Wednesday, July 22, 2020

”みんなと同じにすれば安全”神話

”みんなと同じにすれば安全”神話

は、日本だけのことではなく、アメリカでも同じようでした。しばらく前にアメリカ人のと山に行ったときに、トレイルの見分け方の話になり、迷ったら人がいる方に行くというその人をたしなめました。

迷ったら、地図を見る、が正解です。山は自己責任と言われますよね。

ある人にとっては安全でも、他の人にとっては、危険ということがよく起こるのが自然界です。下界の生活ではそれは分からない。3分雨に打たれて風邪ひく人と3時間でも平気な人がいます。

したがって良く自分を知っていることが自己責任を全うすることになります。

杉野保さんのHPサイトの移植先

https://cliff.climbing-instructor.jp/?fbclid=IwAR1ogDz7PBYgnZbthXQovde7r7Bf_jn7CZMf3Gloe__xmj9EeKiO15mVnpw

日本オオカミはいなくとも?



私はオオカミを戻せ論は、すでに日本の在来種である日本オオカミがいなくなっているという現実を踏まえると机上の空論と思っていましたが、オオカミ再導入論も、再度思考に値すると考えを改めました。同じ種なのであれば、F1から在来種を取り出すように、日本に適応したオオカミであれば再導入ありなのかもです。

日本の山でピラミッドの頂点はクマではないのかしら?というのが気になりました…

クマは鹿の抑止力としては働いていないので、頂点から外されていると思いますが、そうなると、クマの立ち位置はどのなのかなぁ…

今のところ日本の山で怖い野生動物は、クマですが。

Tuesday, July 21, 2020

The Mentor 師匠との絆



■ 師弟制度はアルパインの伝統

これは、マーカス・ガルシアさんというアメリカ、コロラドのクライマーさんの映像です。短いのですぐに見終わることができます。

映画『Meru』でも思いましたが、師弟制度による、師匠との絆というのは、アルパインクライミングにおいては、欠くべからざるものです。

現在私はフリーの基礎力を固める時期なので、フリーをやっていますが…、フリーでは、グレードは違っても、やることはどのレベルにおいても同じです。5.12を登るようになったところで、5.11のころとやっていることは同じです。リスク管理もそう違ってきません。

しかし、アルパインの場合は、レベルが上がれば、リスクはより大きくなり、気持ちも引き締まり、さらに死という存在が身近に感じられるようになり、さらに言えば、人間性の本質と言うのも見えてくる気がします。


Tuesday, July 7, 2020

大人山岳部の”成功”は人生の”充実” 

■プロの夢を見させてあげたい親心

さっき、ストレッチしていたら、君江ちゃんのことが出てきた。

バレエは大人から始めた人も昨今は多い。先生たちが、大人から始めた人が上達すると、良かれと思って与えてあげようとするのが、プロと同じ”成功”…つまり、舞台の喜び、を与えよう、とすることが多い。そして、それは大体、破滅的結果になる。先生たちは良かれ、と思ってやるんだけどね…。第一に舞台はお金がかかりすぎる。第二に身体的能力的に高度すぎ、重労働すぎる。第三に楽しむより、舞台へのスケジュールが優先になるので犠牲が多く、楽しめない。

君江ちゃんはバレエが嵩じ、舞台に出るまでになった人だったが、結局のところ、お金も大変だし、自分が舞台に出たら、本当に見たいバレエ公演に行くためのお金が無くなるし、最後は舞台向けのリハーサルで肉離れした。

バレエもクライミングも、プロと同じことをアマチュアは目指さなくていいんですよ…。

自分が踊って楽しいから踊るって踊りがあっていいのに…バレエは見せて、お金をもらうための踊りである。それも王様に見せるのが基本。

クライミングこそ、自分が楽しいから登る、それだけでいいっつう話なのに、なんでか、そうはならないよなぁ。

クライマーは5.9でスタートする、そして、グレード更新が最初に取り組む課題だ。しかし、グレードで登ると延々と5.17をしとめるまで、エンドレスな活動だと気が付くはずだ。それで私はげんなりしたので、私はクライマーとしては、超3流もいいとこだが、気にならない…最初からそうした競争の蚊帳の外にいれるのが、大人でスタートした人の特権なのであるから…。

大人はどうバレエを昇華させるか?クライミングを昇華させるか?
そこら辺の解を、指導者側が提供できないことが、君江ちゃんの悲劇を作るんだろうなぁ…

世間が”成功” と目していることを目指すことは、結局は、行き止まりの道です。

Wednesday, July 1, 2020

護摩焚きへ クライマーの地域交流

八面山のフリースクールの方を紹介してくださった方がいて、八面山では、クライマーのゲストハウスの可能性があるのではないか?ということで、地元の方との親睦を求めて、八面山のふもとの神護寺の護摩焚きに参加してきました。

■ 神護寺

高野山を本山とする真言宗のお寺で、修行ができるそうでした。護摩焚きがインド発祥とは知らなかった…。

護摩 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%B7%E6%91%A9
神護寺HP http://www8.plala.or.jp/zingozi/

滝行をやってくれるそうなので、暑い夏に行くと良いようです。

なんとろうそく10円、お線香50円しかお供えしていないのに、お土産を貰ってしまった…。

女性のお坊さん(尼さん?)が、すでに私たちが行くことを聞いていてくださっていたので、どなたかが伝言してくれたらしい!ありがとうございました!!

