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Monday, November 16, 2015

久しぶりのアイゼントレ予定

■ 明日の準備中

明日は久しぶりにアイゼンを履く。5月の連休がアイゼンの最後の出番だから、5月2日から履いていない・・・とすると、大体半年・・・。

半年って短いようで、長い。今年は夏は短かった。大体、夏の暑さで体調を壊して、秋は調子が悪いのだが、秋と言っても、それは9月の話で、9月と11月は2か月も違う。なのに、それを秋は大抵引きずり、寒さに当たってから、本調子になる・・・という繰り返しを毎年しているような気がする。

秋は、例年雪を先取りしに行くのだが、今年は先取りではなく、名残を惜しむ山をしたような気がする。

■ 12月のための山

12月はもちろん、大事な山行としては、お正月がある。・・・と言っても、今年はお正月山行は、大きな山にする予定はなく、夫と行く山にする予定。貴重な休暇が無駄になるのに、去年で懲りてしまったのだ。

どちらにせよ、アイゼントレが必要なので、今年は、気の早いことに11月からアイゼントレ。と言っても、まぁそんなにすごいことをする予定ではないが。

ただアイゼントレっていうものは、毎年毎年同じことをやっておくことに意味がありそうな気がする。

例えば、私は朝に太陽礼拝を必ずすることにしているが、毎日同じ時間に同じことをしていると見えてくるものがある。

山では、何かあった時のトレーニングよりも、何かを起こさないためのトレーニングのほうが重要なので、そういう意味で、やっぱりアイゼントレが一番重要かな~と思ったりする。

滑落しなければ、レスキューはないのだから。

■ ユマール

今日は、お給金でユマールを購入した。片手8900円 ×2で、2万円ほど。

正直、セカンドでユマールを使って登らなければならない山に行く予定はない。

ユマールより先にフリーを頑張れ!というのが筋のような気がする。




その上、私が行きたいアルパインルートは、クラシックルート。三級、4級が主体で、基本的に5級は稀なので、それくらいは登れよ!ってレベルだ(笑)。

・・・ということは、あまり頻繁に使う道具ではないだろうし、私のような初心者レベルの人は、ユマールを買うより、1ヶ月ジム通いしたほうが有効なお金の使い方かもしれない・・・とも考えた。

が、例えば、私がガマルートを練習したい時、夫が使えそうだな~と思ったので、購入に至った。なにしろ、夫はまったくクライミングなんてしたくないのだからして。

基本的な悩みは練習に付き合ってくれるビレイヤーがいないことなので。

■ さっそくチェック!

しかし、取説を見ていたら、ちょっと謎が。ユマールって、右と左をセットで使うように習ったんだが・・・

この図だと、足も腰へも右のユマールに結わえてあるんだけど・・・?



別の使い方もあるのだろうか?

■ ユマール

実はこの器具、ユマール と言ったが、商品名はアセンジョン。

本当は、アッセンダーというのが、総称だが、ティッシュのことをクリネックスと言うように、ユマールも総称になってしまっている。

アッセンダーの中には、

簡易アッセンダーの タイブロックやロープクランプも含まれる。もちろん、ただのスリングだって、プルージック登攀ではアセンダーになりうる。私は片方スリング、片方ロープクランプで、宙吊り登り返しをすることが多い。

ユマールは、昨日見た『エヴェレスト 3D』にも出ていた。 顧客たちはフィックスされたロープを、ユマールで登る。この図、マンガの岳とか、別の物でも一般登山者の目に着く箇所に出てくる定番なのに、高所登山の経験がある友人が知らなかったんだが、なぜなんだろう?

フィックスロープで使うユマールは、自己確保のカンタン版、という感じなのだが、映画では、2回ほど、転落者が出ていて、後続者を巻き込んでいた。それじゃ自己確保になっていないんじゃないかと思ったりもしたんだが、どうなんだろう??? ペツルは苦情を寄せないのか?

印象に残ったのは、ダグさんが自ら確保を外して、ルンゼのトラバースから、谷底に身を投げるところ・・・あのシーンは誰も見た人がいないのだから、フィクションだと思うが、フィックスロープに、ぶらんぶらんと揺れるユマール・・・がとっても、印象的。悲しく切ないシーンだ。

明日はユマーリングで、アイゼントレ予定。

ロープ径が重要だが、

8mm ~ 13mm

とある。

イマドキ、13mmのロープなんて見ない。

シングル 9㎜後半

軽量シングル 9㎜前半

ダブル 8㎜中ごろ

くらいが標準的だが、ダブルの7.5㎜だとこの器具は使えないので、いくら軽量化したくても、あまり細すぎるロープだと、今使っている器具が使えなくなることがあるので、要注意だ。

ユマールは、登る、ということから見ると、多少、邪道な気がするが、高グレードの登攀では、世界のクライマーたちも使っている。

もしトップだけがロープワーク”高速化”の練習をしたくて、セカンドはさっさと登ってほしいというケースが出てきた場合にも使える。



Wednesday, September 16, 2015

懸垂下降について

■引き出しを多く持つ

懸垂下降には、様々なスタイルがあります。その場その場の状況に応じた懸垂のセットを使えることが大事です。

■ スタンダード技術

1)自己確保
2)ロープセット
3)すっぽ抜け防止
4)ロープダウン

5)懸垂下降のセット 
  ・下降器セット(エイト環、確保器)

6)下降
7)コール
8)ロープ回収

■ デラックスバージョン

デラックスバージョンは、余計に用心したい時用 です。

・様子の良く分からない空中懸垂
・初心者で制動手を離してしまいそうな人
・末端が届いているか分からないシビアな懸垂
・懸垂下降中に、ロープジャムを取る、写真を撮る、など両手を離す必要がある場合

などシビアなケースに用います。

5)懸垂下降のセット 
  ・下降器セット

のところに、

  プラス バックアップのセット

を行います。山岳総合センターでは、このセットで初心者には覚えさせます。

■ 簡易バージョン 

簡易バージョンは各種あります。

その1 カラビナ懸垂

カラビナにムンター(半マスト)を付けて懸垂します。半マストでの懸垂をカラビナ懸垂と言います。
半マストでの懸垂はキンクしやすいため、指でロープを割り、末端は別々にすっぽ抜け処理します。

その2 肩がらみ

 ・ハーネスがなく
 ・緩い傾斜

である時に限って、肩がらみ懸垂、腕がらみ懸垂も可能です。しかし、洋服が傷む、という欠点もあります。

フリクションを増やすには、太ももにロープを巻きつけます。

■ 下降器の選択

下降器は、

・ビレイデバイス
・エイト環
・カラビナ
・使わない

という選択があります。 すべて練習してセットを覚えておく必要があります。というのは、落とすことがあるからです。

■ すっぽ抜け防止

すっぽ抜け防止には

 ・まとめて結束  → 安全性が高い
 ・バラバラに結束 → キンクに強い

とありますが、大事なことは、

 バルキーなこと

です。

結んでも、確保器を通り抜けられる、エイトカンを通り抜けてしまう、小さいサイズの結束では意味がありません。

エイトノット、
ダブルのオーバーハンド

などを使います。

■ ロープダウン

ロープダウンは、スタンダード技術では、2本をまとめて、振り分けでまとめ投げます。これだと一人でしか、ロープ振り分け作業ができず、時間がかかります。

投げ方各種

1)2本まとめて投げる (重い)
2)半分だけ投げる (早い)
3)投げずに繰り出す (引っかかりにくい)
4)片方ずつまとめて投げる (二人が同時に作業できる)

