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Saturday, March 21, 2015

180cmのスリング

 ■ 明日の準備中

今日は、明日の山のために、ギアのお手入れなどしています♪

この青いビナはあまり使い勝手がよくない。

安環が固いので、ミシン油を差しました。

アックスとアイゼンは研いで・・・。

ダブルフィッシャーマンの末端がテンションかかって短くなっていたのを直し・・・

ハーネスの両サイドにキャリツールを付けた。

新しい勝負手袋を買ってきた(笑)
180cmのダイニーマスリングを、八ヶ岳用に買い足しました・・・

以前、講師が

「八ヶ岳では、ブッシュで、取ることが多い」

って、言ってたっけ・・・

それに、アイスでは流動分散ではなくて、固定分散です。

見えますかね?

オーバーハンドノットの固定分散になっています。

かたっぽはバックアップなので、緩んでいます。

この支点は、オーバーハンドノットなので、120cmより、180cmのススリングがあると、長さを気にず作れてよいと思い、180cmスリングをアンカー用に買ってきました。

師匠はカモシカで、1600円でGETしたそうですが、私はエルクで、2300円くらいで買いました・・・。


 いわしの作り方覚えているかな~と思ってやってみた。

あまり難しい技ではないので覚えていた・・・
 クローブヒッチの固定分散、復習。 ねじりが一つ少ないとムンターになります。
ピンぼけですみません。

この技を使うかどうか・・・・

でも、スリングの長さは節約になるな~

以前、沢に行った時、ベテランガイドが4mのスリングを使っていて、そんなに長いスリングがあるんだ~とびっくりした。

沢ではダイニーマは水分を吸収しなくて軽くて使いやすいらしい・・・

それにダイニーマは結び目を作るとそこが弱点になるらしい。強度が半分以下になると先輩が行っていた。

ナイロンスリングは連結しても、コブが緩衝剤になり、強度低下はあまりないらしい。









■ 阿弥陀の遭難

阿弥陀岳でまた遭難があり、今回はかすり傷なく助かっています。

ガイド登山で、登山中の女性が滑落した・・・ということのようです。

――――――――――――引用------------------
 女子高生ら5人は、8日夕に阿弥陀岳から中岳に向かって急斜面を下り始めた。
 途中でより長いロープで互いをつなぐため、付け替えようとして外したロープが左足に引っ掛かった。
外そうとして右足に体重がかかり、頭から斜面を落ちた。

 落下はかなりのスピードで、「死ぬ」と思った。
ピッケルを差しても止まらず、アイゼンを踏み込んで約200m滑ってようやく止まった。

 尾根の仲間に「助けて」と叫んだが応答がなく、携帯電話もじきに電池が切れた。
(既報のとおり、彼女は二度リーダーの携帯電話に発信している。)

 8日は、日没まで沢筋を下った。
 夜は雪上に掘った小さなくぼみにマットを敷き、寝袋をかぶったが、寒くて一睡もできなかった。

 手の指先が濡れて冷え、凍傷になりかけたので、持っていた絆創膏でぐるぐる巻いて、ゴム手袋をした。

 夜明けに歩き始め、午前10時過ぎに飛来したヘリコプターに手を振り、30分ほどして再び飛んできたヘリに救助された。

 下って行った沢筋の数メートル先は滝だった、本当に運が良かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーhttp://rindow33kai.grupo.jp/blog/838153 より引用

しかし・・・ ”より長いロープでつなぐための架け替えで滑落”って、架け替えすべき場所と時を間違っていたのではないかと思います。 ガイド登山なのに・・・セルフはとっていなかったのでしょうか。

携帯電話で2度も連絡したのに、取ってもらえず・・・。救助要請も滑落した時間から、かなり遅れてしてもらったと想定されます。

行者小屋泊で阿弥陀に登ったら、滑落したのは早い時間のハズです・・・なのに、16:20に救助要請???うーん・・・・。 

さらに彼女は立場川を下っている最中に発見されています。立場川には滝があります。見つけてもらわなかったら、どうやって降りるつもりだったんでしょう?

沢を降りてはいけない、というのは、遭難時の鉄則です。ロープがないと降りれないです。滝は二次災害の典型です。 基本は動かないことでは??

