このロクスノはたまたま、自宅にウォールを作りたいと思って、教えてもらって、取り寄せたのですが、内容が濃すぎて目が離せない!という特集記事、100Tipsが載っています。
昨今、山の質問や疑問を受けつけてくれるネット上のサイトもありますが…私が見たときは、しょぼすぎる質問で、気分が萎えました…。
こちらのQ&Aは、質問が高度です。
適当に質問内容を拾います…。ご参考に…
・モダンミックスの国内ルートはありますか?
・単独登攀のシステムで 最も安全性の高いものを教えてください。
・フィフィの収納の仕方
・オールラウンドクライマーを目指しています。山岳会に入会したほうがいいのでしょうか?
・コンティニュアスの方法と、注意点
・長期にわたる雪稜登攀では、手と足の保温システムはどのようにしているのでしょうか?
・雪洞内にテントを張るとき、積雪の強度の判断はどのようにしていますか?
・アルパインをしています。その基礎となるフリークライミングを日常トレーニングとしていますが、レベルの高いフリークライマーは皆、足が細いように思います。しかし、アルパインでは、ザックを背負った歩きやラッセルがあり、足の筋肉が必要だと思います。私にはこの二つが矛盾しているように感じられるのですが、どのようなトレーニングをするのが理想なのでしょう。体脂肪がある程度ないと、冬季クライミングは厳しいと思いますが、そのあたりのこともお聞かせください。
・一ノ倉沢を見たとき、いつかここを登りたいと思い、クライミングを始めました。とりあえずジムに行ってみました。いかれた若者が奇声をあげていて不快なだけでした。自然の岩場ならとボルダリングにも出かけてみましたが、ここも同じような状況でした。もっと自分のモチベーションを高めながら練習できるような場所、方法はないものでしょうか。
・4000mで高山病にかかったのですが、ヒマラヤは無理ですか?
・チベット側から8000m峰などの高峰に挑戦する際、ネパールで4000m~5000mのピークでトレッキングして高度順化してから、チベット入りするほうが成功率は高いのでしょうか?
・とりあえず、エルキャピタンを登りたいのですが、ステップアップの例などあれば、教えてください。
・高所に行く際、日本で富士山を登りこむトレーニングをすると聞きました。その場合の方法を教えてください。どの程度の高度まで耐えられる体を作ることができますか?
・アルピニストを目指しています。酒とたばこのどちらを辞めるのが効果的でしょうか?
・現在は、フリークライミングしかしていませんが、将来的には山野井さんのような高所でのハードなクライミングを目指しています。今から並行で、本チャンの岩場でトレーニングしたほうがいいでしょうか?クライミング歴は2年で、最高RP5.11c、最高OS5.10dです。
・超高難度のフリーをビッグウォールで何ピッチも続けられる持久力は、どうやってみにつけているのですか?
・高所、ビッグウォール、フリークライミングと、どれが一番、男女差がないと思われますか?
・コンペのルートセットしているときに、心がけていることは何ですか?
・リードで登るときにランナウトがめちゃめちゃ怖くて固まってしまいます。どうしたらいいですか?
■ いかがでしょう?
いや~ いかがでしょう?
ちなみに回答者も豪華メンバーです。
平山ユージ
ミック・ファウラー
中根穂高
小山田大
まだ旧制の遠藤由香
東秀機
吉田和正
室井登喜男
リブ・サンゾ
北山真
山野井泰史
花谷康広
馬目弘仁
小西浩文
アレックス・フーバー
敬称略。
これも、目についた人だけで、です。写真がみんな若くてびっくりです。それもそのはず、この本は、2002年の本なのです。15年前!
しかし、質問的にあまり古さを感じないです。今も昔も新人が困ることと言ったら、同じってことなんですかね?
あ、モダンミックスとは、今では言わないですね(笑)。
なにそれ、お好み焼き?って思いました。岩と氷がミックスした、ルートという意味と思いますが、そうだとしたら、今は普通にミックスルートというと思います。
回答のほうは、日本にはモダンミックスはない、という回答が寄せられていましたが、現在はミックスルートならあります。私は4Pのミックスを登っています。
昔は岩をアックスで登るのは、Mテクと言ったそうですが、MはミックスのMです。今ではドライツーリングと言っています。
http://yukiyama.co.jp/mountain/2012/02/climbing-at-2012.php
Showing posts with label 成長の仕方. Show all posts
Showing posts with label 成長の仕方. Show all posts
Tuesday, November 14, 2017
Friday, September 18, 2015
ジャンの奥様
今日も甲府は雨だ。今日は、クラックの予定だったが、雨で流れ残念。
色々と整理して文書化しておかなくてはならない知識があり、それに今日を使う予定だ。
まとめておくのは、登山知識だ。
なぜ自分の時間を使って、そうした知恵をまとめておくのか?
