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Tuesday, November 17, 2015

8回目の十二ヶ岳の岩場でアイゼントレ

■ 進歩に感動

今日は、アイゼントレで十二ヶ岳の岩場へ行ってきました☆



私の初めての岩の岩場です。 

初めての岩は、2014年1月19日でした。

御坂山岳会へ、入会希望者として顔を出して、まだ2回目の例会、先輩が「じゃアイゼントレね!」って感じで、例会で急に発案して決まったのが、このアイゼントレでした。

つまり、新人さんどれくらい登れるかな~という新人さんいらっしゃいイベント。

1年10ヶ月、2年弱で、自分と同等くらいのスキルの人と一緒なら、自分でトップロープが張れ、岩トレ主催できるようになりました。

なんだか振り返ると、センチメンタルな気持ちになります。あの頃は、まったく世間知らずだったなぁ・・・と。

初めて岩をしてから、半年後くらいの10月5日に、一緒に組みましょう、と言ってくれた人がいたので、その人と一緒に岩に行った時は、5回目の十二ヶ岳の岩場でしたが、まだ初心者の域を出ていなかったからなのでしょう・・・なんと山岳会の仲間が4人も駆けつけてくれました。

お月見山行のために空けてある日でした。

当時、私はマルチピッチを身に着けているプロセスの途中で(今もですが・・・)、まだ初心者の”初”のあたりでした。

この時は、翌日にナメラ沢を予定していたのですが、行かなかったのです。それは、まだなんとなんとなく、行くべき時期ではないという気がしたのでした。それを裏付けるかのように雨でした。

今年は、その当時は行くスキルが身についていないと自分で判断したナメラ沢は、3回も行って、一回は人を連れて行っていて、さすがに3回も行けば、十分習得した、という感じがします。

十二ヶ岳の岩場については、初めて岩場に連れて行ってもらった1回目から、パートナーを連れて行ったのが3回目、初心者を初めて連れて行ったのが5回目…。

それから、ほぼ丸一年・・・他の岩場にも色々行ったので、十二ヶ岳の岩場自体は、8回目ですが、その8回目で先輩に連れて行ってもらったときにした内容を、経験者の介添えなしで実行できるようになった。一巡した感じがあります。

すごい進化だ。

入り口には新しい目印がでていた
■ 今日のメニュー

今日は、初めて岩場に連れて行ってもらった時と同じく、マルチの壁でアイゼントレ。その後、ショートの壁でクライミング練習。

マルチの壁はリードフォローではなく、フィックスロープにした。フィックスをユマールで登ったが、ロープの伸びの分があるので、ロープに頼るクライミングは、ロープに頼らず登るのよりも大変で、ユマールがあるほうがむしろ大変だった(汗)。

これは、普通に手を使って自分で登るほうが、びよよんと伸びつつテンションをかけかけにしたロープを引っ張るより、登りやすく素早いと思った。

このフィックスを張るために、最初はクライミングシューズで、リードフォローで登った。その後、二人で懸垂で降り、それぞれのロープにユマールを付けて、2回ずつアイゼンで登った。

初めての時より、大変だった・・・(笑)。

その後は、ショートの壁で、一番易しい壁をリードフォローで登り、二人で支点を確認。トップロープ支点にして下りる。

その隣の被った壁で、エイドの練習。

相方は初めてだったので、あくせくしていた。私は、2度目だったので、1回目よりはスムーズにアブミに乗ることができた。

トップロープ支点を隣に移し、隣のラインをトップロープで。どんどん支点をずらしてゆき、とりあえず核心部を越える、という課題でそれぞれトップロープ。5本登ったところで、雨が降ってきたので、本降りになる前に撤退。

合計、今日はそれぞれ8本登ったので、いいペースだろう。

それに互いに、よく登れ、テンションが無く、ギリギリ感はないクライミングだった。

フリーの時は、本来はもっと追い込んだ方が良いとは思うが、まぁこういうエンジョイクライミングな日があっても良い。




8時半集合、9時すぎ登り始め、15時ちょっと前に雨がぱらつき撤退。帰宅17時。

お天気は曇りのち、ぱらつき。本当は、明日に予定していた岩だったが、今日へ繰り上げて正解だった。富士山は朝から厚い嵩雲を被り、帰り際になっても、その嵩雲は取れなかった。

ザックはわざと重くして行き(14kg)、今日は冬靴でアプローチは歩いた。

  1. 2015年9月16日 十二ヶ岳の岩場 (L) 案内役
  2. 2015年7月12日 十二ヶ岳の岩場 アブミ練習 メンバー
  3. 2014年10月4日 十二ヶ岳の岩場 マルチ・ショートピッチ 自主トレ リーダー
  4. 2014年9月4日  十二ヶ岳の岩場 ショートピッチ クライミング メンバー ホッとした
  5. 2014年6月22日 十二ヶ岳の岩場 自主トレーニング もうつるべ
  6. 2014年5月18日 十二ヶ岳の岩場  マルチピッチ入門 4ヶ月後、もうリード&教える側
  7. 2014年1月18日 十二ヶ岳の岩場 アイゼントレーニング
≪ヤマレコ≫
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-773360.html


Monday, November 16, 2015

久しぶりのアイゼントレ予定

■ 明日の準備中

明日は久しぶりにアイゼンを履く。5月の連休がアイゼンの最後の出番だから、5月2日から履いていない・・・とすると、大体半年・・・。

半年って短いようで、長い。今年は夏は短かった。大体、夏の暑さで体調を壊して、秋は調子が悪いのだが、秋と言っても、それは9月の話で、9月と11月は2か月も違う。なのに、それを秋は大抵引きずり、寒さに当たってから、本調子になる・・・という繰り返しを毎年しているような気がする。

秋は、例年雪を先取りしに行くのだが、今年は先取りではなく、名残を惜しむ山をしたような気がする。

■ 12月のための山

12月はもちろん、大事な山行としては、お正月がある。・・・と言っても、今年はお正月山行は、大きな山にする予定はなく、夫と行く山にする予定。貴重な休暇が無駄になるのに、去年で懲りてしまったのだ。

どちらにせよ、アイゼントレが必要なので、今年は、気の早いことに11月からアイゼントレ。と言っても、まぁそんなにすごいことをする予定ではないが。

ただアイゼントレっていうものは、毎年毎年同じことをやっておくことに意味がありそうな気がする。

例えば、私は朝に太陽礼拝を必ずすることにしているが、毎日同じ時間に同じことをしていると見えてくるものがある。

山では、何かあった時のトレーニングよりも、何かを起こさないためのトレーニングのほうが重要なので、そういう意味で、やっぱりアイゼントレが一番重要かな~と思ったりする。

滑落しなければ、レスキューはないのだから。

■ ユマール

今日は、お給金でユマールを購入した。片手8900円 ×2で、2万円ほど。

正直、セカンドでユマールを使って登らなければならない山に行く予定はない。

ユマールより先にフリーを頑張れ!というのが筋のような気がする。




その上、私が行きたいアルパインルートは、クラシックルート。三級、4級が主体で、基本的に5級は稀なので、それくらいは登れよ!ってレベルだ(笑)。

・・・ということは、あまり頻繁に使う道具ではないだろうし、私のような初心者レベルの人は、ユマールを買うより、1ヶ月ジム通いしたほうが有効なお金の使い方かもしれない・・・とも考えた。

が、例えば、私がガマルートを練習したい時、夫が使えそうだな~と思ったので、購入に至った。なにしろ、夫はまったくクライミングなんてしたくないのだからして。

基本的な悩みは練習に付き合ってくれるビレイヤーがいないことなので。

■ さっそくチェック!

