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Sunday, June 28, 2015

瑞牆山・カンマンボロンハイキング

■ 夫と行く久しぶりの山

今日は夫とカンマンボロンを見るをテーマに、瑞牆山ハイキングに行ってきました☆ 最近、夫と歩く機会が減ったので、夫の方は運動不足が積もり積もってしまいました・・・。

彼も月に一回くらいは歩かないと、体力は50歳を境にガクンと下がる、そうです。今日はたった6時間なのに、下りで膝が痛くなってしまったそうです・・・プチピンチ。

今日は湯川クラックのお誘いも受けていて、ああ~惜しい!と思いつつ・・・でした。今日は晴れたので、どっちになっても気持ちが良い山だっただろうなぁ!!

でも、たまには 旦那さま孝行しなくては・・・。彼と行くなら、ハイキング程度の軽い山が良いので、計画にも配慮が要ります。

■ カンマンボロンを見るには、ワイルドアットホームを探す

カンマンボロンを見ることをテーマにした瑞牆山は、2年越しの持越しでした。・・・というのも、岩登りを始める前、まだロープワークの紹介を受けた程度の頃、カンマンボロンを見に行く山を、ベテランから薦められました。それも二人も!

私はそれで、ちょっとどこかに誘導されているような気がして、やだな~と思い、行かなかったのです。あまのじゃくというヤツです。

今回、岩登りに接するようになって2年目、トポも見慣れ、岩装備も一通りは持ち、カム買い揃え中、みたいな立場で見ると、カンマンボロンは、ワイルドアッットホームというルートのお隣、でした。

ですから、クライミングをしたことがない人に、

 ・アプローチの険しさや
 ・踏み跡が入り乱れて、目的の岩場にたどり着くのが、結構タイヘンなこと(いわゆるアプローチ核心

というような、クライミングの常識?良くある出来事を伝えるのに良いルート、です。

まぁ、トポ集を持っている人にとっては、ワイルドアットホームの隣、に行けばいいだけでした。

■ ルートミス・・・大局を見る 木を見て森を見ずにしない

岩登りをする人にとっては、あちこちに、意味のない踏み跡がいっぱいある、あまり踏み固められていない道を木を伝いながら登るのは普通のことですが、一般登山しかしたことがない人は、

 踏み跡=登山道

と信じていますから、踏み跡入り乱れるこの瑞牆の北面は、道迷いの名所です。そういう理由で、瑞牆山のカンマンボロンからのルートは、”迷いやすい道”とされているようです。迷った記録が一杯上がっています。

実際は、踏み跡程度の道と一般登山道は明瞭な違い、があります。

ので、基本的に地図読みができなくても、迷うことはありません。

・・・が、目の前に踏み跡があるから、と言ってついて行ってしまうような人だと、迷いに迷って、出てこれなくなる心配があります。

基本的には、カンマンボロンはP1801の隣の小ピークだ、という”大きな図”が頭に入っていれば、主体的に正しい登山道を選ぶことができるでしょう。(ただカンマンボロンへは、登山道を一時外れます)

今日は、夫は釣り師用の天竜川南ノ沢の踏み跡に踏み込んでしまいました・・・そして、「踏み跡があるってば!」 「ほらGPSの赤線の上を歩いているじゃんか~」と譲らないのです。GPS依存症です。

そこはどう見ても、踏み跡であって、今回は、あまり使われないとはいえ、ちゃんとした登山道があるはずなので、明瞭に違うと予測できる、にも関わらず、です。

GPSの軌跡は、10m~30mくらいは平気でずれますから、現在地も、”大体このへん”で、理解しないといけないのです。スマホでは現在地を大きく映し出しても、少しずれていますが、家に帰って拡大すると、正確に出ます。

「ちょっと待って!行ってもいいけど、間違っている可能性がある、ということを考えながら、行ってよ」
「今日はロープ持ってきていないんだし、敗退は、登りより難しいことを考えて行ってよ」
「ここで落ちたら川底まで落ちれるからね!」

と進むと、案の定、道が消えました。夫が道だと主張したのは、ただの釣り師用の入渓用の踏み跡なのです。

彼の方が登山経験の濃度が最近薄く、しかも、彼はクライミングはしないので、敗退の技術である懸垂下降も出来ないし、しかも、クライミングというか、高いところ苦手なのにです。

その強情ぶりというか、おれの方が合っている!という確信ぶりが、「またぁ・・・」と私に思わせたのでした・・・(^^;)

もう男性はイケイケ、突っ込みまくりで困ります・・・(><) 無条件で俺の方がエライ!分かっている!と思っています。 長年連れ添っている夫でさえ、そうなのです。 

これは私が”業務命令”で、道がはっきりわかるところまで引き返して、ルート復帰しました。

明らかに明瞭な道がありました。

■ 急でクライミングちっくな道

カンマンボロンから、瑞牆山本峰までの道は、とても急で、固定ロープを出してある箇所が、4つありました。ボルジムまで行かない程度の易しいクライミング、と言う感じ。ルート把握は、道は明瞭で、基本的に尾根と谷を把握して行けば、現在地が同定できます。

しかし、私は、スマホを落としてしまい、取りに戻り・・・ こういう道は夫は苦手なので心配しましたが、2度めに通ると彼もスイスイ登っていたのです・・・。神様のお達しです。

やっぱりクライミング的な体の使い方と言うのは、慣れの問題が大きいものなのかも・・・。足を置くところも2度目はバッチリでした。

富士見平小屋からの道に合流するところは、一般登山者が間違って、入らないようにトラロープで通せんぼしてあります。そのあたりは、初めて夫と瑞牆山に来たときに、来た場所でした。なんだかご縁を感じます。

■ ルートファインディング

また、一般登山道に合流してから、中高年の女性登山者が立ち往生していました・・・「初めてなんで、どこが正しい道か分からなくて・・・」と言っていましたが、そこは岩っぽくて、どこを通っても良い道なのです。

  自分でルートファインディングができない

という人でした。

一般登山道では、歩くところはとりあえず決まっているので、自分で決めることは、

  どこに足を置くか?

程度のことですが、足が置きやすい場所が分かる、というのがルートファインディング。わざわざ歩きづらい藪を歩かない、などもルートファインディング。

人間は、水たまりがあれば、普通は避けようとし、滑りやすそうな所は避けようとする、・・・そういうことです。

この女性には、どこを歩けばいいのですか?と聞かれたので、スタンスの見つけ方から、体重移動(3点支持)も懇切丁寧に教えたのですが、アップアップみたいで、手でホールドを持った方が良いと言っても、ストックも仕舞わない・・・くらいなので、心配でしたが、先を行きました。

■ 不動沢コースは変化に富んで面白い

本峰は相変わらず混んでいそうだったのでパスして、隣ののんびりエリアでランチを食べ、景色を満喫して、不動沢コースで降りて帰ってきました。

不動沢コースは不動沢と並走しているせいで、登山道自体が、沢みたいになっている箇所があり、けっこう徒渉を何回もさせられましたが、良い道でした。私はこちらのほうが変化に富んでいて好きかも。

不動滝は一見の価値のある滝でした。よもやあれを登ろうと言う人はいまい、と思える、

立ったナメを流れる滝

です。

途中、私は気持ち良い河原を見つけ、のんびり休憩しました。靴を脱いで、ちょっと遡行してみようとしたのですが、あまりに冷たくて10秒と足を水につけてはいられない!