このように生還した遭難は、生還した事実のほうに目が奪われ、ちょっとした問題点には大目にみたくなってしまいます・・・

が・・・・

私が滑落したら、間髪入れず、すぐ救助要請、お願いします。


Saturday, January 17, 2015

山の思い出を形に♪ リース作り

■ 山の空気

山歩きが好きな人は誰でも、山の空気のおいしさを実感していると思います☆

森林浴、という言葉をわざわざ持ちださなくても、森の中は気持ちいい!

八ヶ岳、南アルプス、森のいい匂いがしてきますね~(冬はいい匂いはあまりしません、無臭です)

その匂いの正体は?

だいたい モミの木です。

モミの木は、トウヒやシラビソとそっくりですが、葉から芳香が出ているか出ていないか?が、違います。

歩いていても、見分けがつかない人が多いのではないでしょうか?葉を触れてみると分かります。

モミの木の香りのエアーフレッシュナーは、ホワイトリカーさえあれば、ごく簡単に作れます。

≪作り方≫ 

■ リースにしてみた♪

今日は、八ヶ岳で拾ったモミの枝でリースを作りました♪ 山の思い出を形に♪

これは、途中です。まだ実を全部つけていないので、ボリュームが貧弱かな~と思い、さらに追加。



モミの枝は、先輩と八ヶ岳の権現に行った時に、倒木から採取したものです。≪材木尾根≫

しかし、ゆめゆめ、生きている木から採取しよう、などと、なさらないよう、お願いします。

葉っぱ、2、3枚を拾って個人が自宅で使う分には、何も問題はありませんが、言っておかないと、程度をわきまえない人が多く、時に大量に略奪が起きたりします。 山で取っていいのは、写真だけ。


こちらが完成図。 モミ以外は、自宅の駐車場の傍で落ちていた松ぼっくりです。松ぼっくり、健康的で良い形のが落ちていた♪ 大きいのは目立つし、色合いもきれいでしょう。

さらに、沢でひろったトチの実、2~3個。 公園で拾った小さな松ぼっくり。古くなって色が灰色に変色した松ぼっくり・・・と3~4種類のサイズ違いの松ぼっくりです。≪ズミ沢≫

全体にモミの枝が渋いカラーだったので、落ち着いた仕上がりになりました。 

ただ私はモダンテイストが好きなのですが、クラシックな感じに仕上がりました・・・うーん・・・。


フラワーアレンジメントの技は、まだまだです。少しアクセントになるようなカラーが欲しいと思ったのですが、スモーキーなグリーンにマッチする、他のパーツがないんですよね~。

しかも、枝が足りないな~ サイドから見ると、土台が見えてしまいますね・・・(^^;) 

枝は、たっぷり必要ですね。ま、自宅で楽しむものなので問題なし。




元はこれくらいのブーケでした。 しばらくベッドサイドにおいていましたが、ふと、思いついて、リースに・・・。

↓ これは、神田で買ってきた世界の木の実たちです。 今の時代は、ちょっと目先が利いていれば、なんでもネット通販できます。 世界の木の実のお兄さん、商売うまく行っているかな~。なんでもジャム屋さんだったそうなのですが・・・。

この籠に、拾ってきた形のよいものは何でも入れて、鑑賞しています☆

モミの葉っぱで作っている枕を売る店を発見! さぞ気持ち良い寝心地だろうな~。 

欲しくなりました。 

≪モミの葉っぱの枕≫





Sunday, October 19, 2014

ガス省エネでご飯を炊く方法

今日は、夫とのんびり休日を過ごしました☆ たまには彼も運動しなくては・・・

 相変わらず、裏山散策・・・裏山は、太陽光パネルが続々と設置され、今までは、ぶどう畑が甲府駅15分の都市近郊とは思えない景色を作り出していましたが、残念な景色に変わりつつあります・・・

風情の無いパネル・・・ 電力はどうも日本は足りてるように思われるんですが・・・。

むしろ、たぶん節税対策のようです。

とはいえ、裏山はいつも秋が朝顔の季節です。
 水色の、や、ピンクのほかに、小さなオレンジ色のも咲きます。

ぶどう棚があったころは、両側の柵に絡まって咲いて、ちょっとしたお花のアーチになっていましたが・・・

すっかり蔦を這わせる先を失ってしまいました・・・。

もうすっかり秋で、裏山は、柿の実が色づいています。
 これは、カラスウリの実です。ウリ科の蔦植物は、あっというまに繁茂して、荒れた印象を作り出します。でも、荒地を覆ってくれるありがたい植物なのかも?

