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Sunday, June 8, 2025

山や歩き

 山や歩き

英語での解説がありました。

https://www.facebook.com/reel/630724893315539

このように実例でどなたか周知用に動画を作ってくれないでしょうか?

北アでの登山道の荒廃がやむと思います。

Friday, December 14, 2018

体重60kg高さ3mからのグランドフォールで9kN

■ 意外に良かったナッツの強度

私が持っているメトリウスのウルトラライトアシメトリックカーブナッツの強度は

 No1~No5  =7kN
 No6~No10 =10kN

でした。
https://www.metoliusclimbing.com/curve_nut.html?fbclid=IwAR2dyVfDOfyAlVrrUHJ9038yiEcMllvt_gsV_nxXtx13iA8QLV-LKf0QosU

■ カムの強度

多くの人が持っているキャメロットC4は、強度は、サイズ別です。一般的に使うサイズでは、おおよそ10kN以上ありそうと覚えておけば、用は満たしそうです。

0.3=8kN
0.4=10kN
0.5=12kN
0.75=14kN
1=14kN
2=14kN
3=14kN
4=14kN
5=14kN
6=14kN



■ ボルトの強度は?

見た目より全然ダメ。過剰な信頼はしないほうがいいですね。とくにカットアンカー

ケミカル=13.8kN 8.6kN
グージョン=11.9kN 10.8kN
カットアンカー= 5.1kN 3.9kN  
コーン打ち込み= 6.1kN 6.3kN
オールアンカー= 3.2kN 7.6kN
(赤字:9kNない)

ただし、破断するまでには2倍くらいまで耐えれる。試したくないものです。
ロクスノ079号より引用

■ 一般的に人が落ちるときの衝撃荷重は?

体重60kg高さ3mからのグランドフォールで9kN

文登研の確保理論には、グランドフォールした時に体が受ける衝撃を計算した事例が載っています。

誰でも知っている事例として、12kNが人体が耐えられる衝撃の限界…。

ナッツが耐えられる衝撃は、7or10kN。ただ、ナッツが外れたとしても、そこで衝撃は多少吸収緩和されていると思います。

60Kg3mで9kN…という数字は、3m以上のロングフォールは基本的にランナウトであることを思うと、それ以上の衝撃荷重はなさそうですから、覚えておけば、色々と推測の根拠として使える数値のように思います。

■ 支点にかかる衝撃荷重は?

ペツルがクライマーが最も遭遇しやすい状況を設定して、参考値を出してくれています。

https://www.alteria.co.jp/sport/forces-real-fall/?fbclid=IwAR16R8_PXVaWv6Ip76wajLG2ZN1itdGj-lsOt5f6uBif_fB1zNintOAVRU4

落下率0.3(人工壁) 4kN
落下率0.67(マルチの出だし) 5kn
落下率1(マルチの出だし) 6kN

落下率0.3であっても、4kNかぁ…落下率0.3というのは1m置きにドローが設置されている人工壁以外ないですね~

一般的なフリーで、あまり激落ちしないタイプの人にありそうな路線は落下率0.67ですが、それすら5kN。

落下率1の場合だと、6kNと支点に全然易しくないです…ナッツ、ハーケンでは落ちれないと、ペツルでも言っている。

■ 結論

というので、フリーで確実に登れる、というのは、本当に大事なことです。

それ以前に、プロテクションが確実になるように、エイドで覚えたほうがいいと思いますが、それは落ちたときの保険を確実にするため.