■ 支点に負担を掛けない

支点に負担を掛けないためには、ゆっくりと同じペースで降ります。

スーッと降りてしまうと、確保器が熱くなり、ロープへの熱が気になります。

またバックアップが付いていると、支点に衝撃がかかり安くなります。支点がしっかりしている時以外は、できるだけ同じペースでじわりと降ります。

■ 作業効率をアップする

2本を別々にまとめると、二人で振り分け作業ができ、時短につながります。

■ ロープとロープの結束

2本のロープを使って懸垂下降するときは、ロープ連結が必要です。大事なことは

・絶対に解けない
・岩角にあたったとき、結束が上を向く

です。ロープ径が異なる時は、本結びしてから、ダブルフィッシャーマンで末端処理します。

・ダブルオーバーハンドノット
・丸めたエイトノット
・ダブルフィッシャーマン
・対面エイト
・本結び

などのノットを使い分けます。

■ その他

赤引きか青引きか、分からなくなりますから、引くほうに、セルフのカラビナを掛けておくことにすると、忘れても大丈夫です。

セットで大事なことは、必ずセットを確認してから、セルフを外すということです。
バックアップ付きの懸垂

Wednesday, June 10, 2015

レスキューのまとめ

さてと復習もだいぶ終わりです…

ホント一回講習会に行くとやることが一杯で困りますね!

■ リードのレスキュー

リードクライマーが落ちた場合どうするか?

です。私にとっては一番ありそうなパターン。

 1)ビレイヤーの自己脱出をする。(確保器の固定、テンション移動、事故者の固定、脱出)

  ここで判断する… 安全に自分にも登れそうかどうか?

 2)プルージック登攀して事故者に近づく
 3)空きロープでフィックスを作り、そのロープで振り分け救助で降りる

です。なんとなくそのままローワーダウンはできないのかしらと思わないでもないのですが(笑)シチュエーションが浮かばないせいでしょうか。

■ セカンドのレスキュー

セカンドで登っている人が墜落し、意識不明になった場合のレスキュー

 1)ビレイヤーの自己脱出
 2)振り分け救助

■ まとめ

この二つのレスキューで何が印象的かと言うと、ロープの切断が入ることです。ダブルで登っている前提ですから、片方のロープにビレイされていて、片方は空きロープになります。

その空きロープをレスキューに使います。

墜落した人がぶら下がっているロープは振り分けが済むと、切断してしまいます。

これはテンションしたロープは、意外にすぐに切れるということが、体験として分かりました。ほんの小さなポケットナイフでも切れます。

前にギザギザがないと切れないよ、と言われたんだけど、普通に切れました。

大抵は敗退用(懸垂)に、1本で行けるルートでも、ロープは2本持って行くと思うのですが、1本で行けるところは一本で行っちゃおうとなると、レスキューで困ることになりますね…

シングルで登るのは、沢などでは、良くやっていると思うのですが…沢のレスキューは沢のレスキューでまた別のシナリオがあるのかなぁ…

■まとめ

今回のレスキュー講習で新たに学んだことは、大きくまとめると、

 1)1本のロープに二人分の体重がぶら下がるのだ!
 2)振り分け救助
 3)カウンターウェイト (プーリーが重要アイテム)

の3点です。

フリクションノットが効くには何が大事なポイントなのか?などの基礎知識は、だいぶ前にやっておいてよかったな~と思いました。フリクションノットって何?と言う状態だと講習会はツラい経験になってしまうかも?

ラビットノットとインラインフィギュアエイトノットはできる人で助かったと思いました。そこから…だと、学ぶ内容が高度すぎる気がしてしまうのではないか?と思います。取っ手を作るのにも使えるしね!
 

6分の1の張り方復習中

■ 1方向にしか動かないセット 3種

引き続き復習中ですが、ライジングでは、1方向に動いて、反対方向には動かないプーリーがあると楽です。

そのプーリーの部分です。普通の人は持っていないので、単純にカラビナ。

で一方向しか動かなくするセット。

その①は、タイブロックです。 このセットだと↓側にしかロープが流れません。

細引きにつないでいるヌンチャクは重しです。

伝統的な?教科書などに書いてある、スリングによるフリクションノットでのストッパーは、ノットが動いてしまうので、おススメではないそうです。
 確保器じゃだめなのかなぁ?

プーリーとしての役割(=滑らかに動く)はないけど、一応、一方向しか動かない。

軽くなることは、期待はできないな。
 シンプルアセンダーでもやってみたら、一方向しか動かない。

これもプーリーとしての滑らかさは期待できない。

とりあえず、1方向にしか動かないということは、言える。

我が家はマンションなので、適当な固定点がなく、仕方なくテーブルの下で、斜張りの時習ったセットを復習中なのだが・・・

印象的だったのが、固定が、バイトのエイトノットではなく、ラビットノットだったこと。

■斜張り 

ロープは2本使う。一本目は普通に、両端を固定する。

それを3分の一システムで引っ張る。
1)フィックスロープを張る

2)フリクションノットをメインロープに付ける。

3)そのフリクションノットを、別ロープで引っ張る。

4)引っ張る時に3分の1システムを作ると、タイトに引っ張れる。

5)タイトに引っ張れたら、固定する。



試しにやってみたんだけど・・・

テーブルの下の空間は小さすぎて、カラビナが干渉するので、すごくやりづらい。

とりあえずタイトにロープを引く、というのはできたけど・・・

これで合っているのかなぁ???

これは一度ベテランに確認してもらいたいカモ?

使うのは

別ロープで引くためのスリング1、

その連結にカラビナ1、
3分の1に折り返すための支点用スリング1とフリクションのためのエイトカン、カラビナ1

さらに巻きつけのためのスリング1とカラビナ1

もう1個の支点用スリングとビナ1

固定した後のカラビナ1

と合計

スリング4、カラビナ5、エイトカン1、 

最初のフィックスロープ用のギアも入れると、さらにスリング2とカラビナ2が必要で、だいぶ要るな~と言う感じ。

ロープ連結のための巻きつけ用のスリングは節約できないし・・・

節約できるとすれば、

フィックスロープの両端

くらいしかないなぁ・・・

このあたりから、あんまり記憶が定かではないので、ちょっと不安。

ちなみにシステムについては、良いサイトを発見した。こっちを参考にしてください。

http://www.tokoukaikura.com/resukyu/pageindex/hansyutu06.html

ヘッドオンって何だろう?と思ったら、フリクションノットのことだった。なんで Head on なんだろう???

そう言えば、日本語でクライムダウンと言うけど、英語では down climb で順序が逆。

この図では、ユマールをスリングのところに使っているので、シンプルアセンダーも使えるのかもしれない???