この先には何があるのかしら・・・見てみたい・・・と思わせられる場所でした。今度靴持って行ってみようかなぁ・・・。

不動沢コースの方が、下山時に瑞牆自然公園で、十一面岩の全体像がドーンと出て、感動が大きいような気がします。

なんでこっちを歩く登山者があまりいないのかなぁ・・・。沢の様子のことを渓相と言いますが、山の様子は何と言うのでしょう?瑞牆は山の様子が気持ちの良い山です。雰囲気が良い

今日は、特に晴れて、本当にゴキゲンな山歩き。変化も多く楽しめるコースでした。

ここは、歩く力はもう充分合って、ルートファインディングとは何か?を学ぶような段階の人にとって、地図を手にしながら、歩くのに良いコースです。

9時スタート。 登り3時間、下り3時間、ゆとりつき、です。

カンマンボロンの上はルーフで、しずくがしたたり落ちてきます。

急登を登り切ったら富士山が見える展開がドラマチックで良い

秘密ののんびりスポットから見た十一面岩と電線鉄塔・・・ 今日はクライマーがいた
下りで発見した秘密の癒しスポット 不動沢源流の水が冷たい!!もっと上に行ってみたい!

 不動滝。

もう夏ですね~という雲。

甲府に戻ると、雨雲が垂れ込め、梅雨の合間の一瞬の晴れを掴んだ、と分かった。

今日はいい日だったなぁ。

夫とルーファイで、けんかしたけど・・・

でも、喧嘩したのは、

互いの安全が冒される

ためです。自己中ではありません。念のため。

彼もまだ、危険が何かを分かっていない登山者なのです。

私はだいぶ危険が予知できるようにはなってきましたが、それでもまだ十分予知しているようには思えません。
下りではこんな景色が見えます。カエル岩?

瑞牆自然公園からの眺め

こんな警告があるとは・・・ 北と南も分からない人が多いノダ・・・

帰りはソフトクリームを食べて帰りました

≪その他≫
・この辺はクライマーが一杯
・瑞牆自然公園からの眺めは素晴らしい
・瑞牆自然公園事務所では軽食やおにぎり、地元の手作り品が売られている
・お茶無料
・トイレ超キレイ
・結構遠くから来ている車が目立った
・一般登山者より、クライマーが多い

・今日は、

 不動滝 画竜点睛 (参考:http://www.geocities.jp/team84page/kiroku/newgold.html)
 カンマンボロンのワイルドアットホーム (http://enokido.net/mountain/archives/002642.html)

に登っているクライマーとボルダラーを見かけた。ボルダラーは多いように見えた。




Sunday, November 23, 2014

クロッキー会

■ 地震&TOEIC&クロッキー会

昨日は地震でビックリしました。長野県の方は、大変だったのではないでしょうか。被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。

今日は、夫はTOIEC試験でした。私はクロッキー会の集まりに行ってきました。

夫は成人ですから、別に子供のように送り出して欲しい、というのは、ありませんが、彼の苦手の英語、TOEIC試験…。夫の試練(?笑)。

夫は苦手丸出しなので、彼が苦手そうにしている試練の場に立ち会わないのは、人生のコンパニオンとしていかがなものか?と思ったので、今日は家にいることにしたのです。

実は昨日も一昨日も、快晴の空で、ちょっと山に行けばよかったよな~とは、思いましたが…。

結局、地震で山からの帰宅が大変になっていた可能性もあったし、行かなくて正解でした。

11月は、北アくらい行かないと、まだ雪がない。

なので、このシーズン初めの時期は、足慣らしの場所の選択が難しいんですよね。

テント泊で、燕山荘に行こうかな~と思っていましたが、一人で一泊二日の交通費を掛けるのが、もったいなくなり・・・(笑) 以前は、小屋泊代を甘受せざるを得ないと、行っていたことを考えると、ずいぶん成長したものです。西穂独評なんて、もっとお金がかかります。 こういう時、交通費を折半してくれる、同じくらいの成長段階の人がいると助かるのですが・・・。

12月前半に入ると、八ヶ岳も雪が付きアイゼン歩行できる。・・・ので、ま、いっか。

さらに、12月後半に入ると、富士山がアイゼン歩きに、ピッタリの山になります。近くなので、あとちょっと待てば、交通費は節約になりますね(笑)

夫がとても幸せそうにしていたので、それで報われた気がしています。

■ クロッキー会

今日は、午後にクロッキー会へ行きました。緊張した~。

一番良くできたヤツ・・・

私はお絵かきが好きな子供でした。しかし、不思議なことに、お絵かきをしても、親は喜んでくれませんでした。

ナゼダロウ…?

ま、親がしたいことではなく、自分がしたいことをすべきです。 が、考えてみると、私は自分がしたいことが良く分からなかったんですよね。

高校生になった時、美術コースがある学校にいくこともできましたが、結局、周囲の圧力もあり、進学校へ進みました。それは圧力に勝てるほど、絵を書くことがしたいことではなかったから。

高校では、美術部は活動が少なく、美術部の顧問は、野球に熱中していて、結局、お隣の演劇部の舞台背景を作る担当?みたいになっていたので、絵を書くことについて、栄養を注いだことがありません。

しかし、最近、山の絵を描く、山おばちゃんたちと知り合い来年こそは一緒に絵がかけたら、いいな!って思っています。

あいよ!って渡されたとき、ビビッてしまったんですよね・・・(^^;) だって、もう30年くらい、絵を書いていないんです・・・(T_T)

山、描けないよ~。 

それに昔、絵が上手だったのを自分で、分かっているので、へたくそな絵しか、描けなかったら、どうしようっ!となってしまうんです・・・自分への期待値が実力以上(--;) 必要以上にショックを受ける・・・

基本的に現代人は目が肥えてしまって、それが創作意欲を萎えさせる原因になっています。これは、バレエでも、ヨガでも同じです。音楽とかも同じではないでしょうかね?

シラヒゲソウ
あとは花。ボタニカルアートです。

餓鬼岳でシラヒゲソウを見たときに、詳細に理解したいと思いました。

がくがどうなっているのか?おしべとめしべはどうなっているのか? 葉っぱの付き方は…

写真だと、どうしても花にフォーカスが行けば、葉は、ぼやけてしまうし、葉にフォーカスが行けば、花がぼやけてしまいます。

それで、絵に描くと良いと思ったのです。

でも…絵の描き方、忘れちゃったよう…(><)

大人になって、子供の頃に戻るって、大変ですね~!!

「ラファエロのように描くのに4年かかったが、子供のように描くのに一生かかった」

って、ピカソも言ってますけど、絵を書くとかって、どうやってやるか?を教わるようなものではないはずです。

なのに、いざ何でも描いて良いとなると、何からスタートしたらいいのやら、分からなくなっているのが、大人という病… 

それはクライミングだって同じかもしれませんね~。 クライミングも子供は、全く考えないで、するする登っているので。

絵を書いていたら、登るべきラインが読めるようにならないかなぁ(笑) というのは、欲張りでしょうか?

■ 羨ましいことはやってみる

余談ですが、私は羨ましい!と思ったことは、全部やってみることにしています。

登山を始めたのは、端的には、山梨に来たからです。

・・・が、子供の頃、阿蘇山を放浪する大学生のお兄さんたちを見て、あこがれていました。

私も大学生になったら、放浪旅行をしよう!と思っていたくらいです。ところが実際、大学生になってみると、年頃の娘が放浪なんて、危なくてできません。

アメリカにいるときに、大きなバックパックを背負った、バックパッカーを羨ましいな~と思っていたので、よく家に泊めてあげていました。で、旅の話を聞いたりするのです。

海外出張で行ったニュージーランドで、長い長いクライミングウォールを眺めていたとき、「登ってみる?」と、せっかくジムのお兄さんが愛想よく言ったのに、私はびっくりしてしまって、条件反射で、”No Way!”と叫んでいました・・・。

今思えば、やっておけばよかったなー。いや、スーツで歩いているような人でしたし、当然、全然、登れなかったと思いますが・・・。 何しろ、小瀬の15mくらいのクライミングウォールだって、完登するのに1年かかったくらいの人ですから・・・(笑)

でも、その時登っていれば、今クライミングしていないかもな~(笑)。 後悔というものも、人を前に進ませるパワーになるのかも?