ですが、たとえ、保険が確実になっても、危険は危険で、依然として落ちないほうが良い、ことには変わりないようです。

確実な支点セット技術を身に着け、フリーで落ちないグレードを高める。これしかないですね。

静荷重の登りと動荷重の登りは全く違うものだということです。

Monday, January 8, 2018

つぼ足

■つぼ足について

雪山を学ぶにあたって、習得する要素の一つに

つぼ足

があります。一般ルートのように滑落の危険がほとんどなく、傾斜の緩い、雪上歩行では、つぼ足を基本としたほうが、後々、高度な歩行スキルが身につく、と思います。

一般ルートで学ぶべきことは、高度な歩行スキルの習得、です。

アイゼンは、基本的に氷をとらえるためのもので、雪ではないです。氷化していない通常の雪では、キックステップとフラットフッティングで、たいていのところが歩けます。

もちろん、傾斜や雪の状態にもよりますが、雪=アイゼン、という自動思考は、必要ないです。

むしろ、キックステップが必要な斜度とフラットフッティングで十分な斜度の違いを、身をもって理解したり、逆ハの字歩き以外の足の疲れを分散させる歩きを工夫するためにも、初心者は、できるだけアイゼンなしで、雪道歩行してみることをお勧めします。

■ アイゼンが絶対いる山と、念のため必要な山が明瞭に分かること

…こう書くと滑落の危険があるところでアイゼンなしの人が出るかもしれないと思うので、念のため書くと、八ヶ岳赤岳は、12本爪以上のアイゼン必携で、仮に6本しか持ってこないようだったら、行者小屋待機が適当です…念のため。装備不足はダメです。

金峰山や鳳凰三山のように、長いけれど特に危険個所がない山では、つぼ足で大体のところが歩けます。これらは、アルパインの基礎となる山なので、ほとんどつぼ足で歩けて当然の山です。もちろん、コンディションによるので、アイゼンは必要な時はすぐにつけられるよう、持っていないといけません。

どのような道やどのようなコンディションでどのような装備が適当か、どのような技術が必要なのか、そうした見極め力をつけるのが、山とお友達になる、という登山という活動の楽しみ方かと思います。

■ 分かっていない人との軋轢について

こういうことが頻繁に山では起きています。

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同意致します。オーレン小屋前で、未アイゼンで歩いていたら、年配者に見下されました。フカフカ雪で、必要無しでしたが。その人は、高価なファイントラックの上着、無意味なリュックサックに付けた、無意味なカラビナ&スリングに、アイゼンでダブルストック。必要無しだろ?そう思いました。
ーーーーーーーーー

このブログで私が受けた一般登山者からのバッシングも同じく分かっていない人からのバッシングです。気にしないのが一番ですね!

どういうことか?と解説しますと、こうしたことが怒るのは、ある意味仕方がないのです。

雪の山がスタートの人と、雪の山がゴールの人の違いなのです。あるいは、赤岳がスタートの人と赤岳がゴールの人。

いわゆる一般登山で、スタートした人は、カラビナの使い方を知ることがありません。ので、スリングとカラビナは、アクセサリーとなってしまっても仕方がないのです。スリングも持っている種類が全く違います。簡易ハーネスを作るためのスリングと、支点用では、用途が違います。

ウエアが高級なのは、高額なクライミング用品を買いそろえる必要がないので、余った資金がウエアに行くためと思います。

クライマーにならない限り、アルパインへのステップアップ(本格的登山へのステップアップ)は、ありません。その場合、クライミング用品は買いそろえるだけで、だいぶお金がかかります。

また、講習会費用も掛かります。揃うまで2-3年は、高額なウエアに回すゆとりはないですし、ゆとりが回せるようになったころには、海外の岩場に行くほうにお金を回したくなってしまい、またウエアに行くことはない。そのころには、多少品質の落ちるウエアでも、リスクマネジメントできるので、高級なウエアは必要なくなっている…という循環になっていると思われます。





Wednesday, October 14, 2015

ギザギザがあるギアでロープが破断する強度

ペツルのタイプロックは、ギザギザが付いており、それがロープを噛むことで、ロープを掴む。
反対向きに無理やり引っ張ると、もちろん、ロープを痛めてしまう。

それは、ユマーリングに使うアッセンダーも同じで、どの製品もギザギザ(トゥース=歯)が付いている。また、その歯がロープクランプにより、よりガッチリ噛むようになっている。

したがって、ロープクランプより信頼性は高いがロープを切ってしまいそうだ。どれくらいの強度で切れてしまうのだろうか?