こういうことをやっていると、あっという間に日が暮れてしまう・・・

ああ、疲れた。


3点からメインロープでアンカーを取る

 ■ ライジングの支点

支点は、普段は流動分散で2点で取る。

レスキューではもっと強固な支点が必要になり、3点となる場合、長いスリングが必要になる。

が、その長いスリングがない場合は、メインロープで取ればよい。

その取り方。

1) まず1mほど、余端を残す
2) 3点に通し、間を引き、長さを決める

角度が重要で 60°以上にならないような角度で。


 長さが決まったところ。もう手を離してしまっても良い。

結び目の分の長さを追加する。



ロープの端と束ねて

インラインフィギュアエイトノット

を結ぶ。

普通のエイトノットではダメ。
それぞれを全部一つのカラビナに掛ける。

安全環付カラビナで。

これで流動分散になっている支点が出来上がった。

通常は、ライジングなどの場合は荷重方向は決まっていて、フィックスであり、支点が流動する必要はないので、固定してしまう。
 ■固定の仕方

1)端のロープにスリングをガースヒッチする

2)末端が短くなるまで、ぐるぐる巻きにする

3)最終エンドは、ツーハーフヒッチにして、末端にカラビナを掛ける。

ここはほとんど緩むことはないので、普通のカラビナでOK。
 こんな感じ。
 固定されているか、チェック。
 固定されているかチェック。
 本日のランチ。

今日はブロッコリーのパスタ。

パスタをゆでている時間で、できた☆
おいしゅうございました☆


≪まとめ≫

・信頼できる太い立木なら1つでOK。
・強度に不安がある支点の場合は3点。

 例: カム、リングボルト、ハーケン、細い立木、芝、草・・・

≪今回使ったギア≫
・スリング3+カラビナ3
・安全環付カラビナ
・固定用スリング1+カラビナ1

合計 スリング4、カラビナ4、 安環付ビナ1
 

Monday, June 8, 2015

ダブルロープで登る時の1ピン目

■ダブルの最初の中間支点

大抵のアルパインのルートは、ダブルロープで登るが、1ピン目はできるだけすぐに取る、のが通例だ。

だが、ダブルだと2本とも、中間支点を取らないと意味がない。ので、1ピン目は、二つの穴が必要になる。

噂によると、1ピン目専用のヌンチャク(クイックドロー)が売っているそうなのだが、どれなのだろうか?

普通はとりあえず、このようにする・・・

こちらより拝借した。


← ただこれだとカラビナにカラビナを掛けるのは、ヤダな、ということで・・・・


この1ピン目をカラビナ3枚、スリングにラビットノット1つでとっていた。

三又になればラビットでなくてもいいのかも?

ラビットノットは覚えている人があまりいないノットだ・・・

改善案。 

↓↓ ↓

Sunday, March 29, 2015

ビーコン講習&シート搬送

 今日は岳連のレスキュー講習会だった。

御坂の先輩が、岳連の遭難対策委員をやっている関係で、先輩が講師。


雪上講習会という題目だったが、内容は

・ビーコン探索の概要
・シート搬送の概要

だった。

私にとっては、あまり目新しいことがなかった・・・のは、去年御坂で同じ内容の講習に出ていたからだ。
よりそちらのほうが充実していたことと、さらにもっとつっこんだ内容の、本格的な雪崩講習会の方に出ていたので、内容は重複しており、確認になった。

山梨県は人口が少ない。80万人。その割には山岳会が多いのではないだろうか?

今日は、

・新しくできた岳心山岳会
・梨大、学院の大学生
・山梨AC

等の会が来ていた。結構若い人が多い印象だった。

いつもクライミングで会うメンバーの中では、白鳳会がいない・・・のは、老舗だから、自前でやっているから必要ないんだろうなぁ・・・と思った。自前でやれない会がとりあえず集まっている状態だが、代表が一人、正月の日山協の講習会か、労山の講習会に出て、直接それを会に伝授するほうが良いかもしれない・・・

まぁ岳連主催だと、ボランティア講師なので無料だけど・・・。

元に戻るが突っ込んだ内容というのは

・雪崩を避けるにはどうしたらいいかの机上講習
・弱層テスト 各種 
・雪温測定
・各種のスタイルのプロービング
・小パーティで実践に即した形のビーコン探索
・同じく、役割分担してのプロービングからショベルアウト(10分以内にできないと失格)
・安否の確認
・搬送

とフルフレッジの内容の場合、どうやって雪崩を避けるか?により重点が置かれている。

そこらの知識の方はこうした講習会では自学自習することになっていて、実際事故が起こった想定での訓練になってしまう。

それでもヤラナイよりはやった方が良いと思うが・・・

これはシート搬送。

頭と足の2点、膝、腰、肩 の 6点の合計8点にポイントを作り、カラビナを丸めて入れたポイントを、クローブヒッチ(インクノット、マスト結び)で結び、それを今度は補助ロープでさらに接続する。

そうして各スリングはシートベントで連結する。

スリングサイズは、膝60、腰120、肩120cm。

それを今度は補助ロープで連結し補強。最後に肩,頭のスリングとメインロープを3点の流動分散を作って連結する。このとき流動分散になっているのがミソ。 引く方角が変わっても、引きやすいからだ。

これを各チームでやってからは、支点に事例紹介。

 ピッケルの支点、スノーバーの支点、枝をまとめて作った支点、土嚢の支点、の4タイプ。

皆で力いっぱい引いて強度を確認する。斜度がない斜面だったので、上に引いてしまい、枝の支点はすっぽ抜けた。

湿雪だったのでだいぶ強度は出そうだが。

最後は、イワシで灌木から支点を取る方法。

3分の1引き上げを事例紹介したのち、各自作ってみる。で以上終わりだった。

タイブロックでロープを痛めてしまった・・・ ああ~って感じ。

私は三分の一は、センターの講習会で、習った。そんなに難しい技ではなく、フィックスロープをピンと張りたい時にも使える。

山小屋では洗濯物を干すのに使っていた。

1つめの折り返しは、ローワーダウンと同じく、ムンターで、
二つ目は、クレイムハイストで作ったんだが・・・。

一つ目の折り返しにロープマンを使ってみたが、やっぱりロープマンの位置はスリングの代替えが適していると思った。

初めて見せてもらった3分の1も、プルージックの代用にタイプロックを使った。

折り返し点は器具を使うなら、滑車が楽なのではないだろうか?とちょっと疑問に。マイクロトラクションを使うのは妥当のような気がする。

確保器でもまぁ同じこと、要するに一方向にしか動かないということだが・・・折り返しは滑りが良いほうが力がダイレクトにかかって良いような?

雪崩れ講習会のススメ
雪崩事故を防ぐための講習会
机上講習会 この方がより重要と思いました
雪崩れの勉強

参考: シート梱包の方法  シート搬送


帰りになんと交通事故と遭遇・・・

金川の森の前で、車が横転していた・・・
事故直後だったらしく、救急車が走っていった・・・

山の事故より交通事故の確率の方が高い。

ギュリッヒだって、岩で死なずに、スピードの出しすぎでアウトバーンで死んだ・・・

山の危険もだが、道路も危険だ。

Wednesday, January 7, 2015

シースのズレの直し方

■ 取説熟読のススメ

あるとき、取説を読んだら素晴らしい情報が出ていたので、それ以来、ロープを買ったり、スリングを買ったり、カラビナを買ったりしたときは、

 必ず取扱い説明書を熟読

しています。クライミング用具は、基本的に命を預けるものですので、

 大事なもの

です。そしてロープは文字通り 

 命綱

ですね!