カラスウリは夜にすごく変わった花を咲かせるようです。

前穂北尾根のような、高山のルートに連れて行ってもらって、うれしいことの一つは、こうした小さな山の愉しみがより一層、小さな宝物のように、感じられることです。

高山には高山の、低山には低山の、沢には沢の、裏山には裏山の良さがある。

低い山がつまらないのではなく、そこに何も発見できない、自分自身の観察眼の乏しさが、ツマラナイことなのです。

自然をよく観察すること。それは、どこであっても、変わりはありません。
 裏山は高級住宅街になっていますが、中でも一番高級な住まいに住んでいるのは、スズメさんたたちです。なんと望遠鏡に住んでいるんです(笑) シャイなので近づくと逃げてしまいますが、逃げない、ズボラな方々が何羽か、写っています。

■ 省エネ炊飯

今日は、図書館に行き

インテリ派の登山家 今西錦司さんの本や、今を時めく沢ヤ?(笑)高桑信一さんの本などを借りてきました。

岳人編集室が出している

『山の豆知識』 という本にご飯の炊き方が載っていました。

 沸騰してから強火で3分
  ↓
 火を消して10分
  ↓
 弱火で3分
  ↓
 火を消して10分

3分→10分→3分→10分、で、計6分しか加熱しない。

やってみたら、ちゃんと炊けました!

今までご飯を米から炊くのは敷居が高いと思っていましたが・・・家での練習はバッチリOKです(笑)

ちなみにスパゲティも、ずっと加熱していなくても、所要時間、熱い湯につけておくだけで、茹で上がります。

Wednesday, October 15, 2014

涸沢のテント泊&ガス缶残量

今日はなんだかすっかり冷たい雨で秋が到来したかのようですね。

穂高は、なんと風雪のようで、夏から一気に冬に突入したみたいです。

本当に素晴らしいラストチャンスを捕まえたってことになります。

■ テント泊

テント泊に移行したのは、小屋泊代が高くて、山に行くのに、大変になりすぎたからです。
小屋泊だと、大体8000~9000円です。 二人だと2万円コース・・・。これがテント泊だと、大体幕営料が500円ですので、二人としても千円。安っ!

今回の涸沢は、テント泊代が高額でびっくりしました(汗)

涸沢ヒュッテは1張ではなく、一人1000円です。3人で3泊したら、9000円!

一般的な500円のところと比べると、4500円と9000円では感じが全く違う。そりゃ儲かるわーって感じですね。

ビックリしたので、周辺の小屋の幕営料を調べてみました。

≪涸沢周辺の小屋の幕営料≫
  • 涸沢ヒュッテ 1名1泊 1000円  テント泊者食事可能 夕食2500円
  • 涸沢小屋   1名1泊 1000円                夕食2200円 歓迎
  • 穂高岳山荘  1名1泊 1000円               夕食1800円
  • 北穂高小屋  1名1泊 700円   なし
  • 岳沢小屋   1名1泊 1000円  なし
  • 横尾山荘   1名1泊 700円   なし
  • 徳澤園     1名1泊 700円  予約にて可能、価格不明
  • 小梨平     1名1泊 800円   バーベキューなどあり

北穂高小屋は20張しか晴れないからか、ロケーションの割に安いですね~。

こうしてみると、なんか徳澤園の旅館化が凄いです。高齢になったら、ぜひ旅館使いしてみたいかも・・・(笑)

それにしても、小梨平はなぜ100円高いのかなぁ。人気があるのかなぁ・・・バスに乗り遅れて宿泊する人が多いのかもしれません。
 
涸沢にテントを張ったら、涸沢小屋で食事をいただくと300円節約できる。

テント泊小屋食は楽です。以前、この手でやって、だいぶ夏の暑い中、食料分の歩荷負担を軽くできました。夏は食材が悪くなるので。食べないとばてますしね。

3泊だと、間の2泊目くらいを一回小屋食にするとスタミナローディングできていいのかもしれません。

あとはお弁当を頼むとかなり違いますよね。
今回もお弁当を頼めばよかったなー。
自分で行くときの食事

夏はテント泊小屋食出来ると楽です。冬は、逆で素泊まりで食事持参が楽です。

■ テント泊のイロハ?