こちらのブログに詳細な記述があった。 660kgfで切れると言うことは、660kgで引っ張れば切れると言うことで、一般的な墜落での衝撃荷重より低いかもしれない・・・決してユマールに墜落する、ということはないようにしないといけないということだ。

さらに三分の1システムなどで、気軽に使うのも、660kgfを考えるとあまり良い考えではないかもしれない。


ユマール各種

小川山は空いていて、ユマーリングも練習した。

技術的に素朴な順に

 1)緩傾斜のプルージック登攀(ノットは一個)
 2)宙吊り脱出 (ノットは2個)
 3)ユマーリング (ノットの代わりに機械を使う)

は、みなベースとなる技術は同じだ。

フリクションノットで、落ちれば締り、それ以上落ちないという特質を使う。

ユマーリングは基本的にはビッグウォールの技で、後続が素早く登るために使う。そのため機械に慣れていて、素早いことが重要だ。普通にフリーで登るのと同じだけかかっていては意味がない。

私がやった中では、

 1)宙吊り脱出
 2)ユマール
 3)アブミでのエイドクライミング

の順に難しい・・・アブミを使うクライミングは支点に架け替えながら登るのだが、これがユマールよりは格段に難しかったと思う。理論上はアブミで、日本中どこだって登れるはずなんだが・・・(^^;)

実際はエイドクライミングってのはホントに難しいのだった。

しかもエイドより、たとえ登れなくても、易しい課題を自分でリードするほうがやっぱり楽しいかもしれない。

ユマールは、同じような製品を各種のメーカーが出していて、手に合っていることが一番重要だった。

http://www.geocities.jp/kyongsea/より引用 左がBD
ペツル 8650円
BD 8650円
コング 7980円
ロックテリクス 5008円
GM 4800円

価格でメーカーのランキングが分かってしまいそうだ(笑)。BDの製品はペツルと同じ価格を付けられるほど、良い製品なんだろうか?大体クライミング用品は、質実で揃えるとBDとなり、信頼性を最優先して価格を譲るとペツルになる。コングも高所作業では確立されたメーカーなのでねらい目なのかもしれない???



Sunday, July 12, 2015

正しいアブミの乗り方

正しいレスト姿勢1
 ■ アブミのレスト

昨日はアブミの練習をしてきました。

大体、山岳会では一通りの新人の訓練が

1)ロープワークをしっかり覚えさせる

2)最低限のクライミング力をつける

3)パートナーと初級ルートくらいには、つるべで行ける

4)エイド

となっています。

モノ覚えには個人差がありますし、使える余暇もひとそれぞれなので、早く覚える人とそうでない人では、年単位で開きが出てきます。

途中で、グレード追求に気持ちが傾いてしまうと、教えそこなったりもします。

私は去年はアブミは紹介を受けた程度だったので、今年はアブミ、使いこなし?

正しいレスト姿勢2
今の時代のクライミングではアブミが必要なことが少ないので、登れない人には緊急避難的な技術かも・・・と思ったのですが、むしろ確立した一分野かも?

ヴィアフェラータのように・・・。

エイドクライミングのルートというのがあります。

例えば 大ヤスリ岩。

それは初心者のころから、教えられていました。

ふむ~ 登りたいのかどうか、わかんない・・・

登山ってなんか時々騙されたような気がするときがあり・・・

それは、

登れないところが出てくる
↓
エイドが必要
↓
エイドの練習が必要
↓
せっかくならルートへ行こう
↓
ルート

と言う感じに時々、本末転倒している気がしないでもない気がするというか・・・、

どこか誘導されているような気がしないでもないと言うか・・・

よく考えると岩もそうで

ロープが使えないと危ない
↓
ロープワークに習熟するには
↓
岩場に行く
↓
支点があやふやだと危ないので、支点のしっかりした岩場

=難しいフリーのルート

という感じで、安全の追及だったのが、なんとなく登攀技術の追求にすり替えられてしまう・・・

 

でもまぁ登攀力をあげるのは、当然のことだし、知らない技術分野を知ろうとするのは当然のことなのですが・・・登山についての見識を深くする、という気持ちでいます。

■ スリップって防げるものなのだろうか?