日本人の生活に密着している真言宗を感じた貴重な機会でした。

■ 岩場を案内

お蕎麦のランチのあと、地元の方を岩場(上のエリア)に案内しました。結構、下りがシビアな上の岩場。ロープが何回も出てきます。しかも雨でびっしょりでした。ちょっとハラハラしましたが…、まぁなんとか!

ここにトポ(ガイド)が出ています。
https://www.climbing-net.com/general/%e5%85%ab%e9%9d%a2%e5%b1%b1/

一緒に行った人をびっくりさせてしまったかな?!

これで地元の方でもクライミングエリアが分かるようになり、岩場とのローカル人材の距離感がちょっと狭くなり、岩場とローカルをつなぐ活動が前進したかなぁと思います。

次回はクライミングに行くときに呼ぶので、クライミングの様子を見ていただくと良いかなぁと思いました。

課題は、私でも登れそうなの(カプチーノ?5.9)が一つありました。

■ お寺へ移動

宿泊は、その辺で車中泊の予定だったのですが、今回、ご厚意でお寺に泊めていただきました。

しかも、お約束した時間に1時間も遅れてしまってスミマセン!お待たせしたのに、おいしい台湾茶をご馳走になりました。

同行者が、外国の人だったので、お寺に泊まれるなんて!とビックリ。しかも、お仏壇の前だったので、仏様の前で寝れるなんて!と大喜びでした。

私もどんなところか分かっていなかったので、たぶん雨がしのげるといいよね、的な東屋を思っていたんですよね。

ありがとうございました! しかも、おいしい唐あげの店(一人前450円)をご紹介いただき、キュウリやトマト、スイカを頂いてしまった!

ご近所に羅漢寺という古刹があり、朝、お散歩して癒されました… 何か労働と交換でしばらく滞在できる仕組みが構築できないかなぁと思ったりしました。

夜寝ていたら、蛍を見ました。今年の初蛍でした☆

■ 星生山と筌ノ口温泉

説明を追加
今回は同行者が九州の山が初めてだったので、星生山へ連れて行きました。久住です。久住の全体像が把握できる山というので、連れていった理由。


今日はお天気との競争だった。山で雨に降られなくて良かったです。

帰りは、筌ノ口温泉に行ったのですが、超当たりでした。なんと1728年スタートの温泉。
https://www.town.kokonoe.oita.jp/docs/2018020100011/#kannojigoku
https://onsen.unknownjapan.co.jp/article/2016/10/28/123

誰も居なくてよかったのと濁り湯だったので、体が見えなくていいです。





■ 渋滞なし!

帰りは奇跡的に渋滞がない状態で、飛ばして帰ってきました。

基山パーキングに立ち寄って、梅が枝餅をゲット。同行者のNikkiちゃんに鹿児島豚カレーたい焼きをおごってもらいました。


最後、市民プールを見せる余裕すらあり、驚き。

充実した週末でした。


■ その他


■ 同行者の記録

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This weekend was filled with adventure, traditions, history, and some great hiking.
Kinny and I took a road trip to a Jingo ji Buddhist Temple in the food of Mt.Hachimen (about 2 hours drive away) to watch a Gomataki fire ceremony. The ceremony involves burning wooden sticks with prayers written on them. The fire symbolizes the wisdom of Buddha, burning away the roots of suffering. There was a lot of chanting, and it was very meditative.
Then we hiked a bit around a small mountain called Mt. Hachimen, with some very steep descent into a valley, which required using ropes to climb down the hill.
We spent the night "camping" in an ancient temple that is currently being renovated, in the nearby town of Yabakei (thanks to a friend of Kinny's who is over seeing the temple). This was by far the most amazing part of the weekend. The temple was almost completely empty, expect for a shrine set up in the main room. I couldn't stop marveling at the architecture, and the vastness of the open space of the main rooms. It was also set among beautiful countryside farms, so the sounds of a nearby water fall and nighttime wildlife filled the house. I haven't felt that at peace in a long time.
In the morning we headed out to the Kuju mountain range, which is located in the central part of Kyushu, to hike Mt. Hosshosan. The views were stunning and it took us around 3 hours. We rewarded ourselves afterwards by visiting a natural hot spring Onsen, in which we happened to be the only people there, and got the whole baths to ourselves!
Tl;dr it was a great weekend.
この週末は冒険, 伝統, 歴史, そしていくつかの素晴らしいハイキングでいっぱいでした.
Kinnyと私は, 矢場渓の仏教寺院に旅先(車で約2時間)に行って御牧の消防式を見ました. 式典には, 祈りを込めて木製の棒を燃やすことが含まれています 火はブッダの知恵を象徴し, 苦しみのルーツを燃やしている. 唱えがたくさんあり, とても瞑想的でした.
そして, 私たちは山という小さな山の周りを少しハイキングしました. 八面は, 谷に急な下降があり, ロープを使って丘を登る必要がある.
中津の近くの町で, 現在改装中の古代寺院で"キャンプ"を過ごしました. (お寺を見終わったキニーズの友人に感謝). これは週末の最も素晴らしいところだった. 寺院はほぼ完全に空っぽだった. メインルームに神社が設置されていることを期待している 建築物, そしてメインルームの開放的な空間の広大さに驚くべき姿が止まらなかった. 美しい田舎の農園にも設置されていたので, 近くの滝と夜の野生動物の音が家をいっぱいにしました. 私は長い間平和を感じていません.
午前中は九州の中央部にある久住山脈へ. ハイキングに出かけました. ホッショサン 景色は見事で, 約3時間かかった. 私たちは, たまたまそこにいる唯一の人だった天然温泉に行って, そして, 風呂全体を自分自身に入れた!
Tl; Dr. 素晴らしい週末でした.
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