■ シースはずれる

衝撃のかかったロープ、みなさん、どう復活していますか?

私は、まだ墜落係数が2になるような(正確には1.7)墜落は、まだ見たことも、経験したこともないので、シースのずれ、とか、ロープのメインテナンス、というのは、基本的に対岸の火事的な、自分に無関係のことでした。

が、実は、ロープワークを始めるときに、練習用で先輩がくれたロープは、

先輩がくれた練習用ロープ
シースがずれていました・・・(^^;)

(これからマルチを始めるところの友人に貸していて、友達に督促して送り返してもらいました・・・スイマセン。無意味に督促した訳ではないんですよ~)

しかし、今まで直し方を知らないできたし、基本的に結び目の練習用で直す必要がなくきました。

ところが、ひょんなことで、シースのずれの直し方を知るところとなり・・・(事情説明割愛)・・・

シースのずれを直してみましたので、ご参考までにUPします。



■ シースのずれの直し方

1)そもそもロープは墜落で痛んだ個所から1~2m離れた箇所から切断する

  (私の持っているのは、ズレているところで切られていたので、このことを先輩は知らないかもしれません)

2)先端から5mほどロープを丁寧にしごく 

3)シースがずれたら     → さらに20cm末端をカットして 2)に戻る
       ずれなかったら →4)へ

4)末端をライターであぶってほつれ止めをする


 末端をカットしてみます。
 5mほどしかない練習用ロープなので、反対の末端からしごくと、これだけ余りました。

これは、この長さ分ズレたシース。

外皮です。

ヘビの抜け殻のように中は空っぽ。
 ロープってこんなになっているんだ~ 

さらに、20cmロープをカット。

再度 末端からしごくと、まだ10cmほども出た。

もう一度同じことをしたら、もうでなくなった。

抜け殻の量は、30cmほどにもなった。

触ってもぼこぼこしている。


 しかし、どんな衝撃がかかったロープなんだろうな~。

やっぱり、結び目の練習用だな~。

■ 交互に使う?

ロープは、末端を交互に使うように習いました。

しかし、ルートが10mのときに、70mのロープの末端を交互に使うのは薦められないのだそうです。

その理由はイマイチ分からないんですが・・・とにかくシースが真ん中に寄ってしまうのだそうです。

たまには、ロープを引きぬいて、支点で自然にロープをしごいておくのが大切です。

■ 痛みの原因

ロープの痛みは、泥がNo1だそうです。 ロープバッグをアルパインの人は使わないですが、使った方がいいですね。

私は100円ショップの袋で、末端を袋の手提げに結んで使っています。

地面に置くときは、テントシート(ピクニックシート)を代用しています。

私のは、コーティングありの外岩用で、防汚加工済みなんですが・・・防汚加工されていない室内壁用の物を外岩で使っている人もたくさんいて(特にベテラン)、ロープは基本的にオーバースペックに作られているので、それでも、経験的に問題がないようです。

でも経験で問題なくても、メーカー推奨の使い方のほうが、ロープに対するリスペクトはより感じるなぁ・・・。

私は、1年で、すでにロープ長者です(^^;)

ノーマルダブル: 8.5mm × 60m ダブル テンドンアンビジョン 2.7kg

沢・縦走用: 8.5mm ×30m ダブルテンドンアンビジョン 1.35kg

ゲレンデ用: 9.7mm×50m シングル テンドンマスター 3.0kg 

本チャン+ゲレンデでちょこっとみたいな場合用: 
軽量シングル 9mm × 50m シングル/ダブル/ツイン ミレーアブソリュートプロ  3.0kg 




Thursday, December 18, 2014

ダブルでトップロープ?

■メーカーカタログがベスト

ロープを選ばなくてはならないとき、メーカーの動画やカタログをよく読んでいると、全体像が分かります。

これはエーデルリッドのラインナップ例です。7本のロープがあり、それぞれ用途が違います。

インドアクライミング 10.1mm
スポーツクライミング 9.8mm
高難度スポーツクライミング 9.5mm
マルチピッチクライミング 9.2mm
氷河歩行 8.5mm
マウンテニアリング 8.2mm
アイスクライミング 7.7mm

です。これらの径は参考になる数値です。 

■ ダブルでトップロープ

で、今日の議題は(笑) ダブルでトップロープしてもいいのか?ですが…

 していい

けど

 ダメ

です(笑)。 

■ していいの解説
 
していい、というのは、ダブルロープで登っていると、末端それぞれにクライマーがぶら下がっていることは良くありますよね?二人フォローがいるケースです。普通です。

その場合、フォローはトップロープですよね? で、墜落すると?静荷重の墜落です。大した墜落ではないです。

私もアイスで30cmくらいスタンスが外れて、ずりっとなってセカンドで良かった~と思ったことがあります。

これは、トップロープでの墜落と同じです。でも、リードでの墜落と違い、上手にゆるみがないようにビレイしていたら、落ちてもロープの伸びの分だけです。

■ ダメの解説

しかし、一般に”トップロープで登る”と言って、 上記の”していい”のケースを思い浮かべる人は現代では稀です。

皆が思い浮かべるトップロープと言うのは、リードフォローのフォローの状態ではなく、ゲレンデで登ってはローワーダウンを繰り返すすだれの壁のほうです。

そのような使用では、トップロープになっているロープは、クライマーが地面にいるときがロープの長さが最長で、ルートの2倍の長さが出ていますよね?

例えば10mのルートなら、20m出ています。

そして、ダブルのロープと言うのは、シングルロープより伸びが大きいです。

 シングルロープ静荷重伸び率 5.7%
 ダブルの静荷重伸び率     7%

と仮定します。 20mの時点だと

 シングル 114cm
 ダブル   140cm

出ます。以前大滝で50mを2本連結したトップロープでは3mくらい出ていました。

まだ離陸していない1m位のところで落ちると、114cm落ちたらグランドします。別に足がつけるので、平気ですけど、ダブルだともっと出ますよね?

