Showing posts with label トンデモ登山者対策. Show all posts
Showing posts with label トンデモ登山者対策. Show all posts

Friday, July 5, 2019

夏山の遭難を減らすには?

夏山の遭難

を減らすのに必要なことは何か?

夏山での遭難者数が、例年過去最大を示していることは残念なことです。

遭難を減らすのに、そもそも必要なのは何なんでしょう?

・未組織登山者を組織化
・引率者
・知識 → 資格? クイズ?
・体力 → 体力テスト?
・登山道の整備
・登山ツアーの開発
・GPS発信装置
・入山口での詳細な案内とか?
・ヘリ有料化

夏山のお客さんというのは、”お客さん”、であって、文字通り。”登山者”ではない。

山ヤだと思うから、腹が立つのであり、知識がない!と文句をいうことになるのであり、前提をとっぱらって、業界外から知恵を入れたらいいのかもです。

ヘッデンを持ってこないとか、2時から登山とかいうレベルは、すでに登山者とすら言えない、お客さんレベルです。メモリの±ゼロに到達していない、マイナスレベルってことです。

マイナスの人を±ゼロにする活動と、ゼロの人をプラスにする活動は違う。

例えば、ゼロの人をプラスにする活動ならば、

危険個所を教える → そのあと滑落しても自己責任

とは言えると思います。登山前にレクチャーを受けるか、個人情報保護法のチェックみたいに、チェックいれないと先に進めないようにしておくとか。

しかし、マイナスの人をゼロにする活動だとすると

危険とは何か?

から教えないといけない。落石で死んだ人の腕がもげた画像を見せるとか??

■ 70代

現在遭難者が多いのは 70代 です。80代初心者とかもいる。

一般に70代って、20代の体力の半分です。

つまり、今までのグレード換算表とかコースタイム表が役に立たない。

大体70代が標準コースタイムで歩ける方が変でしょう。だから、山のグレード表もコースタイムも、高齢者向けとそうでない人向け2パターン要りますよね。

いっそ、年齢別コースタイムを作ったらどうでしょうか?もうヤマレコとかヤマップとかに一杯年齢別、性別のビッグデータは溜まっているハズです。特に、有名な山域では楽勝で、実際に登山者が歩いたコースタイムから、出てくるでしょうし。

とにかく、夏山のお客さんは、お客さん、であって、登山者でない、ということをしっかり考えて行く必要があると思います。

なぜなら、法律で、引率者責任は認めるが、引率される側は、子どもと同じで、無知による過失は責めを負わないからです。

無知こそ命とりであるのが山なので、無知が山では一番大きな罪なのですが、司法はそう考えてくれないならば、夏山では、引率者はどう転んでも、知らなかったを貫き通されれば、罪を着せられる羽目に陥ります。

そんな立場に立ちたい人はいないでしょうし、立たせるような行為は、それこそ、相手を陥れるようなもので、人の道に反します。

些細な無理のために代償になるものが大きいのが山ですが、本人が無知で本人が代償を払って死ぬのは勝手ですが、本人の無知で、引率者が代償を払う羽目になるのは、引率者がかわいそうです。

クイズ!この登山者はお上りさんでしょうか?ベテランさんでしょうか?





この写真を見て、分かる人は、山やとして適性があり、問題がないです。

分からない人=ハイコンテキストが必要な人(ハイコンテキスト=説明)なので、山の勉強を十分しないと、自分がほかの人のリスク因子になる可能性があります。

1)クランポンが左右反対
2)クイックドローなんていらない
3)ザックからモノが落ちそう = 後ろの人が危険
4)ヘルメットなんでザックにつけていて被っていないの?

基本的にザックにじゃらじゃらと外付けしている人は、お上りさんを自ら宣伝しているようなケースが多いです。見かけたら、かっこいい!と思うのではなく、ザックに入らなかったんだな~とか、外付けは危険だってまだ学習途中なんだなー=未熟な登山者、と思うのが、的確な見方です。

さて、この登山者、まさか、エベレストで初めてクランポンはいたのかね?

ということです。

このように、日本人だけが言葉にしない情報を読み取るわけではありません。 

世界的に、山の世界は、どうも、レベルの後退が激しいようです。

日本人も初めて登る雪山が、富士山7合目の雪上訓練と言う人は、アイゼンバンドぶらぶらで、遠足気分で来ます。

遠足じゃないんだよ、と言っても来ちゃったものは、まわりが保護してやるしかない…同じことがエベレストで起きているようです。

基本的にはローリスクのところから始めてリスクを上げて行くものなので、雪をやるならGWの八つとか、丹沢とかでスタートするのが普通ですが、そう言う情報がでていないので、初心者でも富士山に来てしまいます。来ても、何を学びに来たのか?正しく位置づけられていればいいのですが、ただ浮かれて、アイゼンバンドも切らないで来るなどというのは、リスク不感症です。バンドに躓いてコケたとき、転がり落ちれてしまう場所に行った場合、どうする予定なんですか?

