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Monday, April 5, 2021

PASで作る支点

■ PASで作る支点

これをデファクトスタンダード化したらいいんでは?

間違いを内包する、スリングでの支点作りは、正しく作るのに必要な知識がたくさんあり、エリート向きかもしれないので、知性に劣る人には、難しいらしい…と、ここ数年の経験で分かったので、これなら、間違える要素が少ないので、一般向けなのでは?


https://www.lostarrow.co.jp/metolius/support/manual/OM2014_ME_PAS-Ultimatedaisy-Anchorchain.pdf?fbclid=IwAR2U3PyQnntnzaKr_vfADqCmOucb_fCSdg7jtZXQE1aWRGxhnjKN9eUBbYg

Wednesday, October 10, 2018

トップロープで支点ビレイはないですよ~

トップロープで支点ビレイはないと、初期に教わりましたが…

日本ではベテランがやっていると、若い人はそれを指摘しては失礼にあたる文化が根強い。指摘=社会的自殺行為。

ということで、そうならないためには、こちらの資料のような良き資料が広まることを切に願います。

http://www.yamanakama-sirius.org/oyakudachi/gijutsutext/IwaSshokChuuyuu/IwaSshokyuuChuukyuuText.pdf

今まで一流の人とばかり登ってきたから、こんなビレイをする人がまだいるんだとびっくりしました。

ので、ゆとりがあるようにしか登りませんでした。

自分の身を守るのは知識と体力。

Sunday, July 13, 2014

小川山でマルチの練習&クラックデビュー

 ■ 今日は小川山

今日は、相方とマルチピッチのロープワークの練習で小川山にまた行ってきました。

北岳バットレスのための練習です。 北岳バットレスにチャレンジするためには、

・三つ峠マルチで20ピッチくらいラクラクで往復できる

・小川山なら屋根岩2峰~3峰を継続したうえ、ゲレンデで遊んで帰れる

というくらいの習熟度が求められるそうです。 

そこで、20Pくらいを一日でできるくらいのあ・うんの呼吸を相方と育てているところです。

今年はバットレスにいく適期の8月後半9月前半までに、そこまで、マルチピッチに習熟する時間的ゆとりがないかも・・・?
なのですが、それでも出来るだけのことはしましょう、というので、12、13と連続で相方と二人だけで(つまり先輩の監視なしで・・・)つるべの練習です。

超・あぶなっかしい二人ですが(^^;)。

昨日は、それで三つ峠にいたのですが、学生が4~5大学も集まっていて、あまりに混雑していたし、学生たちは今日も三つ峠ということだったので、今日は小川山にしてみました。

春のもどり雪です。 

ここしか相方と一緒に連れてきてもらったところがないので、ここ。

春のもどり雪は先輩に連れられて1回。相方、私とHG隊員の3人で1回(時間切れで2Pまで)

そして、今回の3度目です。

7時出発で、途中高速の出口を間違えるなど、アクシデントはありましたが、9時到着。

10時少し前に登り始め。

1ピッチ目のスラブは、わたしがリード。

ここはリードできると確信があるというか、分かっている場所なので。

さらに3P目は最後のクラックのところが私はまだ怖いので、相方にリードしてもらわないといけないし・・・

というので、朝一のリードってホントいやですが、頑張ってリードしました。ここしかできるところがないもんねぇ・・・(笑)

結構心拍数上がりました(笑)

2P目、3P目は相方リード。

山頂で11時。

登っていたら3P目くらいから、小雨が。

結構風も強く、肌寒いくらいだったので、さっさと下りることにしました。 降りたら12時でした。3Pで2時間強です。

50mの軽量シングル1本で行ったので、帰りは4Pの懸垂下降となりました。

昨日の三つ峠では懸垂は私がトップを行くことの方が多かったのですが、今日は合方に4Pともお願いしました。

相方とのコンビだと、懸垂支点にバックアップを付けた場合、体重的に私が軽いので最後の懸垂下降者となり、バックアップ支点を回収する立場になることが予想されるので。

枯れ木テラスへの懸垂は私が行くつもりですが。

懸垂下降と言うのは、基本的には敗退の技術です。

 これが、前に連れて行ってももらった時にちょっとヤダな~と思った、腐ったスリングの束。




その時の記録:
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2014/05/blog-post_4403.html