つまり、良く伸びると言うことです。

シングルではなくダブルでやると、余計伸びます。つまり、へたくそビレイヤーには向きません(笑)。

その上、初心者の場合のトップロープと言うのは、張ぎみを通り越して、常にテンション=引き上げ状態であることも珍しくありません。

実際私たち夫婦が体験クライミングでアイスに行った時は、二人とも引きあげられていた、と確信できます(^^;)。
そのような使い方は、つまり、プーリー現象で、一点の力点で、ロープをゴリゴリとしごくことになるのと同じです。

■ ローワーダウンは最悪にロープが痛む

クライミング初心者な方が、みな知らないのは、ローワーダウンがすごくロープに悪く、ロープが痛むと言うことです。

体重をすっかり預けたまま、ロープをしごいているのですから、当然ロープに悪いのは常識の範囲で分かることですが、ロープを購入しない間は、そのことには自分のことでないので気が付きません。

コンペなどでトップロープしか使わない場合は、セミスタティックの、伸びないロープを使っているそうです。

で、ほとんどの人はトップロープと言うのは、リードフォローのフォローのことではなく、ゲレンデでショートピッチで登り、「テンショーン」と言って降ろしてもらう、一連の流れを意味しています。

ですから、ロープの伸び、という知識が欠落した人は、無造作な所作を行います。ローワーダウンして何が悪いのか、分かっていないと思いますし、それ以前にローワーダウン以外の降り方なんて想像もできないのではないでしょうか?

「伸びるロープだから、下ではぶら下がらないように」と、注意しておいても、離陸から、ハングドッグします。

■ 伸びと墜落の関係が分かってから

ダブルでトップロープ私はしてもいいと思いますが、それには

・伸びるから、リードの墜落が安全になるし
・伸びるから、グランドの可能性が増える

という伸びの持つ相反する部分をよく理解していることが大切と思います。

そうでない人は、ビレイヤーってただロープを持っていたらいい、とか、引っ張り続けることだ、と思っています。

そういう使用では、ダブルのロープすごく痛みます。

トップロープで登っても、終了点でローワーダウンせず、懸垂下降で降りてくれば、ロープの痛みは最小で済みます。

まず離陸する瞬間が一番ロープの長さが長い、それも分かっていない人だとダブルでトップロープのビレイヤーをさせるのは危険です。

私は自分のロープが8.5mmのダブル30mでスタートしたので、全然それに体重を預けるのを不安に思ったことはないのですが、クライミングウォールに慣れていた相方などは、「ほっそーい!」と感じることもあったようです。

私は逆に11mmのロープって、「太っ!」(確保器に入んないよ~)と思いました。結び目も作りづらいです。

しかし、落ちるには安心です(^^)

≪関連記事≫
クライミング初心者が失敗する16のこと
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2014/04/blog-post_11.html

Monday, December 15, 2014

トップロープ大会はラビットノットで!

技術情報です。

会の親睦クライミングは、基本的には、トップロープ大会となるかと思いますが・・・(ならない場合があればよいですが・・・)

そういう場合、

頻繁にエイトノットを結びなおすのは時間の無駄

です。なので、通常エイトノットオンアバイトにすると思います。

が、ガイドさんは、そうするとロープ末端の痛みが激しいので、ラビットイヤーノットにしています。

トップロープ大会の時は、ラビットで!

■ ラビットイヤーノット

ラビットイヤーノットは、エイトノットの変形なので簡単です。 大事なのは、使うロープの径に合わせて、素早く結べるよう慣れておくこと。

普通にバイトのエイトノットを作るところを、バイト部分を通さないで、ロープの腹を通し、バイト部分を折り返して、締め上げるだけ。

練習もカンタンですぐにできます。

良い習慣は、すぐ取り入れるっていうのが大切。

私もロープを貸す方になので、自分のロープは自分で守る。(まだ入会して1年たっていないけどねー・・・(遠い目))

末端処理つきですが、分かりづらいですね。

末端はこの例だと長すぎます。

慎重派のガイドさんだと、環付ビナを2重にする人もいます。

普通のビナだったら、互い違いに交互に掛けて、環付ビナ1枚と同じにするのが常套手段ですが、環付ビナであれば2枚にしなくてもいいような気がします。

それより、安環がしっかりしまっているかのほうが重要かと。

アンザイレンに使う環付ビナは大きい必要もなく、
HMS型である必要もないので、小さくて、しっかり閉まるものを使います。

通常は、オートロック式がベターですが、雪がある場所だと雪を噛んで、安全環が閉まらない可能性があります。のでスクリューロック。

岩:オートロック  氷:スクリューロック

末端処理がないとこんな。

実戦では末端処理をします。

ダブルのオーバーハンドを結び目の近所に作ります。

末端は直径の10倍の長さ残します。

YouTubeで分かりやすいビデオが出ていました☆








Wednesday, December 10, 2014

新人の懸垂下降は6mより低い壁で (高エネルギー事故を避ける)

■ 引き上げシステム

どうも12月の初めは、山の世界では、レスキューワークを復習するシーズンのようです。

フェイスブックで回ってきた画像が、何分の1か分からなかったので、ちょっと調べています。

こちらにいくつか資料があります。

超図解引き上げシステム

引き上げシステム

ちなみに英語では、”ホーリングシステム”です。 難しく見えますが、3分の1をまず覚えれば、折り返しを増やしていくだけです。プーリーがあればいいけど、なくてもできます。

私は3分の1システムを、ムンター+フリクションノット で習いました。

フムフム・・・と興味津々に読んでいたら、時折読ませてもらっているサイトで、事故報告書に疑問を呈する文章を発見しました・・・(汗)

このサイトはロープアクセスのプロのサイトで、ついつい長い時間読みふけってしまいます・・・。

これによると、6m以上からの墜落(クライミングではよくありそうですね!)は、

高エネルギー事故

という名前になり、即座に救急車などのプロのレスキューを依頼すべき事態だそうです。

つまり、セルフレスキューしてはいけない。 ええっ?そうだったのか!! 


私は日赤の救急救命講習、受講済です。義務付けられていたので・・・。

山梨の日赤の救急救命講習

なので、基本的な救急救命法は知っています。あとは雪山のリスクマネジメントという講座で、救急の搬送や、雪洞堀りをして、去年は雪崩講習会にも出ましたが、これは初耳の話でした。

ただ、まだ一緒に山に行くことになる、山岳会のメンバーとはレスキュー講習や、セルフレスキューを一緒にしたことはありません。

セルフレスキューって、基本的に共通理解が必要なので、一緒に行く山仲間としないと意味がありません。

でも、そもそも、セルフレスキューしてはいけない事態だってあるんだ~、とビックリ。

山では、何が何でもセルフレスキューした方がエライっぽいですが、頸椎損傷の時に下手に動かすと、後遺症が残ります。

・・・それよりなにより、事故防止にしっかり支点構築を学び、クライミング力を上げた方が良いとは思いますが・・・。

怪我をしてから認識するより、怪我の前がいいですよね!

PS クライマーによさそうなこんな求人も発見してしまった(汗)・・・

ロープが屈曲して登れないときのエクステンション

■ 課題

現在私のクライミングの課題は、

1)ロープが屈曲して流れず、登れなくならないよう、ランニングを設置する
2)ダブルでうまくランニングを設置する
3)落ち慣れて恐怖を克服し、自分の実力を出せるようになる
4)ムーブ解決力をつける
5)オンサイト能力をつける為、登る前にちゃんとルートをよく見る
6)アンダーホールドで乗り越える被った課題

です。

で、海外のClimbing誌の今回の技術特集、これ役立つな~! こんな図解があった☆



Bad,Good,Best が分かりやすいです。

これはシングルで登っていますが、長いスリングを付ける(エクステンション)と、ロープの流れが良くなるのが、分かりやすい。

良く見ると、ベストパターンは、支点の位置が違う。つまりボルトルートで、支点の位置が固定だったら、Bestのように緩やかなカーブにするには、ダブルロープってことになるのかな?

