■ 那須岳雪崩事故の被害者ページを見つけました。
https://nasu0327.com/page-148/
この事故は、一般的な山ヤの感想としては、雪崩岳を少しでもかじった人であれば、雪崩は予見でき、このようなルート取りや、よくわからない言い訳など、考えられないというものです。
引率者たちが全くの素人レベルで会ったことをうかがわせる事故、事件だ、というのが一般的山ヤの見解ではありますが…
こういう事故が起こりうる社会システムがあるところが、基本的に日本のアキレス腱となっているかもしれず、また確実に言えることは、事故が起きてからでは遅いということです。
各自で自衛するしかありません。指導者がダメならば、指導者を凌駕する知恵や知識をみにつけましょうということです。
■ いったん失われた命は戻らない
結果とリスクを分けて考える、ということが山では一般的です。
例えば、落ちて死ぬところでは、どんなに登攀が易しくてもロープをつける。
ということは、結果(の重大さ)、と リスク(の低さ)を分けて考えています。リスクは低くても、起きる結果は重大、という事象です。
しかし、一般に、一旦事故になることの結果が重大でも、リスク(そうなる可能性)が低ければ、ロープはつけない、とする態度が日本の登山の世界では一般的です。
分かりやすく言えば、シートベルトに相当するかもしれません。シートベルトの着用が義務付けられたのは、今の世代は最初からそうだったかもしれませんが、私が子供のころはシートベルトは任意着用だったように思います。
また子供を膝の上にのせて運転することも、問題視はされていなかったように思います。
問題が起こらなければ、なんでもないこのような些細な安全対策も、今では、誰もが当然のように行うことになりました。
これは、何かが起こった時の結果が重大であるので、そうなる可能性は小さくても、その可能性を補填する、ということだと思います。
■ 雪崩
雪崩というのは、自然界では、あちこちでそれこそ、しょっちゅう起こっている事象だそうです。
雪崩が起きやすい傾斜、というものも言われますが、斜面があれば、すべて雪崩れると思え、というのが基本的な山ヤの態度です。
なので、雪の山に入るのに、雪崩の知識を得ないで入る、ということがそもそも理解不能ですし、雪崩があるとしたら、どこが起きやすいか、というのは、一つ一つの山に固有なので、その山で過去に起きた雪崩事件は、たぶん知ってから入りたいと思うはずです。
当然、遭難の事例を調べるなどします。
この調べるプロセスで、人が介在した雪崩事故は記録に残されるが、人的被害がない雪崩はどこにも記載されない、ということも理解するようになります。要するに、雪山でデブリを見たら、それは雪崩の痕で、それはそれこそあちこちにあります。
普通の人は、この時点で、自分には雪崩が起きそうな箇所が見極められる経験値が足りない、と実感することでしょう…。
そうであれば、比較的安全と思われる日に、どこが雪崩が起きる可能性があるのだろうか?デブリはどこにあるか?という目で、雪山を見る習慣をつけて、雪山に入る場合は観察が主な関心となることでしょう。
そういう関心をもってして雪山を見れば、状態が一様ではないことは、数回の山との接点で明らかなので、観察量の不足、つまり、経験値が溜まっていないことを感じるでしょう。
となれば、リスクに十分に備えたとは言えないという自覚が生まれるので、それなりの緊張感をもって雪山に入ることでしょう。
那須岳の雪崩事故については、この緊張感が皆無、という点で、山やの起こした事故とは全く本質が異なり、単純な無知と行政の責任逃れを露呈している事件にしか思えません。
このような態度で国民は接せられているという事例で、対策としては、自衛する以外あるのだろうか?というのが私の感想です。
人命という大きすぎる犠牲を払っても、国民が全員戦死するまで戦争を辞めない、というか辞めることができない狂信的な国だったわけですから、同調圧力の強さは並ではなく、人の命を何と思っているんだと糾弾したとしても、和の精神というものは裏を返せば、責任の所在をあえて不明瞭にしてしまうことだ、ともいえるわけなのです。
このような場合は一人一人が賢くなり、知識武装するのが、唯一個人が取りうる自己防衛手段と言えるのでは?と思える事件でした。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りしています。
また残されたご遺族への誠実な謝罪、このような愚かなミスを繰り返さない対策が施されることを切に願います。
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Monday, February 25, 2019
Wednesday, December 13, 2017
雪崩勉強中
引き続き、日本の雪崩より
日本での雪崩災害の原因3タイプ
A 雪崩の知識が欠如しているための遭難
B 海外の雪崩知識を日本向けに咀嚼できていないための遭難
C 義理人情が先立つ遭難
・Aの内容
多少でも雪崩の知識があれば、十分回避できるはずと考えられるような条件のところで遭難する。
・Bの内容
日本では雪の降り方、積もり方、変わり方がヨーロッパと異なる。
・日本の冬=北西の季節風によって支配されている=西高東低の冬型
・日本の冬は比較的規則的なリズムを持っている
・季節風は3~6日続くと衰え、2-3日経過すると強くなる 大体9日周期
・この周期は短い時は、6日、長い時は12日
・南岸低気圧=表日本で多量の降雪
・日本海を通るとき=南風、真冬でも気温が上昇、暖かい天気
1)日本の冬山で、どういう気象状況の時に遭難が多いか?
裏日本=大雪、どか雪、冬型の気圧配置 遭難の2/3を占める
雪が落ち着く前に行動してしまい、表層雪崩が起こる
表日本=南岸低気圧の時
表日本の大雪と、南岸低気圧を避けるだけで、日本の雪崩遭難は3分の1に圧縮できる。
2)スイスのダボスと日本ではどう違うか?
スイスより、日本の豪雪地帯の降雪量は、6~8倍多い。スイスダボスの降雪量は月70ミリメートル、気温ー6度。日本の冬の季節風による1連続の降雪量は、30~100ミリメートル。圧倒的に日本の雪は多い。
雪の結晶のでき方も違う。
3)3時間25cmの降雪と30時間50cmの降雪ではどちらが危険か?
積雪深:総量が同じであれば、ゆっくり降るほど、積雪深が少なくなる
4)降雪量も降雪時間も同じなのに、深さが違う?
結晶の種類が違う場合。結晶が大きいほど、かさばる。あられは小粒なほど、積雪深が深くなる。
5)傾斜が増すほど、積雪深が深くなる
6)風下ほど深くなる
7)雪の変わり方
気温0度を超えると明らかに減り重い雪に変わる。
8)濡れしまり雪 弱層になりやすい
■ 当方の雪崩れ勉強関連記事
雪崩れ講習会のススメ
雪崩れ事故を防ぐための講習会 Day1
机上講習 感想
雪崩地形について
春山
座学
ディープスラブ雪崩
日本での雪崩災害の原因3タイプ
A 雪崩の知識が欠如しているための遭難
B 海外の雪崩知識を日本向けに咀嚼できていないための遭難
C 義理人情が先立つ遭難
・Aの内容
多少でも雪崩の知識があれば、十分回避できるはずと考えられるような条件のところで遭難する。
・Bの内容
日本では雪の降り方、積もり方、変わり方がヨーロッパと異なる。
・日本の冬=北西の季節風によって支配されている=西高東低の冬型
・日本の冬は比較的規則的なリズムを持っている
・季節風は3~6日続くと衰え、2-3日経過すると強くなる 大体9日周期
・この周期は短い時は、6日、長い時は12日
・南岸低気圧=表日本で多量の降雪
・日本海を通るとき=南風、真冬でも気温が上昇、暖かい天気
1)日本の冬山で、どういう気象状況の時に遭難が多いか?
裏日本=大雪、どか雪、冬型の気圧配置 遭難の2/3を占める
雪が落ち着く前に行動してしまい、表層雪崩が起こる
表日本=南岸低気圧の時
表日本の大雪と、南岸低気圧を避けるだけで、日本の雪崩遭難は3分の1に圧縮できる。
2)スイスのダボスと日本ではどう違うか?
スイスより、日本の豪雪地帯の降雪量は、6~8倍多い。スイスダボスの降雪量は月70ミリメートル、気温ー6度。日本の冬の季節風による1連続の降雪量は、30~100ミリメートル。圧倒的に日本の雪は多い。
雪の結晶のでき方も違う。
3)3時間25cmの降雪と30時間50cmの降雪ではどちらが危険か?
積雪深:総量が同じであれば、ゆっくり降るほど、積雪深が少なくなる
4)降雪量も降雪時間も同じなのに、深さが違う?