そういえば、ガスにはいつも残量を書いています・・・。 持って行くときの目安です。
テント泊の生活技術の一つ? 大げさですね(笑)。 ガス、いっつも中途半端に残っているんですよねぇ・・・。困りますねぇ・・・。

ジェットボイルが欲しいと1年くらい思っているけれど、優先順位的に低くて、買えていない・・・。

テント泊って、一人でやっている時と、みんなでやっている時とは、やっぱり、ちょっと違うかもしれません。
  • 着替えない
  • シュラフは起きてすぐ畳む
  • 湯を沸かす時は誰かが必ず押さえておく
  • 自分の物を入れる用の袋を持って行く
  • 不要なギアは外の枝などに吊るす
  • 靴は濡らさないよう注意する
  • テントが入っていた袋は、すぐにポケットにしまう。風で飛ばされるから。
  • 食料は、よぶんな包装は取り除いて持って行く (パッキングの工夫)

いつだったか、冬のテント泊で、着替えを持ってきていた人がいました。パジャマ・・・

夏でもテント泊の時着替えませんが・・・小屋泊の人は着替える人がいます。山では余分な荷物は持たないことになっているので、着替えると言うより、余分なシェルを脱ぐ、程度のほうがいいのかも・・・。お正月の薬師小屋でもパジャマに着替えている人がいましたが、寒そうでした。

夏によほど雨でぬれてしまったら、低体温症になる前に着替えなくてはなりませんが、それ以外の時は着替えない。着干しです。

でも、そんなこと、普通に小屋泊していたら、ワカラナイですよねぇ。

涸沢ヒュッテのトイレで、眉用のブラシで入念に鏡を見て、眉を整えていた女の人がいたので、なんだかびっくりしてしまいました。

鏡は、あったら、変な頭になっていないか、くらいは見るけど、山ではあんまり見た目は気にしないものです。眉ってだいぶ後の方の優先順位。

襟が変になっていたり、ウエスト周りがごちゃごちゃして、気持ち良くしたいな~って時はありますが、私は平素でも、朝と夜、歯を磨くときくらいしか、鏡を見ないガサツな人間なので、山にはピッタリです(笑)

お化粧バッチリでないと人に会えないタイプの人は、山では厳しいかもしれません・・・

我が家は、夫も私も、もう少し見た目を気にしたらいいのに・・・ってタイプなので、関係ないですネー



 

Tuesday, December 17, 2013

2つの雪上訓練

私は、2013年の今年、4月と12月の二つ、雪上訓練を受けています。

人生において一年に2度もセックンを受ける機会はそうないのではないか(笑)?ということで・・・・

内容について新鮮なうちに学んだことを書いておくべきだ!と思い立ち、まとめておくことにします。

雪上訓練は、未組織の一般登山者にも、とっても人気がある。やはり、技術が身についていないことについては、登山者側には少し後ろめたい気持ちがあるのではないでしょうか。

■ 4月の雪訓

ロケーション: 扇沢 大沢の急斜面
日程: テント泊合宿と組み合わせた1泊二日
雪質: 多雪・軟雪・温暖(13度)
コンディション: 悪天候降雪の後のピーカン (つまり雪崩警戒あり)

講習内容:
扇沢 4月
・テント泊合宿: 適地を選ぶ、整地、設営、生活技術、
 ・食当: この時期に食べやすいものを揃える、軽量化など。

 ・雪上訓練:
  1日目 4人1チーム、講師一名 に分かれ、
 
  スタンディングアックスビレーのデモンストレーション
  フィックスロープ設置のデモンストレーション

  急斜面での懸垂下降 (支点は講師)演習
  フィックスロープの通過

  2日目
   ・急斜面に移動して歩行練習
   直登 (ハの字)
   直下降 (含: 駆け下りる)
   フラットフッティング(アイゼンの爪を全部かませる)
   キックステップ(つま先だけを使う)
   アイゼンあり、無し(軟雪のため)
   斜登降(クロスレッグ)
   トラバース(スリーオクロック)
   ターン(ピッケルで自己確保してから進行方向を変える)

