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Friday, January 10, 2025

【ChatGPT】優れた危険予知能力を身に着ける教育プラン

 「優れた危険予知能力」をアルパインクライミング、マルチピッチクライミング、アウトドアクライミングに活かすための行動プランを策定します。この能力は、事故やトラブルを未然に防ぐために非常に重要であり、クライミングにおける安全性を高めるために必須です。以下に、危険予知能力を高めるための具体的なステップを挙げます。

1. 知識と経験の蓄積

  • クライミングに関する専門的な知識を深める

    • クライミングの基本的な技術だけでなく、危険予測や回避策に関する知識を得ることが重要です。例えば、ルート選択、天候の変化、岩のコンディション、道具の使い方などについて学びます。
    • 単独での練習ではなく、経験豊富なクライマーやガイドと一緒に登ることで、危険な兆候に気づく力を養います。
  • 過去の事故や事例を研究する

    • 過去に起きた事故やトラブルの事例を調べ、どのような原因があったのか、どのような兆候が予兆だったのかを学びます。この経験から学ぶことで、同様の危険を回避するための知識を得ることができます。
  • 技術的な知識のアップデート

    • 新しい登攀技術や器具に関する情報を定期的に学ぶことで、現代のクライミングで利用できる安全対策を理解します。特に、古い技術や器具が使われる場所では危険な兆候に早く気づくため、アップデートが重要です。

2. シナリオ訓練

  • リスクシナリオをシミュレートする

    • 予想される危険をシミュレートして、どのように対処するかを事前に練習します。例えば、「急に天候が悪化した場合」「足場が不安定になった場合」「パートナーが事故を起こした場合」など、実際に遭遇する可能性のあるシナリオを想定して練習します。
    • シミュレーションを通じて、緊急時に迅速かつ冷静に対応できるようになります。
  • リスク評価を行う習慣をつける

    • 各ルートを選ぶ際、他の登山者と行動する際には、常にリスク評価を行う習慣を身につけます。ルートの難易度や天候、体調などに基づいて、リスクを事前に計算し、安全な判断を下します。

3. 実践的なリスク認識訓練

  • ルートの途中でのリスク評価

    • 登っている最中に、登攀の進行具合を定期的に評価します。途中で状況を見直し、リスクが高まっていると感じた場合は、予定変更や中断を検討します。
    • 「ここでの次の一歩が危険ではないか?」、「岩の状態はどうか?」、「天候の変化が急激に進んでいないか?」など、慎重にチェックします。
  • 天候や岩の状態を常にチェック

    • 天候の変化、風の強さ、気温の変化、湿度などに敏感になることが重要です。特に、マルチピッチやアルパインでは天候が急変することが多く、それに迅速に対応するために予兆を見逃さないようにします。
    • 岩の状態(湿気や凍結)や道具の使用(ロープの状態、クリンチの摩耗具合)についても常にチェックし、劣化や不安定な状態に注意します。

4. パートナーシップとコミュニケーション

  • パートナーとの緊密なコミュニケーション

    • クライミング中、パートナーとのコミュニケーションは非常に重要です。常に互いに状況を伝え合い、リスクが高いと感じた場合にはお互いに警告を発し、適切な行動を取ります。
    • ロープワークやビレイ、登攀の手順をしっかり確認し、危険な状況を予見した際には、早期に意見を交換して対策を立てます。
  • 相互理解と調整

    • 体力的な問題や技術的な課題が生じた場合、事前にパートナーとお互いの能力を理解し、リスクを分担するようにします。無理をせず、柔軟に対応することで事故を回避できます。

5. リスクに対する直感を養う

  • 五感をフル活用する

    • 単に目で見えるものだけではなく、風の強さや音、肌に感じる温度変化など、五感を使って環境を感じ取ることが重要です。直感的な危険予知能力を養うためには、登攀中に自分の感覚を鋭敏にすることが大切です。
  • 小さな兆候を見逃さない

    • 単なる不安や違和感を感じた際に、それを無視せず、原因を探ることが重要です。些細な兆候(岩がわずかに揺れる、ロープが引っかかる感覚、足場が微妙に不安定など)に敏感になり、そのまま進むのではなく一度立ち止まり確認する癖をつけます。