とはいえ、人は羨ましい、と思ったことはやってみるべき。

羨ましい、という思いは、そこに”小さな夢”が隠されている、というサインなのです。人生は短く、人はその間に、やりたいことをやるべきです。

妬ましいという思いに蓋をしている人は攻撃的になります。相手が、その資格がないのに、特別に幸運に恵まれているような気がして、許せない!という気持ちになるのです。

そういう時は、自分も同じことをやって見なさい、という意味です。 

≪人が攻撃的になる時≫

  • 羨ましいとき
  • 本当のことを指摘されたとき

逆にいうと、指摘が的を得ていないときは、攻撃されても傷つきません。 

たとえば、スーパーモデルに、「ブスだ」と言っても怒る人はいないでしょう。

それと同じことなので、攻撃されたとき、自分がどう感じるか?ということも、進むべき進行方向を示してくれるサインとなります。

仕返しに躍起になる時・・・それはそれだけ真実が含まれている、という意味なのかも?

 



Monday, September 29, 2014

面白い山の見つけ方研究 航空写真も見るべし?

■草原を探すにはどうしたらよいか?

私はいくら登山好きでも、やみくもに片っ端から登山に行くスタイルは、あまり知性が感じられず、やりたいと思っていません。

なにしろ、日本は単純に山だらけなので、ローラー作戦は時間の無駄です。

立てるべき作戦は、どう自分の興味のある、歩きたい場所のあたりを付けるか?です。

行きたい!って場所を探すこと、これはかなり難しいです。行ってみて損した気分になる山もあります。

良い場所も悪い場所もあるのです。悪い場所はやっぱり悪いのです。

■ 草原を探すには航空写真

有望な方法の一つは、航空写真です。

以下は、和名倉山の航空写真。見かたを一回わかれば、あらかじめ、展望が開ける草原がありそうだ、と分かるような気がします。

和名倉山

見てみると、グリーンではなく、茶色っぽく写っています。冬に撮ったのかもしれませんね。

試しに私が知っている他の草原の山の航空写真も拾ってみました。

これは乾徳山。 のっぱらと森林が分かれています。

乾徳山

これは大菩薩の南 狼平のあたり。

狼平

やはり、樹木が点在するのんびりした様子が上からも分かります。 ただ茶色いだけでは冬枯れしている広葉樹と見分けがつかないかもしれません。

森の中から草原に出ると、とっても嬉しいです。 そんな山を知っていたらぜひ教えてください☆

そういえばバットレスの基部は素晴らしいお花畑でした。 でも落石地帯なので、のんびりってわけにも行かなかったです・・・


和名倉山の登山道の詳細。

これだけのことが分かるようにガイドブックを書くと大変です。

が、大事なことは

笹原の大展望

ってことです!

これだけで、行きたい!って気になります。

和名倉山の稜線散歩


Thursday, September 25, 2014

岳人100ルート

■岳人100ルート

いつも岳人は図書館で見ていますが、岳人の最終号は購入しました。

なぜなら、岳人のこれまでのバックナンバーのどの号を見たら、何が載っているかの目録の役目を果たす一冊だったからです。

深田久弥の日本百名山に代わる、日本の近代登山を代表するようなルートが、岳人100ルート、なるものではないか?という指摘です。

私は、聞いたこともないところが一杯。北ア興味がなかったんで・・・というのはいいわけで、北アの一般ルートは行き尽くしたような人でも行っていないのは一杯と思います。

なにしろ、深田百名山と違い、スキルがないと行けないルートばかりです。いわゆる本格的登山を少しでもやっていることが前提になる、ガチなルート揃い。

ここには小屋泊の気配は、限りなく薄い・・・

No掲載号ルート名ジャンル
12014年5月号北アルプス/剱岳北方稜線積雪期縦走
22014年5月号北アルプス/剱岳早月尾根雪稜
32014年5月号北アルプス/剱岳源治郎尾根登攀
42014年5月号北アルプス/剱岳チンネ左稜線登攀
52014年5月号北アルプス/剱岳八ツ峰主稜登攀
62014年5月号北アルプス/剱岳周遊ツアー山スキー
72014年5月号北アルプス/黒部黒薙川北又谷沢登り
82014年5月号北アルプス/黒部川上ノ廊下沢登り
92014年5月号北アルプス/金木戸川双六谷沢登り
102014年5月号北アルプス/鹿島槍ヶ岳北壁積雪期登攀
112014年5月号北アルプス/鹿島槍ヶ岳東尾根雪稜
122014年5月号北アルプス/後立山縦走無雪期縦走
132014年5月号北アルプス/五竜岳遠見尾根冬山登山
142014年5月号北アルプス/白馬三山周遊山スキー
152014年5月号北アルプス/白馬岳主稜雪稜
162014年5月号北アルプス/日本オートルート山スキー
172014年5月号北アルプス/不帰1峰尾根雪稜
182014年5月号北アルプス/槍・穂高岳縦走無雪期縦走
192014年5月号北アルプス/北穂高岳滝谷登攀
202014年5月号北アルプス/槍ヶ岳北鎌尾根登攀
212014年5月号北アルプス/涸沢岳西尾根~奥穂高岳冬山登山
222014年5月号北アルプス/南岳横尾尾根雪稜
232014年5月号北アルプス/奥穂高岳南稜登攀
242014年5月号北アルプス/前穂高岳北尾根登攀
252014年5月号北アルプス/奥又白池~A沢~前穂高岳無雪期登山
262014年5月号北アルプス/西穂高岳~奥穂高岳無雪期縦走
272014年5月号北アルプス/明神岳東稜雪稜
282014年5月号北アルプス/錫丈岳前衛フェース登攀
292014年5月号南アルプス/仙丈岳三峰川岳沢登攀
302014年5月号中央アルプス/中央アルプス縦走無雪期縦走
312014年5月号南アルプス/甲斐駒ヶ岳黄蓮谷沢登り&アイス
322014年5月号南アルプス/甲斐駒ヶ岳鋸岳尾根冬季縦走
332014年5月号南アルプス/北岳バットレス第4尾根登攀
342014年5月号南アルプス/大井川源流東俣無雪期山旅
352014年5月号南アルプス/白峰三山縦走無雪期縦走
362014年5月号南アルプス/南ア南部縦走無雪期縦走
372014年5月号南アルプス/大井川赤石沢沢登り
382014年5月号南アルプス/北岳池山吊尾根冬山登山
392014年5月号南アルプス/白峰南嶺縦走無雪期縦走
402014年5月号南アルプス/深南部縦走無雪期縦走
412014年6月号大雪山系/表大雪縦走無雪期縦走
422014年6月号大雪山系/クワウンナイ川沢登り
432014年6月号日高山脈/ヌピナイ沢右俣~ピリカヌプリ沢登り
442014年6月号日高山脈/日高山脈縦走沢登り&縦走
452014年6月号道北/利尻山縦走雪稜
462014年6月号道東/知床連山縦走無雪期縦走
472014年6月号夕張山地/芦別岳登山
482014年6月号白神山地/赤石川沢登り
492014年6月号八幡平/葛根田川沢登り
502014年6月号和賀山境/生保内沢沢登り
512014年6月号朝日連峰/朝日連峰縦走無雪期縦走
522014年6月号朝日連峰/八久和川沢登り
532014年6月号朝日連峰/三面川岩井又沢沢登り
542014年6月号飯豊連峰/飯豊連峰縦走無雪期縦走
552014年6月号飯豊連峰/飯豊川本流沢登り
562014年6月号日光/皇海山~日光白根山縦走藪漕ぎ
572014年6月号御神楽岳/広谷川御神楽沢本谷ルンゼ岩登り
582014年6月号南会津/大幽西ノ沢~丸山岳沢登り
592014年6月号南会津/只見川袖沢御神楽沢沢登り
602014年6月号南会津/奥会津縦走雪尾根
612014年7月号奥利根/奥利根本谷沢登り
622014年7月号奥利根/利根川源流山地縦走雪山縦走
632014年7月号上越/宝川ナルミズ沢沢登り
642014年7月号会越国境稜線/毛猛山塊縦走雪山縦走
652014年7月号川内山塊/早出川沢登り
662014年7月号谷川連峰北面/荒沢山~足拍子岳雪稜
672014年7月号上信越国境/中津川水系魚野川沢登り
682014年7月号上信越国境/苗場山~佐武流山~白砂山残雪期縦走
692014年7月号谷川連峰/朝日岳~巻機山無雪期縦走
702014年7月号谷川連峰/馬蹄形縦走無雪期、残雪期縦走
712014年7月号谷川連峰/赤谷川源頭山スキー
722014年7月号谷川連峰/仙ノ倉山北尾根雪稜
732014年7月号谷川連峰/谷川岳東尾根雪稜
742014年7月号谷川連峰/一ノ倉沢南稜岩登り
752014年7月号谷川連峰/一ノ倉滝沢第三スラブ氷雪登攀
762014年7月号谷川連峰/一ノ倉沢4ルンゼ(本谷)登攀
772014年7月号谷川連峰/一ノ倉沢衝立岩グリズリー登攀
782014年7月号谷川連峰/幽ノ沢中央壁正面フェース登攀
792014年8月号奥秩父/奥秩父主脈縦走縦走
802014年8月号奥秩父/笛吹川東沢釜ノ沢沢登り
812014年8月号奥秩父/荒川水系入川真ノ沢沢登り
822014年8月号奥秩父/瑞牆山十一面岩登攀
832014年8月号八ヶ岳/小同心クラック積雪期登攀
842014年8月号八ヶ岳/八ヶ岳全山縦走積雪期縦走
852014年8月号八ヶ岳/赤岳西壁主稜登攀
862014年8月号八ヶ岳/阿弥陀岳南稜雪稜
872014年8月号頸城/焼山北面台地山スキー
882014年8月号戸隠/本院岳ダイレクト尾根雪稜
892014年8月号白山山系/大畠谷沢登り
902014年8月号両白山地/笈ヶ岳雪山縦走
912014年8月号御嶽/濁河川兵衛谷沢登り
922014年8月号鈴鹿山系/愛知川本流沢登り
932014年8月号大峰山脈/大峯奧駈道縦走
942014年8月号大峰・台高山地/東ノ川沢登り
952014年8月号南紀/白川又川沢登り
962014年8月号山陰/伯耆大山縦走雪稜
972014年8月号四国/三嶺~剣山縦走縦走
982014年8月号九州/祖母山・傾山系周回無雪期縦走
992014年8月号屋久島/永田岳~宮之浦岳無雪期縦走
1002014年8月号富士山積雪期登山