しかし、取説を見ていたら、ちょっと謎が。ユマールって、右と左をセットで使うように習ったんだが・・・

この図だと、足も腰へも右のユマールに結わえてあるんだけど・・・?



別の使い方もあるのだろうか?

■ ユマール

実はこの器具、ユマール と言ったが、商品名はアセンジョン。

本当は、アッセンダーというのが、総称だが、ティッシュのことをクリネックスと言うように、ユマールも総称になってしまっている。

アッセンダーの中には、

簡易アッセンダーの タイブロックやロープクランプも含まれる。もちろん、ただのスリングだって、プルージック登攀ではアセンダーになりうる。私は片方スリング、片方ロープクランプで、宙吊り登り返しをすることが多い。

ユマールは、昨日見た『エヴェレスト 3D』にも出ていた。 顧客たちはフィックスされたロープを、ユマールで登る。この図、マンガの岳とか、別の物でも一般登山者の目に着く箇所に出てくる定番なのに、高所登山の経験がある友人が知らなかったんだが、なぜなんだろう?

フィックスロープで使うユマールは、自己確保のカンタン版、という感じなのだが、映画では、2回ほど、転落者が出ていて、後続者を巻き込んでいた。それじゃ自己確保になっていないんじゃないかと思ったりもしたんだが、どうなんだろう??? ペツルは苦情を寄せないのか?

印象に残ったのは、ダグさんが自ら確保を外して、ルンゼのトラバースから、谷底に身を投げるところ・・・あのシーンは誰も見た人がいないのだから、フィクションだと思うが、フィックスロープに、ぶらんぶらんと揺れるユマール・・・がとっても、印象的。悲しく切ないシーンだ。

明日はユマーリングで、アイゼントレ予定。

ロープ径が重要だが、

8mm ~ 13mm

とある。

イマドキ、13mmのロープなんて見ない。

シングル 9㎜後半

軽量シングル 9㎜前半

ダブル 8㎜中ごろ

くらいが標準的だが、ダブルの7.5㎜だとこの器具は使えないので、いくら軽量化したくても、あまり細すぎるロープだと、今使っている器具が使えなくなることがあるので、要注意だ。

ユマールは、登る、ということから見ると、多少、邪道な気がするが、高グレードの登攀では、世界のクライマーたちも使っている。

もしトップだけがロープワーク”高速化”の練習をしたくて、セカンドはさっさと登ってほしいというケースが出てきた場合にも使える。



Monday, November 2, 2015

初めて5.9をオンサイトした日のこと

今日は、朝から、どんよりと曇っている。本当は悪天候は昨日のはずだった。

山や、クライミング、大事なイベントがある時に、天気予報が良いほうに外れると、それはまるで、その大事な用事が、歓迎されているように感じる。

手の甲がテーピングなしでジャミングしたせいで、切り傷だらけだ。クラックを登ろう!と思って岩場へいくと、テーピングをしてから行くけれど、ちょっとだけ出てきたときはテーピングしない。

秋は、とても乾燥しているので、クライミングには良い季節なのだが、何しろ喉が渇く。水をたくさん飲む必要があるということが分かった。

■ 成長速度 1年1グレード?

クライミングは、ゆっくり上達中だ。今回は、上達を感じるクライミングだった。

クライミングって本当に、精読というか、思ったような成長速度は得られないものだと思う。

登山で培った期待値とは、成長する速度が全く違うのだ。登山なら、本人が勉強熱心でヤル気があれば、一年あれば、お登りさん登山者(何も知らない)から、山岳会の新人レベル(雪の赤岳で状態が良い時に、標準コースタイムで登れる)になることができる、と思う。

でも、クライミングは、そう簡単に、標準的クライマーにさえなれない。着実性も違う。

今回は、オンサイトがテーマだったのかなぁ・・・。初見リードを3つもした(薫風、地蔵、一般ルート中央)。

初見で登る、っていうのは、精神的なもの、だから、とても意味があるかもしれない。

■ ヨセミテビッグウォールの写真会

土曜の夜は、若いころヨセミテのビッグウォールに登った人が写真の上映会をしてくれた。

私は一般的に言って、山のベテランを尊敬している。

”一般的に言って”と断わりを付けたのは、ニセモノも多いからだ。「自分の昔の山を自慢する人はダメだ」と、私の尊敬する山のベテランでさえも言っていた。

本チャンにバンバン行っていたと豪語する人が、山では地形を見ないで、GPSに誘導される登山をしていた・・・(汗)。ニセモノだ。

山を分かっていないサインは、標高自慢と数自慢、それに体力自慢だ。ついでにグレード自慢も追加しておく。

私はまだ、岩が出るような山を始めて丸1年なので、岩のカルチャー自体が、まだ新参者の域を出ない。大概の新人さんと言うものはそういうもので、そういう人は、やっぱり色々と昔からやっている人の話を聞いたり、カルチャーに触れたりするだけで、とても勉強になるものだ。

つまり、考え方やカルチャーを学ぶ。

ヨセミテの写真は、まるで小川山の岩のようにも見えて、キャンプ4の写真は、「あ、小川山だ!」と思わず言ってしまったほど(笑)。

岩の質が似ているから、小川山が日本のヨセミテ、なんて言われるのだと思った。

私は、海外旅行に行くことがあれば、せっかくだから海外の岩場にも行きたいな~と、一時岩場を検討したことがあり、海外の岩場情報をどうやって集めるのか?というのは、経験が役立つだと思っている。今はネットで検索できるが、それができなかった昔は、色々と情報を得るのが大変だったのではないかなーと思った。

もうひとりのゲストは、若きクライマー。すごく登れる人だ。5.13登っている。クライミング力があると、初めて行く岩場も楽しく登れるんだろうな~と、羨ましい。

彼は、すでにヨセミテに行ったことがある人だったので、私が聞けないような話で、盛り上がっていた。Iさんのほうも、嬉しそうにしていて、ちょっとホッとした。

私自身は、すごいクライマーになる予定はないが、コミュニケーションの結束点としては、私は優れている人ではないか?と自分でも思う。昔から、目利きだったからだ。

■ ビッグウォール

ビッグウォールは、ポーターレッジという空中テントに泊まるし、壁の中で2泊とかする・・・すごいクライミングというイメージだ。

私には考えられないクライミングだが、エイドで登る、という様式を考えると、フリーの高難度を考えるよりは、可能性はあるかもしれない(笑)。ただし、高さが怖い人には、そもそもダメだ。