ヘルメット持っているだけでは意味ないです。被っても、背負っても同じ重さ。

5月の涸沢周り・・穂高も同じことが起きています。トレランシューズにクランポンをつける人もいます。

ヘリ有料化?

昔の山やさんに押してもらったところによると、

山を歩きとおせるだけの踏破力や体力、およびヘッドライトを持ってくるという常識や、2時から登山開始しては夜になってしまうという推察力がない人たちが山に大挙してきてしまう理由は、

昔と違ってヘリが無料になってしまったから

ではないか?ということでした。

ヘリ有料化の動きはあるようです。

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52012179.html

沢登をするような人は、たぶん、山に来ることがそもそも疑問である、地図持ってこない、ヘッデンもってこない、2時から登山の意識の低い登山者ではないハズなので、これは、やはり、大多数な無知な登山者が、そうでない人たちの足を引っ張る、

という現象を起こすという、社会のどこでもよく見るあるあるになってしまいます。


https://blogs.yahoo.co.jp/sirakabaman/15526337.html

ヘリ有料化が時代の流れに反している、という指摘もあるようです。

こういう事例は、やはり、外国を参照するのが良いのではないかと思いますが、どうなのでしょうか?

登山ブームで、お粗末登山者が大挙して山に行くようになってしまったのは、日本だけでないハズですよね。

■ 窓口?

登山に行くときに、ヘッドライトとカッパを持って行く?とか、コースタイムを調べてから登山を開始する、とか、そういうイロハを教える窓口、入り口、というのが、日本ではどこ、と確立されているのでしょう?

それが私には謎です。私の場合は、甲府でストローハットという登山用品店がやっているツアーに参加しました。

その時、私は無知だという自覚があったからです。

普通に装備表にある装備を全部きちんと用意しましたが、だからと言って、何が良かったわけでもなく、同じ山にもう一回行きました。

山岳会に行く人もいると思いますが、山岳会に20年いても、2万5千の地形図を見たここともない人もいます。

ブームによる山登り人口を適切な知識に誘導する窓口と言うのがないのではないですかね。

そういうトンデモ登山者に好意的な見方をすると。

個人的には、2002年の雑誌と比較して、内容劣化している山の雑誌が気になりますが。

山の雑誌は初心者が最初に見るものと思うので、雑誌の劣化を食い止めるのが、もっとも効果的なトンデモ登山者を減らす善策と思いましたが、モンベル管轄になって、岳人は読むに堪えない雑誌になりましたし…

きちんとした山の情報が手に入りにくい=情報弱者がより増えたということなのだろうと思います。


Thursday, July 4, 2019

山は独学できる人向きです

■ 独学スキル

独学スキルが私にはすでにあったことで、山の世界では成功したと思います。

落石沢で顔を洗ってしまう登山者との差はこれです。学び方をすでに知っているかどうか?です。

豊後ピートさんの 落石の怖さを誰もわかってくれない

夏山のお客さんが、10年山に登っても、”お客さん”なのは、山を学ばないからというものですが、そもそも、学び方を学ばないから、です。

今日来たメマガです。長いですが、お付き合いを。

ーーーーーーーーーーーー
こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

先日、富士山に登ったということを書きましたが、
それ以来、ポツポツとご返信を頂きます。

その内容は、
「富士山はどうでしたか? 大変でしたでしょう?」
といったものが多いです。

ですが、実は、私の今回の富士登山は、
かなり楽々でした。

しかも、高山病にしても、そこまで苦しくは
ありませんでした。

私の友人に、かなりの登山経験者がいて、

ハンガーノックにならない食事の方法、水の飲み方、
足のフォーム、靴の履き方、ストックの使い方、
心拍数をあげずに登る方法、着るウェアの選択、などなど、
本当に何から何まで教えてもらって
その通り実践したら、楽に登頂できました。

