私は、自分が登っている写真がとても少なく、自分がやっていることを理解してもらうのが結構大変…なので紹介します。
普通の人は、クライミングと言っても、どのような活動をするのか、理解が難しいことのようです。とりあえず…ご紹介します。
クラッククライミングとは、このように岩の割れ目を登るものです。
割れ目の幅で種類があります。
ハンドサイズ
シンハンド
ワイド
フィンガー
などの種類があり、ワイドだと体が入ってしまうようなものから、オフウィズスと言って、微妙なサイズまで色々あり、クラックだけでも相当長い間、クライミングを楽しむことができます。
岩を痛めないため、エコロジーなクライミングとして定評があります。
次の写真は、普通の?ロッククライミングです。渓谷というような、谷間の両岸が岩で、そこを登っています。切立っているので、フェイスという言い方をします。
この写真が価値があるのは、自分より下にロープが垂れているからです。リードクライミングというスタイルで、一番初めに登る人はこうなります。
一番初めに登る人が一番多くのリスクを引き受けるので、一番大変ということで、リスペクトの対象です。
反対に、2番、セカンドで登っても、あまり尊敬されません。落ちても怪我することは、ほとんどなく、リスクフリーの登り方だからで、ガイドさんが連れて行く、商業クライミングでは、ほとんどがこの登り方、別名トップロープでの登りです。違いを知らない一般の人は、どっちを見ても、スゴイと思ってしまいますが、全然、中身が違う。
リードで落ちると、このように頭を切ったりしてしまいます。7針。
しかし、これはヘルメットをかぶっていなかった私が良くなかったのです。
落ちてもかぶっていれば、7針はまぬがれていたかも?
でも、これより高いところから落ちていれば、頭が切れるだけではなく、割れていたかも?
不幸中の幸い。
これはアイスクライミングです。
リードしている写真がなくて、困った。あってよかった。2名でクライミングに行くと基本的に写真が撮れないです。
この隣の氷柱は、一部、6級、つまりぶら下がるような部分がありますが、この氷柱は、傾斜が寝ているので大丈夫です。20mくらい?
アイスクライミングは、岩と違って、氷の発達が毎年違うので、それを味わう、という楽しみ方です。
岩は、比較的いつ行っても、そのまま。
アイスは毎年違うし、日々違うし、一週間前とでは、全然違う。
岩との比較でいうと、堅牢さが違います。
アイスの方が脆いです。
そのため、叩き壊している人もいます(笑)
アイスクライミングは、危険が大きいクライミングで知られています。
これは、コンペのドライウォールです。
アイスクライミングのコンペ…アイスクライミングは、ホールドとフットホールドが固定されていないので、優劣がつけづらく、コンペに不向き、です。
それで、ドライツーリングと言って、アイスクライミングとほぼ同じような内容のギアを使って、人工壁を登ります。
ギアは、ちょっと刃の研ぎ方などが違います。
もちろん、外のドライを登ることもあります。外の方が危険が大きいです。
このような練習壁は、日本では非常に見つけづらいです。国内に数か所しかありません。
これは、海外の友人がくれたものですが、アイスとドライのミックスルートです。
左側に小さく、クライマーが見えていますが、分かるでしょうか?
ドライより、アイスのほうがクライミング自体はやさしいですが、アイスは壊れるので、あの氷柱に乗り移る時は、怖いですね~!!
でも、大体十分な厚みがあるように見えます。
つららは縦に凍っているので、のっぺりした氷よりも、割れやすく緊張…
これも氷柱なので、難易度の高い、難しい氷です。
そういうのは、上からトップロープを張って、安全に練習します。
そのためには懸垂下降の技術が必要。
これは右から左にトラバース練習などをしていたら、落ちました…
日本では規模の大きい氷があまりないですが、お隣韓国は大きな氷瀑で有名なお国柄です。
これは阿弥陀北稜です。-25度の世界です。死者多数。
私が単独で済ませてしまったところ。
岩と雪の尾根なので、アイスクライミングと同じようにダブルアックスで登りました。
この岩尾根を登り続けると山頂です。
山頂を目指すクライミングになると、
アルパインクライミング
ということになります。アルパインクライミングのもっとも困難な形態は、
冬壁
です。 ここは阿弥陀北稜 と稜と言う字がついているので、まだ尾根の分類。
私は冬壁まで行ける自信がないのですが…今冬、ミックスルートの昇天までは行ったので、中山尾根くらいなら、なんとかなるのかも。
それ以上はまだ全然先が見えてこない…
ちなみに、この岩の上を行かず、左側に見えているルンゼを詰めても、山頂に出てしまいます。もしルートファインディングをして、登るなら、楽な方、というので、ルンゼを登るのが正しいでしょう…ただし、ルンゼには雪崩のリスクがありますから、尾根を行くのが基本です。雪崩れのリスクと滑落のリスクどちらを取るか?という状況です。
この状況では雪崩れそうにないので、ルンゼを行ったら、岩尾根を行くような苦労をする必要はないかもですが。
というわけで、アルパインクライミングというのは山登りのクライミング版です。
クライミングにも色々あります。私は冬がオンシーズンで、夏はオフシーズンです。
オフシーズンは、このようにボルダ―と言われる河原の石ころで、
ボルダリング
しています。
ボルダリングジムは、このようなボルダ―を人工的に街中に作ったもの、という位置づけです。
ちなみにボルダ―に行って登るのはタダなのに、ボルダリングジムに行くのはお金がかかります(笑)。
ピンクのズボンの人はマーズを登った吉田和正さんです。
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