オレンジのスリングは、我々の支点です。
 腐ったスリングの束ははこんな感じ。

でも、ベテランによると、”全体で大丈夫”なのだそうです。

そうなのか~

その辺の感覚は、経験が教えるもの、のような気がします(^^)

これがOKっていうのか~という一つのベンチマークみたいな感じです。

とはいえ、我々は隣のハンガーボルトの支点にかかっているリングを使っておりました。

トップが降りている間はバックアップを取り、私が降りるときに外しました。

こういうしっかりした信用できる立木にかかる、信用できるかどうかよくわからないスリングにかかった懸垂支点(リング)とハンガーボルトはどちらが信頼性が高いのでしょう?

私は立木に直接ザイルを掛けるのが良いような気がします。


 4Pで降りたら、降りた途端に、ザーザー雨が。

すぐに荷物をまとめ、東屋に避難しました。

東屋は大混雑でした。

今回も、高校生くらいの若い男の子が一杯でした。

もう夏休み入ったのかなぁ?

雨だし、岩が濡れて、もう一つのマルチ、屋根岩2峰まで行ってもスラブを登りたいと思わないだろうと思い、雨でもOKと聞いている小川山レイバックがある親指岩に相方を案内することにしました。

私は先々週クラックデビューしたところです。

相方はクラックはまったくやったことがないし、私はTR張ることができないし、見るだけ、の予定で。

すると先客が2名いて、なんとご親切にも、

ハンドジャム用のテーピングテープをくださった上、
トップロープを張ってくれました!

ありがとうございました!!

いや~悪いな~。山岳会の先輩状態ですね~(^^;)

あまりにすいすいと美しい登りなので見惚れてしまいました。

また、一見して超ベテラン!と思われる山ヤのおじさんに、登り方から、カムの使い方まで、色々なことを教えていただきました。(蒼氷という会の方なのだそうです。)

いや~岩場っていいところですね!!

ありがとうございました☆

相方とそれぞれ1トライ。 私は前回出来なかった、マントリングで上まで行けました☆

反対側のクレイジージャムを見て、おお~!と言って帰りました。

≪マルチ練習山行≫
十二ヶ岳の岩場
小川山 八幡沢 春のもどり雪
三つ峠 天狗岩、屏風岩


Monday, May 19, 2014

カラビナはスパイン側

■ カラビナの知識

クライミングの初期にカラビナについて教えられます。



(http://arbor.cocolog-nifty.com/lumberjack/2013/04/index.html より転記)

こんな感じ。 大体、名称を言われて、はいそうですか。以上、おしまい。

こんなのも教えてくれるかもしれません。





















http://arbor.cocolog-nifty.com/lumberjack/2010/09/post-aa2e.htmlより転記。

すいません、画像は借用しました。 分かりやすいのが既存であったので。

重要なのは、

 ・メジャーアクシス

です。 荷重が、スパイン側で、メジャーアクシスにかかるようにするのが大事です。

なぜか?

■ 強度が一番強いからです

カラビナの知識を学ぶときに、誰も言わないですけど・・・どうして誰もきちんと教えないのかなぁ???

カラビナはメジャーアクシスに荷重がかかる時に最大の強度が出る。ゆえに常にメジャーアクシスで使え。以上終わり。

支点作成時、カラビナの向きを間違う人は多い。それはクリシン的に言えば、「だから何?」を言わないからです。

しかし、実は覚えやすい原則があります。 スパインに荷重が通るように設置する、です。






(http://column.kojitusanso.jp/ksguide/2010/10/post-62.html より転記)

ね、この図では、教科書的にきれいにメジャーアクシスに荷重のラインが来ていますよね?