本来、スリップというのは誰にでもあり、

 自分でコントロールできないこと

やってみた・・・難しい!しかもTR!
なのでは???

もちろん、雪崩や落石と同じでスリップする確率を小さくする努力はできる。

つまり、日ごろのトレーニング。

でも、どんなにすごい人でも、予期せぬ、スリッパリーな所はある。

ガイドさんだって転ぶんだし。

大体、登山で転ぶところって、難しい核心部ではなく、易しいところ。

気を抜くなと言ったって、気は抜くものではなく、抜く気がなくても、抜けるものなのだし・・・

アレ?なんか話が違うようになったが・・・

アブミ技術も使うか使わないかは、ともかく、
基本的な技術です。

つまり、山ヤなのにエイドを知らない、と言うのはモグリという意味です。

(注:フリークライマーはフリーを登るクライマーのことなのでエイドしなくていいと思います。でもエイドクライマーって言葉は聞いたことないなぁ・・・。でも、アルパインクライマーには、エイドは知っていて当然の常識的な技です。)

≪アブミ≫

・出来るだけ後ろのギアラックにかけないと足にひっかけやすい。

・リストループに手首を掛けると握力は使わないで済む

・アブミ本体を岩から離す

・乗るのは、4段目と2段目







 この本に基本的なことが書いてあります。

Tuesday, December 2, 2014

バックアップつき懸垂下降+指で作るムンター

■ 懸垂下降

懸垂下降は、言うまでもなく大事な登山技術です。で、知っておくべきことはいろいろありますが、最大のことは

懸垂下降は失敗が許されない

です。クライミングで落ちても登った分だけしか落ちませんが、懸垂で落ちると地面に着くまで落ちます。落下距離最大。

敗退に使う技術 = 守りの技術

であることも重要なポイントです。普通のクライミングは登ったら尾根を歩いて帰ります(笑)。懸垂が必要なのは、敗退の時です。逆に言うと、敗退できないのに登りに行ってはいけません。

■バックアップのこと

バックアップはトップで降りる人以外要りません。で、バックアップ以外にも、途中停止の方法はいろいろあります。

私が最初に教わった懸垂下降は、カラビナ+太ももがらみ でした(笑)。

大事なことは、懸垂下降している途中で止まりたくなったとき、両手を離せることです。

仮固定の結び目なども講習会では学びます。山岳総合センターでは、懸垂下降は、

 エクステンションつき+バックアップつき

で教えています。基本的に、フリークライミングではなく、前穂北尾根をリーダーで登れること、というアルパインクライミングのリーダーを養成することを目的にしているからです。

ですから、セカンドで登る普段は、シンプルにATCだけで降りていいです。が、それだけ知って、十分というわけではありません。それしか知る気がないと言うことは万年セカンドのつもりって意味です。

■ケブラーコード

これはアラミドという繊維みたいです。
これは懸垂下降で使っているプルージックコードです。エーデルリッドのもの。アラミドコードスリングです。 アラミドはケブラーのことです。ケプラーはデュポンの登録商標。

ケブラーコードは今まで切り売りしかなかったのですが、カラファテでソウン(というか圧着?)のものを見つけ、おススメされていたので買いました。1000円くらいでした☆ これは今見たらケブラーではなくアラミドと言う繊維ですが、用途は同じです。

他所でも見かけるようになったので、おススメ品だと思います。ケブラーは強度が強いので、ロープ径が細くできます。

すると何が良いのか?

巻きつけ系のノットは、巻きつけるコードと巻きつけられるロープとの径の差で巻きついている

ので細いほうが有利です。ケブラーのことは講習会の講師に教わりました☆

 ■ 懸垂セット例

 自宅には支点になるようなものがないので・・・
スイマセン・・・(^^;)

通常は

懸垂支点と
セルフビレイの支点は別

です。ここでは一緒になっています。

ランヤードは、私はPASにしています。

が、それ以前は、

120cmのナイロンスリングに、結び目

を作って使っていました。

PASがいいのはバックアップを付けた懸垂下降では、かならずエクステンションが必要ですが、距離の調節がしやすいことです。
 さらに、PASだと何が良いか?