6. 危機的状況での冷静な判断力

  • 落ち着いて冷静に判断する訓練

    • 緊急時に冷静に判断できる力をつけるために、普段から冷静に状況を見極めるトレーニングを行います。パートナーや周囲の状況に流されず、リスクが高まる兆候を見逃さないよう心がけます。
  • メンタルリハーサル

    • 危険な状況に直面したときのために、予行練習としてメンタルリハーサルを行います。自分が困難な状況に遭遇した際に、どのように冷静に行動するか、手順や選択肢を事前に心の中でシミュレートします。

7. 緊急時の対応策を身につける

  • 基本的なレスキュー技術を習得

    • 単独で遭遇する可能性のある危険に備えて、基本的なレスキュー技術や応急処置の知識を習得します。事故が起きた場合に冷静に対処するために、事前に練習しておくことが重要です。
  • 遭遇しやすい危険への準備

    • よく遭遇する危険(例えば、落石、滑落、天候の急変など)に対する予備の計画を立て、万一の場合に備えて手順を確認します。

プランのまとめ:

  1. 知識と経験の蓄積: クライミングに関する知識を深め、過去の事故事例を学ぶ。
  2. シナリオ訓練: リスクシナリオをシミュレートし、実践的な危機管理を訓練。
  3. リスク認識: ルート選びや進行中のリスク評価を徹底し、天候や岩の状態を常に監視。
  4. パートナーシップとコミュニケーション: 危険の兆候に対して早期に対策を取るため、パートナーと密なコミュニケーションを取る。
  5. 五感をフル活用: 直感を研ぎ澄まし、小さな兆候を見逃さない。
  6. 冷静な判断力: 単独またはチームでの危機的状況でも冷静に判断できるようメンタルリハーサルを行う。
  7. レスキュー技術と緊急対応: 基本的なレスキュー技術を習得し、緊急時の対応策を確認する。

これらのステップを通じて、優れた危険予知能力を身につけ、より安全にアルパインクライミングやマルチピッチクライミングを行えるようになります。

Tuesday, February 23, 2016

危険予知訓練 アイスリードビレイ版

■ 次の写真を見て、考えられる危険を指摘しなさい。


Bad Beley


■ その他 参考事例

Good belay


Good Belay



≪一般登山の危険予知訓練事例≫
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2016/02/blog-post_12.html

≪墜落係数について≫
http://www.lostarrow.co.jp/support/ti_133.html

≪確保理論テキスト≫
http://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/kougisiryou/H24kakuhoriron.pdf

Friday, February 12, 2016

危険予知訓練

■ 危険予知訓練 (KYT)

危険予知訓練にも、講習で触れた。これは、登山者がアウトドアの危険を考えるのに、とても良いエクササイズになるのではないか?と思った。

危険予知訓練というのは、難しいことではなく、ある写真を見て、潜在している危険をグループで指摘することだった。

例とするために、もらってきた写真に近い写真を過去の写真から上げる。

例1) 次の写真を見て、考えられる危険をあげなさい。


どうだろうか?これは山で良くある、なだらかな樹林帯の写真。ここでのリスクは

 ・転倒 (ねん挫など)
 ・道迷い 
 ・野生動物(クマ、昆虫)
 ・脱水
 ・火器使用による山火事
 ・日没
 ・隔絶(携帯電波が入らないなど)
 
などなど・・・。

例2) 写真を見て考えられる危険をあげなさい。



 ・転倒
 ・疲労
 ・天候急変
 ・低体温症
 ・脱水
 ・日焼け
 ・道迷い
 ・日没
 ・落雷
 ・噴火?

他にもあるかもしれませんね。

例3) 次の写真を見て考えられる危険をあげなさい。

・寒冷
・虫
・置き忘れ


テントが燃える、などのリスクを上げるための写真を用意したかったが適当な写真がないため、
一応あげておく。

日陰であるので、木立の中で、強風によるテント倒壊の心配はあまりありそうでない・















例4) 次の写真を見て考えられる危険を答えなさい。



 ・転倒
 ・虫
 ・野生動物
 ・寒冷
 ・濡れ
 ・低体温症
 ・隔絶

他はどうでしょうか?
 