頭が痛くなった以外は、すごい楽でした。

結局、高山病もほとんど苦しみませんでしたし、
登頂した瞬間は、「え、こんなに楽勝なの?」と
拍子抜けしました。

さて。

先日、お金の心理学講座の一ヶ月目を収録したのですが、
その内容を一言で表すなら、

何かを学ぶ前に、「学び方と真似方」をマスターしよう、

です。

私の知り合いの塾の先生は、
「東大に合格するような生徒は、学び始める前に、
学び方を学び始める」と言っていました。

これは、セミナーなどでも同じです。
何か、良い話を聞いて、
「あー、いい話を聞いた」ではダメなんですね。

正しい学び方、真似の仕方。
セミナーから学ぶ前に、これらを学ぶのが鉄則です。


これは、富士登山の時も同じでした。


経験者の言っていることを100%聞いて、
自分なりのアレンジを全く入れない。

たったそれだけで、
拍子抜けするほど簡単に結果が出せるわけです。

ビジネスでも同じですね。

うまく学び、うまく真似するスキルが身につけば
それだけで結果が出せます。

ほとんど苦労しないので、そこに感動はありませんし、
拍子抜けすることが多いです。

よく、お金持ちの成功譚(せいこうたん)を聞くと、
「成功するまでの苦労話」がお涙頂戴と言わんばかりに
話されることが多いですよね。

それはまあ、

・苦しい体験をしなかったと言うと
人から妬まれるから、

あるいは、

・ドラマティックになるように、

という目的で苦労話が入れられている場合があります。

学び方と真似方を覚えれば
別に苦労しなくても結果は出せますよ。

私は、このことに気づくまで、
本当に余計な苦労をしたなあと思います。

相馬一進
ーーーーーーーーー

山では、ケースバイケースなのですが、そのケースバイケースさ、を学ばせるようには、山を組み立ててくれる指導者がいないです。

富士山で教わったのと同じことを北岳でしなくてもいいですし、別の登り方があります。北岳は北岳というケース、を学びに行く山です。

ケースバイケースを選べるようになるのに10年と言う世界。

しかし、最初の一歩の山で終わりでいいとは思います。

■ 富士山で学ぶこと

富士山は、初心者の山です。 日本で一番高い山は? 富士山です。

この時点で、高い山=すごい山と思っている人の価値観はガラガラと音を立てて崩れ、

「ということは、エベレストはすごくないのかも?」

と応用問題で、発想できるハズですが、そうはならないのであれば、

 登山に適性はなし、

です。

というので、

 山高きがゆえに尊からず、

高いほうがエライという価値観を覆すのが富士山を登る初心者のテーマですね。

Wednesday, July 3, 2019

山で傘はOKか?

こちらは豊後ピートさんのブログです。

岩崎師匠が傘の使用について述べたものを救助隊が批判したもの。

https://blog.goo.ne.jp/bongo-pete/e/6a5dde797238f17ee3f882917d32879a?fbclid=IwAR1E1uyoVQB8Pb1EzLSdKlV58gBMtG8rqTgX8hGaxEoqgYM_hI56x7Oumpo

山で傘は原則NG つまり、場合によっては便利

っていうのも、ビレイで下がってビレイしていいというのと同じで時と場合ですが、その

時と場合

がほとんどの人にとって切り分けられない…切り分けられるようになるのに、10年くらいの経験値がいる、というのが山の最大の問題のような…?

センター試験のような単純な唯一の正解があるという、画一的な教育の弊害と思いますが。

豊後ピートさんとは五龍でご一緒してすごく話が合う方でした(笑)。ブログは超辛口なんですが。いい人です。

今では中高年登山の地、白馬に(うかつにも?)私が行ってしまったのは、単に私の次のアルパインの目標が白馬岳主稜だったからです。

積雪期登山で、八ヶ岳から、北アへステップアップするのは、ものすごく大きなステップアップです。 日本海側気候への意識を変えないといけないし、雪崩地形の勉強もいるし、豪雪と寡雪の山ではラッセルも違うし、何もかも、けた違いにリスクが上がります。

ので、ビビッて、小屋でバイトして、天候情報とか、地形とか、遭難箇所とか調査(笑)。

先輩の助言なく、個人で挑むなら、それくらいしてちょうどよいです。おかげでカクネ里とか知りました。

白馬は、無雪期は、中高年登山の山です。中高年登山の山というのは、ただ中高年が多いというわけじゃなくて、そう言うジャンルの山って意味です。

”中高年登山”

というタイプの、一般登山とも、市民登山とも違う、全く別ジャンルの登山スタイルがある、と思うほうがいいです。分かりにくいので、

”団塊世代の登山”

とでも名前を付け替えたほうがいいかも…。登り方、登る目的、すべてが違うものです。

例えば、ホテル並みに環境整備された宿泊が好まれます。白馬岳山荘がそうですよね。ごみも持ち帰りたくないし、ロープウェーは大歓迎です。もちろん、前後は温泉です。つまり、至れり尽くせりの山がお好みです。