    ※各自が出来るようになるまで。ただ、どれだけ指導してもできない人もいた。

   ・滑落停止技術

   尻もち態勢から(仰向け)
   うつ伏せから
   頭が下の仰向けから (スタートは補助で誰かに足を持ってもらう)

    ※各自が出来るようになるまで。ベントシャフトのピッケルの人はやりづらい。
    滑落停止ではつま先を蹴り込んではいけない(昔はけりこむ指導)。停止後、立つとき、ピッケルで自己確保してから。
  
   ・帰路はグリセード、またはシリセードで。各自。

・感想
 4人の講習生を一人の講師が受け持つ少人数が良かった。軟雪のため、滑落しても自然停止する状態。 雪上の平でない場所にカッティングせずにザックを置かない(=バケツを掘る)などの雪上での一般的な注意点。ザックが滑り出すため。休憩中の体制も斜面に体をどう面させておくべきか、など。とにかく斜面では滑り出さないよう、細心の注意を払う。

 小規模な雪崩が多発したので、そのたびに行動を中止して、雪崩の経過を注視する。

■ 12月の雪訓

12月 富士山佐藤小屋付近
ロケーション: 富士山 5~6号目の緩斜面
日程: 登山口前泊つき1日 15時下山
雪質: 少雪・固雪(-10度)
コンディション: 寒冷・強風 

講習内容:
・雪山ウエアリング、装備一般知識: アイゼン、風対策、防御について。

・雪上訓練:
  佐藤小屋まで: 20人1チームで登る。
   早朝のヘッドライト歩行。
   途中でアイゼン装着。(安全なところでつける)
 
  佐藤小屋から: 2チームに分かれる。初心者チームとその他。10名前後で講師2名。メインとサブ。

  ・アイゼン歩行 
   斜面に移動して歩行練習。斜面は固く閉まった雪質。最中雪の表面の固いもの。
   
   直登 (ハの字)
   直下降 (アイゼンあり、なし)
   フラットフッティング(アイゼンの爪を全部かませる)
   フラットフッティング(アイゼンなしの場合を体験)
   アイゼンなしキックステップ(つま先だけを使う、かかとで降りる)
   フロントポインティング
   
   斜登降
   トラバース(スリーオクロック)
   ターン(ピッケルで自己確保してから進行方向を変える)

  ・滑落停止技術
   ピッケルの持ち方
   初動停止
   尻もち態勢から

  ・耐風姿勢

・感想
 アイゼン歩行に注力した印象だった。滑落停止は初動停止と尻もち体制からの2点。あとは自己判断で。 滑落してからのことより、滑落しない術が重要なので良いことだと思った。 固い斜面でアイゼンを外して歩く、アイゼンつけて歩くを歩き比べし、歩行スタイルが全く異なることを実感させるのが良かったと思う。 
装備についてのシビアさは、時期の関係上、4月より、よりリアリティのある設定でした。その分、装備から不備な初心者には向かないと思いました。

■ 初心者への対応がいちばん難しい

4月の講習会は、山岳総合センターの講習会で、講習会に参加すること自体に山行履歴の提出が必要です。

12月の講習会は、無名山塾の講習会に出たもので、山行履歴に関係なく誰でも参加できます。

4月:  選抜あり ・ 講師レシオ 4人:1
12月: 選抜なし ・ 講師レシオ 5人:1 (10人:メイン・サブ)

講習内容そのものには大きな差はありませんでしたし、受講生として身に付く内容にも差はないように思うのですが、講習の組み立てや方法論には差がありました。

12月の講習は、誰でも参加できるため、事前の案内が非常に丁寧でした。たとえば、「ピッケルバンドやアイゼンのサイズ調整、アイゼンの着脱方法は、事前に各自で、ご確認をお願いします」と事前に配布された案内に書いてありました。