設問5) 次の写真を見て考えられる危険をあげなさい。



 ・ホワイトアウト
 ・道迷い
 ・風雪
 ・寒冷による低体温症・凍傷
 ・日没

■ 価値観が身に付く

上記は上げた以上にも、たくさんのリスクが複数の目で見れば、挙げられるものと思う。

実際、グループディスカッション中の最大の成果というのは、
   
 他の人が見落としていた危険を発見できた人の指摘

だった。

こうしたエクササイズをすることの最大のメリットは、

 ・危険を多く予知できればできるほど、良いという価値観が自然に身に付くこと

ではないか?と思う。

■ 危険を予知しない人の方がえらいというカルチャーがまずいのでは?

私が常々、登山の世界で、ちょっとおかしいのではないか?と思うのは、

  ”危険を怖くない(=予知しない)ほうが上”

というカルチャーがあることだ。 

平気平気、こんなところ行ける~とノーザイルで行ってしまうのは良くない。地図不携帯など装備不足も良くない。大雨の中稜線に出るのも良くない。

そうしたことは、本来は、登山の世界では、たしなめられる、眉を顰められることだったのに、今ではそれが普通となり、大手を振っている。

どれくらい大手を振っているか?というと、地図読みして雪の山を歩くという登山のもっともオーソドックスなスタイルが”キワモノ”と言われるくらいだ。

”怖いもの知らず”の方がかっこいいという、危険の軽視、という態度はどういう経緯で出来たのだろうか?

怖いもの知らずを通り越して、無鉄砲がかっこいいということになっているのは、カルチャーとしてやはりまずいと思う。

山は基本的に危険なところだからだ。

■ クライミングは怖いもの知らずではない

一方で、逆に危険を排除できるにも関わらず、危険だと誤解されている危険もある。

昨日は、自分のビレイヤーのビレイが怖くなってしまって、登れなくなったクライマーにビレイを頼まれた。光栄に思った。

クライミングをしていると、クライマーは危険が好きな人だと思う誤解が多い・・・

例6) 次の写真を見て危険をあげなさい。

・寒冷
・低体温症・凍傷
・怪我

と色々と挙げられると思うが、

 転落リスクはない

なにしろ、ロープで確保されているのだから。

ヘルメットもかぶっているから、頭を打って死ぬということは考えにくい。

それでもアックスを持っているので、それが凶器となって自分に突き刺さる、ということはありうるし、仮にこの下に人がいたら、アックスが落ちてくる可能性はある。

したがって、フォールラインには立ってはいけない。


ロープが出る山は、ロープをきちんと使える、という点で、一般登山よりも転落・滑落リスクは、低くなっている。

余談だが、最近亡くなった谷口ケイさんは、ロープを外したタイミングで、滑落してしまったことが死の引き金だったそうだ。ロープさえあれば死なないで済んだかもしれない。

■ チャレンジ・バイ・チョイス

一方、この状況で、リードするほうだったらどうだろうか?この滝は7m程度だったが、その程度とはいえ、転落したら、骨折で済めばいいほうで打ち所が悪いとまずいことになってしまうだろう。

したがって、セカンドとリードが引き受ける危険の量は全く違う。

ここでは”チャレンジバイチョイス”という原則が生きる

引き受けられる危険の量は、クライミングの技量や、その人が怪我や登山による死、ビレイヤーへの信頼など、どれくらいの危険を受領できるか?によって、決まってくる。したがって、嫌がる人に、リードは無理やりさせてはいけない。

ロープワークさえきちんとしていたら、セカンドは転落リスクがない。そのセカンドが自分が請け負う危険より、多くを請け負え、と相手にリードを要求するのは、厚顔というものだ。

■ 効果

こうした危険予知のグループディスカッションは

 ・危険に対する感受性を鋭くする

 ・集中力を高める

 ・問題解決能力を向上させる

 ・実践への意欲を強める

とされている。実際、私自身も継続的な学習の意欲は、学習そのものだと感じている。

■ まとめ

登山を学ぶ、山を学ぶというのはどういうことだろうか?

私には、海ではない、砂漠でもない、日本の山岳地帯特有の危険(とその反面の魅力)を理解することだ、と思える。

また、危険があるからこそ、危険をあらかじめ予知し、それに備えて出かける、ということが大事だという価値観を身に着けていくこと。

チャレンジバイチョイスを徹底し、危険を他人に無理強いしない、ということが登山のチャレンジの根底にある価値観であるように願う。

≪参考資料≫
キャンプを企画する人のためのリスクマネジメントの手引き