ヨセミテは、登山者として一度再訪したいなーと思っている。ジョン・ミューアトレイルを歩くついでに、クライミングも出来たらいいな、程度で、クライミングスクールに行けたらいい程度だが、文化に触れてみる、というのは、どういう登山者にも大事なのではないかと思う。

山梨ワインのキザンの1.5リットルもある大きなワインを開けて、楽しく会話が弾み、気が付いたら、11時半・・・そろそろお暇を・・・というゲストを玄関口で引きとめて、12時、明日があるというのに・・・楽しい夜はお名残惜しく更けていった。

山好きの人と山談義をするのは、いつでも歓迎だ。

■ 自立ライン

せめて、5.9が確実にリードでき、5.10Aくらいが、どんな課題でも登れるくらいの登攀力があると、とりつける課題の数も一気に増えるし、どこの岩場へ行っても、楽しめると思う。

その辺が今の目標レベル。その登攀力が自立ラインだ。

どこかのガイドさんは、イレブンまで登れないと、ロープワークは教えない、という方針だそうだが、それは、人工壁ではそれくらい登り込んでいないと、岩に取り付くときに、自分が登れるのかどうかの判断ができないから・・・ではないだろうか???

岩に連れていってくれる人がいれば、人工壁11を頑張る必要はない。もちろん、誰も一緒に行く人がいない段階ではそうするしかないのだが、運よく連れて行ってくれる人がいるのであれば、むしろ、積極的に自然の岩に一杯触って、岩の性質をよく知るほうが良いだろうと思う。

無論、連れて行ってもらう際に、いつかはリードして自立するのが目的だ、ということを分かっていないと困る。

だから、今回は、初めて5.9がリードでき、しかも、それがオンサイトだったのが一番大きな収穫だった。

これをまぐれにしないためには、どうしたらいいのだろうか? 

TRで登れた5.10Bは、完全にまぐれグレードになってしまっているし、岩もアイスも登れたところが登れなくなったりするのは、本当に不思議だ。

■ Day1 某ゲレンデクライミング 5.9オンサイト

せっかく遠方から来てもらうので、いつも1泊2日のクライミングになるのだが、今回は、ベースが甲府の我が家だということで、甲府近郊の岩場。

土曜日は、近所のゲレンデに行った。

ここは比較的新しい岩場で、2006年に開拓されているのだが、山火事が起きたために自粛となっている。

私は3度目。

1回目は、他のパーティに混ぜてもらい、連れてきてもらった。

2度目は、自分の会のパートナー候補者を連れて来て登った。

3度目の今回は、ベテランと来て、案内役。

1)まずはエリア全体を把握する。

2)大きく分けて、二つのエリアがあるのだが、私がいったことがないほうは、どの課題がどのルート名なのか、岩を見てもイマヒトツよく分からなかった。

それで、結局、私が分かるほうの岩に移動した。

易しい課題でアップ。私は、初めて、この岩場でオンサイトができた。しかも、小川山でもまだリードしたことのない5.9. 

続けて5.10Aもリードを頑張ったが、最後の1ピッチができず、オンサイトならず・・・。Iさんが登ってみてくれ、ムーブを教えてもらったら、できた。

・・・ということは、やっぱりムーブの引き出しが少ないことが課題なのかもしれない。

 ・5.9オンサイト
 ・トポは分かりにくいと不評
 ・前に登れなかった10.Cの被った所は、ジャミングで手の甲が痛い・・・TRで登れた。
 ・2015年4月19日 一回目の記録
 ・2015年5月5日 2回目の記録 その1

■ Day2 三つ峠 (ゲレンデ)
混雑中・・・

地蔵ルート 
翌、二日目は、三つ峠へ。 非常に混んでいて、大学山岳部と都岳連の岩講習が入っていた。

シマッタ・・・と思った。こういうことなら、別の岩場に行けば良かった・・・と後悔した。

私も講習会に参加する立場だから、講習会に出るような人には好感を持っている。

けれど、講習会や山岳部の訓練が場所を占領してしまうのは、ちょっと迷惑・・・

とはいえ、人数が多すぎて、向こうも責任の所在があいまいだから、譲る、ということもない。

そうなったら、岩場をさっさと変えるに限る・・・なにしろ、上で登る順番待ちで、1時間も待ち、さらに、懸垂支点が開くのに1時間も待ったことがある。

あの時は、寒かったしお腹もすいてくるし、うーん・・・ちょっとこれは・・と思ってしまった。

とはいえ、三つ峠通いは、6回目になった。混んでいたので、6ピッチしか登れなかった(残念)。

 ・三つ峠 各回の記録(一回目、2回目、3回目、4回目、5回目)


■ 朝一リード

アップに良い、一般ルートが激混みなので、屏風岩右をたどっていく。右のほうがやや空いていた。

「地蔵は登ったことある?」とベテランが聞くので、「ない」というと、「リードしてみたら?」のお達し。

朝一リードは、初めてだ・・・。でも、誰かを連れて行くことになったら、自分が朝一でリードしないといけない立場になるんだな~。

実はまだ、自分がどれくらいのところをリードしていいのかよく分からない。

地蔵はⅤ級-だ。デシマルに換算すると、5.6。だから易しいはずなのだが、とても、そうは見えない・・・。

三つ峠では、いつもⅢ級、Ⅳ級で始める。でも、ベテランはできないことは薦めないはずだし・・・と気を取り直して、リードに取り付く。

朝一は怖い。地蔵ルートは左右あるが、易しいほうの左をリードした。一部Aゼロ。心理的な負担だ。

でも、アルパインの岩場では、今の実力では、という限定つきで、なりふりは、どうでもいいと思った。

もちろん、本来はハーケンを打ちながら前進するのだから、確実にリードできないといけない。

しかし、初心者だから見栄はない(笑)し、実力の余力がすごく少ないのだと思う。

なんというか、自分で自分の実力を客観視することが難しい。まだ私は登りが固いと言われているし、確実に落ちない人になっていない。平たく言うと、クライミングが板についていない、のだ。

朝から落ちて、一日を台無しにするよりはいいと思って、この日はこれで良いとした。

■ フリクションは面白さの要諦

実は、途中で靴を変えた。 アルパイン用のシューズ、岩に乗ってみたらフリクションが信じられなかった。

クライミングが好きな人が、沢を楽しいと感じないのは、フリクションが信じられないから、かもしれないなあ・・・

フリクションが信じられないっていうのは、要するに、登れると思ったのに登れない、と言うことを意味するのだから、楽しいはずがない。
屏風岩 高度感はこんな感じ

私も今年の夏、一度、滝で落ちた。赤茶色にぬめっている沢に、ラバーソールを履いて行ってしまって、普通に平坦な所でも滑るのだった。

それで滝で8mも落ちたのだが、自分のクライミング力のせいではなく、滑りやすい靴のせいだった。8m落ちても無傷。

そのような状況の、ものすごく、マイルドな形式が、フリクションが今一つになったスパイアなのかもしれない。小川山では問題なく履けていた靴が、信用する気になれなかった。

クライミングは、靴で登り方がとても違う。普通の登山道で、底の柔らかい地下足袋で歩くのと、底の堅い冬靴で歩くのではとても違う。

その違いと似た違いがクライミングシューズと登山靴の間にあり、さらにダウントウしたシューズとそうでないシューズの間にある。

一般に素足に近い、柔らかいシューズは設置面積が大きくないとダメ。堅い靴は小さいスタンスにも乗れる。

■ 岳ルート

昼ご飯を食べ、混雑を避けるようにベテランを説得して、岳ルートへ。

岳ルートは、中央カンテの隣にあり、前に相方と来た時に、ついそっちに引きづり込まれそうになったことがある。
岳ルート 上の方がルーファイが難しい

こういう風に上からは見える ビレイ中は寒い
途中で中央カンテとクロスする。4ピッチのルートだ。5.10Aくらいのルートのはずで、私にとってはシビアでも、ベテランにとってはそうでもないハズなんだか、三つ峠のほうが同じグレードでも、難しく感じた。岩の質によるのだろうか?