そこに有る価値観が、”冒険”と”チャレンジ”ではない、ということは確実です。

たぶん、”第二の青春”と”ゆとりの謳歌”がテーマと思う…。

中高年登山においては、恋愛が花盛り。パッケージ化も好まれます。

ので、若い人が一緒にいると、なんか違うな~と違和感を感じると思います。ので若い人はテント泊だとたぶん快適。小屋に泊まると、なんか違う感爆裂かも。ま、ちゃんとした山やは夏山の一般縦走路にはいないものですが。

しかし、まぁそういう登山があってもいいわけで、ただ遭難されるのは、他者にとって大迷惑ですので…遭難しないでもらう方法は何かないのか?って感じです。

後立の稜線って遭難多いんですよねぇ… 



Tuesday, June 18, 2019

クライミング マインドマップ


山岳会は高齢化で、すでに高度な山はできなくなっています。
また、若い人の会も、指導者がいないため、高度な山はできなくなっています。若い人だけの会は、そのため、どちらかというと婚活的な活動拠点になっていますが、まぁ、それはそれで、価値ある活動ではないか?と思います。

中高年登山の会は、退職者の第二の青春の会として大盛況中です。若い人は育っていません。

若手で強いクライマーはスピンアウトして、1)個人で登る、2)強い人だけの会を作る、3)トレランなどへ、と展開します。

インドアジムは店舗数が年々増え、500店舗突破で、市場競争が激しくなっています。ボルダリングジムはここ数年で急増しています。人気があるのは、初心者向けのジムです。強いクライマーがやっているジムは、営業的には苦戦しているところが多そうな印象です。

人工壁は、インドアジムと公立のリード壁に分かれます。公立のリード壁は部活で若い人が育っています。初めて数日で5.12オンサイトなどのすごい子供たちです。

インドアジムは、リードへつなげるところで、ビレイ技術の習得がネックになって、外岩人口へはつながっていません。まじめに頑張っても、週2回のビレイ練習で半年かかります。より頻度が少ない場合は、もっとかかります。

コンペは海外と縁があるクライミングです。大会で各国に行くためですが、大会のスケジュールに合わせて登るため、国内岩場では登れないことが多いです。

アイスのコンペは、イコールドライツーリングのコンペですし、そもそも、ドライが、アルパインクライミング寄りの活動なので、コンペで海外に出かけても、海外で岩場に触れる人も多く、外岩クライマーが多いです。

ドライツーリングの人口は極小です。国内では昭島、岩根、東京のボルジム、誰かの個人宅、くらいしか、練習するところすら、ないです。またギアが高額なので、子どもがやることはほぼ考えにくいエリアです。

こども=インドアボルダリングジム
思春期当たりの人=選手化
青年=初心者と強つよに二極化
30~40代=少ない
リタイヤ組=中高年登山とクライマーに二極化

となっています。リードクライミングは、高齢化が激しく、若い人は指導が得られない技術伝承がされないという問題があります。今の指導者層も、ビレイについては個人差があり、現代の最新技術では決して行ってはならないというビレイを未だにしている人が多いですが、個人によります。現役を捨てなかった人は、きちんとしたビレイを時代に合わせて習得したようですが、ほとんどの人は自分は落ちないクライミングしかしないから、という理由で落ちれない技術程度のビレイヤーですが、他の部分の知識や経験を買われて会で重鎮と言うことが多いのです。なので、重鎮にはビレイしてもらわないで、日ごろ人工壁に通っているような人にしてもらうほうがむしろ安全です。

安全に関しては、都度判断で傾向と対策だけでは、困難と言うことです。

遭難が多いのは、昔山岳会で今は登らなくなった方たちですが、体力の過信が主たる理由です。20代と60代では体力は半分ですが、それでも同世代の初心者と比べると、体力も経験値も優れていることが多いので、つい頑張る羽目になってしまうのです。

そういう山やに憧れた”新人の”60代の方がもっとも危険です。体力は20代以下で、20代がやっとこさ登るようなことを経験値もなくすることになるためです。その場合は、ハイキングの会で登りこんで体重を下げておくことが大事のように思います。メタボというのは、本当に山ではマイナスです。

若い方は、技術習得を先にガイドさんや都岳連の講習などで済ましたあとは、トレランやウルトラマラソンに参加するくらいでないと、すぐに山岳会では物足りなくなると思います。海外へ早めに出るほうが、登攀も安全に伸ばせますし、山の経験値も広がり、日本の山の特殊性も理解できるようになるのではないか?と周囲を見渡して思います。