結晶の種類が違う場合。結晶が大きいほど、かさばる。あられは小粒なほど、積雪深が深くなる。
5)傾斜が増すほど、積雪深が深くなる
6)風下ほど深くなる
7)雪の変わり方
気温0度を超えると明らかに減り重い雪に変わる。
8)濡れしまり雪 弱層になりやすい
■ 当方の雪崩れ勉強関連記事
雪崩れ講習会のススメ
雪崩れ事故を防ぐための講習会 Day1
机上講習 感想
雪崩地形について
春山
座学
ディープスラブ雪崩
Tuesday, December 12, 2017
登山者が知っておくべき、歴史的雪崩災害&遭難
1)日本最古にして最大の雪崩れ
天保5年4月 富士山八合目 3つの村が吹き飛ぶ雪崩だが、村民は避難しており、無事。落差3000m、全長20kmに及ぶ雪崩
2)尾神岳の雪崩
http://www.geocities.jp/kounit/mingu/daimotizori/ogamitakenadareziko.html
雪崩地形を無意識に通過して雪崩遭遇した事例。
3)三俣の雪崩 (まへのひら)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BF%A3%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%9B%AA%E5%B4%A9
平凡な山容をしていたのに雪崩れた事例。死者158名。新雪表層雪崩をダイナマイトで誘発してしまった事例。
4)北陸線列車雪崩直撃事故
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E9%99%B8%E7%B7%9A%E5%88%97%E8%BB%8A%E9%9B%AA%E5%B4%A9%E7%9B%B4%E6%92%83%E4%BA%8B%E6%95%85
高さ45m、幅12mの全層雪崩。国鉄始まって以来の雪崩参事。
5)劔沢の雪崩 昭和5年1月上旬 登山者6名
http://guide-column.hatenablog.com/entry/5
小屋にさえいれば安全だと考えていたが、小屋ごと雪崩に飛ばされた事例。
雪下212cmに雪崩で埋まる。手記、発見される。雪崩幅450m。小屋が吹き飛んだ雪崩。
6)浅間山の雪崩 ネットに見つからず 昭和9年1月。
女性2名を含む。長さ200m 幅70m。捜索述べ1122名。6名の探索。経験のある山で、吹雪を避けて(尾根を避けて)、雪崩にあった(谷に入ってしまった)事例。
7)志合谷泡雪崩事故
https://ameblo.jp/shingwochi2011/entry-11189089051.html
飯塲が1棟吹き飛ばされる雪崩
8)ペテガリの雪崩 昭和14年1月 北大山岳部
https://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/Center/Review/buho/no7.html
一流大学山岳部の10年余の冬山登山の経験も、雪崩を予知できなかった事例。新雪表層雪崩。
9)富士山の雪崩 昭和29年11月下旬 大沢谷9合目
走路4000mの大きな表層雪崩。低気圧の通過に伴う風成雪と風の変化による表層雪崩。粉雪30cmの積雪。丈夫では腰ラッセル。風成雪による乾雪表層雪崩。
10)富士山の雪崩 昭和35年11月 日本雪氷学会 23巻3号参照
”富士山の新雪雪崩はすべて、太平洋岸を低気圧が通過した時に起こっている”。(南岸低気圧)
11)戸隠神社の雪崩れ 昭和37年 大型の乾雪表層雪崩
http://weekly-nagano.main.jp/2011/04/0627.html
12)南本内の雪崩
豪雪地帯の雪崩 大型の新雪表層雪崩
暴風雪の時の雪庇下から発生する乾雪表層雪崩は、たいていは予想以上の大きさに災害を発生させる。
13)札内川の雪崩 北大山岳部 3月 日高山脈
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%86%85%E5%B7%9D%E5%8D%81%E3%81%AE%E6%B2%A2%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%B1%B1%E5%B2%B3%E9%83%A8%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
https://yukinoshingun.com/past-sounan-satsunai/
https://yukinoshingun.com/satsunai-jyunosawa/
突然、雪洞を雪崩が襲った事例。延長3km 120万立方の巨大な雪崩。デブリに埋め込まれたダケカンバの樹齢が110年であったことから、稀有の大雪崩。面発生、乾雪表層雪崩。
■ まとめ(感想)
雪山経験がない初心者時代というのは、雪崩が起こりうるという、リスク認知さえない。
危険なことをやっていて、危険をわかっていないという意味で、いわゆる初心者の登山者と同じ状態だ。
登山者が知っておくべきと思われる、歴史的雪崩遭難事例に、青を入れた。
剣沢の雪崩では、小屋にいれば安全と考えた登山者が小屋ごと飛ばされて遭難死している。小屋にいれば安全というのは、幻想だと分かる。北穂の岳沢小屋が、雪崩で飛ばされたのは、記憶に新しい出来事だ。
浅間山などは、地元ではハイキング程度の雪山の認識だが、それでも雪の量が多いので、沢筋は厳禁である。冬は尾根。尾根は吹雪が…と思って沢筋の雪崩地形に入ってしまった事例。
雪崩事故の歴史から、北大山岳部が著しく雪崩遭難について、雪崩学について経験量が豊富だろうということが分かる。
ということは、その逆も真なり。
地理的条件にある山岳会なり、山岳部は経験不足…による認識不足…があるだろうということも予測の範囲内だ。
次の二つの富士山の雪崩は、どうも、雪訓時期のようである。現代では、富士山の雪訓は、12月第2週に予定することが多い。雪がないことが多いからだが…。たとえ、11月のようにシーズン初めであっても、南岸低気圧が来たら行かないことだ。
これは八ヶ岳でも同じ気候域に入るので同じである。八ヶ岳で冬山をやって初めに覚える言葉は、”南岸低気圧”、だ(笑)。
最後の北大の記録は、多くの資料がネット上に出ており、涙なしには読めない。
■ 大山
大山は、下部にスキー場があるので、雪を確認できる。私たちは、八ヶ岳時代も、ライブカメラで積雪状態を確認してから行っていました。
師匠の弁
ーーーーーーー
因みに雪崩予測として大山国際スキー場の
1)積雪量 何㎝か?
2)登攀日前、2,3日の積雪量
スキー場の積雪量150㎝以上、登攀前の積雪量が、2,3日で100㎝は、危険で登りません。当時50㎝以上も登りません。
ーーーーーーーーー
私なんて、2週間データとっていますから、初心者だと、それくらいビビりが入っているってことで、ベテランになると、2~3日ということで(笑)、それだけ経験があると、事前の勉強時間は、節約にできるということですかね?
経験がない我々は自衛して、ちゃんと2週間分、勉強しましょう。
天保5年4月 富士山八合目 3つの村が吹き飛ぶ雪崩だが、村民は避難しており、無事。落差3000m、全長20kmに及ぶ雪崩
2)尾神岳の雪崩
http://www.geocities.jp/kounit/mingu/daimotizori/ogamitakenadareziko.html
雪崩地形を無意識に通過して雪崩遭遇した事例。
3)三俣の雪崩 (まへのひら)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BF%A3%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%9B%AA%E5%B4%A9
平凡な山容をしていたのに雪崩れた事例。死者158名。新雪表層雪崩をダイナマイトで誘発してしまった事例。
4)北陸線列車雪崩直撃事故
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E9%99%B8%E7%B7%9A%E5%88%97%E8%BB%8A%E9%9B%AA%E5%B4%A9%E7%9B%B4%E6%92%83%E4%BA%8B%E6%95%85
高さ45m、幅12mの全層雪崩。国鉄始まって以来の雪崩参事。
5)劔沢の雪崩 昭和5年1月上旬 登山者6名
http://guide-column.hatenablog.com/entry/5
小屋にさえいれば安全だと考えていたが、小屋ごと雪崩に飛ばされた事例。
雪下212cmに雪崩で埋まる。手記、発見される。雪崩幅450m。小屋が吹き飛んだ雪崩。
6)浅間山の雪崩 ネットに見つからず 昭和9年1月。
女性2名を含む。長さ200m 幅70m。捜索述べ1122名。6名の探索。経験のある山で、吹雪を避けて(尾根を避けて)、雪崩にあった(谷に入ってしまった)事例。
7)志合谷泡雪崩事故
https://ameblo.jp/shingwochi2011/entry-11189089051.html
飯塲が1棟吹き飛ばされる雪崩
8)ペテガリの雪崩 昭和14年1月 北大山岳部
https://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/Center/Review/buho/no7.html
一流大学山岳部の10年余の冬山登山の経験も、雪崩を予知できなかった事例。新雪表層雪崩。
9)富士山の雪崩 昭和29年11月下旬 大沢谷9合目
走路4000mの大きな表層雪崩。低気圧の通過に伴う風成雪と風の変化による表層雪崩。粉雪30cmの積雪。丈夫では腰ラッセル。風成雪による乾雪表層雪崩。
10)富士山の雪崩 昭和35年11月 日本雪氷学会 23巻3号参照
”富士山の新雪雪崩はすべて、太平洋岸を低気圧が通過した時に起こっている”。(南岸低気圧)
11)戸隠神社の雪崩れ 昭和37年 大型の乾雪表層雪崩
http://weekly-nagano.main.jp/2011/04/0627.html
12)南本内の雪崩
豪雪地帯の雪崩 大型の新雪表層雪崩
暴風雪の時の雪庇下から発生する乾雪表層雪崩は、たいていは予想以上の大きさに災害を発生させる。
13)札内川の雪崩 北大山岳部 3月 日高山脈
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%86%85%E5%B7%9D%E5%8D%81%E3%81%AE%E6%B2%A2%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%B1%B1%E5%B2%B3%E9%83%A8%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
https://yukinoshingun.com/past-sounan-satsunai/
https://yukinoshingun.com/satsunai-jyunosawa/
突然、雪洞を雪崩が襲った事例。延長3km 120万立方の巨大な雪崩。デブリに埋め込まれたダケカンバの樹齢が110年であったことから、稀有の大雪崩。面発生、乾雪表層雪崩。
■ まとめ(感想)
雪山経験がない初心者時代というのは、雪崩が起こりうるという、リスク認知さえない。
危険なことをやっていて、危険をわかっていないという意味で、いわゆる初心者の登山者と同じ状態だ。
登山者が知っておくべきと思われる、歴史的雪崩遭難事例に、青を入れた。
剣沢の雪崩では、小屋にいれば安全と考えた登山者が小屋ごと飛ばされて遭難死している。小屋にいれば安全というのは、幻想だと分かる。北穂の岳沢小屋が、雪崩で飛ばされたのは、記憶に新しい出来事だ。
浅間山などは、地元ではハイキング程度の雪山の認識だが、それでも雪の量が多いので、沢筋は厳禁である。冬は尾根。尾根は吹雪が…と思って沢筋の雪崩地形に入ってしまった事例。
雪崩事故の歴史から、北大山岳部が著しく雪崩遭難について、雪崩学について経験量が豊富だろうということが分かる。
ということは、その逆も真なり。
地理的条件にある山岳会なり、山岳部は経験不足…による認識不足…があるだろうということも予測の範囲内だ。
次の二つの富士山の雪崩は、どうも、雪訓時期のようである。現代では、富士山の雪訓は、12月第2週に予定することが多い。雪がないことが多いからだが…。たとえ、11月のようにシーズン初めであっても、南岸低気圧が来たら行かないことだ。
これは八ヶ岳でも同じ気候域に入るので同じである。八ヶ岳で冬山をやって初めに覚える言葉は、”南岸低気圧”、だ(笑)。
最後の北大の記録は、多くの資料がネット上に出ており、涙なしには読めない。
■ 大山
大山は、下部にスキー場があるので、雪を確認できる。私たちは、八ヶ岳時代も、ライブカメラで積雪状態を確認してから行っていました。
師匠の弁
ーーーーーーー
因みに雪崩予測として大山国際スキー場の
1)積雪量 何㎝か?
2)登攀日前、2,3日の積雪量
スキー場の積雪量150㎝以上、登攀前の積雪量が、2,3日で100㎝は、危険で登りません。当時50㎝以上も登りません。
ーーーーーーーーー
私なんて、2週間データとっていますから、初心者だと、それくらいビビりが入っているってことで、ベテランになると、2~3日ということで(笑)、それだけ経験があると、事前の勉強時間は、節約にできるということですかね?