■ 枝葉ではなく、原則を

ゲートの向きが上、とか、右、とか左とか、そういう覚え方をしていてはいけません。

メジャーアクシスに荷重のラインが通るように、設置する、が原則思考の覚え方です。

一体どうして誰もそういわないんでしょう??? 私には超謎です・・・(^^;)

そう教えないから、暗記一辺倒で覚え、間違う人が多いのでは?

カラビナの持ち方とか色々小さいこともありますが、そんなことより大事なことだけを最初は覚えるべき。

枝葉は最後に覚え、最初は幹を覚えるべき。 みな枝葉を言い過ぎではないかと思います。

Monday, March 17, 2014

御坂山岳会 ビーコン講習

三国峠から富士山 講習に使うには惜しい快晴!
■アバランチトレーニング

昨日は会のビーコン講習でした。

内容:

・ビーコンによる探索
・プロービング
・ほり出し V字コンベア
・引きあげ法
・雪上支点


ただもう雪が固く、訓練には適していなかった。
来年は1月の入笠山くらいが適地かもしれない。


■ 一緒に登る人とやらなければ意味がないセルフレスキュー

アバランチトレーニングは、正直な所、私は今年本格的な講習会を済ませたばかりなので、内容的に目新しいことはなく、すでに学んだことでした。

ただ、山岳会のにも出たのは 

セルフレスキューは一緒に登る人と知識を共有していなければ、意味がないから。

つまり雪稜バリエーションのための投資です(笑)!

私は何度も言っているようですが雪稜がしたいのです!

それが理由で1月に2万5千円もの高額な講習会を夫と二人で受けたのですから。5万円!!
夫が一緒の山で、雪崩の危険があるところに行くかどうかは分かりませんが、去年のGWは仙丈ヶ岳に行ったし、今年は唐松岳も行きたいし・・・、八ヶ岳だけでなく、谷川方面や北アにも初級の山とはいえいくなら、やっぱり必要かもしれませんね・・・、というので出たのでした。

今年はGWの雪稜は鹿島槍鎌尾根が予定されています。もうコレが終わったら、あとは夏に入ってしまい、私にとっては、夏と言うのは山が休み、って意味です(笑) 

ああ悲しい・・・今年は講習会に貴重な土日が食われ、雪稜は全然充実していません(><)

■ ビーコン探索
プロービング中

ビーコンは一個だけあっても意味がない。しかし、二人とも埋まってしまう場合でも、二人とも身に着けていた方が、他のパーティに探してもらいやすくなる。

そして、探す側からすると、3アンテナのを使っていて欲しい…シングルアンテナビーコンは見つけにくいのです。

パーティで捜索する際に重要なのは

1)まずデブリなどの埋まっていそうな地点まで走って行く
2)ビーコンをサーチモードにする
3)おおよその見当がついたら、プロービングする
4)谷側1.5m下から掘り出す

という手順が

しっかり頭に入っており

そして
・デブリ、雪崩の屈曲点、岩陰を探す
・遺留物はその場に置いておく
・ビーコンには癖があるので使用によくなれておく 
・プロービングは効率よく
・ヒットしたプローブは抜かない
・顔や頭を傷つけない
・何はなくとも気道確保

という注意点が頭に入っており

そして、それらが全部、

大急ぎで行わなければならない(15分以内)、

ということではないでしょうか。

私が参加した、労山の第21回雪崩講習会では、3人のパーティで探索し、時間内に発見する、という練習で、リアリティがよりありました。一人が見張り、一人がビーコン探索、一人が堀り出し。 

こうした講習は、机上講習の重要度が高いと思います。知識が行動に反映される率が大きい。例会を机上講習とセットにしたらいいのに。

(私は地図読みも机上講習が成否の半分を決定すると思います。磁北線をアウトドアで引く時点でもうダメ決定かと…。なぜなら実技以前に、準備で地図がだいぶ頭に入っていると行動が違うからです。)

■ 登山者にはプローブよりビーコン?