というと、

荷重テストが楽

です。

←つまりこのように、体重を少しずらせば、荷重の方向が楽にずれます。

下のPASには、今荷重がかかっていないので、だらりん、としています。

荷重テスト

は、初心者は軽視しがち、です。

でも、いきなり体重を懸垂支点に掛けず、
信頼できる支点かどうか、確認してから、体重をかけるようにしないといけません。

これはノーマルな懸垂のセットで、

バックアップがついていません。

トップで降りる以外の人はバックアップ要りません。

ロープの流れはもうできているから、途中停止などしないですし、スピードが速すぎるなどの時は、先に降りた人がロープを引けば、停止するからです。


 バックアップを付けたところ。

この位置関係が重要。

下降器の下です。

握るとロープが出て、
降りれます。
 位置関係を分かりやすくしたところ。
 師匠からは、以前より、このようなセットも教わっています。

あまり使っていません(笑)

のは、カラビナが1枚余分に必要だからですが、

このセットで何も問題はありません。

下のビナにハーネスが付きます。
 ■ ムンターヒッチ(イタリアンヒッチ、半マスト)

ムンターはどんな作り方でもいいです。

重要なのは

HMS式のカラビナを使うこと

ゲートの向きに注意すること

です。

私の作り方は指です。
 できた!
 こうなります。
 ゲートにロープがかからないのが重要です。

クローブヒッチ(マスト結び、固定)
は、セルフビレイ用なので、片手で作れないといけません。

しかし、、ムンターは安定しているところで、基本的に使うノットなので、両手でもOKです。
 確保器に適合するロープの径はだいぶ違います。

左は、スポーツクライミング用の確保器なので、セカンドの確保用の穴がありません。ノーマルATCです。
シングルロープを前提にしているので、穴が太いです。

右は、本チャン用の確保器なので、セカンドの確保機能があります。

ATCガイドです。 ダブルロープを前提にしているので、穴が狭いです。

これは、一般に普及しているプルージックコードです。

結び目はダブルフィッシャーマンが決まりです。

このプルージックコードは太いので、

巻回数
相手になるロープの直径

で、何回巻くとプルージックが効くか?

が違ってきます。それはやってみないと分からないことです。
足りないと思ったら、巻きつけ回数を増やします。

巻きつけ系の結びには何種類もあり、プルージックやブリッジプルージックは両方向に動きます。
私はバックアップは、下にしか動かないクレイムハイストでやっています。結びは自分が良く利く、と思ったモノを選びます。


■まとめ

  • 懸垂下降は失敗が許されない
  • 懸垂下降は自分の身を守るための技
  • ケブラー
  • ランヤードはPAS(スリングで代用可) 
  • PASは荷重テストが楽
  • PASは長さ調整が楽
  • バックアップをつけるときはエクステンションが必要
  • セルフの支点と懸垂の支点は別に取る
  • ムンターでも降りれるとなおよい(カラビナ懸垂)
  • スポーツクライミング=シングルロープ前提=穴の大きい確保器
  • アルパインクライミング=ダブルロープ前提=穴の小さい確保器
  • プルージックは効きをその都度確かめる
■おすすめの書籍

『教科書になかった・・・』には、指で作るムンターが載っています。

『ロープレスキュー』は、この方面の権威、堤信夫さんの本で結びが網羅されています。めざしとかも載っています!