それに、やっぱり岩場はルートの見極めがとても難しい。

三つ峠は、どこにでも支点が打ってあって、特にそうだ。大丈夫だと思っても、うっかり難しいほうのルートに入ってしまうかもしれない・・・。

中央カンテも何回行っても、これで合ってるのかなと思うし・・・。

今回は、フリーの岩場では、感触が良かったのに、アルパインのゲレンデの三つ峠は、とても難しく感じた。

三つ峠は一回目に来た時は、あまり不安を感じることなく登り、2度目から案内役としてリードしているのに・・・だ。どうしてなのだろう?

フリーのゲレンデと比べて、段々や凸凹が多くて、立ちこみやステミングは、とてもやりやすそうなのに・・・。ここは登山靴で登る人たちがいるほどなのだ。

セカンドの時は登山靴で登る練習をしたらいいのかもしれない。

都岳連の講習生の人が二人いて、2回目から人を連れて来ているというと、ビックリしていた。初めて、連れて行ってもらった時、でも、私は全然怖くなかった。

今は怖い。初めての頃は、墜落=経験なし、ロープワーク=理解イマイチ、という状態で、何しろ無知だったから、何も怖くなかったのだろう。

滝だって、2級のをいきなり初心者で登っている。今だったら、ないなーと思うかもしれない。

そういう意味で、無知な間についた自信は、本当の自信ではないのかもしれないなぁ・・・と思う。

そんなこんなで、今回は、充実した二日間だった。

富士山はうっすらだった・・・ 




Wednesday, September 23, 2015

越沢バットレス

越沢バットレス全容
■ 会山行 → 本チャン練習

23日は、会のクラミングが入っていたのだけれど、連絡ミスでメンバーにカウントされていない・・・。

一方、願ってもいない越沢バットレスが提案され、投げ打つには惜しく・・・、それならば、と、前日長丁場の沢にも関わらず、出かけてしまった・・・。

沢というのは、かなり疲れるものなので、翌日はラクラクなゲレンデクライミング程度でいいかなという思惑は、まったく当てはまらない流れとなり、ガッツリ岩。

とはいえ、一緒に行ってくれた人が気を使ってくれ、集合は遅めの9時。山では絶対にない集合時間だが、ゲレンデでは、まぁ、ありうる。

■ 越沢バットレスの使い方

越沢と書いて、”こいざわ”と読む・・・。

ここは、実は、去年相方と北岳バットレス四尾根を目指していたとき、検討した。

1)小川山ゲレンデで、互いの限界的な登攀力を認識し、
2)三つ峠ゲレンデで、ロープワークの息を合わせる

という2方向からトレーニングしていたが、少々本チャンめいたルートをしなくてはならないと思っていた。

それで、無雪期の八ヶ岳の中山尾根に行った(敗退)のだが、パートナーを組む相手と初見のルートを経験して、

・問題点の洗い出しをする、
・組んだときの今のレベルでどこなら行けそうなのか、認識する、

ということが、失敗が許されない本番では、とても重要なので、そういうテストケースに最適な岩場が、越沢バットレスなのだった。

■ 三つ峠より難しい本チャンゲレンデ

実際、岩場のむずかしさは、三つ峠より難しい。三つ峠は私みたいな、あまり岩登りが上手でない人でも、一回連れて行ってもらえば、2度めからはリードできる。

しかし、越沢バットレスは、初見リードに近いのは、私のようにまだフリークライミングの力が、あやふや(2点支持をマスターしていない、5.10Aくらいの簡単な岩でムーブ解決が必要)な人には、リードはさせられない。

これで落ちれば、怪我しますね
被った個所や、スタンスが磨かれた場所があり、本チャン的な岩場は、たっておらず、寝ているので、その分、落ちれば、どこかに体をぶつけてしまい、決して落ちることが許されないからだ。

ロープを付けて登るのも、3ピッチとすれば、3ピッチ下まで落ちてしまわないため、であり、どこからでも落ちれば怪我が免れない。そこは、小川山などのゲレンデとは大きく違う。

これを確実なリードで行けるには、やはりフリーでのクライミング力の底上げが必要だと思った。

しかし、この岩場はとても本チャンに近く、かなり気に入ったと言うか、岩に追い返される感がなかった。瑞牆と比較して、という話だ。

岩場には凸凹が一杯で、フリーを愉しむ、スッキリしたラインとはちがう。

ただ凸凹しているから、取り付くしまなし感がないのだ。

■ 成果

今回は、左ルート、右スラブ、右の滑り台、左の滑り台と4本のマルチ。1本のショート。


易しい順では、

右スラブ >左ルート>右の滑り台>左の滑り台 
たくさん登るのが課題であって、お腹いっぱい登った感じだ。右スラブの露出感を怖いと感じるか、左ルートのクラックが難しいと感じるかで、難易度の感じ方は変わりそうだ。スラブのほうは、空中に出るので怖いのだが、小さいカチがいっぱいある。

今回は、「リードはなしだよ」とくぎを刺されていたので、セカンドとして、ちゃんと早く登るのを目標にした。Aゼロは核心部で出したが、ロープにはぶら下がりはしなかった。セカンドでも、タイトにしてもらうと安心して登れる。

■ 実力拮抗型パートナー&先輩後輩型

連休の最終日とあって、岩場には他に、横浜の森羅の男性二人のみ。

男性たちは、ちょうど私と同じようにアルパインを始めて2年ほどだそうで、スキルが同じくらいのようだった。男性の一人がリードしていて、かなり苦労中。

山を覚えるとき、パーティのタイプは二つ必要だ。先輩後輩型と実力拮抗型。先輩後輩型は、連れて行ってもらう形式になるが、それは、後進者に、自分がどこまでリードしても良いのか判断するための、判断の材料がないためだ。

実力拮抗型は、その判断の材料がないと言うことを分かって行くので、無理は決してできない。

そう言う意味では、この岩場は、連れ行ってもらう山だったが、10の力ではなくて、12くらいで、なんとかあくせくしたら登れそう、と感じさせられたから、気に入ったのかもしれない。