ざっと眺めてみます。私の家からの近所で行ける山で・・・

 北ア 29ルート
 中央アルプス 1ルート
 南ア 11ルート
 奥秩父 4ルート
 八ヶ岳 4ルート
 御坂  1ルート

なんか、中央アルプスかわいそう・・・(笑) 奥秩父より冷遇されています(笑)奥秩父の山梨側、大菩薩のあたりなどは、東アルプス、なんて呼ぶ人もいますよね。

■ジャンル別

この表はネットからもらってきたものだが、岳人の日本100ルートに忠実に書かれているようだが、ジャンルのところは突っ込みどころ満載だ(笑)。

たとえば、34大井川源流。 これって”山旅”に分類されている唯一のルートなんだが、無雪期縦走では、だめなのか(笑)。縦走を山旅と感じる人もいるだろうし、登攀だって、ベテランにとっては登攀を含んだ山旅だったりして・・・。

そして、沢登りが27もランクインしている。岳人は沢好きですね(笑) でも、沢をする人はとっても珍しいですけど・・・私も沢をする女性パートナー募集中です。

登攀もざっと18ルート。これは一般の登山者はまったく範疇外です。

それに冬山も一般的には、一般登山者の人はできないから、それも除外すると、無雪期の縦走くらいになり、一般の人に普通にたどり着けるルートは、ほんの少し(17)となってしまう。

無雪期の縦走は、17個しかない(笑)。それにルートなので、ピークハントとは違うので、スタンプラリーができないかもしれない・・・(笑)。

また、積雪期縦走と冬山登山は、雪がない山域の冬の登山なんだろうか?藪漕ぎというジャンルがあるんだけど、藪漕ぎってそれを目指していくピークなんだろうか?岩登りと登攀は違うのだろうか?などなど・・・。

■ 選定の基準を考えるのが一番面白い!

一番面白いのは、ルート選定委員会かもしれない。あーだこーだ、と言って山の良さを語り合うのが、山という趣味の最大の愉しみかもしれない。

私は次に行く山は、山でゲットすることにしている。

たとえば北岳に行ったら、次は燕岳に行くことになったり。

それで以前、山に行って、「今まで行って良かったところ教えて」って言ったら、「白馬岳」と言われ、
「なんで?」と聞いたら、「まるでホテルみたいだったから」と言われ、私は行くまい・・・、と思った。

人の価値観は人それぞれなので、その価値観を色々に主張するのが楽しい。

深田久弥は

 ・山容
 ・山の歴史
 ・標高1500m以上

を選定の基準としたそうだ。 百名山をする人は、歴史に関心がない。すると、骨抜きだな。

■ 硬派なルート

岳人100ルートは、日本で一番硬派な雑誌の、きっと硬派な山をやり続けていた人たちに違いない編集部が、事実上の閉刊にあたって、その集大成として、選定した100ルート。

そういう意味で、このルートに全部行っている人がいたら、スゴイ山ヤだな~と思います。

そんな人、いるのかな~?



← 来年はダイレクト尾根行けるのかな~?

歩荷散歩しなくちゃなー














 プレミアがついて3800円!元は840円なのに

Friday, September 12, 2014

芋づる式登山

今日は素晴らしいお天気でさわやかでした☆ たくさん洗濯物を干して、ちょっと昼寝。

お買いものや料理は、今日あまりしてしまうと・・・明日から山なのです。

餓鬼岳です。

これは会の先輩の山行に便乗するもの(笑)。今年は小屋泊2回目です。超リッチ~☆ 

私は近代的な営業小屋ですし詰めで寝るくらいなら、テント泊が好きですが、旧式の静かな小屋なら、小屋泊も好きです。静かな山が楽しめそうです。

■理想の山の過ごし方

私の理想の山の過ごし方は、木漏れ日のある木の下でハンモックで読書三昧・・・

というもの、なんですが、去年、勤めた山小屋に置いてあったのは、スラムダンクなどのマンガで、全然趣味が合いませんでした(><)。

それで、長い山時間をだいぶ持て余しました…。次に働くなら、絶対に、どんな山本がある小屋なのか?が重要です(笑) 小屋バイトってホント、時間が余ってしまうのです。

町では、山本が充実しているカフェなら、何時間でも過ごせそうです(笑) 私は山の本を読んで、夢を温めている時間が好きです。

今日の発見は、『ヒルベルという子がいた』という本です。作者の、ペーター・ヘルトリング という著者に興味がわいたので、ペーター・ヘルトリングばかり読んでみようかな~と思っています。これは山の本ではないので詳細は割愛。

今、甲府では赤毛のアンの翻訳者の村岡花子さんで盛り上がっていますね。村岡花子さんの生誕地であるのは、このブームを待たずして、甲府にきた当初から知っていました。読書好きなら当然です。が、TVはみません(笑)。

