Sunday, April 7, 2019

クライミングは遊びです。命を大事にしましょう ー志賀の岩場

こんにちは。Kinnyです。

さて、登山やクライミングっていうのは、とっても楽しい遊びですが、どうも遊びという一線を越えて、なにか別のものをかけるのが、”正しい!それ以外は間違いだ!”と思ってしまう、残念な人が多い業界です。

かけているものの代表は…、ずばり   です。

俺の命なんだから勝手にさせろ~って言ったってね、人間は社会的動物です。一人で生きて一人で死んでいける世界には、そもそも住んでいないんですよ。

死んでから、「岩場が死亡事故で閉鎖になったんで、責任取ってください!」って、地元の岩場管理者に言われても、本人は死んでいるから、責任も取れないでしょう。

さて、このような回覧が回ってきました。よく読んでおいてください。

私が思うには、命知らずなクライミングをしたい人は、自分で開拓しましょう。そうすれば、開拓の苦労が分かります。大変なんですよ。

まぁ、そもそも、プリクリップが必要ないように、確保理論通りにボルトが打てればいいのですが、コスト面や労力を省く面、岩の質や形状の制限、などから、ガバ=ボルトと同等、みたいになってしまい、どうしてもランナウトが避けられないことがあります。

そういうケースでランナウトして落ちても、自己責任と言われます。その場合は

1)プリクリップする必要があると見極められる
2)絶対落ちない登攀力がある

のどちらかである必要があるでしょう。プリクリップをするクライマーを見下す習慣は改めましょう。

その程度の話で見下されまいと頑張って落ちて、怪我したくらいならまだしも、死んだって、他者の意見に左右される幼稚なクライマーだったというくらいのことにしかなりません。

おりしもフリーソロのアレックス君がもてはやされていますが、大学も辞めて通い詰めて自動化がもたらした快挙ですので。同じことができない人が安易にマネすることではないです。

ーーーーーーーーー引用ーーーーーーーーーーー

山岳地帯で行われるアルパインクライミングと違って、スポートクライミングの岩場の多くは人里からそう遠くない所に位置し、ときに地権者や集落の住民などとトラブルになることがある。駐車場問題や糞便の問題、また事故の発生による騒ぎなど。そうして立ち入り禁止になった岩場は数多くある。

そのため、岩場には得てしてローカルルールというのがある。駐車する場所のことや駐車料金の納め方、立ち入ってはいけない箇所、地元へのあいさつ等々。

佐久志賀の岩場にも当然ローカルルールがあり、かつての資料には「絶対に事故を起こさない」「守れなければ使用禁止」との記載もあるくらい事故にはシビアだった。僕らは事故の発生を恐れている。

岩場の「公開」は、ローカリズムに無理解なクライマーが来る可能性を孕んでいる。

よそから来るクライマーにとっては「A岩場が立ち入り禁止になったらB岩場へ行けばいい」くらいの感覚はもしかしたらあるかも知れない。

けれど考えて欲しい。地元のクライマーが地元の岩場を失うことの大きさを。それがどれだけ取り返しのつかない痛手であるかということを。

地元クライマーが大事に大事に守ってきた岩場が、よそから来たクライマーによって台無しにされてしまう可能性こそが「公開」のリスクである。地元クライマーの多くが心配していることくらいは心に止めて欲しい。

古い資料を見たら、プリクリップを推奨する記載がいくつもあった。ああ、こうやって岩場を守ってきたんだなという感慨を覚える。実際、佐久志賀の岩場ではプリクリ棒を多用するクライマーを多く見かける。

岩場を守ることよりも自身のクライミングスタイルを優先し、プリクリ棒をチョンボ棒と言って揶揄するようなクライマーは、佐久志賀の岩場以外に行かれたほうが良いと思う。

ともあれ、佐久志賀の岩場の正式な公開はもうすぐです。詳細はJFAや佐久平ロッククライミングセンターのフェイスブックで確認してください。リボルトは進んでいますがまだまだ追いついていません。古い支点など十分に気を付け、見極めてご判断ください。くれぐれも事故やトラブルの無いようにお願いします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

⑤ 花もも 出だしが核心 プリクリップを忘れないでください
⑥ レイチェル プリクリップしてください。
⑧ 名前読めず プリクリップしてください。

くれぐれも事故を起こして、岩場が閉鎖にならないようにしてください。

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