いつか自分も連れて行けそう、というか・・・。

この岩場は通いたいな~と思える岩場だった。

実際、関東方面の新人の岩トレに使われているようだ。

ただ、支点はハーケンで、ペツルとは違い、安心度は全く違う。

またダブルなので、よく考えて登らないといけない。だから、やはり、順序としては、

十二ヶ岳の岩場 > 小川山 >三つ峠 > 越沢バットレス >宿泊を伴う長めルート >本チャン

となると思う。

おとしもの?
■ ラッキング

今回は、ラッキングがやっとなんとか形になった。

 ・スリングとカラビナは別々にラッキングする
 ・スリング=たすき掛け ※クロスにしないことが大事
 ・カラビナ= 一枚に4枚の空ビナをかける
 ・ぬんちゃく= 1本に4本かける

これで、スムーズにギアの受け渡しができる。

スリングをひねって腰にラッキングするのは、あまり実践的でない。

■ その他
 
 ・ギアラック 
 ・ビレイグローブ  指だけを出す

■ 懸垂

 ・互いに安全度を、複数の目で、ダブルチェックする

越沢は、長い懸垂で終る。

ダブルを連結した、ピッチを切らない長い懸垂は、懸垂支点がよほどよくないと、ロープ回収がかなり重い。

沢では、ロープを出してもロープ自体の長さが長くないので、 比較的簡単に回収できるのだが、岩では抜けなくなったら登り返しが必要になってしまう・・・その時、長い空中懸垂だと、体力消耗や時間のロスがすごいことになってしまう。

こうしたトラブルは本チャンではできるだけ避けたい。そのために、練習があると言ってもいいかもしれない。

しかも、1本のフィックスを登りかえすわけではないので、結局、ユマールなど使えず、プルージック登攀以外選択肢がなく、登り返しは長くよりタイヘンになる。

結局ユマールがあっても、プルージックで宙吊りを登り返すスキルが必要という訳ですね。

■ おまけ

鳩ノ巣駅は、前に川乗山や海沢に来た時に通過した場所だった。奥多摩は3度目だ。丹沢は、なんだか若い女性やオシャレファッションな人が多く、都会的な雰囲気だが、丹沢は日本の田舎らしい雰囲気が残っている。

それで、駅前で釜飯を・・・と思っていたら、18時に駅前に着くとちょうど店を閉めるところだった。

それで駐車場わきの食堂?地元民の憩いの場に入ってリラックス。地元のおばちゃんやおじさんが集っていて、ちょっと会話に入れてもらい、楽しく過ごし、2時間ものんびりしてしまった。

楽しいクライミングデーで、本チャン力アップのために何をしなくてはならないか?の方向性も見えて、良かった。









Wednesday, September 16, 2015

十二ヶ岳の岩場

 ■ 岩トレ

今日は、久しぶりの十二ヶ岳の岩場でした☆

十二ヶ岳の岩場は、ロープワークで有名なガイドの堤信男さんが整備された岩場です。

広沢寺など、初心者向けの岩場と同じ位置づけ。

マルチの易しい壁、ショートの壁、で成り立っています。

見えているのは、トップロープを張るためのフィックスロープ。

ここが一番易しい。私はこれ、TRはアプローチシューズで以前登りました。これで三級+くらいかなぁ。

上の方がランナウトしていて、支点がないので、フィックスロープが張られています。

このフィックスにプルージックで中間支点を作り、リードします。

今日は案内役だったため、リード。


 この岩場は、堤さんの整備のため、実は貼られているフィックスのロープワークも参考になります。

今日はギリギリ高曇りで、車に着いたら雨が降り出した。

何本したっけなぁ・・

アブミの使い方をしっかりと教わりました。

私は、下手くそなクライマーなので、自分で自分のピンチを救う技を教わる必要があります。

今の時代の人は、フリーが先になり、ピンチを切り抜ける技である、アブミやフィフィの使い方、エイドなどは後回しになります。

”落ちなければ安全”という発想は、”じゃ落ちないんだから、ロープなんかいらない”という発想につながってアブナイような気がします。

私は、

1)まずは登れないところが出てきたとき、エイドでも、なんでもいいから、切り抜けることができるようになること

2)クライミング力UP  の順番で・・・。昔風の古風な学び方です。

 固定はエイトノット

他の結びもあった
 これってなんていう結びかなぁ?
クローブヒッチでの固定















今日はベテランに色々と教わりました。最大の重要ポイントは、

・支点に負担を掛けないこと

つまり、アルパインでは怪しげな支点でも使わないといけないからです。

・支点に負担を掛けない懸垂下降
・2本別々にまとめて投げるロープダウン
・ダブルオーバーハンドで、末端は別々にすっぽ抜け処理
・1点が抜けたとき、墜落距離が大きくならない流動分散
・細いダイニーマでの、リングボルトでの支点の取り方
・アルパインヌンチャクの受け渡し法
・落とさない支点回収

など教わりました。ありがとうございました☆ 同行者の記録。

実は、岩は怖くて苦手なんですが(山の岩場では怖くないのは、なぜだろう?、)たまには岩も行かないと!クライミング力は自分を守る力です。

Sunday, July 12, 2015

アブミの練習をしました

昨日は、十二ヶ岳の岩場に行っていました☆ 楽しいクライミングでした☆

アブミの練習を先輩にリクエストです。

アブミとは、足を乗っける道具のことです。エイドクライミングですが、フリークライミング全盛の時代以降、フリーで登る(つまりクライミングシューズとチョーク以外に頼らないで登る)至上主義になり、廃れてしまった技術のようです。

雑誌等によると、今の時代は、ジム上がりのクライマーが増え、フリーで登ることは、至上の価値観とされずに、チータースティックに代表されるような

 ・過度の安全主義
 ・レッドポイントOK(オンサイトを大事にしない)
 ・登攀グレード偏重

となっているそうです。オンサイトは一生に一回しかないですけどね。

さらに最近はボルダリングブームで、ブームの最先端はボルダ―のサイズを大きくしていくこと・・・ボルダ―が最大級に大きくなったのが、エルキャピタンなのだそうです・・・(--;)

フリーソロを追求しようとしたのではなく、最大化の結果ということらしいです。が結果としては、それって危険最大化ですね。ふしぎ~。昨今批判されている、安全至上主義の真逆だからです。

私は落ちて死ぬのは嫌なので、ロープクライミングがいいです。

・・・というわけで、総合すると、時代は二極化しているみたいです。へぇ~。

先輩と行くとこういう話が聞けるのが、なんだか勉強になりますね~。事情を知らない入門者にとっては、混乱した状況を説明された方がうれしいですね。

■ アブミ

私は登攀力以上のところに行く予定はないのですが、それでも、山ヤ基礎教育で含まれていなくてはならないのが、エイド技術。

しかし、エイドは、アックステンションの技術とは違って、心の安心にはあまりつながらない技術でした・・・残念。

エイドで登れば被った壁も登れるかなという期待があったのですが、ダメですねぇ… アブミに乗りながら、フリーしてしまいそうになります(^^;) 完全にアブミに乗れ、両手が開けれると言うのがメリットなのに。

アブミがとっても難しいので、それが、ラッペルダウンルートが出来てしまった理由かもしれないなーと思いました。


■ ラッペルダウンとグランドアップ

登山でスタートすると、理解することが難しいのがラッペルダウンルート・・・。登山でクライミングをスタートした人に取っては、

 登る

といえば、

 当然、下から上

です。

それ以外あるの?