   

Monday, November 17, 2014

エイト環を使った正しい懸垂下降の手順




■ 念のためにエイト環も持っています 

懸垂下降は、確保器でやっています。 しかし、懸垂下降については、


  1. 通常の確保器
  2. カラビナ+ムンター
  3. エイト環


の3種類ともできるようになるのが大事だと思っています。 


  • 確保器を落とすことがあるし、
  • ロープが太くて入らない

と言うこともあるからです。

しかし、クライミングも慣れてくると、めんどくさくなってエイト環での下降はだんだんしなくなりました・・・

それで反省して、復習。

エイト環もたまには使わないと使い方忘れますね~(笑)

Tuesday, November 11, 2014

2本のロープの連結

■ネット依存症

どうも光回線の通信がおかしく、昨日家電へ電話がかかってきてから、ネットにつながったり、つながらなかったり、しています(--;)。

もっとも悪いのはメーラーで、私の設定はimapのため、通信できなければ、過去に自分が出したメールの内容さえ、確認できないのです…

受信もおかしく、受信したりしなかったりで、自動配信のはずのメールが来てません・・・ いったい、どこかで工事でもしているのでしょうか? なんかサイバーアタックでも受けているのでしょうか?!

ネットが光の大容量でないと、どういうことになるか?というと、我が家では、なんと普段聴いている音楽が聴けず、家電も受け取れないことになるのです…(T_T) 携帯も自宅では自宅のLANを拾う設定になっているし… 携帯で家電に掛けたら、つながらない!

ネットでかりん酒の漬け方を出したい!と思っても、情報が得れないとレシピだってないし…、秋だ!藪山だ!と思っても、国土地理院の地形図がダウンロードできない…というわけで、私たち夫婦は、NTTの光回線に重度に依存症だ。

買ってあるはずの地図を引っ掻き回したりして、本棚の整理にはなりますが・・・

しかたがないので、冬のセーターを洗ったりしていますが、これがお天気が悪いときていて、洗濯日和でもなく、また山日和でもない…

仕方なく、図書館に出かけてみますが、日ごろ、読みたい本をあらかじめネットで検索してから、欲しい本があることを確認して出かけているので、ただ出かけると所在ない…。

ぶらぶらと雑誌コーナーやら、お料理本コーナーをぶらついて、カリン酒のつけ方など探す程度で、イマヒトツ、いつもの調子が出ない…。

ので、家に帰って、結局、家の整理整頓をしています… 家がきれいになっていいな!

というわけで、所在ないときに書いているブログです。このブログを自分で見るには、なんと、携帯から見ないと行けなかったりして…(汗)

■ ロープワークを教えると言うこと = 責任重大!

今週末は、友達にロープワークを教えるつもりでした。 キャンセルになったものの、そのために取り寄せた『大人の山岳部』で勉強しています。

教えるとなると、責任重大なので人は真剣になります(笑)。

山岳総合センターでは、懸垂下降から教わったので、まずは懸垂下降を教えようと思っていました。

敗退の技術は、守りの技術だからです。

しかし、教えるとなると、過去の自分の疑問が色々とよみがえってきます…

まず、山岳総合センターでは、2本のロープの連結をスクエアノット+末端処理のオーバーハンドノットで習いました。しかし、師匠はエイトノットです。この時点で”?”となりました。で、ペツルのカタログはオーバーハンドノット2個です。ガイドをしている先輩は、ダブルフィッシャーマンです。これは様々な取材(笑)?の結果です。


  1. スクエアノット+末端処理のオーバーハンドノット
  2. よく丸めたエイトノット
  3. オーバーハンドノット
  4. ダブルフィッシャーマン


詳細は、すでに私が初心者の頃にブログにまとめましたので、割愛しますが、2本のロープの連結だけで、4つも選択肢があり、それぞれを使い分けるように、とは、全く右も左も分かっていない人には無理ではないか?と思います。

というのは、懸垂下降って、2本のロープを連結して終わりではなく、確保器のセットとバックアップのセットもあるからです。

うーん。

私自身は使い分けられますが…
  • 岩の割れ目に引っかかりそうなので、岩角で反転してほしいとき → よく丸めたエイトノット、またはオーバーハンドノット2個
  • 結び目を割るのが嫌な時 → ダブルフィッシャーマン、または対面系のノット、つまりスクエアや対面エイト
  • 径の違うロープを連結するとき → 対面系のノット 決してダブルフィッシャーマンや普通のエイトノットを使わない

