今日はヨガを教える日でした。帰りにお月様がとても美しかったです。大体、夜教えているので、帰りに月夜だったり、星のきれいな夜だとうれしいです☆
考えてみれば、大阪にいた頃は、空自体が身近ではありませんでした。
何しろ、通勤半分以上、地下鉄なので。オフィスがインテリジェントビルだった頃は、空中廊下でつながっていたくらいで、雨でも晴れでも曇りでも、大して関係なく、そして新築マンションの売り言葉は、”雨でも傘なしで、濡れないで通勤できる!”です。
都会では、すべてができるだけ自然と接さず、人間の都合だけで、世界が回るほうがベターだという、価値観に支配されていたような?
そして、それは甲府のような田舎町でも同じような???
自然の美しさを愛すと言うよりは、自然からできるだけ影響を受けないで暮らす、という方向に偏りがちな気がします。
そうすると、自然の脅威に、足元をすくわれる。
登山が良いのは、自然とはそういうものではないと分かることなのかも?
自然の中では、常に美しさと厳しさがセット販売です。月が美しいのは、空気が凍てついて乾燥しているから。
こういう夜はとても寒いですが、月の美しさに見とれて歩いていたら、寒さを忘れます。というか受け入れられる程度のことになります。
アイスクライミングも、とっても寒いですが、楽しさが勝って、寒いのをうっかり忘れます(笑)
でも、寒さが苦手だからアイスクライミングはしないって人もいますし、雪山は寒いから雪山には行かない人もいます。行ってみての感想だったらしょうがないけど、まだ行ってみていない人は、ためしに行ってみたらいいと思います。
私は都会にいるころは、寒いから、とか、アブナイから、という発想で、自然にかかわるアクティビティは、周囲から反対されまくっていた気がします。
たしかに私は、山岳部のイメージの体育会系とは程遠く、そもそも、運動そんなに好きでないですし… 文系女子ってだけでなく、都会派女子でした。オフィスではスーツを来て、パソコンを前に過ごすのです。
でも、そんな私でも、ゼロの初心者から、丸々4年で今のところまで来ました。
だから、きっとほとんどの人は、寒さとか体力とかは大丈夫ですし、やってみて、「あれっ?この寒さで、この面白さならやってみたい!」と思うかもしれません。先入観を外してやってみたら、実はけっこう・・・となるのかも?
きっと、すべての活動がそうなんではないかしら?と想像しているのですが…違うのかな?
自然に限らず、どんなことでも、苦のほうにフォーカスしていたら、一歩も進めない。けれど、楽の方にフォーカスしていたら、苦の方には気が付かないで済んでしまう。
それが、苦と楽のどっちに焦点を当てるか?という物事の表裏一体の本質ではと思う。
それを自然の美しさと厳しさのセット販売で学べるのが、登山の良いところだなって思うのです。
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