経験がない我々は自衛して、ちゃんと2週間分、勉強しましょう。
Friday, April 7, 2017
那須岳の雪崩遭難に思う
■那須岳の雪崩遭難
大日岳の雪庇崩壊の遭難を知っていた人は多くの人が教訓が生かされなかった、と感じたと思う。
繰り返された登山講習事故
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/266976.html?utm_int=detail_contents_news-link_001
日本は山国であるのに登山者教育が遅れている。今回の那須岳登山を指導された指導者が雪崩の知識を知っていたのか?知らなかったとしか思えない。少しでもかじれば、初心者でもリスクを分かるからだ。
①生徒に登山を教える指導者が登山におけるリスク管理を知らない。
■ 考察
大日岳の教訓が生かされなくて残念だ。
登山知識(雪崩学を含む)の普及を考える場合、取れる戦略を数えあげてみました。
1)義務教育で教える(課外授業)
2)山小屋等 直接教える
3)山道具屋などが登山教室を開催する モンベル、好日など
4)山岳会 教える機関としては衰退か逆効果中
5)その他 労山個人パートナー、ヤマレコなど
6)NPO等 自然学校
7)個人
8)教えない 普及しない → 現状この路線
他にあるでしょうか?以下それぞれ。
1)義務教育での登山教室
実現可能性: 低い
効率:悪い(実現したら効率良い)
問題点: 動かすのに圧力が必要 圧力団体(日本山岳会等)に力がない
2)山小屋で直接
実現可能性: 高い
効率: 悪い
問題点: 小屋の負担が大きい
燕山荘では、雪山入門の話を登山者に夜してくれます。これは非常に良かったです。
例えば、燕山荘までは稜線で風に吹かれるのは50m程度ですが、それで凍傷で死んだ話など。汗をかかないで登るため、通常3時間程度の尾根を7時間かけて上がるなど、雪山では汗をかかないことが大事だという話などをしていました。
ただ昨今の山小屋のおやじは、ご本人が山を知らない方も多いですが…
毎週土曜の夜に登山教室を開催すれば、夏山ワンシーズンでかなりの量の人に登山知識を授与することができると思います。
現在、山小屋は登山教育の普及拠点(教育機関)と言うよりは、その逆の働き(食事の豪華化、居酒屋化による商業施設化)のゆきすぎで、安全登山にとって見ると、逆にマイナスの推進機関となっている場合がある。
例: 弾丸登山の富士山登山客
良き例: キャパオーバーは受け入れない完全予約制の小屋
この分野は、各山小屋オーナーのビジョンによる。
3)山道具屋でのレクチャー
実現可能性: 高い
効率: 悪い
問題点: 経済性を至上価値とすること
好日、モンベルなどでやっているもの。問題点は、否定的な情報(ガイドレシオの問題等)を淫靡する点。商業的には、大勢=善、となっていますが、登山では大勢=悪、なので。利益誘導に偏らないことが難しい。
4)山岳会
実現可能性: 低い
効率: 悪い
問題点: 陳腐化
かつては最高の効率で登山を普及させたが負のスパイラル中。組織登山者のほうがアルパインでは事故率が高い。多くの会が、高齢初心者もしくは高齢過信者のハイリスクグループの集まり、となっている。
全国に広がる無数の山岳会…かつては登山学校としての機能が働いていましたが、岩崎元朗師匠によると、その機能は期待できないそうです。
第一人者の岩崎さんが言うならそうなのでしょう。
5)その他
実現可能性: 高い
効率: 比較的良い
問題点: 安全意識・ビジョンの欠如
ヤマレコのブームは記憶に新しい。雑踏がネットにあるのと同じである。登山知識の普及を理想に掲げることが難しい。
6)NPO等 自然学校・登山学校
実現可能性: 高い
効率: 悪い
問題点: 経済的に成り立ちづらい
昨今ではガイドが主催したりしていることも多いが…そのガイドが遭難を起こしていたりもする。
7)個人
実現可能性: 低い
効率: 悪い
問題点: 知識を体系化しづらい
これは山の知識を個人の関係で学ぶと言うもの。師弟関係。完全に個人とのつながりの為、個人の資質による。
過去にも、山岳会などであったとしても、個人間の技術の伝承…積極的に教えるということではなく、教わる側が盗むと言うことだが…。今では盗む能力がある人材が減り、教えてくれる人材がいても、見るだけで所作から盗むということが後進は能力不足でできない。
これは登山界の歴史的経緯が エリート→大衆化 と一致する。
現在も歴史的経緯から、登山知識・技術は属人的で個人の創意工夫に因るところが大きい。
例:雪庇を避けるときは、他の人より1m大きく避けるなど
が、一方である一定のレベルに達した者には、共通の原理原則思考がある。それが共有されていない。個人の努力に任せられている。
原理原則化、好意的な言葉ではないがマニュアル化が遅れた分野とも言える。
9)教えない
実現可能性: 高い
効率: 最悪
問題点: 入山前遭難、講習会遭難
現状。登山者の遭難数は毎年過去最高を更新中。一方で山岳救助メンバーは減る一方。
■ 現状のまま進むと、どうなるか?
このまま10年経過すると、現在、主力の65歳以上は、75歳以上となる。したがって体力に適した山は低山化が進む。低山の雑踏化が進行する。低山の方が道迷いリスクが高いため、低山の道標整備などが遭難を未然に防ぐ観点からは、重要化する。
現在、高度な山(アルパインクライミング)をする人材はかなり少数だが、指導者不足の為、個人で精進する形となり事故は減らず、ただでさえ少ない人材が山で死ぬことは防ぎようがないかもしれない。さらに少数化が進む。
今後、高度な山への入門者の入り口は、ハイキングや登山ではなく、クライミング(ボルダリングジム)となるだろう。
そのため、さらに入山前遭難というような、計画段階での山という自然に対する無防備による遭難は増えることになりそうだ。
ただし、この年齢層での遭難者は若いので、致命的遭難(死亡など)につながることは少ないと思われる。夏山のマルチピッチへ出かけて、寒くて懲りる、程度だと思われる。
大学山岳部等、組織された若者への指導は現在、遭難の温床化していることがまま見られる。(例:学習院大学等)これは指導者の不在による。適切な指導者を適切な山岳部へ派遣する仕組みが望まれる(現状はOB制 OBに適任者がいない場合もある)が、指導者がいたとしても活用されていない現状もある。
今後はインターネット等を介した同好の士同志のネットワークが強化されるだろう。
大日岳の雪庇崩壊の遭難を知っていた人は多くの人が教訓が生かされなかった、と感じたと思う。
繰り返された登山講習事故
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/266976.html?utm_int=detail_contents_news-link_001
日本は山国であるのに登山者教育が遅れている。今回の那須岳登山を指導された指導者が雪崩の知識を知っていたのか?知らなかったとしか思えない。少しでもかじれば、初心者でもリスクを分かるからだ。
①生徒に登山を教える指導者が登山におけるリスク管理を知らない。
②指導者が必要性をそもそも知らされていない。(要するに登山なんて簡単だと思っている)
③登山学・雪崩学等、登山のリスクは、学校教育内で触れられていない。
■ 考察
大日岳の教訓が生かされなくて残念だ。
登山知識(雪崩学を含む)の普及を考える場合、取れる戦略を数えあげてみました。
1)義務教育で教える(課外授業)
2)山小屋等 直接教える
3)山道具屋などが登山教室を開催する モンベル、好日など
4)山岳会 教える機関としては衰退か逆効果中
5)その他 労山個人パートナー、ヤマレコなど
6)NPO等 自然学校
7)個人
8)教えない 普及しない → 現状この路線
他にあるでしょうか?以下それぞれ。
1)義務教育での登山教室
実現可能性: 低い
効率:悪い(実現したら効率良い)
問題点: 動かすのに圧力が必要 圧力団体(日本山岳会等)に力がない
2)山小屋で直接
実現可能性: 高い
効率: 悪い
問題点: 小屋の負担が大きい
燕山荘では、雪山入門の話を登山者に夜してくれます。これは非常に良かったです。
例えば、燕山荘までは稜線で風に吹かれるのは50m程度ですが、それで凍傷で死んだ話など。汗をかかないで登るため、通常3時間程度の尾根を7時間かけて上がるなど、雪山では汗をかかないことが大事だという話などをしていました。
ただ昨今の山小屋のおやじは、ご本人が山を知らない方も多いですが…
毎週土曜の夜に登山教室を開催すれば、夏山ワンシーズンでかなりの量の人に登山知識を授与することができると思います。
現在、山小屋は登山教育の普及拠点(教育機関)と言うよりは、その逆の働き(食事の豪華化、居酒屋化による商業施設化)のゆきすぎで、安全登山にとって見ると、逆にマイナスの推進機関となっている場合がある。
例: 弾丸登山の富士山登山客
良き例: キャパオーバーは受け入れない完全予約制の小屋
この分野は、各山小屋オーナーのビジョンによる。
3)山道具屋でのレクチャー
実現可能性: 高い
効率: 悪い
問題点: 経済性を至上価値とすること
好日、モンベルなどでやっているもの。問題点は、否定的な情報(ガイドレシオの問題等)を淫靡する点。商業的には、大勢=善、となっていますが、登山では大勢=悪、なので。利益誘導に偏らないことが難しい。
4)山岳会
実現可能性: 低い
効率: 悪い
問題点: 陳腐化
かつては最高の効率で登山を普及させたが負のスパイラル中。組織登山者のほうがアルパインでは事故率が高い。多くの会が、高齢初心者もしくは高齢過信者のハイリスクグループの集まり、となっている。
全国に広がる無数の山岳会…かつては登山学校としての機能が働いていましたが、岩崎元朗師匠によると、その機能は期待できないそうです。
第一人者の岩崎さんが言うならそうなのでしょう。
5)その他
実現可能性: 高い
効率: 比較的良い
問題点: 安全意識・ビジョンの欠如
ヤマレコのブームは記憶に新しい。雑踏がネットにあるのと同じである。登山知識の普及を理想に掲げることが難しい。
6)NPO等 自然学校・登山学校
実現可能性: 高い
効率: 悪い
問題点: 経済的に成り立ちづらい
昨今ではガイドが主催したりしていることも多いが…そのガイドが遭難を起こしていたりもする。
7)個人
実現可能性: 低い
効率: 悪い
問題点: 知識を体系化しづらい
これは山の知識を個人の関係で学ぶと言うもの。師弟関係。完全に個人とのつながりの為、個人の資質による。
過去にも、山岳会などであったとしても、個人間の技術の伝承…積極的に教えるということではなく、教わる側が盗むと言うことだが…。今では盗む能力がある人材が減り、教えてくれる人材がいても、見るだけで所作から盗むということが後進は能力不足でできない。
これは登山界の歴史的経緯が エリート→大衆化 と一致する。
現在も歴史的経緯から、登山知識・技術は属人的で個人の創意工夫に因るところが大きい。
例:雪庇を避けるときは、他の人より1m大きく避けるなど
が、一方である一定のレベルに達した者には、共通の原理原則思考がある。それが共有されていない。個人の努力に任せられている。
原理原則化、好意的な言葉ではないがマニュアル化が遅れた分野とも言える。
9)教えない
実現可能性: 高い
効率: 最悪
問題点: 入山前遭難、講習会遭難
現状。登山者の遭難数は毎年過去最高を更新中。一方で山岳救助メンバーは減る一方。
■ 現状のまま進むと、どうなるか?
