Wednesday, October 7, 2015

ギブ&テイク ・・・ 山岳会を考える その7

今の世界では、

先輩が後輩を無償で指導するという昔ながらのシステムが風前の灯火

と言われています。

先輩後輩でなくても、教え合ったらいいのでは・・・?なんて思うのですが、どうでしょう?

今日は、入会希望で来てくれていた人に

・リードフォローの確認
・宙吊りからの脱出
・ビレイヤーの自己脱出
・3分の1システム

を教えました。岩に行くなら、行く前に最低限知っておくべきこと。

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娘さんは山岳部らしいので、山岳部に拡散したらいいなぁと思い、お願いしておきました。教わった人が、誰か一人に教えると、総量で見れば、減って行かないハズなのですが、なぜか減っていくアルパイン人口。

ということは、教わっても教えない人が、相当数いるということですネ。

連れて行く、というのは、半分は自分の喜びのためにすることですが、教えるというのは、復習。

今日は公園でやったので、道行く人が興味津々・・・何をしているの~とおじいさんは驚いた様子。

でも、人工壁でしても支点がないので、立木がいっぱいある公園の方が、よりリアリティがあって良いかなと思い公園にしました。正解でした。これが正解と分かるようになったのは、自分が山でリードした経験ができたからです。

立木に支点を取って、リードしてもらい、終了点で確保してみてもらいましたが、まだ岩ではシステム構築は無理そうです。でも、こういうアタフタする時間が誰にでもあり、それを一緒にやって成長して行くのが、山の良いところかなって思うのです。

ロープワークが終わった後は、ICIへ寄り、その後、ピラニアへ立ち寄って、リード。

一応先輩役なので、トップロープを設置してあげ、最後は、私も今まで登っていなかった10.Bを登って、クールダウンへスラブ壁へ。

その後は、解散。私はボル壁で幾つか課題を登って、自分の限界をあげてから帰りました。

■ 時間はかかるもの 

本に書いてあるような内容は、全部口で言ってもいるのですが、たぶん、人の理解には限界があるので、やはり教わったことを、咀嚼して理解するには1年くらいかかるだろうなぁと思いました。

こちらは一回目の記事。

私も、最初のころ、だいぶ本を何冊も読みました・・・

アルパインクライミングの本では、菊地俊之さんの本がおススメです。

あとはクライミングギアの紹介本は、買わなくてもいいのですが、ロープに種類がある、ということを知ったりするのに役立ちました。

今日は、彼女は、ICIでケブラーのプルージックコードと、マムートのエイト環をお買い上げ。エイト環は、私もずっと持っていますが、確保器があると使わないので、たまには使かっておかないと、使い方を忘れそうになります・・・(^^;)

 カンプリフトロープが元祖らしいです。  アマゾンで買うと高い。アラミド=ケブラーです。

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