でも、登山をする人には、あまりアバランチトレーニングは要らないかもしれない…?? 

もっともありそうなシナリオは、バックカントリースキーヤーとかぶる山で巻き添えを食うというもの。
まさに今年初めの立山、真砂岳の雪崩遭難の例です。

(・・・となると、プローブよりビーコンを先に買う方がいいかも(笑)?)

なぜなら、冬山登山は基本尾根なのです!

(でも最近アイスもやるけど…。アイスは源頭部で雪崩があることがある。しかし、基本的に狭いルンゼを詰めているはずで、小規模だが逃げ場がない雪崩で、大規模な表層雪崩とは性質が違う…したがって対策も違う気がする・・・)

尾根を歩いていたら雪崩はほとんど心配ない。

というか、ルートファインディングで雪崩地形を通らないようにするほうが重要。

■ 引きあげ法

私は3分の1の引き上げシステムはすでに作れるのですが、1分の1、2分の1、も習いました。 

というか、1分の1とか、2分の1では、絶対に引きあがらないのを確認しました・・・(^^;)。

3分の1引きあげは、

・ムンター(半マスト)
・クレムハイスト

山岳総合センターの講習会では教わりました。私はこのシステム、遭体協の隊長に習ったのです。

今回は

・プーリー (ペツルミニトラクション
・プルージック結び

でやりました。私は講習会で教わった方法が優れていると思います。理由は

・ミニトラクションを持っている人はほとんどいない。

・プルージック結びは、上下どちらにも動くが、クレイムハイストは方角があり、今回のように一定方向にしか引きたくない場合は、より信頼が高い。

からです。

ムンターの欠点は

・ロープが痛むこと

ですが、レスキューのような緊急時にロープが痛むことを言ってもしかたありません。

緊急時はムンター。プーリーなんて遭体協でなくては持っていないです。

岩登り中のセカンドの確保や懸垂下降など、平時で確保器を使えばより信頼性が高い、というときに、ムンターを使う必要はないと思いますが、非常時であるレスキューではムンターでいいと思います。

やっぱり、講習会は一つだけ覚えておくならこれだけ、というこれぞという技術を教えてくれていると思う。(どうせ一つ以上教えても使えないでしょうし…。実は小屋で、この技で洗濯物を干していました・・・ーー;)

ATCガイドをミニトラクションの代わりに使えないか?と思っていたら、やってみたらダメだった・・・。うーん、ロックは当然するけど、ロックしすぎて引きたいときに解除できない・・・。けれど、発想は正しいらしく、ここにシステムの画像があった。 もう一度やってみようかな?

■ 面白かった雪上支点

面白かったのは、雪上での支点作りでした。

アンカーは

・土嚢袋アンカー
・ピッケル (横埋め)
・メインロープで流動分散を作る方法
・枝
・生枝

雪に埋める場合はすべて、プラトー(台地=土台)の強度が重要です。プラトーは踏み固めて作る。

・プラトー 1m×50cmくらい 30cmほどの深さ (踏んでも30センチ深しか固まらない)

です。土嚢袋は一つ入れておけ、と実は言われていたんでした。どこで言われたんだっけ?

ピッケルの横埋めは、スタンディングアックスビレイより安心感がありますが、絶対に残置したくないですね(笑)

そして、枝。枝と土嚢袋は、テント泊の時、ペグ代わりにしていたのを大きくした感じでした。これなら残置OK(笑)?

今回は雪がとっても締っていて、湿雪だったので安定感バッチリでした。

参考サイト : http://hakuhohkai.sakura.ne.jp/2005/05sotai/05sotai.html

■ メインロープで流動分散

スリングがない場合に、

メインロープで流動分散を取る方法

も面白かった。

固定分散では、普通はオーバーハンドで固定点を取る。

これは流動分散で、全体を大きな輪にして、インラインフィギュアエイトノットで輪を作り、支点と支点の間を流動分散して、ビナにまとめる。

インラインフィギュアのエイトノットはしばらくやっていなかったので、作り方を忘れてしまっていた。

こんな用途があるとは!