このまま10年経過すると、現在、主力の65歳以上は、75歳以上となる。したがって体力に適した山は低山化が進む。低山の雑踏化が進行する。低山の方が道迷いリスクが高いため、低山の道標整備などが遭難を未然に防ぐ観点からは、重要化する。
現在、高度な山(アルパインクライミング)をする人材はかなり少数だが、指導者不足の為、個人で精進する形となり事故は減らず、ただでさえ少ない人材が山で死ぬことは防ぎようがないかもしれない。さらに少数化が進む。
今後、高度な山への入門者の入り口は、ハイキングや登山ではなく、クライミング(ボルダリングジム)となるだろう。
そのため、さらに入山前遭難というような、計画段階での山という自然に対する無防備による遭難は増えることになりそうだ。
ただし、この年齢層での遭難者は若いので、致命的遭難(死亡など)につながることは少ないと思われる。夏山のマルチピッチへ出かけて、寒くて懲りる、程度だと思われる。
大学山岳部等、組織された若者への指導は現在、遭難の温床化していることがまま見られる。(例:学習院大学等)これは指導者の不在による。適切な指導者を適切な山岳部へ派遣する仕組みが望まれる(現状はOB制 OBに適任者がいない場合もある)が、指導者がいたとしても活用されていない現状もある。
今後はインターネット等を介した同好の士同志のネットワークが強化されるだろう。
Monday, December 21, 2015
ディープスラブ雪崩 まとめ
■ 真砂岳の雪崩事故
2013年11月23日の真砂岳の雪崩事故ですが、読者の方に
ディープスラブの雪崩だということを教えてもらいました。
2014年3月号の岳人に、記載があります。
出川あずささんの記載です。
■ 記事より当方のまとめ
雪崩れのタイプ
・面発生乾雪表層雪崩
・ディープスラブ
・規模は標高差480m サイズ3
・見通し角 24度
・サイズ3は車を壊す程度の雪量が動く規模
・地形から見れば普通に発生しうる規模
・持続型スラブと区別して、ディープスラブと呼ぶ
・斜面に対して横向きに風が吹き、雪が堆積する地形
・北面
・凸状で雪を保持しにくい
・沢の途中に平たん部や屈曲点があり、末端が細い =地形の罠を形成している
天候
・10日二つ玉低気圧通過 (雨)
・その後、まとまった降雪
・16,17日好天
・18日~22日 150cmの降雪
弱層
・10日の降雨で出来た融解凍結層の上に形成 こしもざらめ雪
・中層以下は、しまり雪の固いスラブ
・スラブの厚みは、20~300cm
被害
・7名
・1~2時間で、6名発見
・7人は1~2mの深さにいた
ディープスラブ
・不安定性を示す明快な証拠を発見できることが珍しい
・積雪テストは機能しない
・いったん発生すると規模が大きくなる
・不安定性が出現する場所に一貫性がない
・低い可能性ながら重大な結末となる雪崩
今後のヒント
・立山は風の影響が強い
・立山は、安全地帯が限定的
・不確実性が大きい場合は、それに見合った大きさの安全マージンが必要
・感覚を開けて登り、雪崩れ地形に入るのは一人とする=原則
■ ディープスラブ
こちらは、雪崩ネットワークのページより、当方まとめ。
・一般的にシーズン初期、良く晴れた寒冷な気象状況に積雪が曝されることで、その表層で形成され、その後の降雪で深く埋没する
・降雨による融解凍結層とセットになった持続型弱層もディープスラブによる雪崩をもたらす代表例
・すべての方位において形成
・形成しやすい特定の地形的特徴はない
・積雪が深く均一に堆積しており、穏やかな天候の場合、ディープスラブの誘発には、かなり大きな刺激(強力な爆発物や大きな雪庇など)を必要とする
・浅い位置にある弱層から小さい雪崩が起こり、それが深い位置の弱層を刺激することでディープスラブの雪崩が発生することが一般的。
・積雪の薄い場所を刺激することで誘発するリモートトリガーもよくある
・ディープスラブによる雪崩の予測は、とても困難
・発生すると破壊的な規模となる
・気象が大きく変化する時や春の訪れは、しばしばディープスラブの活動を目覚めさせる
・その時期は期間では小さい刺激でも誘発は起こる
■感想
荒れたお天気の後の晴れはやっぱり要注意。 と思いました。
2013年11月23日の真砂岳の雪崩事故ですが、読者の方に
ディープスラブの雪崩だということを教えてもらいました。
2014年3月号の岳人に、記載があります。
出川あずささんの記載です。
■ 記事より当方のまとめ
雪崩れのタイプ
・面発生乾雪表層雪崩
・ディープスラブ
・規模は標高差480m サイズ3
・見通し角 24度
・サイズ3は車を壊す程度の雪量が動く規模
・地形から見れば普通に発生しうる規模
・持続型スラブと区別して、ディープスラブと呼ぶ
・斜面に対して横向きに風が吹き、雪が堆積する地形
・北面
・凸状で雪を保持しにくい
・沢の途中に平たん部や屈曲点があり、末端が細い =地形の罠を形成している
天候
・10日二つ玉低気圧通過 (雨)
・その後、まとまった降雪
・16,17日好天
・18日~22日 150cmの降雪
弱層
・10日の降雨で出来た融解凍結層の上に形成 こしもざらめ雪
・中層以下は、しまり雪の固いスラブ
・スラブの厚みは、20~300cm
被害
・7名
・1~2時間で、6名発見
・7人は1~2mの深さにいた
ディープスラブ
・不安定性を示す明快な証拠を発見できることが珍しい
・積雪テストは機能しない
・いったん発生すると規模が大きくなる
・不安定性が出現する場所に一貫性がない
・低い可能性ながら重大な結末となる雪崩
今後のヒント
・立山は風の影響が強い
・立山は、安全地帯が限定的
・不確実性が大きい場合は、それに見合った大きさの安全マージンが必要
・感覚を開けて登り、雪崩れ地形に入るのは一人とする=原則
■ ディープスラブ
こちらは、雪崩ネットワークのページより、当方まとめ。
・一般的にシーズン初期、良く晴れた寒冷な気象状況に積雪が曝されることで、その表層で形成され、その後の降雪で深く埋没する
・降雨による融解凍結層とセットになった持続型弱層もディープスラブによる雪崩をもたらす代表例
・すべての方位において形成
・形成しやすい特定の地形的特徴はない
・積雪が深く均一に堆積しており、穏やかな天候の場合、ディープスラブの誘発には、かなり大きな刺激(強力な爆発物や大きな雪庇など)を必要とする
・浅い位置にある弱層から小さい雪崩が起こり、それが深い位置の弱層を刺激することでディープスラブの雪崩が発生することが一般的。
・積雪の薄い場所を刺激することで誘発するリモートトリガーもよくある
・ディープスラブによる雪崩の予測は、とても困難
・発生すると破壊的な規模となる
・気象が大きく変化する時や春の訪れは、しばしばディープスラブの活動を目覚めさせる
・その時期は期間では小さい刺激でも誘発は起こる
■感想
荒れたお天気の後の晴れはやっぱり要注意。 と思いました。
Tuesday, December 15, 2015
谷川方面の研究
■ 雪で山を始めたこと
私と夫は雪で山を始めた。八ヶ岳が近かったからだ。北八つから徐々に本格的な山(=南八つ)へ移行した。
雪で山を始めたことが、山を知る、ということに対して良かったと思う。
山をよく知らないと危険だという基本的認識につながった。もし、大菩薩のハイキングで山を始めたら、山が基本的に危険な所で、その危険が具体的に何かをあらかじめ知らなければならない、という発想を身に着けるのに、何年もかかってしまったかもしれない・・・。
八ヶ岳に行くにも、お天気を調べに調べ、寒さの対策を用心に用心を重ねて行った。大丈夫だったという経験により、少しずつ、適性な装備が分かるようになった。
八つは理解したので、その次は残雪期の北アや谷川方面へ・・・と思ったら、八ヶ岳とは大きく条件が違い、リスクもまた大きかった。白馬主稜へ行きたいと思ったので、後立の山に働きに行った(笑)
八つから一歩出るため、山岳会や講習会を求めたのだが、一般山岳会では、こうした山々へ行くための知識は、残念ながら、あまり累積していないようだった。山岳会に所属したとしても、それでは一生八ヶ岳から外に出られない。
今年は、時期を見て、一緒に谷川方面へ行けるメンバーがいそうで、とてもうれしい!
しかし、もしそういうチャンスがきたら、チャンスをつかめないと行く機会があったとしても、行けない。
・・・ということで、予習をしておく。私の谷川方面の経験は非常に少ないので、全くの初心者と同じことで、この山域は勉強からスタートしないといけない。
以下は、『チャレンジ!アルパイン』から、谷川方面の概要のまとめ。(内は私のコメント)
■ 谷川岳概要
1)天候
・日本海側の影響を受ける (八つは内陸性。南岸低気圧)
・低気圧=雪
・西高東低 = 吹雪 + 大量の降雪 (八つは降雪量が少ない)
2)ポイント
・事前に状況をどう捉えるか?
・現場での状況をどう判断し、行動に反映して行くか?
