直接ビナを掛けるのだろうか??
スタンディングアックスビレイも色々進化して、方法も色々やり方があるようですね。
余談ですが、このビレイ方法は日本人の発案なのだそうです。
しかし、セルフが同時とすると、ですよ、セルフと確保が同時なのですから、コールが省略できませんかね?
≪コール≫
1)セットする (自己確保とセカンドの確保が同時にできる)
2)登っていいよ
3)ロープ一杯
4)セルフ&ビレイ (自己確保とセカンドの確保が同時にできる)
5)ビレイ解除と登っていいよ、は、同時。
ダメでしょうか?
しかし、ホント去年のしょっぱなの講習は、まったく右も左も分かりませんでしたねぇ(笑) 一応、復習したので、腰がらみでの確保は覚えていますが…あれって確保って言えたのかなぁ・・・。
あとはたしか、確保器でも確保する方法を教わりましたが、支点を立木に取ったのかなぁ…
まったく覚えていません(^^;)。 覚えているのは、バケツを掘るのと、アックスでとにかくセルフを取ること。
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