と思うのが普通。 が、あるんですね~ ラッペルダウンルートは、上から懸垂下降でぶら下がって作られた課題です。

下から登っていくと一番登りやすいところを登るので、ある程度以上難しくできなくなります。

それで、

 もっと難しくしたい!

という気持ちが生まれた結果がラッペルダウンルートで、結局、上からぶら下がって作っているので、まっすぐなルートです。

おフランスの出身だそうで、詳しいことは色々とクライマーが書いた本に載っています。「クライミングフリー」などです。

元々の山やさんからは評判が悪いことが多いラッペルルート・・・でも、アブミに乗って、ボルトを打つより、懸垂でぶら下がって打つほうが10倍楽そうな気がしたので・・・なんか、そう言う事情かもしれないなーなんて思った昨日のエイド練習でした。

■ クライミング

エイドの練習以外は、一番易しいルートで、リードフォロー。カムで支点を取って、安全対策バッチリで臨みました。

まぁそこは、アプローチシューズで登れたところなので、リードできるのは分かっているのですが。

ただそのルートを何回かした後で、ちょっと難しいエリアに移動したら、体の動きが良くなっていました。

その結果、トップロープですが、緑の森「ダイヤルAを回せ」11aをノーテン初登で完投。

「ってことは、このルートのグレードなに?!」と先輩が叫ぶ快挙? 

まぁ私はまだクライミング2年目で人が登っているのを見ても、何も分からないので、トップロープで安全を確保されているオンサイト、という意味です。

しかし、ホントクライミング能力というのは、計りづらいものです。

リードと非リードではやっぱり二桁くらい違います。

同じ理由で、セカンドで登れば、心の余裕があるので、登れます。

また同じ理由で、危険が何か分かっていない初心者の間も、壁だけに集中できて登れてしまいます。

何も分からない間にどんどんグレードを上げてしまえばいいのかもしれませんねえ・・・。

そう言う意味では、最初からリードでスタートの人は、イバラの道です。あっという間に過ぎてしまった、右も左も分からない初心者時代・・・つまりロープワークも知らないころは、墜ちたらどうなるかも想像もついていなかったので、まぐれで登れていたのですね~ あれは登攀力にカウントしていいのだか、悪いのだか・・・。何しろスタンス極小の芦川横沢登れたくらいです。

無垢だったワタクシ(遠い目)。

今は、

墜ちたらどうなるか
何が危険か

良く分かるようになったので、逆に登れません。 安全管理の力については、成長を感じるものの、具体的なクライミングの成果にはつながっていなかったので、11Aが登れた経験は、非常に貴重な成果です。

≪まとめ≫
・アブミは練習を重ねないと使いこなすのが難しい技術。
・易しいルートをいくつもするのが大事


Sunday, April 26, 2015

ロープを出しても遅くならない人を目指す会 第一回目

 ■久しぶりに三つ峠

今日は久しぶりに三つ峠。 前回8月の記録

”ロープを出しても遅くならない人を目指す会”第一回目

です。

先輩が付き合ってくれた格好で、去年山岳会に入会した同期と3人です。

今日はちょっと思ったのですが、幸せとは

 1)自分の課題が何かが見えていること

 2)その課題をクリアするプロセスの渦中にいること

そのことを感じられることなのではないかと思いました。

人間何をしたらいいのかゴールが分からなければ、努力のしようもなく、さらに進歩のしようもありません。

目標に近づいていると感じられなければ、幸せに感じることは難しいです。

でっかいハーケンの終了点

今日は8月以来久しぶりの三つ峠で、前に来た時には易しく感じたルートも、また難しく感じるようになっていました(汗)。

でも、クライミングはシーズン初めにジムに数回行くくらいがいいのかもしれません。

大事なことは

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

本チャンの〇〇というルートに行ける自分になりたい
↓
そのためには何をすればいいか?
↓

解決案や手段は色々。良き先輩がいれば、導かれるし、いなければ自分で解決案を作り、努力する。

↓
三つ峠にて、本チャン向け練習

↓

ロープジャムは課題
課題が見える 例: コールが共通の意思疎通になっていない、懸垂が遅い・・・など

↓

課題を克服する手段の一つとして小川山や人工壁

↓

三つ峠

↓

合格ラインへ

↓

夢の実現へ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というような流れが大事と思います。

そのためにどうしたらいいか?を人のゆだねてしまうと、それは主体性がない、ということになり、喜びも半減してしまうように思います。

人は、主体性を持って、何かに取り組んでいる時に最も喜びを感じるはずです。

■ 今日の課題

というわけで今日あきらかになった課題。

1)マルチプルの懸垂下降

 連続の懸垂の時は最後に降りたら、引くほうのロープを支点に通し、通した順から、振り分けで束ねはじめると、次の懸垂は、結び目が到着次第、トップの人は降りる準備に入れる。

 今日はその理解がなくイチイチ解いてまとめ直し降りたので、懸垂だけに時間がかかった。

2)意思疎通 クライマーが見えないくらい遠くに行ったら・・・声が聞こえなかったらのこと

3)セルフ 忘れがち

4)メインのセルフ セカンドでも本当は取るが省略しがち

5)待っている時間に次の作業を先取りする姿勢

日ごろゲレンデしかしていないと、次のことに取り掛かる姿勢が足りないので、それで時間を食ってしまいます。

・登っていいよのコールがかかってからクライミングシューズを履くのはゲレンデでは良くても、アルパインではNG。セカンド・サードはロープアップされたらすぐ登る準備に入る。

・ビレイポイントではすぐに次のピッチの準備に取り掛かる 例:ギア受け渡し、ロープまとめ直し

山でも同じで、次のことに取り掛かる姿勢が、不要なリスク回避にとても重要。たとえば山で言えば、パッキングが遅いとか、皆が支度が済んでいるのに、だらだらしているとかです。

しかし、それはマルチ慣れがもたらす成果かもしれません。


今日は、

右フェイス4P 午前中 1ピッチ30分、懸垂下降1時間  8時20分ころ登り始め11時半終了
         トラバース第二バンドで一回切ったので4P 

東面 草溝ルート 4ピッチ  下部の2Pのクラックは先輩リード、
                   上部の易しい部分は新人各自リード

12時半登り始め、15時頃終了、15:30下山スタート、16:30下山完了、です。


 ピッチが短い区間があったのですが、とりあえず8Pはできました。渋滞込。

やはり慣れがもっと必要だ、ということの共通認識ができたのが良かったです。

慣れが解決する問題は比較的解決が容易なことだと思います。

個人としては、ダブルのランニングを取る時にやっぱりまた流れなくなり・・・うーんです。

今日はクライミング力は下がっていて、ちょっとアタフタしました。


≪ザイルパートナーに対する気遣い≫

1)リードする人には、ビレイヤーは下から、右のロープ、左のロープどっちで支点を取ったら、流れがスムーズか教えてあげる
2)セカンドがビレイヤーの時サードはロープの繰り出しが楽なように助ける
3)ビレイ点では、互いにセルフが2重に取れているかチェックし合う
4)クライミング中は常に後続の人がより安全に登れるように支点架け替えなど考えてあがる
5)懸垂で降りるトップの人のセットが楽なようにロープを弛ませてあげる
6)懸垂でセカンドの人が降りてきたら、あと少しと声をかけてあげる。降りていると、地面までの距離感が分からない
7)ロープがこすれそうな時は気を付ける
8)懸垂で引くほうのロープを常に覚えておく うっかり忘れやすいので互いに注意し合う
9)三人目は写真担当(笑) することがないときは写真を撮りましょう。