しかし、これらはあまり効力はないようで(笑)、前を歩く「今日初めてピッケルを持ちました」という2人のゲスト参加者(中高年女性&男性)のアイゼンの紐が長すぎるのが、私は気になって仕方ありませんでした(笑)。(ちなみに私もゲスト参加者です)

紐を2人とも踏んでしまいそうでした。実際、アイゼンが緩んできてしまっていました。理由は、2人とも冬靴でないので、甲が低く、アイゼンのプラスチックバンドにゆとりがあるからです。夏の縦走用の靴との相性で、夏靴ではアイゼンの選択肢は狭く、プラバンド式のみになります。それだと、どうしても紐を引き締める力で靴とアイゼンを固定することになる。すると緩むリスクがあります。

一方、4月は気温が高く、こうした装備の不備については、許容範囲が広いと思いました。まぁ選抜されて参加している上、GWなのに厳冬期と同じ装備で来ている人が多く、装備過剰なくらいだったのです。

気温のことを考えると、誰でもOKのセックンは4月に行い、12月は少なくとも冬靴を購入している人のみに絞った方がよいのではないか?と思いました。実際、この会は6本爪軽アイゼンでのセックンの参加を断っていました。当然ですよね。

この面における私自身の意見は、少なくともセミワンタッチ程度がつく冬靴を用意しない受講生の富士山セックン参加禁止です。(そうするとローバータホにBDセラックをつけている夫は参加できなくなりますが(笑))

厳冬期以外のセックンでは、そう厳しくする必要はないと思います。(ロケーション的に安全地帯が近ければ、多少の失敗をさせる方が身に付くのかもしれません)

そう思う理由は、初心者は着脱に時間がかかりすぎ、アイゼンが外れるリスクが大きすぎるからです。講習中に外れれば、良い勉強になりますが、講習参加で自信をつけ、そのまま雪山に出かけて行き、外れてしまったら…と考えると怖いです(><)。自信が怖いのです。

■ 自覚力

初心者の参加者は、

(行動からうかがえる身についている山スキル)
 
 vs

(自分が思っている登山者としての自画像)

の差が、大きすぎると思いました。(偉そうにすみません m_ _m)

自分が何ができて何ができていないか?それを客観視する精神的ゆとり、はなさそうでした。

ただ私も実は軽アイゼンで天狗岳に登った人ですので(笑)、人のことを言える立場ではありません。

一般的に、自分でリスクの低い低山から登ってきて、怖いと思ってから、参加する参加者のほうが同じ講習内容でも良く学べるのではないかと思いました。

たとえば、男性の初心者の方はアイゼンを脱ぐのに手間取っていたので、タブを引っ張ることを教えて差し上げました。この方はアプローチの登山道では左のアイゼンが靴にあっていませんでした。

装備の着脱は家でやれることですが、(それにやってこいと指示までされていましたが・・・笑)

 ・指示を受けても、やってこなくて、イキナリ本番となり、まごつく人が多い
 ・それが反省に結び付かないことが多い

という不思議な現象だと思いました。

それはやはり、雪山に行くのだ!という喜びの方が勝ってしまって、その喜びが反省の気持ちを打ち消すからではないかと… うれしいのは本当に良いことなのですが。

そう思うのは夫がそういうタイプだからです。うれしい!とか大きな感情の起伏があると、細部には目が行かなくなってしまいます。

こうした細かいことは初心者の人は怠惰でやってこないのではなく、大切さがよく分からない、認識できていないだけだと思います。手袋をしたまま、アイゼンを付けることができるか?などは念頭にないと思います。

初心者の時は(もちろん、私もその時期を過ごしたのですが、たぶん、はしゃいでしまって)、そうした細かな注意点は聞いても耳に入らないものなのではないでしょうか…

そうなると次にくるのは、意識を高めてもらうにはどうしたらよいか?ということになりますが・・・

■ ヤマレコは客観視の練習

その面で、私はヤマレコに初期のころから山行記録を残す癖をつけていてよかったなぁと思いました。

話は少しそれますが、ヤマレコなど”文章を書く”という敷居が低いメディアで、記録を残す癖をつけると記録をしたいがために、山行中に観察力が上がります。

観察するためには、自分にゆとりがなければなりません。実際、アップアップの山では、ヤマレコ書けません。

なのでヤマレコでは、登頂の喜びを書いても、やっぱり多少の反省にも気が付くようになるわけで、モノを書くということは、自己を客観的に見る、という練習になるのだと思います。
疲れると足を置く場所を選べなくなる

