今日は山梨ワイン講座の最終回でした・・・
私のもっぱらのテーマは
今を生かす
です。山梨に夫の転勤が決まった時には、お先真っ暗!と思いました。
それは私の失職が確実だったからです。執筆や、マーケティング、広報、翻訳や通訳などと言う仕事は、基本的に本社機能に属すので、本社=都会、田舎では、仕事がないことは確実。
九州では福岡だったのでプチ東京でどうにか仕事はありましたので、商社で新事業場開発部という部署にいました。
しかし、そういう”本社”が期待できない土地にいては・・・・というので、仕事をすることは早々にあきらめました・・・
一時は東京に出稼ぎに行ったくらいですが、一か月で2点居住は意味なしとあきらめました。かくなる上は、とメルボルンに留学しましたが、内容が易しすぎて微妙・・・アメリカを知っている身には難しく・・・・
結局、山が残りました・・・ が、やはり山梨はワイン王国なので、ワインを買う生活は続きました。
山梨では山梨産ワインもいいけど、輸入ワインのレベルも高いです。ワイン販売店が多いからかなぁ?
今はもっぱら、山でワイン、を目指しています。山梨の山小屋ではおいしいワインがもれなく飲めるといいですね~。県産ワインにこだわらなくていいのでは・・・
地域資源という言葉の中に、山梨の人の意識の中には、山が全くない!それは本当に驚異するくらいないです!
なんでなんだろう?!
大町や富山と比べ、山梨県民は山なんてまったく度外視です。枯露柿のほうが意識に登るくらいです。360度山なのに!
山麓にぶどう畑を作り、ぶどうに適した乾いた気候は、太平洋気候と内陸型の気候・・・つまり八ヶ岳、南アルプス、そして東アルプスに要塞のように守られているからこそ、なのに・・・。
灯台下暗しとはこのようなことだなぁと思うワイン講座。農を営む人が山の恵みに思い至ることは、かくも難しいことなのだ!と思う今日でした・・・
山梨でワインが美味しいのは山のおかげです。
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