私は、『赤毛のアン』も一冊で終わらず、『アンの娘リラ』などの全巻まで読んで、さらに『モンゴメリ日記』まで読んだのです。読みはじめが小学校3年生です。読んでみてくださると、分かると思いますが、とても小学生が読みこなせるような文章ではありません。が、なぜか夢中で読みあさりました。最初に長編小説を読んだのがアンシリーズです。中学、高校と3度読み返しました。4度目もしたらいいけど、今ブームなのでブームを嫌ってやっていません(笑)

アンは10巻くらいある、ロングな小説なのに、一般には“少女趣味の読み物”くらいにしか認識されておらず、読んだ人も第一巻しか読んでいない人が多く、残念だと常日頃思っていました。

愛読書を『赤毛のアン』というと少女趣味の大人になってないヤツ、と思われれてしまうでしょう。
しかし、『アンナカレーニナ』と言ったらどうですか?知的にランクアップ。モンゴメリは女流作家で、トルストイは文豪、だからですね。

私はアンシリーズのような、こういう長編を読んだら、たいていは作者のビブリオグラフィーまで読んでしまう子供でした。そういう読み方をする子供は少ないのではないでしょうか。

『大草原の小さな家シリーズ』もそうでしたし、パール・バックで感動すると、しばらくパールバックばっかり、トルストイで感動するとしばらくトルストイばっかり、という読み方の子供でした。トルストイを読んだ後、15歳で、マルクスを読みました。マルクスにも大変感動した覚えがあります。

私は、作品が好きと言うより、作家が生み出している世界観、価値観が好きになるんですよね。

読書の幅の広げ方が、山での山の幅の広げ方と似ている気がします。

私は図書館で司書をしていたこともありますが、図書館の本の並べ方が無味乾燥で有機的なつながりがないのが、読書を広げることができない人が多い一つの理由だと思います。だって本屋の本はとっても魅力的に配置されていますもんね。

■芋づる式

本って一冊読むと、その本から、芋づる式に次に読む本が出てくるんですよね。それは山と少し似ていませんか?

私が常日頃残念だなぁと思うのは、八ヶ岳だったら、赤岳、南アだったら、北岳と誰に話しても分かるような、代表的な山だけ登って、それだけで、”もう登った!”になってしまうことです。

代表的な山、派手な山は、良いのは、当然なのです。アンシリーズだったら一巻目ってことです。でも、それでは、全巻読んでいる人と同じだけの全体像が見えているか?というと、見えていないのです。

全体像が見える・・・というのが、何事も楽しさの秘訣ではないか?と良く思います。視野の大きさ、ですね。

よくも悪くも派手な山、有名な山は、入門の山。 山を知らない人を釣るための餌的な位置づけでもあります。そういう用途が必要な山行もありますし、派手で有名な山は確かに良いのです。でも、なぜその山が良いのか?知りたくなりませんかね?私はなるのですが。

赤岳や北岳といえば、皆が知っていますから。最近読んでいる別の本に、赤岳に行ってウンザリしたという記述があり、さもありなん・・・と思いました。

山って量や凄さを競っても仕方ない・・・感動を積み重ねることが大事なんだよな~と最近、とみに考えるようになりました。

急いてはことを仕損じる。焦らず、幸せの積み立てをしよう!と思います。









Tuesday, August 26, 2014

セカンド力 < リード力 < リーダー力 < ガイド力 のピラミッド

週末は色々なことが起りました。消化するのも時間が必要です(^^;)。

■ セカンド力 < リード力 < リーダー力 < ガイド力 のピラミッド

まず一点目は、

 実力とは何か?

ということ。 結局、総括すると

あるグレードの課題をセカンドで登る力が10だとすると、(登攀力)

ゲレンデのリードで登るには、20くらいの力が必要です。(登攀力+精神力)
 
ルートの内の1ルートをリードで登る力は、40くらいの力がさらに必要 (登攀+精神力+ルートファインディング力+技術力)

ルートを含む山行全体を成立させるには、50くらいの力がさらに必要 (登攀力+精神力+ルートファインディング力+技術力+体力+知識+判断力) 

ということだと思います。

 ・支点をどうしようかと考えたり、
 ・ロープの流れを考えたり、
 ・フォローはココで苦労するだろうと予想したり
 ・これでは振られると想像したり
 ・雨が降りそうだから急ごうと思ったり

・・・色々と他にも心配する要素があるので、ただ登れるだけでは、その先が読めず、アップアップになります。

トップロープ(セカンド)で、A課題が登れると、技術的には、その課題が登れることになります。

しかし、これでは、ただその課題が含まれるルートに連れて行ってもらう、ガイド登山してもらえる力にすぎません。私の5.9ですね。

そのA課題をゲレンデのリードで登れる、ということは、ルートファインディングしなくていいなら、登れることになります。ゲレンデだと支点があらかじめ設定されているので、どこへ向かって登るか?というのは、まったく考えなくて良いからです。

しかし、ルートでは、支点が整備されていない。ので、登攀的には易しくても、どう進むか?自分で考えないといけません。ルートファインディングに加え、支点作成、ロープワークが必要になりますし、後続を確保するのにも、後続の確保が的確でないと確保にならないです。

さらに、A課題が含まれる一泊二日等の山行が成立できる、ということは、クライミングに加えて、さらに、山行の成立に、必要な企画力や情報収集力、無理のないコースタイムを組む力、、地形や天気についての状況判断力、生活技術、装備の選択、パッキング、ペース配分、などの山行全体の経験力がモノを言います。

登れても、パッキングが悪く、ヘッドライト出すのに30分もかかった人を見たことがあります。アイスですが、これではルートだけは登れても、時間管理がお粗末なので、高山には行けません。ヘッドライト出している間に仲間が凍ってしまいます。

なので、山のトータル力というのはこういう意味です。これがあって、自分で山行を成立させる力がある、ということで、仲間同士で、つるべで行ける、という力です。

仲間がいれば、自分の欠けている能力を補ってもらうこともできます。たとえば地図が苦手でも、得意な人が一人いれば、道迷いリスクからは解放されます。ロープワークが苦手でも、やりたい人がいれば、やってもらえます。つまり、グループ全体で総合力が山行を成立させる力になる。

ところが、他の人を自分がリーダーとして連れて行こう、とすると、さらに10の力が必要になります。他メンバーに補ってもらっていた部分も自前になるからです。

安全対策力(情報収集能力、解析能力、登山全般の知識、危険を回避する動物的勘(経験?)です。リーダーはパーティの安全にメンバーより大きな責任を負います。リーダーが面倒がって、ロープを出さず、メンバーが転んだら、やっぱりリーダーの判断が間違っていたのです。でも、これは山岳会なら、転んだ個人の責任です。

ところが、転んだ当人の責任に帰すことができないのが、いうなれば、ガイド山行。 この場合は、相手の登攀力を見極めて、的確にアシストする力も必要なので、人間観察力とこういう登り方をしているなら、これくらいは登れるだろうという経験も必要になり、さらに実力の意味するところの中身が濃厚になります。 自分のことでいっぱいだったら、人のことにかまけている暇はない。

このレベルがガイドさんと言う事なので、逆に言うなら、ガイドさんと登るならば、連れて行ってもらう側は、それだけ力が要らないということですね。歩くだけ、登るだけ。それも連れて行ってくれる人は保守的に連れて行く側の力を勘案しています。

私も自分で登るときは厳冬期の鳳凰三山とか行きますが、人を連れて行くときは北横岳です。

だから、ガイドさんと登っても、全然、実力にはならないってわけです。何になるか?というと下見になる。

セカンド力 登攀力
ゲレンデリード 登攀力+精神力
ルートリード 登攀力+精神力+ルートファインディング力+支点作成力+ロープワーク
ルートリーダー 登攀力+精神力+ルートファインディング力+支点作成力+ロープワーク
+行程管理能力+危機管理能力
山行リーダー 登攀力+精神力+ルートファインディング力+支点作成力+ロープワーク
+工程管理能力+危機管理能力+山の知識+状況判断力+体力+安全管理能力
ガイド 登攀力+精神力+ルートファインディング力+支点作成力+ロープワーク
+工程管理能力+危機管理能力+山の知識+状況判断力+体力+安全管理能力+相手の力を見極める力+登らせる力(経験)

こうしてみると、ガイドさんってホントにスゴイ人たちですね!