今回、女性の初心者の方と男性の初心者の方がいらっしゃいましたが、私は男性の初心者の方には、すこしアドバイスらしきものをしました。

私ごときがおこがましいのですが、分かることは教え合うのが良き登山仲間かな、と思ったので…。たとえば、かかととかかとが近いよ、などです。

女性の方にはしなかったのは、あまりにもすごくうれしそうだったからです。

たぶん言っても頭に入らないと思ったからです。嫌な奴と思われて、終わりでしょう…

今回は体調不良の人がいたので、2時間の道のりを3時間かけて歩いたので、アプローチでは少々誰もがゆとりがありました。

しかし、アプローチから歩き方の練習と思う人は少ないようでした。

じっくり歩ける良い機会だったのに。私はアプローチでも雪面を歩くことの練習になると思いました。

夏道が冬道の練習にならないと言うことはありません。それが分かるのに4年かかりました(汗)

要するに、アイゼンがあっても、なくても、要点はどこを踏めばブレーキが良く効くか、ということなのです。

■ 受講生の選抜はしてもしなくても同じかもしれません・・・

話は戻りますが、4月の講習では、さすがに着脱が問題になる段階の人はいなかったと思います。

余談ですが、アイゼンバンドの末端は5センチくらい、ボンドで固めておかないと手袋をしたまま、アイゼンの着脱できません。

4月に印象に残っているのは、雪の上で休憩するときにザックの向きや、カッティングして足場を作ってから、休んだり、ザックを置くことを口うるさく言われたことです。ザックが滑り出すからですね。

また確保を取らないで、ターンしたり、斜面に背を向けてターンすると注意を受けました。ただ富士山のように固い雪だと、ピッケルが刺さらないので、ピッケルが自己確保のツールだと言うことは、ちょっと認識しづらいかもしれません。

4月の講習はレシオが4:1だったので、ひとつひとつの練習が長い時間できた、というメリットがありました。

4月と12月の講習の差は大雑把にいってしまえば、

(誰でも受け入れることにして、オーバーオールな説明をする) 

vs

(ある程度選抜した相手に対して、ピンポイントな説明をする)

だと思います。

ただどちらにしても、受講生の質は選抜してもしなくても似たり寄ったりになっており、結局のところ、方法論に差をつけても、講師としては、やることは同じで、同じ手間がかかるのではないか?と思いました。

そうだとすると、少人数にした方が講師自身が楽かもしれません。

■ 雪山では滑落しないことが重要

一年で2度もセックンを受けることは人生でそうないのではないか?と思います(笑)。

私がイメージする、ベストなセックンは、机上と実習の2本立てです。

まず机上講習は、実際の装備を持ってきてもらいます。

そこでディスカッション形式(ブレインストーミング形式)で、現在日本でもっとも厳しい冬山であると思われる厳冬期、雪と氷の富士山で滑落の原因になると思われることを上げてもらいます。

こんな感じです。

講師:「雪山における滑落・転倒の原因と思われることを各自挙げてみてください」

生徒:「転ぶ」

講師:「なぜ転ぶのですか?」

生徒:「えーと… アイゼンの爪を岩にひっかけたから」

生徒:「躓いたから」

講師:「何に?」

生徒:「うーん…アイゼンの紐とか?」

講師:「いいですね。ほかに転ぶ原因は?」

生徒:「アイゼンをつけていなかったから、とか(笑)」

講師:「いやあるんですよ~冗談ではなく。ではアイゼンつけていなかったのはなぜですか?」

生徒:「持ってくるの忘れた。」「めんどくさかった、とか?」

講師:「そうそう」

講師:「アイゼンの着脱はとてもめんどくさいものです。-20℃で風速8mだと体感じる温度は-28度ですよね。 ー28度で手袋なしでアイゼンつけることはなかなか難しいでしょうね。どうしますか?」