今度暇な時に練習します。








■ 柴&小枝を寄せ集めてアンカー

これは、デッドマン代わりに、柴や枝を寄せ集めてアンカーにし、雪の中に埋める方法です。

いわし

いわしってのは要するにムンターだな。

だってイワシを2回すると、クローブヒッチなんだもん。

(どうも、今検索したら、群馬のほうの方言らしい・・・)
 






■ 立木(生枝)を束ねて、アンカーに使う方法

これは、雪の摩擦を使うわけではないので、無雪期にも使える技

だけど、立木が合ったら、幹から取るほうが・・・と言えなくもない(笑)

でも、幹から取れない場合もあるかもしれないから、覚えておくとい良いかも???ハイ松とかでとるのかなぁ?

最低3点からとることが条件

です。

参考サイト: http://www.yamanakama-sirius.org/oyakudachi/gijutsutext/Yukiyama/yukiyamaText.htm#02




縦走路で支点がないときに、どうやって支点構築したらいいのか?が悩みだったので、自然物を使って支点を作るのはとても知りたかった。

での、とりあえず、支点構築のためのロープワークがとても面白かったのでした☆ 


Sunday, February 2, 2014

支点の研究2 スリングの取説 

■ 懸垂下降ができる ≠ 懸垂支点が作れる

ラッペル(懸垂下降)の支点について、勉強したいと思って、色々ネットで文献を漁っているのですが、あまり良い情報が見当たりません・・・

懸垂下降で一番多い事故は、支点の崩壊だそうです・・・(汗)

懸垂下降の練習をする場合、

懸垂下降そのものの仕方を練習する(下降器のセットと実際に体重をかけて降りる)だけで、
自分で支点を作ってそれに命を預ける、

という経験をしない。 やっぱり支点を選ぶところから自分でしないとダメだと思いました。

懸垂下降の支点の作り方について、今まで講習に出ていても、明確に教わったことがない・・・ということに気が付きました。

(支点作りを教わったことがない)
=(懸垂下降は出来ても、懸垂支点は作れない)
=(結局自分一人の時に下降することになっても降りれない)

ということになると結局、懸垂下降できないってことですね(^^;)

「懸垂下降できる?」と問われれば、多くの人は支点を自分で作ったことがない時点であっても、「はい」と答えると思いますが、でも、支点を自分で作らず、ただ降りただけのことでは、本質的には 「No」なのではないか?と・・・

それが懸垂下降での支点の崩壊事故の多さにつながっているのではないかと・・・思いました。


■ 懸垂支点とトップロープ支点は似ている

懸垂下降の支点、私は、立木に直接ロープを回しかけ、回収するほかは、捨て縄を用いたものしかしりません・・・

捨て縄を高級化したらスリングですので、スリングの取説を見てみることにしました。


画像は、アルテリアの取扱説明書から拝借したものですので、こちらのほうがより見やすいです。

http://www.alteria.co.jp/download/pdf/ifu/C40.pdf

まぁ要点は、トップロープの支点と懸垂下降の支点の差は

 カラビナの有無

と言うことです。 トップロープだとロープがスリングを焼き切ってしまうかもしれないからですね。

トップロープでも懸垂下降でも、支点が崩壊したら、大問題なのは一緒です。

なので、

結局、トップロープの支点の作り方からカラビナを引いたら、懸垂の支点になるのではないか?