大きな差は、危機管理能力です。ついていくだけの人は、リスクに無頓着です。リスクに無頓着な人は、ついていくだけしかできません。

そういう意味では単独で始めると言うのは、リスクについて最初から大きく数える癖がつくので良いことだと思います。

■ 人工壁vs本番

そして、2点目はやっぱり、登山における歩く力、と同じように、基礎力は、クライミング力だ、というところです。

 登山 = 歩く力
 登攀 = 登る力

クライミング力があると、セカンドになってもらうのに安心できます。リードする人も勉強中だし、自分のことでいっぱいいっぱいであることが多いからです。

さらに言えば、危機管理能力などの、他の要素は、周囲の人が補うことができるけれども、登攀力だけは本人しかどうしようもない。なので、登攀力さえあれば、他の能力がイマイチでもセカンドの候補者としては成立します。

しかし、トレッドミルの上で歩くのと、山で歩くのが違う、というような差が、人工壁で登るのと自然の岩場で登るのが違うというくらいの差があります。

 歩き  トレッドミル vs 山
 登攀  人工壁 vs 外岩

先日、三つ峠で会ったクライマーは、

 外岩3:インドア1

くらいの割合で練習すると良いと言っていました。そうできたらいいですが、実際はそうはできません。割合は 逆に、人工壁3、外岩1みたいな割合になってしまいます。

 人工壁=出っ張ったホールド ホールドを探さなくて良い スタンスも固定 2点支持
 外岩=ホールドを探さないとならない スタンスは自由 3点支持、外部環境の影響を受ける

登り方自体もだいぶ違います。外岩は押す、インドアは引く、です。外で引いたら岩が外れます(--;)。

これは易しい岩稜を何度もこなすことで力が付いてくるものではないかと思います。

■ 背伸びの山から学ぶこと

私にとって、太刀岡山左岩稜は、初めての本格アルパインルートでした。 (にしては、難しい場所に行ってしまいました・・・)

ところが、びっくりしたことに、カムに体重を預けることを今ではまったく不安に思っていません。カム、当然化。

私、自分のカムは完全にAゼロ用(笑)になっていましたので、カムが信用できなくて、体重が預けられない!なんてこと言っている場合では無かったんです…(^^;)

気が付いたら、ハンドジャムの代わりにカムを入れてました(^^;)。信用できない不慣れなハンドジャムより、信頼できるカム(笑)。片手ジャム+カムって感じです。

これは、初めてアイスクライミングの体験クライミングに行った時と同じです。初めてのアイスでは、たった3登しかしていないのに、腕がパンパンになってしまい(当時はクライミングジムも行っていない)、気が付いたら、ロープを完全に信用して、ぶら下がっていました。

それ以前は、ロープ自体が怖かったのです。でも体験クライミングをしたら、トップロープにぶら下がるのは、前提になっていました。こんな細いロープにぶら下がるなんて、こわーいとは全然考えなくなっていたのです。

背伸びの山に連れて行ってもらうのは、こんな意味があるんだな~と実感中です。もうカムを信用できないなんてことはないです。それに、ジャミング練習したくなりました。モチベーション、いきなりアップです。

山ではワンランク上を経験することは、こんな風な効果があるんですね。

■ 実力相応の山から学ぶこと

ズミ沢は私の実力相応の山です。

当然ですが、登らせてもらった山より、簡単でも自分で登れた山がうれしい。

ので、こちらはとっても充実感がありました。なんというか全体像が見渡せる感じです。

この沢なら一人でも歩けるな、と記録等を読んで、判断できたのは、これまで連れて行ってもらった沢の経験からだと思います。まだ沢は、5山行しか経験がありません。うち、2つが泊まりです。

私の判断の基準は、やはり東沢釜ノ沢です。

モロクボ沢は釜の沢より易しかったのですが、一か所高巻くところがあり、それはロープが出ました。つまり、保守的な判断では、私のクライミング力では、フリーソロはアブナイってことですね。

私は河原のゴーロ歩きも今上達しないといけないという段階にいるので、ウォーターウォーキングが、今、私の実力にマッチしている沢です。

ズミ沢は、ゆとりがある山なので、興味がわき、地図を調べたり、色々な楽しみ方ができました。

そこで発見したのが曲り沢。ズミ沢は滝子山登山道沿いですが、大谷ヶ丸に詰める沢です。同じ山に詰める、稜線向こうの沢で、曲り沢があります。この沢は歩ける沢なので、とても行ってみたくなりました。というのは、沢継続が作れるかもしれないから。

というわけで、こういう実力相応の山(自分の山)からしか、こうしたら楽しいかも?ああしたら楽しいかも?という発想の発展性というのは、望めないものなのかもしれません。

■ 易しい岩場としての沢

外岩は自然の気象条件にも快適度が左右されるので、正直、真夏と真冬は岩シーズンではない、です。岩はオフシーズンです。 

だから高山のマルチに皆行くので、高山が快適なシーズン突入前に、実力等、準備が出来ていないといけないですね、本来は。

ところが、岩を志向する人むけに、オフシーズン対策として沢という手があります。岩オフシーズンに、易しい岩登りの経験を積む手段としての沢です。 

沢は危険が大きいですが、アルパインの岩稜も同じくらい危険が大きいです。

水があるかないか?の差くらいです。支点も乏しいし…危険についての認識は、岩尾根より、より多く、必要なくらいです。滑りやすいですし・・・。

沢だと易しい岩登りが何回も出てくるので、ルートファインディングの練習になります。実際の地形を見る力は現場でしか培いようがないので、インドアより沢のほうが実力が付くような気がします。

なにより、夏は暑いので、近所で岩登りの練習をしたい!=沢になります(笑)。

私は沢登りで、チャレンジ系の沢に登りたいというのはないので、沢の位置づけとしては、山の自然の造形を愉しむ、夏の楽しみでいいと思っています。

こんなところが私が登りたいなという沢です。

≪ご近所沢リスト≫
・御坂 四十八滝沢 少し難しいが御坂山岳会所属だし、知らなかったらモグリかな~と。
・御坂 コウモリ沢 同じ理由
・奥地秩父 伝丈沢・金石沢 裏山の初級の沢
・奥秩父 滝川本流 
・奥秩父 ナメラ沢 地元
・奥秩父 ヌク沢  地元
・釜ノ沢 西俣   地元
・奥秩父 赤川水系大若沢 
・芦川 横沢 やや中級
・芦川 濁沢 
・芦川 蛇沢
・大菩薩 曲り沢(WW) 歩ける
・大菩薩 大黒茂沢   興味あり
・大菩薩 釜入沢 