この例はカムなので、支点の位置を変えられるのです。つまり、カムになると支点の場所をどこにするか?もよく考えてクライマーは登らなくてはならないって意味ですね。

■ ダブルの振り分け

ダブルの時の支点の振り分けは

交互

と習っていますが、上記の例で交互にすると、クロスしてしまう・・・

クロスするとロープ同士がこすれて焼き切ってしまう可能性があります。のでクロスしてはいけないのだけど・・・

この図は誤解がないように言っておくと、Goodの図に緑の線と紫の線を付け足しています。ダブルだとどうなるか?という想定で・・・・交互クリップするとこうなる。




クロスしないようにすると、支点を左右に振り分けることになる。これでいいのかなぁ?

こうなる・・・


右のロープが墜落を止めないとテラスに激突するよなぁ。


Monday, December 1, 2014

ダブルはロープの流れを良くするためですよ~

引き続き、ロープワークの教え方を検討します。

前回記事の山行を要約。

■ 要約

セルフビレイ
 ↓
カラビナでの懸垂下降 (ムンター)
 ↓
敗退の仕方 (懸垂下降、ATC、8環、カラビナ)
 ↓
ロープワーク講習会 基本の結び目 (エイトノット、ムンター、クローブヒッチ、各種フリクションノット)
 ↓
山岳総合センターリーダー講習会 (スタカット、結び目、擬似リード、搬送、支点)
 ↓
支点のつくり方 確保者と支点の位置関係
 ↓
ビレイヤーのアンカー=パーティの全体のアンカーであること
 ↓
確保理論
 ↓
スポーツクライミングでのビレイ
 ↓
セカンドの確保手段の選択 (ATC、ムンター、支点折り返しビレイ)
 ↓
ハンギングビレイ
 ↓
懸垂支点
 ↓
トップロープの支点
 ↓
シングルロープクライミングでのランニング支点の取り方(ぬんちゃくの向き)
 ↓
現在ダブルでロープの流れを上手に作ることが課題

というような流れで、学びました。

■ シングルロープクライミングとダブルロープクライミング

シングルか?ダブルか?というのは、登ろうとするルートが屈曲しているかいないか?に寄ります。

屈曲していないストレートなルート → シングル
屈曲しているルート → ダブル

これはアルテリアのサイトから拝借した画像です。長いクイックドローがあれば、流れを良くすることもできます。黄色いのが、ヌンチャクのスリングの長さが長い箇所です。ダブルであれば、ヌンチャクは短いままでも、同じように流れが良いわけですね。

ダブルの時は、基本的には交互に掛けます。









ホント、ロープって屈曲すると流れないんですよね!そのことが分かるにも、シングルでへたくそに登っていないと分かりませんが(笑)。

ツインは特殊で、アイスの滝登りなどで使います。滝だからまっすぐしか登らないし、アイスは支点を自分で作るので、いつもほぼまっすぐ上です。

■ 必要なロープ

1)縦走用 30mのダイナミックかセミスタティックロープ

私は山岳総合センターに通っている間は、本チャンって何?状態でしたので、縦走コースの目標到達点を目指しており、そのために30mのダイナミックロープ(ダブル用)を買いました。

これが最初のロープ。出番は限りなく少ないロープです(涙)。沢で使っています。沢には沢のロープが本当は欲しいですが・・・。

2)軽量シングル 9mm 50m 落ちない系ロープ

次に6月に軽量シングルを買いました。これは本チャン用です。

軽量シングルって名前だけど、基本的にダブルロープです。ダブルロープなんだけれど、屈曲していないシンプルなルートなら、これ一本で済ませられる、というロープ。北岳バットレスはシンプルで屈曲していないルートだからです。

3)ダブル 8.5mm 60m 落ちない系ロープ

7月にダブルを購入。スタカットも慣れてきて、ビレイパートナーもいたし、買っても無駄にならないから。パートナーがいないとダブルは買うに買いづらいです。なにしろ、一緒に行く人と、径や長さが揃っていて、色が同じでない、ということが重要なポイントになります。色は重要です。

4)シングル 9.7mm 50m 落ちる前提ロープ

バンバン落ちる用。

ロープワークはひと段落し、登攀力を上げる、という段階に来たので、シングルロープを買いました。シングルロープはゲレンデ用です。

ショートピッチのゲレンデは、つまり登攀力アップの練習で、本番ではありませんが、本番と練習の頻度では、練習の方が頻度が多いので、消耗が激しいロープ。

■ アルパインの人はダブル、フリーの人はシングル

通常は

 シングルは会の備品、
 ダブルは本番に行かないと使わないので、各人が持っているもの、

というのが定番です。御坂山岳会は、クラミングをする人が少ないので、シングルロープでさえ、会の備品ではありません・・・え~それじゃクライミング人口は増えないよなー。クライミング主体の会では、ロープは共同装備です。

シングルは、基本的に消耗品です。ダブルは各人一人一本持っているべきもの。

軽量シングルは、実は、便利グッズ的扱いです(笑) 

シングル並みの強度があるダブルとして・・・あるいは、ダブルの重さしかないシングルとして、使えます。どちらかというと、後で買うべきロープです。

パートナーが出来て、まずは一本という時は、それぞれがダブルを1本ずつ買い、二人で共同の普段の練習用に、共同装備としてシングルを買う、というのが一般的な成り行きかな、と思います。




Saturday, November 1, 2014

10.0ミリか?9.7mmか?それが問題だ!

■シングルロープ

最近、シングルロープが欲しいと思って悩んでいます・・・

シングルロープって、太さがいっぱいあるんですよね。

太いと丈夫です。でも重い。そして、確保器に入らない!!

実は前穂北尾根では、2峰での懸垂下降、使ったロープが太かったので、確保器が入らず(笑)、皆で、カラビナ懸垂で降りました(笑)

そのムンターでさえ、もうちょっと大きいカラビナがほしいな~ってくらい、太かった・・・

持ってきてくれた先輩はとっても重いのを担いでくれたということで、感謝感謝です。

確保器に入りづらいと言うのは、要するにロープが出づらいということで、リードのビレイをしている時、繰り出しが遅いとクライマーが引っ張られて登りにくくなります。

≪太いロープのまとめ≫
・重い
・確保器に入らない
・丈夫
・繰り出しにくい

■ 勝負ロープ

マルチピッチで使うロープは、基本的にはぶら下がることは前提ではありません。ぶら下がらない前提のロープです。

 マルチ → ぶら下がらない前提のロープ
 ショート → ぶら下がること前提のロープ

私は軽量シングルを持っているのですが、この軽量シングルは、自分がリードする時用。つまり、先日の前穂北尾根みたいな用途向けです。本チャン用。

これで北岳バットレス登ろう!と思って買いました。

 だって、女の子なんだもん。

が主たる理由です。というのは、軽量シングルって言うだけに軽いんです。

ま、ダブルを持って行っても、いいわけですが、シングルで軽いのがあると、素直なまっすぐなルートなら、一本で登ることもできる。そうすると早いです。それに、マルチの帰りに、ちょっとショートルートで遊びたい、とかにも対応できます。 

一本だと、敗退シナリオがないですけど、もう一本をダブルにすればいいしね。

このロープ、体重が55kg以下の人がぶら下がるのには、問題なさそうだけど、これをゲレンデに持って行くと、

「伸びが大きいロープだからね、下で墜ちないでね」と、釘を刺しても、みんな離陸から、ハングドッグしちゃう・・・(汗) それも体重も重いのになぁ・・・。

師匠さえ、下降は懸垂下降で降りてくれました。

つまり、それはトップロープの支点で、ロープをグリグリしごくのは、ロープがとても痛むからです。 

みんな、プーリー効果って知らないんですよね。

確保理論、勉強してくださいよ~!まじで!