と推理しました。

この取説では、

 1) (スリング2重) > (タイオフ)

 2) オーバーハンドでコブを作ると強度が下がる
 
 3) 連結すると強度が下がる

 4) ボルト支点へのタイオフは最後の手段に

 5) 分散は60度の角度以内に

 6) スリングには動荷重を掛けてはいけない、静荷重のみ(スリングに落ちてはいけない)

ということが分かります。

それにしても、文章にすることなく、これだけの情報を伝えている取説はエライですね~!!

しかしまぁ、私はまだ支点のことはちゃんと習ったことがありません。

教わったことがないので、いざ支点を取るとなると、困ってしまいます・・・。困っている間(身についていない間)に、非常事態に陥らないか、それが本当に心配です・・・。

「確実な支点を取りましょう。 支点は2個以上取りましょう」 以上終わり!では・・・(汗)です。

問題は、

 ・確実な支点になりそうなものが見当たらず、
 ・複数のタイプの支点を2個以上連結しないといけないような場合

なのではないか?と思うのですが・・・ そうなったら不確実でもなんとかして使わないと降りれません。

体重の重い人が最初に降りてみて支点強度を確認したりするのだそうです。

■ アイスの懸垂支点

アイスでは中間支点はアイススクリューで取りますが、アイススクリューは高いので、残置したくありません。

それで有名なのがアバラコフです。

あとはくるくるポンという方法もあるそうです。くるくるポンは基本的にはアイススクリュー一本に全体重を預けることになるので、氷の質にちょっとでも疑問がある時はやってはならない、そうです。

疑問と言うのは、

 ・もろい、
 ・日向で金属の方がよく熱を通すので、溶けそう

ということですかね・・・他に何かあるかな?

≪アイスの懸垂支点≫
 ・立木
 ・アバラコフ
 ・くるくるポン 





■ トップロープの終了点 ≠ 懸垂支点 なんだな・・・

みんなトップロープで登っている時、怖いという感覚はないと思います。 私もついトップロープだから安全と考えてしまいます。

が、それも、考えてみたら変な話ですよね。 

どうしてかというと、上記のように懸垂下降の支点と、トップロープの支点はほぼ一緒だからです。

トップロープでは支点が壊れる危険性は、さして指摘されてない。

けれどほとんど同じ支点の懸垂下降では、アブナイアブナイと色々言われます。 

良く考えると、同じ支点の強度なら、懸垂下降では静荷重しか基本的に支点にはかからないけれど、トップロープの人は結構よく落ちるので、ドン!という動荷重は一本のロープで、トップロープの支点に結構頻繁にかかっているはずですよね。

うーん、どっちの支点にストレスが大きいんだ?

トップロープで支点が壊れたら、懸垂で支点が壊れたのと同じで、グランドフォールですよね~。

ああ~怖い!

こんなサイトを発見しました・・・

色々な支点

私は岩登りは一回しかまだしたことがないので、岩登りで支点が用意されているのには、びっくりしてしまいました。 え?そうなの?!

ということは、そこに向かって登れ、ということで、あらかじめルートは半分は決まっているようなものですね。

山で立木に向かって登るのと同じでしょうか・・・立木まで来たら安心、みたいな?

となると、支点があらかじめ用意されていれば、支点を発見することに関心は向かなくなるのは道理です。

たとえば、基本的にずっとトップロープの人は、終了点まできたら 「テンション」と言ってローワーダウンさせてもらうだけなので、支点について疑問に思うどころか、支点を見ることすらないかもしれません。

でも良く考えたら、トップロープ支点は懸垂下降支点とほぼ同じ・・・


≪関連記事≫

懸垂下降の復習

懸垂下降体験会



Tuesday, January 28, 2014

支点の研究 1

■ 原則思考がないと

これはこのブログも読んでくれている人の作ってくれたトップロープの支点です。実をいうと悪い例なので、出すのがはばかられ、もう2か月以上も温めていました・・・・読者の方、ごめんなさい。例として挙げさせてください。

悪い例と言っても、落下したりしていませんから、無事に生きて帰っていますから、及第点の支点です。(支点は究極に言えば、壊れなければ何でも良いので)

設問) この支点のどこが問題でしょう?