遠出系
・白毛門沢
・米子沢  景観に魅かれる


Thursday, February 6, 2014

黒富士 燕岩岩脈


■ 今日は燕岩岩脈に行っていました。

今日は 懸案の燕岩岩脈で気になっていた箇所を確認してきました。連れて行った山。

ここは「こんなところ歩けるの?」と言う場所ですが、尾根を歩くことをしっかり身に着けるのに良い場所です。

燕岩岩脈には隣の枝尾根から取り付きます。
結構痩せて切れたところもたくさん出てきます。
西側には植林地。西側はずばっと切れているので滑落にはくれぐれも注意を。

 何度見てもすごいな~と思います。山のひだが・・・ホントに山って尾根と谷で出来ていますよね~。

隣の尾根、黒富士南尾根は松の木が一杯みたいですね。あれも歩けるでしょうか。


冬の景色は、夏には見えない地肌が見える感じ。
尾根はこのように歩きづらく、雪がついて、すべりやすい。

けれど、風がなく、日差しがある日だったので、歩いていると暑いくらいでした。

一か所この辺の悪いところでロープ出しました。

ロープ全部出さなくても、部分的に出せばよい。

金峰山方面もくっきり。
木々の間から富士山も見えましたが、背景がだんだん白くなっていきました。

今日は午後から雲が広がるお天気で、どんどん気温も下がって行きました。

午前中は良い天気でした。
尾根はどんどん急になり、最後は這いつくばるくらい急です。

そして藪が濃いです。

まぁ山頂までの最後の11分がいちばん藪が大変です。

山頂。奥に白く見えるのは八ヶ岳。

枡形山方面。


八ヶ岳全貌。


白富士と黒富士。
マウントピア黒平のおじさんとお話。

水源のマスが凍ってしまったのだとか・・。

水源地は氷の滝で、メンテナンスにアイスクライミングが必要なそうです。

「今年はもう3月くらいまでは解けそうにないな・・・」とおじさんは困っているようでした。

水道は凍ると大変・・・

バケツの水も凍るくらいだからなぁ・・・
帰りは夫婦木神社にチラリと寄りました。

8時出発、11:11山頂、12:45黒富士峠、14時下山。

5~6時間の山です。

≪関連記録≫

夕もや尾根コースの記録  ブログ

一回目の黒富士東尾根

黒富士 燕岩岩脈

岩恐怖症克服?




Friday, January 24, 2014

山は色々な楽しみ方ができる

■ 山は色々な楽しみ方ができるのがメリット

昨日は、ヤマケイの技術書の著者であるような著名なクライマーさんの講習会でした。

  講習会というのは、技術だけを目的にしたものなので、的が絞られています。

アイスクライミングだったら、登り方だけを学ぶ、のが目的。 たとえば、冬の行動食はおにぎりはあかんなーとかそういう周辺技術は入りません(笑)。

昨日は、すごく上手なちょっと高齢のクライマーさんがいました。年齢が高いので、途中のアプローチ(30分もない)で遅れられ、登山は歩くのが遅い=体力がなく、心配、ということなので心配しましたが、この方はおどろくほどクライミングが上手でした。

この方をみて 「そうだよな~体力が無くなり、歩けなくなっても、ゲレンデクライミングなら、楽しめるよな~」と思いました。

私はまだ、行って見たい雪山があり、それは雪山である限り、体力貯金はたくさんあっても困らないので、まだ体力を増進するステージにいますが、人は必ず老います。私だって必ず老います。(というかすでに老いを実感することができる年齢です) 老いに逆らうことは自然の摂理に逆らうこと。

登山の良さは、各人の体力に応じた楽しみ方がそれぞれ用意されているってことだなぁと改めて思いました。

今しかやれないことをやるのが重要ですね。若いときは若いときしかやれないことがいっぱいあります。

■ テクニックの位置づけ

クライミングが好きな人は、たぶん「上を目指す」人です。クライミングの稚拙は、テクニックに大いに依存しているので、テクニックを習得することに魅了される人は、たぶん、岩でも、アイスでも、練習100回したい!って思うでしょう。

たとえば、クライミングジムのホールドをつかむことに面白みを見出す人は、その課題をこなすテクニックが自分に身に付くのが面白い。習得が面白いんですね。

私もバレエで、バーレッスン大好きでしたから、よく分かります。何年たっても初心者用の基礎レッスンにさえ楽しみを見いだせる人でした。

一方、オーソドックスなアルパインスタイルの山登り(ルート)が好きな人は、苦あり楽ありの困難やハプニングを乗り越えて、山頂にたどり着くことが面白い。山行の一連の流れを愉しみます。ストーリーがあるんですね。

だから別にすごいクライミングスキルがなければ、ダメってこともない。たとえば滝を登れなければ高巻けばいいだけのことで、(もちろん、高巻けない!ピンチ!!ってのもありで、それが楽しいのですが)、夕飯のメニューを工夫したり少しでも山行が楽しくなるように色々考える…のが楽しいです・・・(笑) 

登山を山旅として全体のストーリーや成功を考えるのがアルパインの人の考え方ですね。

さらに視野が広くなると、今度は、一つの山行の成功だけでなく、その成功の連なりが何に導くか、を
考えるようになります。 まぁ基本的には次世代の育成と会の存続です。

これは、以前の趣味のバレエにもに似ています。バレエでいうなら、公演での成功のために日々のレッスンがあるんじゃない!って人ですね。基本的にバレエというのは人に踊りをお披露目する舞台がある、その日一日のために 他の365日がある活動ですから…ストレッチするのも、バレエの感性を磨くために音楽を聴くのも、そのため。ただテクニックが好き、というので舞台がないなんて意味が分かりません。

なので、発表会なしのバレエレッスンなんて、普通の先生は意味分かりません。けれど、バレエのエクササイズ効果はすごいので、最近ではエクササイズ効果だけを求めてくる人(ダンサーではない、大人から始めた人たち)が増え、そうなるとバレエ団としては、教える人はいっぱいいるんだけど、踊れるダンサーとなるとだれもいない・・・ってことになるんですが。

それは、まるで健康目的で山岳会に入る人がいっぱいいて会員は一杯いるんだけど、山ヤがいないっていう昨今の山岳会とちょっと似ています。

今や、世間は、健康ブーム、ってことですね。健康ブームは悪いことではありませんが、奥行きがない活動というのは言えますね。健康のためなら、その辺のウォーキングでもよいわけなので。

バレエは総合芸術と言われます。そのたとえで行くと、登山も総合芸術であり、クライミングはそこに含まれる要素としての活動です。


■ なぜか 歩くと登るは反目中

技術中心で登ることを愉しむ人は、アルパインスタイルの長く歩く山旅で技術が必要な部分がルートの、ほんの一瞬っていうのはキライだし、アルパインの人のことも「古い山ヤ」なんて悪口言って、「どうせ登れないヤツら」なんて、裏で舌を”べーっ”と出しています。苦労して長い時間、山を歩く山なんて…ってわけで、クルマで横づけできるゲレンデがいいゲレンデ。

逆にアルパインの人はアルパインの人で、テクニック一辺倒の人たちにはちょっとどうしたものか?な印象です。何のためのテクニック?って考えてしまうんですよね。

テクニックを身に着けるのが面白い人は目的意識なんてなく、ただテクニックを身に着けるのが面白いだけです。テクニック身に着けて何かしよう、なんてのはない。

山に行くことが楽しいのではなく、テクニックを身に着けるフィールドがたまたま山ってだけなので、だから、人工物だって平気なわけです。

私が思うには、フリークライミングが流行した時代は、やっぱりそうやってフリークライミングを身に着けた山やさんが多かったのではないでしょうか?

でも、テクニックは遅かれ早かれ、頭打ちになります。

頭打ちになった場合、どうしようか?ということになり、それから、やっぱり山っていいなぁ…とルートのほうに回帰してきた山やさんが多かったのではないでしょうか?