知らないのは無知、不勉強がなせる技だけど、時間は色々だから、知らないことは残念だと思っても、許せないのはセリフです!!!

「1万5千円?な~んだ~」 って。 え~ヒドイ・・・安いですか、1万5千円て・・・(T_T) 

私には、かなり痛手の出費なんですケド・・・そのために東京のカラファテにまで、行って買ってきたんですよ~(><)

ってわけで、私の軽量シングルは ”勝負ロープ”なのに、”普段使い”されるとショックです・・・(><)

■ 普段使い用ロープ

というわけで、ショートルート用の、ハングドッグできるロープが欲しくなりました。消耗品です。 

で、

ぶら下がること前提のロープ

です。

で悩むのは、

 10.2ミリにするか?
 10ミリにするか?
 9.7ミリにするか?

です。 どれも用途は同じでほとんど変わりがないからです。 実際、手に取って確保器に入れて見れたら、簡単に選べるんですが・・・。

ちなみに下の図の、10.2ミリか、10ミリか、9.7ミリで悩んでいます。

天野さんは「9㎜後半ならいい」と言っていました。10ミリ前半の、10.2mmも耐久性はよさそうです。

が太いから、繰り出しにくそうで・・・。重さは10.00ミリと変わらず、優秀なロープのようです。 

9.7mmと10mmでは、同じ耐久性なら(耐墜落回数)、軽いほう(9.7mm)がいいとも言えるのですが・・・。 

うーん、違いが、微妙すぎて選べない!

※2014/10入荷商品
マスター
9.4mm
マスター
9.7mm
アンビション
10.0mm
アンビション
10.2mm
アンビション
10.5mm
ロープ径(mm)9.49.710.010.210.5
UIAAフォールズ
耐墜落回数
5-79912-139-10
重量(g/m)5861676769
最大衝撃
荷重(KN)
7.07.07.87.17.9
シース(表皮)
のずれ(mm)
00.10.10.10
静荷重
伸縮率(%)
6.26.35.76.16
動荷重
伸縮率(%)
3736333634
ノットアビリティ0.90.910.80.8
シース(表皮)
SBS加工
ありありありなしなし
シールド加工コンプリート
シールド
コンプリート
シールド
コンプリート
シールド
コンプリート
シールド
コンプリート
シールド
クオリファイドEN892(ヨーロッパ規格)
CE1019マーク取得 
UIAA(国際山岳連盟)基準
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)




Friday, October 17, 2014

落ちるためのロープ&落ちないロープ

■ 装備の選択も自己責任ですよ~

このブログを書いていて、一番うれしいのは、”役に立った”と言っていただけること。

なのですが、逆に、”困ったな・・・トホホ”という時も、時たま、あります。

みなさん、山は自己責任です。 自己責任の一つには、”装備の選択”も入ります。

「ロープ、これでいいでしょうか?」と聞かれても困ります・・・(^^;)

マムートのシングルロープ なんと9000円!安!
それは、「わたしでも歩けるでしょうか?」と山小屋で聞かれるのに、なんだか似ています・・・(--;)

私は、テンドンのアンビジョンを持っていますが、これにしたのは、スペックと価格から見て、ベストバイだと思ったからです。

しかし、滑りやすいから、とコーティングが嫌いな人もいます。アイスクライミングをしなければ、防水やはっ水のコーティングは要らないです。

なので、用途が違えば、ベストバイは違うのは、当然のことなので、その辺は自己判断でお願いします。

■ 自己判断のお手伝いを

ただ、何を買ったらいいか?という自己判断は、それはそれで、結構難しいです。

私も、上記のマムートVertexは、見た瞬間、「ベストバイ!買おう!!」と思ったのに、「待てよ、私は、外岩ショートピッチ、まだ自分でロープを張れないし、そんなに頻繁にするか?」と自問自答して、「パートナーいないし、あまり岩登りをしないかもしれない・・・」と思ったので、その時は買えませんでした。

自分の登山スタイル、クライミングスタイルによって、買うべきロープは違うので、その辺の事情が分かる前にロープを買っても、あまり良い買い物ができないのではないか?というのが、私のアドバイスです。

■ 色々盗んで学びましょう

ちなみに先輩は、マムートの、7.5mmの最軽量のダブルを2本セットで持っています。7.5mmなんて、みんな「え?!細引き?!」とびっくりしていますが、スペック的にはそれで十分、ダブルもツインも仕様を満たしています。

伸びの良いロープを怖がる人がいますが、それは落ちること前提のスポーツクライミング的なフリークライミングが、その人の山のスタイルだからです。

外岩でも、トップロープの人たちは、ガンガン落ちています。 そういう風に外岩をとらえている人が、この7.5mmのロープで、トップロープを張って、ガンガン落ちたり、ローワーダウンを繰り返すと、ロープが激しく痛み、全く用途としては不適なことになってしまいます。

つまり、先輩が7.5mmダブル/ツイン仕様を持っているってことは、逆に言うと、「今度からマルチ(=落ちない)で、どんどん行くよ!」って意味です。 ロープが太くて重いと、ロープが出れば出るほど、ぜんぜん登れなくなるんです。ロープが重くて・・・。なので、軽いロープが欲しくなります。その結果、ロープ径はどんどん細くなって行っているわけですね。

ただ細いロープは伸びが良いロープですので、落ちれたときに、予想以上に伸び、墜落する距離は大きくなります。しかし、距離が大きいと言うことは落ちた人が人体に受ける衝撃は、少ないということです。

大事なのは、グランドフォールしそうな地面付近で墜ちてはいけないということを分かっていることです。

またこうしたロープをトップロープに使ったり、ローワーダウンに使ってしまうと言うことも、分かっていないなーと言うことになってしまいます。

この辺は個人で勉強というか、色々雑誌などを読んだり、ペツルやマムート、エーデルワイスなどのカタログでロープの分類を見たりしていると、分かってきます。

なんと8mmのシングルもある!


