■ 幸福を考える
山の師匠について、今日は振り返ります。
実は、望外の幸運に恵まれて、今の私があります。望外の幸運というのは、私はホンモノのベテラン山ヤを見つける才能があるらしい、ということです(笑)。
私が知っている方は皆、実力者揃い!
自分でも驚いているのですが、そのような実力者になぜか導かれ、ここぞというタイミングで出合います・・・きっと目がハートマークになっているに違いありません(笑)。
そうした出会いが、何によってもたらされるのかなぁ・・・と思わないでもなく、ラッキーな人には、それなりの義務があるように感じています。どちらにしても、ともかく感謝しています。
振り返ってみると、知り合った当日から、お慕いしている方に対しては、直感のようなもので、ホンモノだ!と分かっていました。
なんで分かるのか?そこは謎ですが、これまでの出合いをまとめておきます。
■ 成長の軌跡
私は自分に山のスキルが不足していることを自覚しています。
それで、その時その時で不足している技能について、主体的に教えを乞う、ということになるわけです。
大雑把に言って、このような流れで、今まで成長してきています。だいぶ宿題が溜まっているので、宿題消化しないといけないかもしれない。
三上ガイドとの出会い
・読図が山の基本であると言うこと
・何はなくともセルフビレイ
師匠
・岩の基本
・ルートへ出る基本
・アイス基本技術
・山では創意工夫が大事であること
・登山史の尊重
保科ガイド
・アイス入門
・アイスクライミングの技術
リーダー講習
・夏山机上講習
・雪上講習
・レスキュー入門
・ツエルト泊
無名山塾
・雪テント泊
・雪中行動
後藤ガイド(沢講習)
・沢入門
・沢基本
山岳会
・スポーツクライミング
・ビレイ
・フリークライミング ちゃんと教わっていない → ちゃんとした講習会に出るべき?
オールラウンドという目で見ると、一通り各科目で、入門は終わり、フリーも岩も沢も経験を積み上げる時期に来ています。雪に関しては、経験はすでに登山年数とのバランス以上にあるようです。
経験を積み上げる時期に入り、困ることは、経験を積むための環境です。私はそれには
・自分より上の相手に、技術的に一つ上の課題に連れて行ってもらいつつ
・同レベルの相手とレベルにあった場所に行く
の2つのラインが必要だと思っています。
無雪期 → 困難度を高めた中・上級ルートで限界を伸ばす時期
雪 → 中級者向けの山で、ステップアップの時期
岩 → 入門ルートを片っ端から登って経験を積む時期
フリー → 右も左も分からない
アイス → 入門ルートを自力で登って経験を積む時期
沢 → 自力は許されず1級程度の初級ルートを登り込む時期
■ 教えることはできなくても・・・
基本のスタカットなどは、キッカケをもらって以降は、自分で独学して分かるようになりました。
教えてくれる人が、私を特別にたくさん教えたわけではない、と思います。
ラッセルも自分でしたし、読図も自分で覚えたと思います。スタカット(リード・フォロー)もそれだけを考えて、ひと夏過ごしました。
一昔前の、山岳会の新人に、一般的に与えられる教育が10とすれば、私はおそらく、3~4程度しか、受け取っていないと思います。
つまりルーキーとして入社したのではなく、最初から、中途採用です。
習熟させるために何度か同じ手順を練習させる、なんてことは、してもらったことがありません。できていないことをできていないね、と指摘されて後はお終いです。習熟するのは生徒持ちです。
他の山岳会の新人教育の濃さを聞くと、羨ましいなと思います。
新人に必要であろう経験の量的に、私の経験量は、かなり控えめあり、その控えめな中で、高いアウトプットを期待されているような気がしてプレッシャーに感じていることも否めません。
このブログがそう感じさせるのかもしれませんが、専任講師で手取り足取り教えてもらっている、ということではまったくないのです。
むしろ、その逆で、私が教えてもらっている状況は、大概の場合、他の新人さんのついで、程度の扱いです(笑)。
大抵の教える相手にとって、私自身が本命、ではないということです。他の本命新人さんのついで扱い、程度の扱いで教わってきています(笑)。
もし専任講師的な誤解があるとすれば、それは私が、一つの教えを深く掘り下げるから、でしょう。
■ 出会いのまとめ
三つ峠 地図読み
三つ峠追悼登山
楽しいクライミング三つ峠
安全管理が本チャンのキモだということをまなんだ機会
アイスでルートデビュー
本チャンへ行くために何をしたらよいかの検討
いかにして本チャンへ至ったか
御坂山塊の研究
気分が乗らないときは登らないことの重要さ
自分の山を探して研究中
自分の山を探して研究中
■ ワクワクしない活動
・自己顕示欲のための登山
・山をみない人間中心の登山
・人間的堕落を助長するための登山
・運よく死ねたらいいなという刹那的登山
・愛する人の気を引くためにわざと危険に向かう登山
・山の数コレクションのための登山
・数値を追う登山
・GPSをナビに使う登山
・ぺちゃくちゃするための登山
・連れション登山
・自己陶酔のための登山
・山の弱点を突かない登山
・人工物を頼りにする登山
・腕力さえあれば登れる岩
・最初からセンスで勝敗が分かれているようなクライミング
・登れっこない場所のクライミング
■ 今の目標
・多少空腹でも動けること
・多少ストレスがかかった状態でも、適切な判断力を失わないこと
・岩登りの基本を身に着けること
・適切にプロテクションを設置できるようになること (カム・立木など)
・ダブルで適切にロープの流れを作れること
・トップロープで登れるところとリードで登れるところの差を埋めること
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