そうしてルートに回帰すると、ルートではまだまだ身に着けなければいけない周辺技術があります。

山は際限なく、登山者に学ぶべき課題を与えてくれます。そうなるとやっぱり自分はまだまだだ、ということになり、成長の余地がみえる。

・・・とやっぱり人は楽しい気分に戻れるんだと思います。

だから、まだテクニックを追いかけて楽しい人は、テクニックで自分の限界に達していない人ですね。

山ヤの先輩は、若いテクニック重視の人がテクニックを鼻にかけ、ブイブイ言わせていても、若気の至りと許してやってください(笑)。じき、老いが始まり登れなくなったら、理解してくれるでしょう。

もし、運よく、自分がテクニック派で才能があれば、山ヤの先輩を「のぼれないヤツ」とみなすのを辞めましょう。先輩だって同じ道を通ってきたのですから。

クライミングだけで歩けないクライマーは、体力がない以外にも、色々な周辺技術が未熟で、小さなミス一発で死んでしまうかもしれないのが、テクニックだけあって歩けない人です。

登れるヤツがエライという価値観は山では通用しません。山では歩けなければ話にならないんです。そして、見えないリスクを認識できる人がいいのです。山が山であるかぎり、山のスキルアップは必要です。

たとえば、ヘッデン出せって言われて、5秒で出ます?こないだザックの一番下に入れていてザックの中身を全部出したクライマーに会いました(笑) パッキングし直して30分。これが稜線だったら一発で信頼失墜です。「あーもう!俺のん、貸してやるよ!」とチェッという態度で言われるでしょう(笑)

■ 歩けて登れる山ヤ

そうこう考えると、やっぱり一番カッコよくスマートなのは、歩けて登れる山ヤってわけで、歩けるだけでも、登れるだけでもやっぱり微妙です。

山では、体力は基礎だけど、判断力や知識も必要なのと似ている。

というわけで、山ガール、山ボーイ、中高年登山者に代表される、山素人の一般登山者ではなくて、山ヤを目指そう!と言う場合は(最近は”ガチ”と言うらしいです、たとえば、山ガールではなく、ガチ山女子)

 ・標準コースタイムで歩ける体力
 ・Ⅳ級(5.9)が少なくともすいすい登れる登攀力

くらいは、ボトムラインかもしれません。なにしろ、それくらいは登れないと行くところがないです(汗)。

でも、その登攀力は決してジム壁のグレードではない…のが、トリッキーなところです。

ジムの壁ってシールが貼ってあるけど、山では自分で足場も持つところも見つけないといけない。これは普段の山歩きでどこを歩けば滑らないか?探す回路と同じです。でも考えないで歩いていると一生身につかない。

山歩きでもずっと単純に足歩行の重心移動していますが、ジムではそれをムーブと言います。高度になるだけ。3点支持などは一緒です。傾斜がどんどんきつくなっていき…体重移動が楽にできるようになることを目指す。かぶる必要はないです。山を歩く人は。

ジム壁は手中心(ハンドホールド中心)ですけど、山の岩では足中心(フットホールド)です。

余談ですが、私は年を取った中高年の初心者こそ、ジムの壁で5級を登れるくらいにしておくべきと思います。なぜかというと、クライミングって自転車に乗るのを学ぶのと一緒で、コツが問題だからです。
縦走路でもたつくのは、コツを得ていないから。でもみんな穂高とか行きたがりますよね?

イキナリ穂高だと他の面で大変になってしまうので、ジム壁がいいです。若い人でも一日目はみんなとってもへたくそです。だから、若くないから、と遠慮するのではなく、5級くらいが登れればいいだけだから、2~3回でもいいから通うべきですね。かぶった壁はイラナイ。

■プログラミング

私は何が面白いんだろうなぁ???

私は、性格分析でいうと、戦略家 です。戦略を立て、実行し、微調整し、というのに喜びを見出すタイプ。

だから、ルーティンワークは超苦手です。ルーティンワーク化することは得意です。

登山は、まずどこに行くか?で登山者の力量が試されます。山行の企画力。 

この時期はココ、というのを知るのは、不味い時期に行っていないと分からないわけで、経験、です。

私はトータルで大きな目標を、小さい目標にブレークダウンする、マイルストーンを設置する、という視野で、山を見るのが得意です。

たとえば、私の場合、目標は八ヶ岳の全山縦走、と山を初めてすぐの頃、目標として設置しました。何年かかるか分からない遠くの目標ですし、いきなり達成する方法もありますが、そうする気持ちはありません。

何年かかるか楽しみなくらい。全然急いでいません。とりあえずの目標だし。

で、そうなると登山者としての初期の目標は当然天狗岳登頂。次は赤岳登頂でしょう。

そのために残雪期にハイキングで北八つに行き、厳冬期は初級の山で北横岳に行く。とっても辻褄が合っていますよね?体力をつける目的では権現を三ツ頭から登る。登攀力をつけるなら赤岳鉱泉でアイスクライミングをする。

要するに、目的のために、今何をしないといけないか?と考えます。

雪山を歩くには、重いザックを背負える体力が必要だし、長い距離を歩く力も必要だし、生活技術も必要だし、嶮しい箇所で歩ける登攀力も必要だし、天気を読む力もいるし、撤退を判断する力もいるし、雪山でホワイトアウトしたら困るので、地図読み力も必要だな、とそういう風に考えます。

そうやって自分にはどんなスキルが必要か考え、体系的に自分でカリキュラムにしています。

1年目 ⇒ 山とはどんなところか?基本を知るための易しい山 (小屋泊)
2年目 ⇒ 何をしないといけないか?情報収集 初級の山 スキル(テント泊)
3年目 ⇒ 体力をつけるための山 (縦走)
   
  一般ルート卒業

4年目 ⇒ 講習&登攀力をつけるための山 (嶮しい山)

ところどころで、先にある山をイメージできるような、飴と鞭の飴を用意します。たとえば、一年目では雪をかぶった西穂独評に行きました。 感動しないと強力な動機付けにならない。

ちょっと背伸びした山に出会うとか連れて行ってもらうとか、こういうスキルが付いたら行けるよ、というのを先に見ちゃいます。するとそこに行くために必要なことが整理され、今何をしたらよいか分かるようになる。

山はやっぱり「行きたい!」とか「〇〇を見たい!」とか「〇〇が登れるようになりたい!」とか強い動機を持ってこそ、行って感動するものです。

≪アメ≫
1年目 西穂独評
2年目 ツルネ東稜から権現
3年目 アイスクライミング体験
4年目 広河原沢左俣

≪知識・スキル≫
1年目 アニマルトラック講習会など自然観察系
2年目 高山植物保護、地図読み
3年目 スノーロゲイン、アイスクライミング、タカマタギ雪中テント泊
4年目 一年間のリーダー講習、日赤救急救命、雪崩講習会

というような具合です。

常に先の予定が、今やるべきことを決めます。なので先を見ないと今すべきことが分からなくなります。

先と言うのは何十年も先を見る必要はなく、2~3年レベルでいいわけです。

そして、もちろん、犠牲を払う精神が必要です。何かを得るためには犠牲はつきもの。そうなったら、強い動機との兼ね合いですが、やりたいことはやりたいことなので、やりたいことのためにやりたくないことをやるのは仕方ありません。

講習費用を得る為山小屋で働くのも苦痛でしたし、クライミングジムなんてもう私には無駄以外の出費にしか感じられませんでしたが、飲みました。食生活は質素ですし、化粧品なんてここ4年一個も買っていない(笑)! つまり選択したら、集中しないとダメです。普通の人は。天才は違うと思いますが。

よく人生は登山に例えられます。 暗い山道を歩いています。けれども強力なヘッドライトがあり、目の前の道はよく見えています。

そういう意味で私のヘッドライトは数年先くらいまでは照らせるけれど、その先は見えません。その先が見えるのが、要するに先輩ってことです。

私は山岳会に入る価値はそういう先輩が得られることだと思います。

明日明後日は雪崩講習会、これに出たら、とりあえず、雪山の知識武装完了って感じです。