講師:「着脱がいい加減でアイゼンを落としてしまったと仮定しましょう。どうしますか?」

…などなど。基本的にピンチに陥るケースを生徒側には想像してもらう。

ここに滑落死した人の映像でもあれば、効果抜群。

私が思うには、「想像する」というプロセスをすっ飛ばして、いきなり山に来てしまう人が多い。

「想像」のプロセスがあれば、悪い想像には備えるし、良い想像にはもっと楽しみの要素を多くできます。

それに、「想像」の愉しみがあれば、登山がもっと楽しくなると思います。

装備も同じです。実際のウエアからギアまで持ち寄って、予想される環境にふさわしいか確認し合えば、アイゼンの紐が長いまま来てしまう人はいなくなると思います。

そして、実習では、「想像」と「実際」がどうだったのか?を学ぶ。

帰りは吉田うどんでも食べながら、最初の想像とどう違ったのか話し合っておしまい、です。

■ 今回の私自身の学び

今回は、やぶれても良いような安物ヤッケを着ていたのは私一人でした(^^;) 最近のセックンでは、ヤッケはやぶれないモノのようですね(笑)

みんなのウエアがスタイリッシュで素晴らしかったです。

私はバラクラバをつけるタイミングで悩みました。1合目でつけるのは樹林帯歩きで暑すぎるだろうと思って、つけませんでしたが、ベテランたちを見ていると、みんな1合目からつけていたので、つけていてもよかったのかも。

ウエアの調整は、5合目の佐藤小屋でするつもりでしたが、佐藤小屋付近では、あまり休憩する場所がなかったです。

あとはウエアリングは正解でした。今回は滑落停止などする=動きが大きい=ソフトシェルということで(風にもソフトシェルの方が強いです)、さらに気温が高そうだったので、下は吸汗・発汗をメインに考えました。ウールのアンダー、夏のアンダー、R1、+ソフトシェルでおしまい。

前日生理が始まってしまい、血流量が減ると冷えると思ったので初めてズボンは最初からオーバーズボンをはいたハードシェルにしました。今までは冬ズボンの上にレインウェアを重ねていました。

オーバーパンツをはくと、下に化繊フリースのタイツを重ねるのですが、これはあんまりあったかくない!別に寒くはなかったですが、このフリース系は沢向きだなと思いました。

反省は、ソックスで冬用の最厚手でしたが、実は沢で使うネオプレンの靴下を試してみたいとおもっていたのに、夏用は仕舞ってしまって探すのが面倒だったので使いませんでした。ネオプレンソックスは凍傷の可能性がある山にはおすすめです。

風が強そうなので、サングラスよりゴーグル。装備が軽くて、ゆとりがあったので、サーモス(お湯)は2本。+ペットボトルの真水とで1.5リットルは、結果ちょうど良いくらいでした。

行動食はメロンパンでしたが、これは普段食べているバームクーヘンのほうがよかったです。メロンパン、カサカサになってしまいました。

そんなこんなで、15時下山、帰りはゆとりがあり、吉田うどんで一人祝杯?を上げ、16時半には自宅に帰着していました。帰ると、甲府でも木枯らしが吹き、家の前のイチョウの木の葉がすっかり落ちてしまっていました。

一日家にいた夫からみると、こんな寒い日によくやるね~という感じだったみたいで、ぬくぬくのソファでまったりしている彼は「昼ねしたら~」。 

そんな講習会の一日でした。

Thursday, March 28, 2013

ミニカラビナで簡易ハイドレーション?


これは今回ふと思いついてやってみた小技(笑)?


ハイドレーションシステムは、どうもズボラな性格に人には向かない(笑)らしく、カビだらけになるのだそうだ・・・我が家には無理だな!

ただ個人山行で登っているなら、好きにしょっちゅう休憩できるからいいけど、パーティで他の人と一緒に登るとなると、問題なのが、自分が水を飲みたいタイミングでパーティも水を飲みたいわけじゃない、ってこと。

でも、飲みたいのは、一口二口で、いっときも立ち止まらずに歩け!なんてことはないのだから、こんなので十分なんだな。

これなら初期投資 100円(笑)