そういう知恵は、伝承で先輩から後輩に伝わるものだが、伝承が途切れているからだ。
略式にいうと、
登山の伝統的な教え方 防御 → 攻撃
フレンチ式フリークライミング以後 攻撃のみ 防御力なし
昔は・・・というと、漠然とするが、防御力をあげてから、攻撃力をあげるのが登山界でのオーソドックスな教え方だ。
だから、登山学校では、クライミングより前に、ロープワークを教える。自己確保ができない人を山へは連れて行かない。プルージック登攀ができないのに、岩の登攀へは連れて行かない。
しかし、その伝統が断絶した結果・・・・おそらく、それは、ラッペルルートが台頭しはじめ、グランドアップでの登頂ではなく、登頂の無いクライミングが主流になってからだと思われるが・・・つまりフレンチ式のクライミング以降のようだが・・・
クライミング力さえあれば、落ちないのだから、防御力(技術)はいらない、
という考え方が主流になっている。
しかし、それは間違っている。クライミング力があれば落ちないのであれば、有名な登山家は誰も死んでいないだろう。
■ 危険に無防備に向かう人たち
ぼちぼちいこか という穂高岳山荘が出しているブログがある。西穂奥穂雑感と題する記事がある。
そこに二つの登山者の事例がある。
ーーーーーーーーーーーーー
とある日のお話、ヨーロッパのハイソなご夫婦が日本の「ビギナーズロッククライミングルート」であると聞きつけて西穂からの縦走に挑みました。
次々と現れる「困難」というより「危険」というべき難所に段々とイヤ気がしてきたらしいその若奥様を、旦那さんはなんとか宥めすかしながら、それでもようやくジャンダルムを越えてあと少しで奥穂という所までこぎつけたのです。
ところが最後の難所”馬ノ背”を前に彼女は「こんなアブナイ所を行けるワケないでショ! ワタシハモウイヤヨッ‼︎」と動けなく(動かなく?)なってしまったのです。
困り果てた旦那さんはとうとうレスキュー要請を出すに至ったのですが、通報を受けて僕たちが駆けつけてみると先のような事情であったので特に怪我をしているわけでもなく「まぁ、ほんならロープ確保しよか…」とルート工作することになりました。
そうこうする所へやはり西穂からの縦走のおじさんたちが4、5名ほどポツリポツリと馬ノ背に差し掛かってきます。
救助活動中であるので先に行っていただくことにして「どうぞ〜」と声をかけます。
すると「えぇ…」と答えるどの方も、その足取りは重くかなりお疲れの様子。
「コレ越えればもう難所はないですヨ。奥穂もすぐソコです!」という僕の言葉に頷きはするものの、何だかもうヘロヘロでみなさん通過して行かれます。
やがてロープセットも完了し、念のためショートロープで確保しながら彼女を促して馬ノ背へ取り付くと、なんと見事なバランスと身のこなしではありませんか。
そのことを後で彼女に尋ねると、ヨーロッパのドロミテなどでロッククライミングの経験はかなりあるとのこと。
でもそれは全てプロガイドとロープをつないでのクライミングであって、馬ノ背のような岩場をプロテクションもなしにひとりで歩くなんて考えられないということでした。
「うーん… そりゃあ、彼女の感覚の方がもっともなのかもしれんなぁ… だいたいにおいて、麦わら帽子をザックにくくりつけたようなおっちゃんが、ヨタヨタと馬ノ背を歩いとることの方がオカシイよなぁ」などと思いつつ、その若奥様とロープをつないだまま小屋へと向かいました。
その道すがら、結局は馬ノ背で先行してもらった方々は全て追い抜いてしまい「こらぁレスキューせなあかん人を、オレは間違えとるんとちゃうやろか?」とつぶやく始末。
ーーーーーーーーーーーーー
困難というより、「危険」という場所に、危険への備えもなく、行くことにならないようにしたいものです。
大事な点は、危険が何か?を認知できるということ。
色々と整理して文書化しておかなくてはならない知識があり、それに今日を使う予定だ。
まとめておくのは、登山知識だ。
なぜ自分の時間を使って、そうした知恵をまとめておくのか?