・標高が低いこと(濡れ) (八つは寒いのであまり濡れは問題にならない)
3)時期
・ルンゼ、スラブ、リッジ = 2月中旬にワンデイ
・ルンゼ・スラブ = 雪崩当然
・出合いを3~4時に出発のこと
・壁 = 12月~3月まで可能
新雪期: ヒョングリの滝、テールリッジ
1~2月: ラッセル ビバーク前提 (ヤツは2月でも探さないとラッセルはできない)
2月中旬以降: 雪が締ってくるとワンデイ可能
4)雪崩れ (八つは雪崩は比較的リスクが少ない。雪が少ないため)
・一ノ倉沢 滝谷、ニの沢、幽ノ沢、衝立スラブ、コップスラブ
・春先の雨
5)天候と積雪状態の判断
例:冬型の気圧配置で、20cmの積雪がある翌日寒気が緩んでかすかに晴天 → ×
(ヤツで雪山をしている人だと出かけてしまうかもしれない)
6)行かない判断
①20cm以上の新雪の直後の晴天 例外:風によりルンゼ内に雪がない場合
②天候を問わず、30~40cm以上の新雪
③雨の後の気温上昇
(真砂尾根の雪崩遭難事故を思い出す・・・新雪後の晴天は誰もが出かけたくなる)
7)プランニング
・初めてで様子が分からない場合は土曜に登り、日曜を予備日にする
・スキー場のサイトで情報収集できる
・コースタイムを常に調整する
予想以上に時間がかかる場合、雪のせいなのか?自分たちの技量のせいなのか?諸条件を総合し、全体の所要時間を都度見直す
8)アプローチ
・ラッセル :出合いまで2時間半以上もかかるようなら、そもそも登れるような状況ではない
・転進先: ピークハント、スキー
9)下降
・吹雪となれば下降点の発見に苦労する = 地形図、コンパス、ビバーク用品必携
10)装備
・濡れ対策 透湿防水手袋
・アバランチギアは、使わなくて良いときしかそもそも登らない 第一の雪崩対策=状況判断
≪関連記事≫
労山の雪崩講習会に出てきました
雪崩講習会の記録
雪崩れ事故を防ぐための講習会 Day1
雪崩れ事故を防ぐための講習会 Day2
2013年11月23日の立山真砂岳での雪崩事故
この事故は、新雪後の晴天という、行ってはいけないという雪崩専門家の常識なのに出かけてしまった事故のようでした。
山岳会のビーコン講習 2014年
同じく 2015年
豪雪のタカマタギ
私と夫は雪で山を始めた。八ヶ岳が近かったからだ。北八つから徐々に本格的な山(=南八つ)へ移行した。
雪で山を始めたことが、山を知る、ということに対して良かったと思う。
山をよく知らないと危険だという基本的認識につながった。もし、大菩薩のハイキングで山を始めたら、山が基本的に危険な所で、その危険が具体的に何かをあらかじめ知らなければならない、という発想を身に着けるのに、何年もかかってしまったかもしれない・・・。
八ヶ岳に行くにも、お天気を調べに調べ、寒さの対策を用心に用心を重ねて行った。大丈夫だったという経験により、少しずつ、適性な装備が分かるようになった。
八つは理解したので、その次は残雪期の北アや谷川方面へ・・・と思ったら、八ヶ岳とは大きく条件が違い、リスクもまた大きかった。白馬主稜へ行きたいと思ったので、後立の山に働きに行った(笑)
八つから一歩出るため、山岳会や講習会を求めたのだが、一般山岳会では、こうした山々へ行くための知識は、残念ながら、あまり累積していないようだった。山岳会に所属したとしても、それでは一生八ヶ岳から外に出られない。
今年は、時期を見て、一緒に谷川方面へ行けるメンバーがいそうで、とてもうれしい!
しかし、もしそういうチャンスがきたら、チャンスをつかめないと行く機会があったとしても、行けない。
・・・ということで、予習をしておく。私の谷川方面の経験は非常に少ないので、全くの初心者と同じことで、この山域は勉強からスタートしないといけない。
以下は、『チャレンジ!アルパイン』から、谷川方面の概要のまとめ。(内は私のコメント)
■ 谷川岳概要
1)天候
・日本海側の影響を受ける (八つは内陸性。南岸低気圧)
・低気圧=雪
・西高東低 = 吹雪 + 大量の降雪 (八つは降雪量が少ない)
2)ポイント
・事前に状況をどう捉えるか?
・現場での状況をどう判断し、行動に反映して行くか?
・標高が低いこと(濡れ) (八つは寒いのであまり濡れは問題にならない)
3)時期
・ルンゼ、スラブ、リッジ = 2月中旬にワンデイ
・ルンゼ・スラブ = 雪崩当然
・出合いを3~4時に出発のこと
・壁 = 12月~3月まで可能
新雪期: ヒョングリの滝、テールリッジ
1~2月: ラッセル ビバーク前提 (ヤツは2月でも探さないとラッセルはできない)
2月中旬以降: 雪が締ってくるとワンデイ可能
4)雪崩れ (八つは雪崩は比較的リスクが少ない。雪が少ないため)
・一ノ倉沢 滝谷、ニの沢、幽ノ沢、衝立スラブ、コップスラブ
・春先の雨
5)天候と積雪状態の判断
例:冬型の気圧配置で、20cmの積雪がある翌日寒気が緩んでかすかに晴天 → ×
(ヤツで雪山をしている人だと出かけてしまうかもしれない)
6)行かない判断
①20cm以上の新雪の直後の晴天 例外:風によりルンゼ内に雪がない場合
②天候を問わず、30~40cm以上の新雪
③雨の後の気温上昇
(真砂尾根の雪崩遭難事故を思い出す・・・新雪後の晴天は誰もが出かけたくなる)
7)プランニング
・初めてで様子が分からない場合は土曜に登り、日曜を予備日にする
・スキー場のサイトで情報収集できる
・コースタイムを常に調整する
予想以上に時間がかかる場合、雪のせいなのか?自分たちの技量のせいなのか?諸条件を総合し、全体の所要時間を都度見直す
8)アプローチ
・ラッセル :出合いまで2時間半以上もかかるようなら、そもそも登れるような状況ではない
・転進先: ピークハント、スキー
9)下降
・吹雪となれば下降点の発見に苦労する = 地形図、コンパス、ビバーク用品必携
10)装備
・濡れ対策 透湿防水手袋
・アバランチギアは、使わなくて良いときしかそもそも登らない 第一の雪崩対策=状況判断
≪関連記事≫
労山の雪崩講習会に出てきました
雪崩講習会の記録
雪崩れ事故を防ぐための講習会 Day1
雪崩れ事故を防ぐための講習会 Day2
2013年11月23日の立山真砂岳での雪崩事故
この事故は、新雪後の晴天という、行ってはいけないという雪崩専門家の常識なのに出かけてしまった事故のようでした。
山岳会のビーコン講習 2014年
同じく 2015年
豪雪のタカマタギ
Wednesday, April 29, 2015
チャレンジ!ペミカン!
■ 食当
今日は、チャレンジ・アルパイン!ならぬ、チャレンジ!ペミカン!です。
ペミカンって冬はいいみたいなんですが、この時期どうなんだろうな~と思いつつ・・・まぁ初日はいいかな?ということで、試してみまーす。
どうなるかな~
今回の献立
1日目夜 ペミカン豚汁 白いご飯、さつま揚げ、キャベツ、しそこんぶ
2日目朝 ラーメン、キャベツ、のり 白ご飯のあまり
2日目夜 炊き込みご飯、卵スープ、サバ缶、玉ねぎとわかめのサラダ
3日目朝 オートミール粥、残り物消化
です。 買い出し3200円、無洗米1kg460円 総重量3.9kg 一食1kg、250円程度です。ラードや味噌、野菜などは自宅にあったものを提供。
で、ペミカン作り・・・
■ペミカン
材料: 4人分
・豚肉 一人頭50~70g
・人参
・ごぼう
・こんにゃく
・油揚げ(あれば)
・ラード 70g
・みそ 70g
・塩、コショウ
野菜だけ先に炒めます。嵩を減らすのが目的です。
こんな感じでしたが・・・
弱火で炒め続けるとこんな感じに。水分を飛ばすのが目的です。
引き続きお肉を炒めます。
下味に塩を付けておきましょう。
しっかり目に火を通します。多少固くなるけど、豚肉の場合は良く火を通した方がおいしいですしね~
ボウルに、味噌、ラード、炒めた食材を合わせ・・・
しっかり混ぜる。
粗熱を取ります。
冷凍用のジップロックに入れて・・冷凍庫へ。
明日の朝、取り忘れませんように・・・。
冷凍して持って行くものって、その可能性があります・・・
バターで、カロリーアップする作戦。 100%バターのチューブ入りは売っていなかったので、妥協です。
キャベツは1/2を塩漬けに・・・。
美味しいといいなぁ・・・
初めてペミカンを作ったので、おいしいかどうか分かりません・・・(^^;)
念のため?ふりかけも用意。最後の砦?!
今日は自分の行動食を買いに行ったのに、お酒を買うのを忘れた・・・明日コンビニで買わねば!
明日は4時集合の2時半起きです。
それって寝る時間じゃ?
≪立山の雪崩情報まとめ≫
日
15 雪崩に注意
16 危険
17 雪崩に注意
18 雪崩に注意
19 雪崩に注意
20 雪崩に注意 湿雪雪崩に警戒
21 雪崩れに注意 晴れ
22 雪崩れに注意 晴れ -1°
23 雪崩れに注意 晴れ -1°
24 雪崩れに注意 快晴
25 雪崩れに注意 曇り -1°
26 雪崩れに注意 快晴 -1
27 雪崩れに注意 快晴
28 雪崩れに注意 快晴
観測地点では顕著な弱層は観測されていません。
・目視できる範囲での雪崩の発生も確認されていません。
・気温が高い日が続いている影響で、積雪の深い部分まで濡れたざらめ雪の層になっています。
・湿雪の表層雪崩、全層雪崩、雪庇やブロックの崩壊に注意が必要です。
今日は、チャレンジ・アルパイン!ならぬ、チャレンジ!ペミカン!です。
ペミカンって冬はいいみたいなんですが、この時期どうなんだろうな~と思いつつ・・・まぁ初日はいいかな?ということで、試してみまーす。
どうなるかな~
今回の献立
1日目夜 ペミカン豚汁 白いご飯、さつま揚げ、キャベツ、しそこんぶ
2日目朝 ラーメン、キャベツ、のり 白ご飯のあまり
2日目夜 炊き込みご飯、卵スープ、サバ缶、玉ねぎとわかめのサラダ
3日目朝 オートミール粥、残り物消化
です。 買い出し3200円、無洗米1kg460円 総重量3.9kg 一食1kg、250円程度です。ラードや味噌、野菜などは自宅にあったものを提供。
で、ペミカン作り・・・
■ペミカン
材料: 4人分
・豚肉 一人頭50~70g
・人参
・ごぼう
・こんにゃく
・油揚げ(あれば)
・ラード 70g
・みそ 70g
・塩、コショウ
野菜だけ先に炒めます。嵩を減らすのが目的です。
こんな感じでしたが・・・
弱火で炒め続けるとこんな感じに。水分を飛ばすのが目的です。
引き続きお肉を炒めます。
下味に塩を付けておきましょう。
しっかり目に火を通します。多少固くなるけど、豚肉の場合は良く火を通した方がおいしいですしね~
ボウルに、味噌、ラード、炒めた食材を合わせ・・・
しっかり混ぜる。
粗熱を取ります。
冷凍用のジップロックに入れて・・冷凍庫へ。
明日の朝、取り忘れませんように・・・。
冷凍して持って行くものって、その可能性があります・・・
バターで、カロリーアップする作戦。 100%バターのチューブ入りは売っていなかったので、妥協です。
キャベツは1/2を塩漬けに・・・。
美味しいといいなぁ・・・
初めてペミカンを作ったので、おいしいかどうか分かりません・・・(^^;)
念のため?ふりかけも用意。最後の砦?!