良さそうなロープをちゃんとお店の人に教えてもらっておく
こういうのをたくさん見て、どうロープを使い分けるのか、理解しておくことが大事だと思います。

落ちること前提のロープ

落ちないこと前提のロープ

があります。

軽量シングルは、マルチピッチでも屈曲が少ないルートで、軽量化したい時や、核心部が上部にある課題で、限界グレードトライなどの時に良いロープです。

が、トップロープやローワーダウンをするには、もったいなさすぎます・・・(^^;)

それには、もっと安い太いロープで十分なのです。

でも、そうしたロープは重いので、高山のマルチに持って行って6時間も担ぐには、向きません・・・


≪参考≫
 ロープの研究
 ロープの購入検討中
 伸びの良いロープを使う時の注意点:軽量シングル
 60mのダブルロープ買いました

Tuesday, July 15, 2014

よく伸びるロープは怖いのか?

■ ダブルロープ、買いました♪

実は、ちょっと前からダブルロープを買う気でいたんですが、問題がありました。

廻りの人が誰も60mを持っていないことです。

会の先輩が、「今から買うなら60mでしょ」と言っており、私も阿弥陀南陵の3P目が、50mだとピッチを切らないといけないが、60mならそのまま行けると聞いていて、今から買うなら、60mだな~と思っていました。 ルートによって60のほうが楽、というのがあるようなので。

ただ、問題だったのは、一緒に行きそうな人だれも、60mを持っていなかったってことなのです。

1本だけ60mがあっても、一緒に行く人が、50mのロープしか持っていなかったら、10m分はただ重いだけで、何の利益もないのです。

じゃあ、2本買う?

まぁダブルロープは一本当たりはそう高額でないので、買っても良いけど・・・、

まだアルパインクライミングをしたことがないのに、ダブル2本も持つって・・・ どうなんでしょう(^^;)?

山岳会の代表者じゃあるまいし・・・ ロープ1本のお金で、カムを2個、買った方が役立つんじゃないか?な感じでした。 なんか優先順位が違う感じ。

ところが!

昨日、一緒に太刀岡山の小山ロックに行った先輩が、

「60mのマムートフェニックス、青を買いました~」

とメールをくれたので、

「キミは黄色を買いな~」

と言う意味だと理解。 即座にクライミングドットコムで黄色のロープをポチッとしました。

まだ現物は到着していません。 まとめると・・・

≪クライミングロープ購入のポイント≫
・一緒に行く人とだぶらない色を買うこと
・一緒に行く人と長さを揃えておくこと

■ 伸びるロープは怖い?

私は今かったテンドンアンビジョン8.5mmをすでに持っているのです。30mで。

フリークライミングで、このダブルに1本でぶら下がると怖いかも・・・でも、懸垂下降の登り返しの練習などで普通に8.5mmにダブルでぶら下がるのはまったく平気でした。

一本でも当然ですが、ぶら下がれます。切れる気配は当然ですがありません。

伸びが良いロープは衝撃吸収性能が良いロープ、と言えます。落ちる人とプロテクションにかかる負担が小さい。が、逆に言うとよく伸びるのでグランドしやすい。

でも、流して止める、なんていうビレイヤーの上級テクはイラナイロープです。

流して止めるのと同じくらい、よく衝撃を吸収するってことですから・・・。

去年の今頃、縦走用に補助ロープを探し、色々とスペックを比較した結果、テンドンアンビジョン8.5mmの60mを、友人と半分こしました。

このロープで、今までアイスのルートとかピークハントに行き、結構役に立って、もう元はとれたかも(^^)。

参考までに、スペックを載せておきます。

ーーーーーーーーーーーー
⑤テンドン クライミングロープ アンビション ダブル 8.5mm 60m コンプリートシールド加工 ブルー11,580円(税込)

耐墜落回数 10-11
重量(g/m) 46
最大衝撃荷重(KN) 5.5
静荷重伸縮率(%)   6
動荷重伸縮率(%) 35
ノットアビリティ 0.8
シース(表皮)SBS加工 なし
ーーーーーーーーーーーーーー

こちらがマムートのスペック。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
③ マムート Phoenix8.0 フェニックス 60m \17,010

軽くてしなやかな防水性を持ったアルパインクライミング用の最軽量ロープ。多くのエクストリームクライマー達からも大きな信頼を得ています。

衝撃荷重:6.0kN
UIAAフォールテスト回数:8-9回
重量:42g/m
http://www.yamakei-online.com/catalog/file/book26/#page=51
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マムートのフェニックスは8.0mmとさらに径が細く、耐墜落回数はテンドンより少なく、そして、衝撃荷重は6kNと少しだけ大きい。5.5kNなので、ほとんど変わらないということですが。

マムートの方は伸び率が出ていません。 アンビジョンは、静荷重でぶら下がった時6%伸びる。 大きな墜落では35%も伸びます。 10mだったら、3.5mも伸びる。

10m登ったら、3.5m伸びる = 地上6.5mで停止。
 5m登ったら、1.7m伸びる = 地上3.3mで停止。
 3m登ったら、1m伸びる   = 地上2mで停止。
1.5m登ったら、0.5m伸びる =地上1mで停止。

まぁ理論上でしかありません。でも、1.5m以下で落ちても自然に脚で着地できますから、問題ない。


■ 伸び率比較

≪伸び率比較≫
                            伸び率    最大衝撃荷重の値
①エーデルワイス ヒルウォーカー8mm    なし       12.8kN
②マウンテンダックス ジル 8.3mm      9.2%(3位) 6.32kn
③マムート Phoenix 8.0㎜            なし        6.0kN (3位)
④エーデルワイス ディスカバー 8mm    7% (2位)    9kn
⑤テンドン アンビション 8.5mm        6%(35%) (1位) 5.5kN (2位)
⑥ベアール  ランド ゴールデンドライ 8mm   なし        4.2kN  (1位)
⑦ジルモント ジル8.3mm               9.2%(3位)   6.32kn

伸び率には、

 静荷重での伸び率
 動荷重での伸び率(墜落時)

とあるようですが、ロープメーカーが出しているスペックは、テンドン社以外、二つを併記していません。(たぶん、公表していないだけで、実はとテンドンと同じくらい伸びるのでは?)

一般にクライマーが知りたいのは 動荷重での伸び率ではないのか?と思いますが、どうなのでしょう???

ちなみに私の軽量シングルも、伸び率が大きいロープです(ミレー)。

このように伸び率の大きいロープは柔らかいロープなので、トップロープでローワーダウンを繰り返すような(つまりロープを固いもので、しごくようなことが多い)用途には向きません。

ロープを痛めないためには、トップロープではなく、リードフォローで登って、懸垂下降で降りると、大丈夫です。

というわけで、伸びの良いロープはマルチ向き。

伸びなくて固い太いロープは、シングルピッチのフリークライミング向きですね。

私は後は日常のフリーの練習用に、10mmの伸びないシングルを買えば、ロープのお買いものは終了です♪ この用途にはマムートのVertexを買う予定でいます。

≪伸び率の大きいロープ≫
・伸び率の大きいロープは柔らかいロープである
・衝撃をよく吸収し、流して止めるテクニックは不要
・ダブルで良く伸びるロープはマルチピッチ向き(本チャンむき)ロープである
・トップロープやローワーダウンでしごくような動作を繰り返す用途には向かない
・TRやLDではなく、リードフォローと懸垂下降で降りれば大丈夫!