他にあったら教えてください☆

御坂山岳会のHPサイト

≪関連記事≫
前回8月の記録 (3回目)
ロープを出しても遅くならない人を目指す会
ロープの流れが屈曲して流れないときのエクステンション
ダブルはロープの流れをよくするためですよ~
プーリー効果を知りましょう
落ちるためのロープ落ちないためのロープ
ロープの束ね方
自立したセカンドになる
ラッペルでのロープ連結
守りのロープワーク

参考に・・・

ペツル マルチピッチの懸垂下降

Sunday, April 19, 2015

三つ峠→総会→岩

週末は岩の予定と総会の日だった。

岩は、他会のクライミングデーに便乗した形。 私の会は、クライミングの予定が非常に少ない会なので、こうした誘いは非常に助かるのです。

山の世界はとっても不思議で、クライミングの重要性は強調されるのに、だれでも参加できる会山行にはゲレンデクライミングは予定されない…。のは、なぜなんだろう?

今日はそれで久しぶりの岩だったのが、11月以来なので、5ヶ月ぶりだ。

やっぱりアイスクライミングとロッククライミングはだいぶ違い、アイスは型を身に着ける感じだが、岩のほうは、岩の形状に合わせて、身体を倒し、ムーブを見つけなくてはならない。ムーブが楽に決まったところは楽で、そして、面白い。ムーブが面白さのカギであると思われるのであるが・・・分かりそうで分からない、ムーブの原則・・・。まぁ気長にやりましょう・・・。

土曜日の夜は総会だった。総会は夕方からで、それだけのために富士吉田に行くのは、交通費がもったいないので、ぜひ三つ峠でスミレを今年も見ようと思っていた。ルートは、府戸尾根。この尾根はスミレが多いことを承知済みだった。

母の白滝ルートも、スミレの専門家と歩いたことがあり、とてもスミレが良かったので今年も歩こうというわけだ。去年は4月は岩のほうが忙しくて、スミレはスルーだった。

しばらく山に行っていない会の先輩もお誘いして、足慣らし山行とした。

■ スミレの三つ峠

4月から、三つ峠は花のシーズンが始まる。 4月はキブシが咲き、スミレが咲く季節だ。

スミレは何も登山道を選んで咲くわけでない。林道脇にも多かったりする。

今回は母の白滝ルートの上部、西川新倉線林道から上を使って登頂し、府戸尾根を使って、下山するルートを使った。

この辺はルートの組み方によって距離や時間を上下するのは簡単なので、事情に合わせて選べばよい。



 林道は、車はゲートで通行止めになっている。だから、誰が使う林道なのか?疑問な感じだし、土砂がアチコチ崩れていたりもする。

しかし、尾根伝いの登山道とずっと並行して走っているので、ある意味エスケープ自在。

こんな崩落のところに、フキノトウが生えてきていた。

生命力が素晴らしい!

 母の白滝の上部の登山道は、午後に下山に使うとヒドイぬかるみになって、非常に歩きづらい。

だから登りに使った。

すごい霜柱が一杯だった。

ここは日陰なためか、今年のスミレはまだだった。
 木無山山頂付近。

御巣鷹山と三つ峠山に縦走。
 カモシカの豆ちゃん。

白いカモシカだ!

カモシカには黒と白がいて、西日本は黒で、東北は白だ。

このカモシカは冬に会ったおじいさんカモシカとは明らかに違う。
 好奇心旺盛で、人に近づいてくる。

びっくり~!
 下山中、府戸尾根のスミレ。

今日は小さなスミレばかりだった。

以前着たときは、もっと多かったので、少し時期が早かったのかもしれない。

キノコから放射性物質が検出されたと言うお達し。

この後、一風呂浴びて(無料券、ありがとうございました!)

総会へ。例会の代わりなんだが、飲食付例会と言う感じだった。

 ■ ひさしぶりの岩

今日は久しぶりの岩。他会に便乗中・・・スイマセンねぇ・・。

しかし、御坂では、岩はほとんど企画されないので仕方ない。

ここは、自宅近くの某所。私は家から近いので通えたらいいなくらいの岩場だが、ルートは結構難しかった。

5.8とか、5.9をいっぱいしたいと思っていたが、結局、10.Aとか、11bとか、上手な方のやったのをやれるところまでやる感じだ。
 ベテランを見ていると、地面に立たない・・・
クライミングシューズに泥がつくのが嫌なんだろうな。

今日はパラパラ降ってきたが、結局退却せずに、エンジョイクライミングデー。

このくらいじゃ帰らないんだ~と分かった(笑)
 年配でクライミングを初めても上手になる。けれど、結びなどはちゃんと見てあげた方が良いような感じだった。

エイトノットをアンザイレンするのが面倒な時は、ラビットでカラビナをつけっぱなしにしておけば、取り外しが楽だ。

エイトノットは解きづらいので、クライマーには好評そうでない様子が分かった。

ここは難しかったなぁ・・・

3回もフォールしてやっとこさ、のぼった。
 そのルートの上から。

手のひらが、ジンジン痛いです(--)

岩って手の皮の厚みも重要な気がします・・・
こちらは、もっと難しい課題を挑戦中の方。

岩は、ホントに難しいですね。

私のは、山のための岩だから、もうちょっと上手にはなった方がいいと思いますが、目標10Aくらいだからなぁ。

今、5.8~9くらいなので、10Aは近い。

ゆっくり成長して行く方が、怪我や事故がないような気がする。

しかし疲れたなぁ・・・

ちょっと昼寝でもしよ~

この山は、地図読みでも、岩でも楽しめる、良い山です☆

先輩のブログ 

Sunday, October 5, 2014

十二ヶ岳の岩場クライミング 

■十二ヶ岳の岩場(5回目)

昨日はちょっと忙しい日でした。

まずは、新しい山の友達と十二ヶ岳クライミング。私が教える側で、マルチピッチ。

そして、夕方からは夜間登山でお月見山行。

その後、ビバーク訓練の予定でしたが、雨で変更。

翌日は、十二のクライミングとセットにした、ナメラ沢を短縮計画で予定していましたが、朝起きたら、結構なザーザー雨だったので、山行は、さっさと中止して帰ってきました。