そういう知恵は、伝承で先輩から後輩に伝わるものだが、伝承が途切れているからだ。
略式にいうと、
登山の伝統的な教え方 防御 → 攻撃
フレンチ式フリークライミング以後 攻撃のみ 防御力なし
昔は・・・というと、漠然とするが、防御力をあげてから、攻撃力をあげるのが登山界でのオーソドックスな教え方だ。
だから、登山学校では、クライミングより前に、ロープワークを教える。自己確保ができない人を山へは連れて行かない。プルージック登攀ができないのに、岩の登攀へは連れて行かない。
しかし、その伝統が断絶した結果・・・・おそらく、それは、ラッペルルートが台頭しはじめ、グランドアップでの登頂ではなく、登頂の無いクライミングが主流になってからだと思われるが・・・つまりフレンチ式のクライミング以降のようだが・・・
クライミング力さえあれば、落ちないのだから、防御力(技術)はいらない、
という考え方が主流になっている。
しかし、それは間違っている。クライミング力があれば落ちないのであれば、有名な登山家は誰も死んでいないだろう。
■ 危険に無防備に向かう人たち
ぼちぼちいこか という穂高岳山荘が出しているブログがある。西穂奥穂雑感と題する記事がある。
そこに二つの登山者の事例がある。
ーーーーーーーーーーーーー
とある日のお話、ヨーロッパのハイソなご夫婦が日本の「ビギナーズロッククライミングルート」であると聞きつけて西穂からの縦走に挑みました。
次々と現れる「困難」というより「危険」というべき難所に段々とイヤ気がしてきたらしいその若奥様を、旦那さんはなんとか宥めすかしながら、それでもようやくジャンダルムを越えてあと少しで奥穂という所までこぎつけたのです。
ところが最後の難所”馬ノ背”を前に彼女は「こんなアブナイ所を行けるワケないでショ! ワタシハモウイヤヨッ‼︎」と動けなく(動かなく?)なってしまったのです。
困り果てた旦那さんはとうとうレスキュー要請を出すに至ったのですが、通報を受けて僕たちが駆けつけてみると先のような事情であったので特に怪我をしているわけでもなく「まぁ、ほんならロープ確保しよか…」とルート工作することになりました。
そうこうする所へやはり西穂からの縦走のおじさんたちが4、5名ほどポツリポツリと馬ノ背に差し掛かってきます。
救助活動中であるので先に行っていただくことにして「どうぞ〜」と声をかけます。
すると「えぇ…」と答えるどの方も、その足取りは重くかなりお疲れの様子。
「コレ越えればもう難所はないですヨ。奥穂もすぐソコです!」という僕の言葉に頷きはするものの、何だかもうヘロヘロでみなさん通過して行かれます。
やがてロープセットも完了し、念のためショートロープで確保しながら彼女を促して馬ノ背へ取り付くと、なんと見事なバランスと身のこなしではありませんか。
そのことを後で彼女に尋ねると、ヨーロッパのドロミテなどでロッククライミングの経験はかなりあるとのこと。
でもそれは全てプロガイドとロープをつないでのクライミングであって、馬ノ背のような岩場をプロテクションもなしにひとりで歩くなんて考えられないということでした。
「うーん… そりゃあ、彼女の感覚の方がもっともなのかもしれんなぁ… だいたいにおいて、麦わら帽子をザックにくくりつけたようなおっちゃんが、ヨタヨタと馬ノ背を歩いとることの方がオカシイよなぁ」などと思いつつ、その若奥様とロープをつないだまま小屋へと向かいました。
その道すがら、結局は馬ノ背で先行してもらった方々は全て追い抜いてしまい「こらぁレスキューせなあかん人を、オレは間違えとるんとちゃうやろか?」とつぶやく始末。
ーーーーーーーーーーーーー
困難というより、「危険」という場所に、危険への備えもなく、行くことにならないようにしたいものです。
大事な点は、危険が何か?を認知できるということ。
Subscribe to:
Posts (Atom)