です。結び目には色々特性があり、特徴を知っているのが重要なようです。

それと同時に、”べからず集”を知っているのが重要です。

  • エイトノットの末端を結び目に差し戻さない(ほどけやすいからと昔スタンダードだったそうですが、懸垂下降は、ほどけたら困る場面です!!)
  • エイトノットにするときは、よく反転させるため、あらかじめ良く丸めて使う
  • 結び目は移動するので、余分の長さをきちんと取る必要がある
  • 結び目が岩側になり、回収の時は岩側のロープを引く
  • つまり、結び目は支点の輪を通らない
  • オーバーハンドは、間違いが少なくすぐ結べるが、結びが閉まって解きにくい
  • ダブルフィッシャーマンも結びやすいが岩角に引っかかりやすい
  • 連続の懸垂の時は結びは解かないので解きやすさは関係ない


こういうのは、色々と本を読んでいると、ポロリと書いてあり、網羅的に書いてあることがないのです。

古い本には古い技術が、新しい本には新しい技術が書いてあります。

技術書の権威的な本は、国立登山研究所が出している『高みへのステップ』ですが、この本は最新が2000年と古くて、私が持っているのは1999年版です。確保器での確保ではなく、まだエイト環での確保です。(余談ですが、アマゾンで馬鹿高い価格がついています!) 時代は、もう15年も前進していて、この間の進歩はたぶん著しいので、あまり参考になりません。

それで、『大人の山岳部』を購入しました。大人の山岳部は、国立登山研究所で、講師をしている笹倉さんが、岳人に寄稿したものをまとめたものですから、現代版『高みへのステップ』と言えます。

で、こちらには

  1. ダブルフィッシャーマン
  2. フレミッシュベンド(対面エイト)
  3. オーバーハンドノット

の3つが紹介されていますが、どれにしろ、とは出ていません。

フレミッシュベンドという聞きなれないノット名は、対面エイトのことです。なので、2本のロープの連結については、別に新しい技術は出ていません。

結局、”初めて教わる人がたった一つだけ教わるとしたら、どれが良いのか?”は出てきません。
まぁ、2本連結でなく、1本のロープで降りることにすれば、別にそれでいいのですが…。

オーバーハンドノット
実際、私は最初に教わったスクエアノット+末端処理のオーバーハンドノットつき、は、実践では一回も使っていません。実戦ではいつも、エイトノットか、オーバーハンドノット
です。

それは、実践の練習は藪山や雪山で使うのではなく、ほとんど整備されたゲレンデの岩場だからです。岩だと引っかからず、反転してほしいからです。そして、どちらも結び目が動いたときに困らないよう、長くストランドを残しています。(径の10倍以上)

で、年配の人と行くときはエイトノット、若い人の時はオーバーハンドです。というのは、年配の人は、エイトノットに慣れているし、オーバーハンドノットって、いくら2個連結しても、簡単すぎて、不安になるからです。

で、この、人的配慮、コツまで教えるかどうか?も、悩みます・・・ でも、ありとあらゆることを教えておかないと、「嘘を教わった」と思われると嫌ですよね。

師匠がエイトノットでの連結を教えてくれた時、ちょっと不安そうでした。

・・・とまぁ、ここまでたくさんの説明をしても、たぶん、セットやら、なんやらでアップアップになるのです。結び目なんて覚えていないかもなー(笑)

一度ベテランの先輩と、全く初めての新人(30代の男性)を教えたら、終了点で、セルフを取る前に墜落しかけ、私が慌てて、彼のセルフを掛けたこともあります。

ので、一応のセットができるまでは、人工壁でのマルチ練習にさえも連れて行けません。

というわけで、人助けも一苦労ですが、こうやって教える側になると、責任を感じて色々と勉強をするので、教えるのは自分のため、です。

余談ですが、ロープを購入するときは、周囲の人と径を揃えておいた方が無難です。径が違うと、2本連結して懸垂下降したい時に色々配慮が必要になりますし、懸垂でなくても、トップロープでも南沢大滝のように、連結しないと、届かない場所もあります。