今日は自分の行動食を買いに行ったのに、お酒を買うのを忘れた・・・明日コンビニで買わねば!
明日は4時集合の2時半起きです。
それって寝る時間じゃ?
≪立山の雪崩情報まとめ≫
日
15 雪崩に注意
16 危険
17 雪崩に注意
18 雪崩に注意
19 雪崩に注意
20 雪崩に注意 湿雪雪崩に警戒
21 雪崩れに注意 晴れ
22 雪崩れに注意 晴れ -1°
23 雪崩れに注意 晴れ -1°
24 雪崩れに注意 快晴
25 雪崩れに注意 曇り -1°
26 雪崩れに注意 快晴 -1
27 雪崩れに注意 快晴
28 雪崩れに注意 快晴
観測地点では顕著な弱層は観測されていません。
・目視できる範囲での雪崩の発生も確認されていません。
・気温が高い日が続いている影響で、積雪の深い部分まで濡れたざらめ雪の層になっています。
・湿雪の表層雪崩、全層雪崩、雪庇やブロックの崩壊に注意が必要です。
Tuesday, April 21, 2015
立山の研究
■ 春山合宿の予習中・・・
今日はあまりに筋肉痛で、仕事にさえ支障が出るかもと思い、ついに温泉で温冷交代浴をして来てしまいました…400円。あっついのと冷たいのに交互に入るんです。あっという間に良くなりました。
春山合宿の予習をしていましたが、ホントに良い場所を選んでいただいたなぁ…と。
私の持っている現代登山全集の剣立を読んでも、そこは出てこないし、ちょっと前に図書館で登山大系を調べたときも大した収穫はなかったように思うので…さすが先輩なだけあるな~と、唸っています。
大体雑誌に載っているルートは激混みですからね~ 載っていないようなルートがいいです。
いつも取り組むときは、地図からスタートします。でも地図だと、場のイメージが全く湧きません。
とりあえず、核心になるところの標高差と距離を調べます。歩けなくっちゃ話になりませんからね!
それによると、去年の実績からすると、ゆとりを感じる行程です。が、場所そのものが深くて、愉しみ☆
■ そもそも立山
私は立山方面は今から行くところだったので、そもそも立山辺りを知らないので、話はそこから!です。
積雪量が知りたいと思って調べていたのですが、当然のように今年も真っ白な雪の世界のようです。
4月18日で積雪量19mだって。 それは例年と比べて多いのか?すくないのか?
http://www.k4.dion.ne.jp/~tshizen/20150418murodosyuhen.pdf
立山のライブカメラ
http://www.alpen-route.com/live_camera/murodou.html
自然環境保護センターというのがありました。
別山尾根の安全路
http://www.k4.dion.ne.jp/~tshizen/turugidake.pdf
立山と言えば、当然雪崩です!素人だってそれくらい分かる。雪崩れ情報はこちらです。
http://toyamaken-sotaikyo.jp/avalanche
今までのところ弱層はないらしい…
4月
15 雪崩に注意
16 危険
17 雪崩に注意
18 雪崩に注意
19 雪崩に注意
20 雪崩に注意 湿雪雪崩に警戒
混雑カレンダーまである…よほどすごいのだろう・・・
http://www.alpen-route.com/information/calendar/
立山の概要。実は噴火するかもしれない火山らしい…
http://matome.naver.jp/odai/2141186911730561101
いいな~ 立山・・・ GW後半は夫とどこか行きたいのですが、みくりが池温泉は激混みだろうなぁ~。
でも一度くらいは行って見てみたい黒部立山アルペンルートの雪壁。
今日はあまりに筋肉痛で、仕事にさえ支障が出るかもと思い、ついに温泉で温冷交代浴をして来てしまいました…400円。あっついのと冷たいのに交互に入るんです。あっという間に良くなりました。
春山合宿の予習をしていましたが、ホントに良い場所を選んでいただいたなぁ…と。
私の持っている現代登山全集の剣立を読んでも、そこは出てこないし、ちょっと前に図書館で登山大系を調べたときも大した収穫はなかったように思うので…さすが先輩なだけあるな~と、唸っています。
大体雑誌に載っているルートは激混みですからね~ 載っていないようなルートがいいです。
いつも取り組むときは、地図からスタートします。でも地図だと、場のイメージが全く湧きません。
とりあえず、核心になるところの標高差と距離を調べます。歩けなくっちゃ話になりませんからね!
それによると、去年の実績からすると、ゆとりを感じる行程です。が、場所そのものが深くて、愉しみ☆
■ そもそも立山
私は立山方面は今から行くところだったので、そもそも立山辺りを知らないので、話はそこから!です。
積雪量が知りたいと思って調べていたのですが、当然のように今年も真っ白な雪の世界のようです。
4月18日で積雪量19mだって。 それは例年と比べて多いのか?すくないのか?
http://www.k4.dion.ne.jp/~tshizen/20150418murodosyuhen.pdf
立山のライブカメラ
http://www.alpen-route.com/live_camera/murodou.html
自然環境保護センターというのがありました。
別山尾根の安全路
http://www.k4.dion.ne.jp/~tshizen/turugidake.pdf
立山と言えば、当然雪崩です!素人だってそれくらい分かる。雪崩れ情報はこちらです。
http://toyamaken-sotaikyo.jp/avalanche
今までのところ弱層はないらしい…
4月
15 雪崩に注意
16 危険
17 雪崩に注意
18 雪崩に注意
19 雪崩に注意
20 雪崩に注意 湿雪雪崩に警戒
混雑カレンダーまである…よほどすごいのだろう・・・
http://www.alpen-route.com/information/calendar/
立山の概要。実は噴火するかもしれない火山らしい…
http://matome.naver.jp/odai/2141186911730561101
いいな~ 立山・・・ GW後半は夫とどこか行きたいのですが、みくりが池温泉は激混みだろうなぁ~。
でも一度くらいは行って見てみたい黒部立山アルペンルートの雪壁。
Sunday, March 29, 2015
ビーコン講習&シート搬送
今日は岳連のレスキュー講習会だった。
御坂の先輩が、岳連の遭難対策委員をやっている関係で、先輩が講師。
雪上講習会という題目だったが、内容は
・ビーコン探索の概要
・シート搬送の概要
だった。
私にとっては、あまり目新しいことがなかった・・・のは、去年御坂で同じ内容の講習に出ていたからだ。
よりそちらのほうが充実していたことと、さらにもっとつっこんだ内容の、本格的な雪崩講習会の方に出ていたので、内容は重複しており、確認になった。
山梨県は人口が少ない。80万人。その割には山岳会が多いのではないだろうか?
今日は、
・新しくできた岳心山岳会
・梨大、学院の大学生
・山梨AC
等の会が来ていた。結構若い人が多い印象だった。
いつもクライミングで会うメンバーの中では、白鳳会がいない・・・のは、老舗だから、自前でやっているから必要ないんだろうなぁ・・・と思った。自前でやれない会がとりあえず集まっている状態だが、代表が一人、正月の日山協の講習会か、労山の講習会に出て、直接それを会に伝授するほうが良いかもしれない・・・
まぁ岳連主催だと、ボランティア講師なので無料だけど・・・。
元に戻るが突っ込んだ内容というのは
・雪崩を避けるにはどうしたらいいかの机上講習
・弱層テスト 各種
・雪温測定
・各種のスタイルのプロービング
・小パーティで実践に即した形のビーコン探索
・同じく、役割分担してのプロービングからショベルアウト(10分以内にできないと失格)
・安否の確認
・搬送
とフルフレッジの内容の場合、どうやって雪崩を避けるか?により重点が置かれている。
そこらの知識の方はこうした講習会では自学自習することになっていて、実際事故が起こった想定での訓練になってしまう。
それでもヤラナイよりはやった方が良いと思うが・・・
これはシート搬送。
頭と足の2点、膝、腰、肩 の 6点の合計8点にポイントを作り、カラビナを丸めて入れたポイントを、クローブヒッチ(インクノット、マスト結び)で結び、それを今度は補助ロープでさらに接続する。
そうして各スリングはシートベントで連結する。
スリングサイズは、膝60、腰120、肩120cm。
それを今度は補助ロープで連結し補強。最後に肩,頭のスリングとメインロープを3点の流動分散を作って連結する。このとき流動分散になっているのがミソ。 引く方角が変わっても、引きやすいからだ。
これを各チームでやってからは、支点に事例紹介。
ピッケルの支点、スノーバーの支点、枝をまとめて作った支点、土嚢の支点、の4タイプ。
皆で力いっぱい引いて強度を確認する。斜度がない斜面だったので、上に引いてしまい、枝の支点はすっぽ抜けた。
湿雪だったのでだいぶ強度は出そうだが。
最後は、イワシで灌木から支点を取る方法。
3分の1引き上げを事例紹介したのち、各自作ってみる。で以上終わりだった。
タイブロックでロープを痛めてしまった・・・ ああ~って感じ。
私は三分の一は、センターの講習会で、習った。そんなに難しい技ではなく、フィックスロープをピンと張りたい時にも使える。
山小屋では洗濯物を干すのに使っていた。
1つめの折り返しは、ローワーダウンと同じく、ムンターで、
二つ目は、クレイムハイストで作ったんだが・・・。
一つ目の折り返しにロープマンを使ってみたが、やっぱりロープマンの位置はスリングの代替えが適していると思った。
初めて見せてもらった3分の1も、プルージックの代用にタイプロックを使った。
折り返し点は器具を使うなら、滑車が楽なのではないだろうか?とちょっと疑問に。マイクロトラクションを使うのは妥当のような気がする。
確保器でもまぁ同じこと、要するに一方向にしか動かないということだが・・・折り返しは滑りが良いほうが力がダイレクトにかかって良いような?
