今日は、思い立って、ワインを買いに甲府駅まで出かけたのですが、結局、何も買えずに帰ってきてしまった・・・
桔梗ヶ原メルローとメルシャンの白「甲州グリ・ド・グリ」。
私は、赤ならメルロー、白ならソーヴィニヨン・ブラン系のが好きなのです。
赤でタンニンが強いワインは苦手です。白も辛口フルーティが好きなのですが、シャルドネは、カリフォルニアで、だいぶ飲んだので、もう飽きちゃった・・・。始めがシャルドネなんです。
甲州はギシギシしていて、イマイチだな~とおもったりしていたのですが、甲州にも色々あることは分かるようになってきました・・・。
結局、気に入っているのは、先日スーパーで買ってきた、マンズワイン(キッコーマン)の甲州・・・(^^;)
庶民で、スイマセン・・・
なんとテーブルワイン価格です!900円!
日本のワインなのに安い!おまけにプラスチックボトルなので、これは山で使えそう!
あっという間に飲み干せそうですが・・・
山梨ならでは、の強みの一つは登山の環境が素晴らしいことですが、別の強みとしては、山梨県は、日本の国産ワインのリーディングリージョンということがあります。
私はもともとワインが好きなのです。カリフォルニアではシャルドネばかりでもう飽きました。大阪では、会社帰りにエノテカで美味しいパンとワインを買う。
それで、山梨に来て当初は、山梨ではワインの勉強でもして過ごそうかな~とか、思っていたのですが・・・
・勝沼朝市に行ったら、これまで飲んだことのない、驚くべき、まずさのワインを飲んだ・・・
・飲んだら運転できないので、ワイナリー巡りはあまり水が向いていない
・近所の酒店によると、同じ価格なら、フランスワインの方がおいしい
・ワイナリーに行っても見たが、あまり個人客は歓迎しないようだ(なんか迷惑そう・・・)
というわけで、さっさと登山に鞍替え(笑)。
■ 山梨ワイン学講座
ところが、去年から、ご縁があって、山梨ワイン学講座、というのに出ています。
これが素晴らしい会で、山梨のワインって行けるんじゃないのーっ!と意見を変え中。
ワイン学講座・・・去年の最初の講座がショッキングだった・・・功労者の県職員の方が、いかに干されたかという話が初回でした・・・なんだか本当にお気の毒な話でした。
で、今週末はブドウの収穫体験するので、今、ワインの本を読んでいるのですが・・・『山梨県のワイン』山本博著です。
で、この本によると、
山梨県のワイン業界は、伏魔殿と言う業界人さえいるのだそうです・・・ 伏魔殿!!
・実態が実は良く分からない
・世界のワイン事情が激変していることを地元が知らない
・悪いブドウから良いワインを作るのが醸造家だという古い認識が残っている
・古い生産形態、制度、気風が品質向上のネックになっている
・新しいことをしようとすると抵抗に遭う
・ごまかしや不誠実が後を絶たない
・不正やまやかしものを排除する感覚が鈍すぎる
・内部的には色々お互いに事情がわかっても、外部にはかばい合って真相が告発されない
・非常に誠実に取り組んでいる生産者はいるのだが、そうした生産者とそうでない生産者が他県からは、識別できない
・「誠実」とは、言いかねるワインが残る体質
・消費者の無知に乗じて、ごまかしをする
この本は古く、2008年の本だから、7年前の本です。だから実情は変わっているかもしれないです。
うーん・・・なんか・・・登山の世界とも似ているかもしれないような???
良く分からないけど、体質的に似た気配を感じてしまう・・・・