Thursday, October 15, 2015

良きメンバーとは

■ 山と助べえ

 ・酒乱の男が好き、とか、
 ・浮気性の男が好き、

って、女性がどれくらい、いるのかどうか?疑問です。誰ですか、山岳会でのセクハラを我慢しろなんて言うのは・・・。そんな神みたいなことは他人に強要できません。

例えば、山には地図を持って行かないとダメだというのは、押し付けであると師匠に指摘されました。

しかし、私は山に地図を持って行くべきだ、というのは、個人の意見の押し付けではないと感じました。

■ ボトムライン

一方で、人目を畏れる人は、 何を言われても自分が非難されていると感じる、ということがあります。それはその人の問題で私の問題ではないかもしれません。

やはり、山が基本的に危険であるという前提を考えた場合、一般常識だけを拠り所として

 安全を考えると、体重75kg以上の人はクライミングお断り

とか、

 ビレイできるようになってから、岩に行くべし

とか、

 山行計画は各人の力量にあった計画を立てるべし

とか

 皆で山行計画の妥当性を検討すべし

とか

 雪山で酔っぱらいはご法度

とか
 
 読図は登山の基礎である

とか

 装備不足は危険である

などは、万人が納得できることではないでしょうか。

■ 油断や慢心

私自身もまた、油断や慢心は、気を付けたいと思っている点です。人間は安きに流れる生き物です。

個人で山に行く場合より、団体で行くようになると、甘えや隙ができるということは、誰であっても、あり得ることです。

ですから、未組織登山者としてやっていく方がよりシビアであると思います。隙や甘えのできようがありません。 

 ・誰かが地図読みはやってくれるだろう

 ・行ったことがある人がいるから大丈夫
 
 ・自分はついて行くだけでいい

 ・経験者(リーダー)が判断するから、任せておけばいい

そういった認識が、雪山やバリエーションルートでは特に危険です。

 ・リーダーはメンバーがサポートすべきもの

 ・各人が自立した登山者であるべき

という点について、異論がある人はまずいそうにはありません。

良きメンバーとは、一緒に行くことで安全性がより高まるメンバーである、ということも異論があるとは思えない。

一緒に行くと、一緒に行かない場合より、より山行が困難になる関係は、もはや協力関係とは言えないのかもしれません。

無料のガイドツアーとうまくいっている山岳会の境界線は、実は髪の毛のように細いものなのかもしれません。

私はメンバーを見て山行を取りやめたことがガイドツアーでもあります。お金を払って、自分で行くより危険と分かっているツアーに有料で行くことは合理的でないからです。