雪崩れ講習会のススメ
雪崩事故を防ぐための講習会
机上講習会 この方がより重要と思いました
雪崩れの勉強
参考: シート梱包の方法 シート搬送
帰りになんと交通事故と遭遇・・・
金川の森の前で、車が横転していた・・・
事故直後だったらしく、救急車が走っていった・・・
山の事故より交通事故の確率の方が高い。
ギュリッヒだって、岩で死なずに、スピードの出しすぎでアウトバーンで死んだ・・・
山の危険もだが、道路も危険だ。
御坂の先輩が、岳連の遭難対策委員をやっている関係で、先輩が講師。
雪上講習会という題目だったが、内容は
・ビーコン探索の概要
・シート搬送の概要
だった。
私にとっては、あまり目新しいことがなかった・・・のは、去年御坂で同じ内容の講習に出ていたからだ。よりそちらのほうが充実していたことと、さらにもっとつっこんだ内容の、本格的な雪崩講習会の方に出ていたので、内容は重複しており、確認になった。
山梨県は人口が少ない。80万人。その割には山岳会が多いのではないだろうか?
今日は、
・新しくできた岳心山岳会
・梨大、学院の大学生
・山梨AC
等の会が来ていた。結構若い人が多い印象だった。
いつもクライミングで会うメンバーの中では、白鳳会がいない・・・のは、老舗だから、自前でやっているから必要ないんだろうなぁ・・・と思った。自前でやれない会がとりあえず集まっている状態だが、代表が一人、正月の日山協の講習会か、労山の講習会に出て、直接それを会に伝授するほうが良いかもしれない・・・
まぁ岳連主催だと、ボランティア講師なので無料だけど・・・。元に戻るが突っ込んだ内容というのは
・雪崩を避けるにはどうしたらいいかの机上講習
・弱層テスト 各種
・雪温測定
・各種のスタイルのプロービング
・小パーティで実践に即した形のビーコン探索
・同じく、役割分担してのプロービングからショベルアウト(10分以内にできないと失格)
・安否の確認
・搬送
とフルフレッジの内容の場合、どうやって雪崩を避けるか?により重点が置かれている。
そこらの知識の方はこうした講習会では自学自習することになっていて、実際事故が起こった想定での訓練になってしまう。
それでもヤラナイよりはやった方が良いと思うが・・・これはシート搬送。
頭と足の2点、膝、腰、肩 の 6点の合計8点にポイントを作り、カラビナを丸めて入れたポイントを、クローブヒッチ(インクノット、マスト結び)で結び、それを今度は補助ロープでさらに接続する。
そうして各スリングはシートベントで連結する。
スリングサイズは、膝60、腰120、肩120cm。
それを今度は補助ロープで連結し補強。最後に肩,頭のスリングとメインロープを3点の流動分散を作って連結する。このとき流動分散になっているのがミソ。 引く方角が変わっても、引きやすいからだ。
これを各チームでやってからは、支点に事例紹介。
ピッケルの支点、スノーバーの支点、枝をまとめて作った支点、土嚢の支点、の4タイプ。皆で力いっぱい引いて強度を確認する。斜度がない斜面だったので、上に引いてしまい、枝の支点はすっぽ抜けた。
湿雪だったのでだいぶ強度は出そうだが。
最後は、イワシで灌木から支点を取る方法。
3分の1引き上げを事例紹介したのち、各自作ってみる。で以上終わりだった。
タイブロックでロープを痛めてしまった・・・ ああ~って感じ。
私は三分の一は、センターの講習会で、習った。そんなに難しい技ではなく、フィックスロープをピンと張りたい時にも使える。
山小屋では洗濯物を干すのに使っていた。
1つめの折り返しは、ローワーダウンと同じく、ムンターで、
二つ目は、クレイムハイストで作ったんだが・・・。一つ目の折り返しにロープマンを使ってみたが、やっぱりロープマンの位置はスリングの代替えが適していると思った。
初めて見せてもらった3分の1も、プルージックの代用にタイプロックを使った。
折り返し点は器具を使うなら、滑車が楽なのではないだろうか?とちょっと疑問に。マイクロトラクションを使うのは妥当のような気がする。
確保器でもまぁ同じこと、要するに一方向にしか動かないということだが・・・折り返しは滑りが良いほうが力がダイレクトにかかって良いような?
雪崩れ講習会のススメ
雪崩事故を防ぐための講習会
机上講習会 この方がより重要と思いました
雪崩れの勉強
帰りになんと交通事故と遭遇・・・
金川の森の前で、車が横転していた・・・
事故直後だったらしく、救急車が走っていった・・・
山の事故より交通事故の確率の方が高い。
ギュリッヒだって、岩で死なずに、スピードの出しすぎでアウトバーンで死んだ・・・
山の危険もだが、道路も危険だ。
Monday, May 12, 2014
春山での雪崩 復習
ここしばらく雪崩のことを調べています。 なかなかチャレンジングです。
せっかく今年は雪崩講習も受けたのですが、その知識を自分の身を守ることに生かせるか?というと、なかなか難しいです・・・。
■ 春山の雪崩
春山の雪崩は、危険があるものとして、誰もが第一に思いつくのは、全層雪崩です。 全般的な気温上昇で緩くなった雪が大地を削る、雪崩です。
雪崩れには
・点発生 vs 面発生
・全層 vs 表層
・乾いた雪 vs 湿った雪
の区別があります。
春の雪は、湿った雪です。そして、怖いのは、点発生より、面発生の雪崩。さらに表層雪崩より、もちろん雪の量が多い全層が怖いです。
今年の春山では、いくつかのタイプの雪崩を見ました。鹿島槍鎌尾根では、ちょっと判断に悩む雪しわや雪割れがありました。
それらを考察します。
■ 点発生表層湿雪雪崩
この写真は、リッジを歩いた刺激で、点発生の雪崩が起った後を示しています。この日の雪はぐずぐずの湿り雪です。冬靴の中まで ぐちょぐちょ。
この日は、予報での気温が 6時で-1度、12時で5度と気温が高いです。(実際の気温って山では計りにくく、一応温度計はあるのですが、体温などを拾ってしまって相対的目安くらいにしかならない・・・)
ちなみに この日前後の予報での気温はこんな感じです。
5/1 0:00 0℃ 6:00 -1℃ 12:00 0℃ 18:00 0℃
5/2 0:00 -1℃ 6:00 -1℃ 12:00 5℃ 18:00 2℃
実際、入山した5/1の夜は、取り付きの幕営地では、夜半は雨でした。山頂付近は雪だったようです。おそらくこのくさび型にきれいにはがれているのは、前日降った雪です。
実際とっても雪が緩く、完全に濡れた雪でした。 手袋が雪で濡れ、絞ると水が絞れるくらいです。
特に狭い谷筋では逃げ場が得られず危険となる。 このパターンも、寒い夜間や早朝は寒気で融雪が完全に止まっており、比較的安全
全層雪崩は、気温の最も上がる12:00~15:00が最多で、次いで9:00~12:00が多いという特徴を持っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
総合すると、5/2の、雪崩れリスクは比較的、低かった、といえそうな気がするのですが・・・。
岳沢も、鹿島槍大冷沢も比較的、広い沢で逃げ場があるので。
■ 全層雪崩?
実は、岳沢で見ています。 西穂高沢の隣の、間ノ岳沢が今年は全層雪崩をしており・・・すっかり土色です。
両隣の沢はどちらもしっかり雪が付いているのに・・・ 一番右は天狗沢、土が見えているのが間ノ岳沢、その隣の隣が西穂高沢。
私はこういうのを見ると、全部詰めてみたくなるのですが・・・みんなはならないかなぁ・・・。
しかし、なんで間ノ岳沢だけが全層なのか? よく分かりません。
しかし、まとまった降雨の後などは、積雪層がすべて雪崩れる面発生湿雪全層雪崩に注意。
せっかく今年は雪崩講習も受けたのですが、その知識を自分の身を守ることに生かせるか?というと、なかなか難しいです・・・。
■ 春山の雪崩
春山の雪崩は、危険があるものとして、誰もが第一に思いつくのは、全層雪崩です。 全般的な気温上昇で緩くなった雪が大地を削る、雪崩です。
雪崩れには
・点発生 vs 面発生
・全層 vs 表層
・乾いた雪 vs 湿った雪
の区別があります。
春の雪は、湿った雪です。そして、怖いのは、点発生より、面発生の雪崩。さらに表層雪崩より、もちろん雪の量が多い全層が怖いです。
今年の春山では、いくつかのタイプの雪崩を見ました。鹿島槍鎌尾根では、ちょっと判断に悩む雪しわや雪割れがありました。
それらを考察します。
■ 点発生表層湿雪雪崩
この写真は、リッジを歩いた刺激で、点発生の雪崩が起った後を示しています。この日の雪はぐずぐずの湿り雪です。冬靴の中まで ぐちょぐちょ。
この日は、予報での気温が 6時で-1度、12時で5度と気温が高いです。(実際の気温って山では計りにくく、一応温度計はあるのですが、体温などを拾ってしまって相対的目安くらいにしかならない・・・)
ちなみに この日前後の予報での気温はこんな感じです。
5/1 0:00 0℃ 6:00 -1℃ 12:00 0℃ 18:00 0℃
5/2 0:00 -1℃ 6:00 -1℃ 12:00 5℃ 18:00 2℃
実際、入山した5/1の夜は、取り付きの幕営地では、夜半は雨でした。山頂付近は雪だったようです。おそらくこのくさび型にきれいにはがれているのは、前日降った雪です。
実際とっても雪が緩く、完全に濡れた雪でした。 手袋が雪で濡れ、絞ると水が絞れるくらいです。
登りでも、かなり雪が緩く、自分が歩いたところから、点発生の、雪崩の支流が起き、それが谷に向かって、本流になって雪崩れていきます。でも、速度は遅く、スローモーションな雪崩でした。
ただ結論から言うと、この雪崩は危険性は小さかったのでは?と思います。 こちらのサイトから考えました。
参考サイト: http://nadare.jp/knowledge/index2.html
参考サイト: http://nadare.jp/knowledge/index2.html
≪点発生ではどうか?≫
・点発生雪崩の場合、警戒すべき場合は、乾雪の雪崩。今回は湿り雪。
・点発生雪崩でも、地形の罠が組み合わさることで雪崩リスクは増大するが、今回は地形が扇状に広がる地形で、追い込まれる地形ではない。
≪表層雪崩はどうか?≫
・表層雪崩で危険があるのは、雪の量と重さの問題。湿雪でかつ、量が多いと、大変危険。
・今回は、表層雪崩が起っているものの、量が少ないため、危険の量としてはそれほど大きくない。
・ただし、夜半に気温がゼロ度を超える場合は、要警戒。
・夜間を通して0℃以上の気温、強い日射やまとまった降雨は、湿雪雪崩に関係する典型的な気象状況。
今回はこれに当てはまるようです。強い日射と高い気温。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
●湿雪の点発生表層雪崩