少しの雨なら沢は行きますが、台風接近で、荒れがひどくなる傾向にあったからです。

■ 十二

十二ヶ岳の岩場は、別名、西湖の岩場とも言われています。マルチピッチの岩場とショートのゲレンデがあります。

終了点から下を眺める
岩場がこじんまりして手ごろで、初心者にとっても怖くなく、おススメできる岩場です。

今回は、マルチ初心者の方をお連れして、午前中マルチ、午後ショートの予定でしたが、午前中のマルチは一本で切り上げて、あとはショートでずっと遊んでしまいました。

というのも、御坂の先輩が来るのは、知っていましたが、ふたを開けたら、4人も来てくれていて、せっかくなので、色々岩を触ることに。

二人だとショートばかりだと、すぐ順番が来てしまい、大変です(^^)。

マルチは二人でも、出来るけど、大勢いて、ロープが、何本も垂れ下がっているときは、効率よく、色々なルートに触れたほうが、勉強になります。

■ プロテクションの間隔

私は以前リードしたところを再度リードしたのですが、今回はマスタースタイルではなく、先輩のお手本で、ぬんちゃくをかけてもらっている状態で登ってみました。

ランニング支点の取り方の勉強です。

すると・・・先輩のぬんちゃく、間隔が遠い~!あれまー(^^;) ビックリです。

これくらい信頼感を育てなさいってことですね~。

私が過去にリードした時は、ありとあらゆるプロテクションをこまめに取ったので、ハンガーボルトだけでなく、リングボルト、ハーケン、と自分の身長+1mくらいで、しょっちゅうプロテクションを取りました。

しかし、先輩曰く ハーケンは ”オブジェ”(笑)。 

え~そうなの~!とびっくりでした。

でもまぁ、クリップが遠くても、リードはできた。

私はとりあえず、今の時点でも、自分が行きたいところに行くだけのクライミング力があるので、これ以上は、まぁぼちぼち成長すればいいかな、というところです。

■ 焦らず成長すべき

たぶん、クライミングって、急いで成長しようとしても、あまりいい結果を生まないのではないか?と思います。

”急ぐ”と”焦る”は、紙一重で、急ぐと、死の危険との隣り合わせのクライミングでは、精神的圧迫が強くなり、ストレスも大きいので、余裕がない言動が多くなると思います。

たとえば、フリーのクライマーは、人を見下した発言をする人が、結構います。おはようございまーす、と挨拶しても、登れるヤツでなければ、挨拶も返さないような、人としてどうか?というような態度は、登れる相手であると、手のひらを返したように変わってしまうこともある。

それは、急ぎすぎた「登れなくてはならない」というプレッシャーの裏返しであるかもしれないなと最近思うようになりました。人は自分がつらかったことは相手にも要求しがちになるからです。

ランナウトしても自分が大丈夫か、大丈夫でないかは、自分の中で、確実性や信頼性が、どれだけできていくか?という問題で、一か八かを取る度胸という問題ではない。

それは単純に、クライミングを経験する時間の長さが解決するだけの問題だと分かりました。度胸のほうの問題にしてしまうと、よくありません。度胸でないと解決できないこともありますが、度胸は最後の解決案だからです。 それに私が目指しているのは、5級マスターですし(笑)

■ 責任の重み

私は、

山に一か八かはない
迷うようならロープを出せ

と教わりました。

しかし、岩では、え~?!というような易しい場所で、ベテランクライマーが墜死していたりします・・・。慢心ですね。くわばら、くわばら。

バンバン落ちるスポーツクライミングの論理を岩場に持ちこんで、亡くなっているケースも、良く聞く話。

そして、ビレイのミスも良く聞く話です。形ばかりのビレイはあぶない。

さらに、まっとうなクライマーでも、失敗はある。その手の失敗は、突っ込んでよいところと、そうでないケースの見極めができない、という、判断力の未熟さが、招いていることのような気がします。これは、経験によってしか培うことができない部分です。私が取り組むべきなのはココです。

≪リスク要因≫

  • 自分はもう出来るという慢心
  • スポーツクライミングを岩場に持ち込む
  • ビレイが不完全
  • 突っ込んでよいケースとそうでないケースの見極めができない

良きビレイヤーは得難きものです。私は一緒に山に行く相手は、よく見ていて、ぽっと出の人をすぐ信頼したりはしません。たとえ、ガイド山行であっても、ハイキングの山に行って、相手を信頼できるかどうか、判断してからでないと、本番の山には行きません。ビレイを任されるということは、非常に光栄なことですが、その辺も分かっていない人もいます。

登れなくてもいいから、ビレイは確実にならないといけない。これは初心者の最低ライン。しかし、初心者の場合は、それを分かっていることは、まずないので、分かっていないことは、受容しないといけません。そこが初心者を連れて行く、ツラさですね。

何しろ、初心者を岩に誘ったら、たとえば、その人が落ちたとき、100%確保できるという確信がないと、誘うことさえできないのです。確保できないのはお互い様、なんて言っていたら、フリーソロの方がましなくらいです。

私は、これまでの普通の登山でも、計画を担当する側だったので、夫の生命までも、安全か?安全でないか?を、私が責任を持って、判断してきた、と思います。

責任の重さと、判断することの難しさ、葛藤は、やっぱり自分で山に行く人でないと、分からないものかもしれません・・・。

■ 中止や敗退の判断 

私はこれまで見てきた観察では、強いクライマーほど、撤退の判断が早い、と思います。

会の先輩を見ていても、登れる人、しっかりとしたリーダーシップがある人、みな敗退決定が早い。

たとえば、先月チャレンジしていた中山尾根は、撤退の判断が6時半でした(笑)。 これには私は信頼感を高めました。

撤退の判断の速さの、反対となるのは、未練・・・登りたいと言う執念です。登りたい気持ちと言うと、良いことのようでもありますが、これは、煩悩と言う名の、執着心とも言え、良くない心理状態です。あるいは、登れるという見栄、とか、欲張り精神、なんていうのも入るかもしれません。そこは精神的成熟度が試されるところ。だから、精神的な成熟度が低い人は判断力も低い。

素早い判断  
 ↓↑
・煩悩
・欲張り
・見栄

つまり、安全のためには、無欲であることが必要です。

岩でなくても、普通の登山でも 「せっかく遠方から来たのだから」とか、「ここを外せば休みがない」という執着心が、雨天敗退や装備不足の敗退、体力不測の敗退などの判断を鈍らせます。その結果の遭難がいかに多いことか・・・。

実は今日、ナメラ沢を予定していましたが、これは今朝6時に中止を決定しました。遠方から参加してくれた方、すみません。

しかし、雨天は予想でき、天候悪化は予想より早く来たので、やはり中止決定は早い方が良かったと思っています。

■ 山はリスク管理中心に

やはり、山において大事なことは、リスク管理です。

高難度のクライミングが出来る人が、イコール適正なビレイを行う人とは限らない。クライミングが上手ければ、当人の安全のマージンは増える。けれども、相手の安全が増えるわけではありませんね。

クラミング力だけでなく、支点構築や一般登山上のリスク管理全般に長けている人が、本当の意味での登山のうまい人。

この点で、やはりバランスよく成長していくのが大事なことかな・・・と思った週末でした。