まず ツッコミ・・・ 「バックアップのほうが太くて丈夫な木やないか~」 です。

これで丸一日、クラミングして遊びました。 ので、実証実験としては、日本の木は丈夫で、片手で握れるほどの太さでも十分丈夫だということが、これで分かります・・・(^^;)。

もう一個の欠点は、バックアップがメインロープではなく、メインロープと連結しているカラビナにとってあることです。

何のバックアップなのだろうか?と考えると、ロープのバックアップなんだな。

だから、メインロープにバックアップを掛けなければバックアップにならないです(^^;)。 

≪問題点≫
 
 1)支点の選び方 (もっとも信頼できる支点を選んでいない)
 2)バックアップの取り方 (もっともクリティカルなケースに対応していない)

■ では リスク中心思考で検証!

ということなので、リスク中心思考で、検証します・・・

この場合リスクは

  1)立木が倒れる
  2)スリングが切れる
  3)カラビナが壊れる
  4)ロープが切れる

の4つです。

ロープを通しているカラビナにバックアップを取っても、

 1)立木が壊れる、と 
 2)スリングが切れる、

までしか補てんできません。カラビナが壊れたら?バックアップしていても意味なしです。(まぁ起こりにくいことと思いますが・・・安環付ビナを2個でトップロープ支点を取る人もいます)

■ 暗記式の弊害

私が思うのは、やり方しか教えない、「支点はスリングでタイオフで取りましょう、カラビナは安環付を使いましょう」以上終わりな暗記式教え方では、肝心の考え方が身に付かないのでは?ということです。

原則を考えさせないで、「俺の言うとおりにしろ!」なのに、「最近の登山者は考えない」なんて悪口言うなんて・・・ 

私には「原因と結果の法則」は一致しているように思えるのですが・・・。

やはり、ロープワークは原則を教え、考え方を学ばせるべきではないでしょうか? 考えないで言うとおりにしろと教えるから、そうなっているんだろうな~。

原則から考える力があることが、結局はその登山者を危険から守ります。

■ 原則

以下は、この事例から導き出した、こう考えたら、正しく支点設置できるのではないか?という素案です。 もっと良い考え方があれば、ぜひ考えるのに協力してください。

≪思考法≫

 1)もっとも信頼ができそうな支点を探す

 2)どれも信頼できそうになかったら分散、バックアップを取る

一つの支点が十分信頼できることが確信できれば、バックアップはいらない。

このケーススタディでは、リスクは

  1)立木が倒れる
  2)スリングが切れる
  3)カラビナが壊れる
  4)ロープが切れる

で、4)ロープが切れる、はもうどうしようもない、1)~3)を手当てする。

1)の立木は右の立木を使えば、十分信頼できる支点なのでバックアップ不要
2)スリングが切れる可能性はあるので、バックアップ必要
3)カラビナが壊れる可能性はあるので、2枚使う

結局、一番大きな立木にスリング2本、カラビナ2枚で、支点を作る。スリングとビナが同時にこわれることは考えにくいので、同じビナにスリングを掛けてかまわない。

■ 参考

参考までにこちらは師匠が作った同じくトップロープの支点です。シンプルで美しく出来ています。












































これを作った人は超有名なクライマーさんですので、百戦錬磨と言えるでしょう。

残置のスリングは二股の木の一本だけに掛けていますが、百戦錬磨は2本もろともスリングを掛けています。これで立木が折れる心配はかなり少ないですね。2重使いのスリング1、2枚のビナ、それも安環付です。

悪い例の支点を作った人は、百戦錬磨氏の講習を受けています、が、受けているからと言って、弟子が同じスキルを自動的に得れると考えるのは間違いで、やはり、支点作りと言うのは考えて身に付くものだと言う気がします。

私はケーススタディが有効な学習法のように思います。 

≪関連記事≫

ロープワークは手順ではなく、原則で覚えよう!