降雪や吹雪の直後に、強い日射が当たった場合に起こりやすい。 急激な温度上昇や降雨の場合にも起こりやすい。 これは新雪が水分を含むと、粒子同士の結合が日射によって選択的に溶かされて、効率良く「ざらめ雪」(=雪の粒子の球形化)が作られる理由による。
更に新雪は多くの水分を保持できる為に、「濡れざらめ雪」に変態して、流動性が高まって崩れやすい。 ゆえに急斜面やルンゼに陽が当たり出すと、起り始めることになる。 このパターンは、寒い夜間や早朝は寒気で融雪が完全に止まっており、比較的安全と言える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■ 怖い!雪割れ、雪しわ…全層雪崩の予兆
私がこの雪崩より怖いなと思ったのは、雪割れです…
全層雪崩は大規模で大きく、地表までごっそりはがれる雪崩です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
全層雪崩
表面まで、一度に積雪の全てが崩れ落ちるタイプである。 湿雪雪崩が大半で、通常は発生域にクラックと、下方ではコブ状の「雪しわ」と呼ばれる前兆現象が現われる場合が多い。 最初はゆっくりと動き始める為に、避難することは可能である。 その為なのか、全層雪崩による大規模な山岳遭難の事例は少ない。
今回はこれに当てはまるようです。強い日射と高い気温。
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●湿雪の点発生表層雪崩
降雪や吹雪の直後に、強い日射が当たった場合に起こりやすい。 急激な温度上昇や降雨の場合にも起こりやすい。 これは新雪が水分を含むと、粒子同士の結合が日射によって選択的に溶かされて、効率良く「ざらめ雪」(=雪の粒子の球形化)が作られる理由による。
更に新雪は多くの水分を保持できる為に、「濡れざらめ雪」に変態して、流動性が高まって崩れやすい。 ゆえに急斜面やルンゼに陽が当たり出すと、起り始めることになる。 このパターンは、寒い夜間や早朝は寒気で融雪が完全に止まっており、比較的安全と言える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://www011.upp.so-net.ne.jp/CAC/soshiki/koushuu/nadarekiso.htm より引用。
■ 怖い!雪割れ、雪しわ…全層雪崩の予兆
私がこの雪崩より怖いなと思ったのは、雪割れです…
全層雪崩は大規模で大きく、地表までごっそりはがれる雪崩です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
全層雪崩
表面まで、一度に積雪の全てが崩れ落ちるタイプである。 湿雪雪崩が大半で、通常は発生域にクラックと、下方ではコブ状の「雪しわ」と呼ばれる前兆現象が現われる場合が多い。 最初はゆっくりと動き始める為に、避難することは可能である。 その為なのか、全層雪崩による大規模な山岳遭難の事例は少ない。
=雪温は0℃、気温はプラス
特に狭い谷筋では逃げ場が得られず危険となる。 このパターンも、寒い夜間や早朝は寒気で融雪が完全に止まっており、比較的安全
全層雪崩は、気温の最も上がる12:00~15:00が最多で、次いで9:00~12:00が多いという特徴を持っている。
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総合すると、5/2の、雪崩れリスクは比較的、低かった、といえそうな気がするのですが・・・。
岳沢も、鹿島槍大冷沢も比較的、広い沢で逃げ場があるので。
■ 全層雪崩?
実は、岳沢で見ています。 西穂高沢の隣の、間ノ岳沢が今年は全層雪崩をしており・・・すっかり土色です。
両隣の沢はどちらもしっかり雪が付いているのに・・・ 一番右は天狗沢、土が見えているのが間ノ岳沢、その隣の隣が西穂高沢。
私はこういうのを見ると、全部詰めてみたくなるのですが・・・みんなはならないかなぁ・・・。
しかし、なんで間ノ岳沢だけが全層なのか? よく分かりません。
しかし、まとまった降雨の後などは、積雪層がすべて雪崩れる面発生湿雪全層雪崩に注意。
Sunday, April 27, 2014
西穂高沢から西穂
■ 山の勉強
今日は山の師匠と西穂高沢へ行ってきました☆ 大変勉強になりました☆
連休初日のバスは大変混んでいました。
この時期の上高地は、山をしない人には、あまり見どころがないのになぜだろう?
そういえば、外人さん二組みた。
上高地から、岳沢経由で西穂に登ります。
この時期しか使えない、沢筋のルートを取ります。
ルンゼを登ってみたいと長いこと思っていたので、うれしい。
使うのは西穂高沢です。 標高差1000m 距離3kmで、
ちょうど鎌尾根を歩くのと似ており、私にとってはシーズン初の北アで、南部と北部と違いはありますが、偵察もかねています。
春は雪崩も落ち着き、お天気が安定していれば、こうした雪渓ルートを登るチャンスです。
GWにしか登れないルートをGWは登るべし。
岳沢沿いのデブリ。今年は大規模な雪崩があったようで、雪崩の上に雪崩痕があるケースも。
雪崩が落ち着いてからしか、入山すべきでないですね。
写真の右に人影があるので、それとサイズ比較してください。
デブリのサイズ感はこんなです。
こんなに木々がなぎ倒されています。
この日は岳沢宿泊。
テント泊。4人用テントに3人。
ギアを吊るし、雪を掘り、テントサイトを作る。個人の私物は私物用袋にまとめる。
入ったら、さっそく熱いコーヒーを一杯。それから宴会に入る。生米から炊飯。
スリーピングマットが全身用だった同行者は大きすぎるとからかわれる。
実際、エア式のスリーピングマットは重いし、寒いので、かさばらない以外のメリットはない。
マットは半身用で。
今回は私は食当。同行者と私で4リットル以上の水があったので、雪を溶かさず二日分持ちました。
夜はカレーとサラダ、朝はカレースープ+餅2個、ぶどうのパン、クリームチーズ。夜にスープ類がもっとあっても良かったかもしれない。
■ 翌日
翌日は、早出で、西穂高沢のコルを目指します。
5:30出発でしたが、5時出発でもよかった。
朝はスピード命。 私はカップヌードルでもOKな人ですが、やっぱり餅一個くらいは付け足したいかもしれない。
アミノ酸も、しんどい山が予想できるときは疲労を軽減できる。私はヴァーム愛用しています。
テントはデポして、山頂ピストン。
早く出すぎても下りで雪が硬ければ、危険があり、遅いと上部で雪が柔らかくなり、登りがしんどくなる。
タイミングの見極めが経験が要る。
出発。
霞ヶ岳。
この沢からは振り返ると、明神が。明神なんて登れる山だとは、登山を始めた頃はまったく思っていなかった。
雪崩れの上を流れた雪崩が、デブリを切り取った痕跡。 すごい!2mくらいの雪壁になっている。
カチコチです。遠くは乗鞍。
さて、これを登ります。
スゴイ斜度に見えますが登れます。
こんな感じ。
休憩ポイントではセルフを取ります。
きれいだな~。
ちっこい先行パーティ。
どんどん標高を上げます。1時間300m。
同行者が先行。
41歳女性、47歳男性、66歳リーダーのパーティです。
47歳が一番後ろだと、一番体力がある人が、一番楽をすることになる。
ので、体力がある人が先行し、踏み跡を作るほうが、パーティ全体では、省力化できると考えました。
もちろん、スピードは遅いほうに合せるべきです。
当パーティはだれもバテてはいません。
素晴らしい前穂の眺め!
先行パーティを追い越し、コルに到着。 笠が岳方面。
西穂独評方面。
縦走路はラクラクです。西穂まですぐ。30分。
西穂山頂から、奥穂方面。
山頂へはガイドツアー一行が到着しそうだったので、入れ替わりに下山。
滞在時間は約10分。
ガイドツアー人気みたいだけど、アリの行列みたいな登山、苦手...。
ガイドツアーの人ってなんでかマムート族が多い。 山がイメージ先行なんだろうな。
まぁあこがれも大事だし、形から入る山もあるだろう・・・と思うことにしておく。
キレイだな~。北アはスケールが大きいとは、師匠の弁。
西穂は、足元のおぼつかない若い男性登山者も、ずいぶんいて、こんな危なっかしい人たちも登ってくる山になったんだなぁと思いました。
まぁ私も危なっかしいほうに入るのでしょうが。
登山歴4年の私から見ても、ウエアばかりで、山のこと、なんにもわかっていなさそうなのは見て取れる人が多かった。
雑誌ピークスに出てくるハイキングのいでたちで雪の西穂に登頂する若い人たち。
勘違い丸出しなので、ああはなりたくない・・・。
そういえば、トレランシューズの若者に上高地で合い、奥穂、前穂を縦走すると言っていたが・・・トレランシューズで?
遭難もあったらしい・・・彼でないと良いが。
素晴らしい眺めです!
これを下りますが、見た目より怖くも、斜度もありませんでした。
まぁ扇沢で慣れているってのもあるけど・・・
が、夫は高所恐怖症なのですが・・・
彼が降りれるなら、一緒に行きたいな~
天狗沢のほうが登りやすそう。
先行中。後ろを振り返る。
扇沢の講習では、これとよく似た斜面を走らされましたが・・・
走れる。
登るのは大変ですが、
下山は早いです。
半分はシリセードで降りました。
例え落ちても摩擦で止まる。
両脇からは小さな雪崩が流れ込みますが、規模がとても小さいです。
が雪が川のように流れるのを見るのは不思議な感じです。
今日はよく晴れて、照り返しが予想できたので、日焼け対策、が重要ポイントでした。サングラス、日焼け止め、帽子必携。 バッチリ対策して行きました。分かっているリスクは対策できる。
途中の灌木でセルフを取って、休憩。
ザックを置くときはバケツを掘らないと、ザックが滑り出します。
取に行くのは下りで楽だからいいけど、登り返すのは大変。
この斜面は雪上訓練に最適でした。
休憩ポイントから、の眺め。
奥明神沢、かな? すごい雪崩れ痕が見えた。
朝は4時起き、5時半出発、8時半コル、9時山頂、11時下山終了(ランチ、休憩込) 撤収後、上高地に下り12:30. 温泉14:00、と全体にとても楽しく充実した山行でした。
サクッと登ってサクッと降りた感じ。雪の状態に合わせるとこうなる。
≪学んだこと≫
・テント泊適地の地形
・安全な雪の質
・安全に歩く時間帯
≪良かったことと反省点≫
・GWは、昼は夏で夜は冬。ということで、昼は夏のウエア、夜は冬のシュラフ。にして大正解。
・コンプリートな紫外線対策。
・夜のハーブティを持って行くのを忘れた。ため、夜の寝つきが悪かった。
参考:
http://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/blog/2014/04/post-542.html
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