Wednesday, December 10, 2014

タイトルを戻しました

■タイトルを戻しました

このブログは、最初

Small Steps to the Snowy Mountains

というタイトルだったのですが・・・私たち夫婦は、雪山で登山を始めたので。

次に より内容にフィットしていそうな

ガチ山女子日記

に変更しました。しかし、問題勃発。

ガチはガチでも、純然としたスポーツとしてのアルパインクライミングを考えているだけの人が、集まってしまった! 私は登山をスポーツとはとらえていません・・・師匠からも、スポーツとしてのみ、捉えてはダメだ、と言われています。

ので、タイトルを、より自然派、つまり、自然を先生にして、自然の在り方から学ぼう、という人が来てくれるように変えました。

Naturalist’s Mountains

です。またガチに戻しました。より検索キーワードにヒットしやすいほうが良いので・・・つまり、NaturalistとかMoutainsって一般名詞なんです。特殊なキーワードでないとネットの世界ではヒットしません。

しかし、これも実態とマッチしているわけではないので…より良いタイトルがいいので、何か良いアイディア、ないですかね…

豆スープ オールヴィーガン 
私は、”山女”と言えるほど、まだ山に親しんでいないし…、”やまんば”というと奇抜なメイクの女性になるし…、”山ガール”は、四角さんに商標登録されていると思いますし、ガールって年齢でもないしなぁ。”岳女”は、あまり普及していない。

”山歩きニスト”とか、苦労して考えたんだろうなぁっていう言葉を作っている人もいるので、きっとみんな苦労しているんでしょうね・・・ なぜか時代は、普通に”登山者”って言う言葉では実態を正確に表しづらくなっているようです。

『大人の山岳部』って本がありました。 「大人のOFF」とかっていう雑誌もあるし、Girigiriボーイズさんに代表される、イケイケアルパインクライミングの、血気盛んなイメージがなくて、落ち着いたアルピニズムを感じさせ、いい線かなぁと思って、検索すると・・・、大人の…に連続する言葉は、どうも違う…(汗) 方角的にマズイ。

というわけでより良いタイトル模索中です。 

■ 「家事もっとやって」

我が家は、私が登山にハマって、夫唱婦随の反対バージョン、婦唱夫随ですが、そうなって、夫婦仲はとても良くなりました

のは、なぜか?

って思うと、私は大阪にいた頃は、普通にフルタイムでお勤めしていたのですが、

夫: フルタイム労働のみ

妻: フルタイム労働 + 家事労働

でした。 断然労働の量としては、妻の分が圧倒的に多いわけです。 単純なフルタイム労働のみを比較すると


夫: フルタイム労働 10 +家事手伝い 1 =11
 
妻: フルタイム労働 8 + 家事労働 9  = 17

って感じです。 つまり、夫は11しか量的に労働をこなしていないのに、妻は17なわけです。

収入的には、夫の収入で二人とも生きられるわけなので、共働きは妻の分の収入が余剰となって、豊かになっていくわけですが・・・。つまり8が余剰です。

一般に稼いでくる金額は、日本の社会では同じ労働をしても男性が多くなるように配分されていますので、男性のほうが多いのは普通だと思いますが、時間や労力は女性の方が、細々したことが多いため、忙殺されています。

逆に家事は、男性はやらないのが、普通という古い価値観のまま、価値観の更新が遅れているので、例えば、冷蔵庫の中の在庫管理(笑)、トイレットペーパーやティッシュなどの商品補充なども、男性は自分の責任とは感じていないと思います。

つまり何に役割責任を感じるか?というと男性は稼ぐことだけの場合が多いのです。家庭運営では、あまり責任を感じてはいません。

大概が、妻に「ないよ~」と言えば、翌日補充されるのを期待していますし、冷蔵庫に賞味期限切れの物があれば、「忙しくって忘れているんだな~」とは思わずに、「あ~サボってる~」と思うと思います。

これが、共同責任者としての視点であれば、ティッシュが残り少なければ、「補充しておいたよ」、賞味期限切れがあれば、「捨てておいたよ」、となるでしょうが・・・。

そこは、責任感が育っていないわけですね。 

というわけで、妻族のストレスの主たる原因は、夫族が”対等のパートナー”になっていないことです。ビレイパートナー化していません。

例えるなら、賞味期限切れは、リードクライマーがついランナウトしてしまったみたいなものです。

クライミングで言えば、夫族は基本的に”自立したセカンドクライマー”にさえ、なっておらず、終始”ガイド登山状態のクライマー”を連れているような状態です。我が家もそうです。

”自立したセカンド”だったら、ゴミ当番の時に、テーブルの上にある古いバナナも一緒に捨ててくれるはずです(笑)

おおよそありそうな図は、妻族が帰宅してバタバタと夕食の用意に取り掛かるのに対して、夫族はソファにごろんと座って、「ご飯まだ?」

夕食のテーブルセッティングをしてくれるような、”自立したセカンドクライマー”は期待できず、悪いのになると、妻が休憩もとらず(取れず)、バタバタ支度したのに、「今日はカレーがいい」などと言って、出されたハンバーグを食べない、などという甘ったれもいるわけです。なら、自分で作れ!つまり、自分でリードしてみなはれ!

つまり、家庭におけるリードクライマーは妻族、で負担は120%です。

一方、共働きになって、一般社会における女性は、とうの昔に”自立したセカンド”担っています。

・・・という公式のために、妻族は常に夫族に「もっと家事して」と言い続ける、という結果が導かれるわけです。

100組いたら、98組はそうなのでは?

■ エンドレス

もう一つの要因と言うのは、勤務時間があるお勤めと違い、家事がエンドレス労働なことです。

エンドレスと言うのは、どこまでやっても完璧がないことです。

しかも、家事って、例えば、使えば汚れますよね。 なので、永遠に終わりがないのが普通です。

・完成点がない
・区切り点がない

ので、同じことを、永遠に繰り返すのが家事ですが・・・その場合に、汚す対象が誰か?というと主に自分以外です。

妻は最初から汚さないように使うのです。トイレも汚さないように使うし、キッチンも最初から汚さないように使う。お風呂は入りながら、掃除します。

で、そのような場合に、汚す人はだれか?というと…夫になります。夫や子供には、

 汚したら掃除、(汚す→掃除)

という、ごく当然の”原因と結果の法則”の流れの中に、自分が含まれていません(汗)

暗黙の想定は

(自分が)汚したら(別の誰かが…係りの者?が)掃除

です。

別に妻の担当と思っているのではなく、漠然と、自分以外の誰か、が、そこにいるわけです。

たぶん、それは死んでしまったとはいえ、”お母さん”なわけですね… ちゃんとした大人でもそうです。

だって山小屋で男子トイレを掃除すると壮絶です。お尻の穴が火焔噴射機なんじゃないか?ってくらいに便が壁も床も一面に噴射されています。

女性なら、普通は自分が噴射した便は自分で回収します。トイレットペーパーはあるんだし、噴射直後のほうが取れやすいからです。掃除しやすい。

でも男性のおトイレでは、間違って便器の蓋の上にしてしまった大便でさえ、そのまま置いてあります。

つまり、汚したら掃除、の一連の流れに、自分が含まれていないのです。

つまり、対等のパートナーどころか、ガイド登山状態、赤ちゃんと同じ状態です。

文字どおり、自分で自分のケツが拭けない…

で、掃除をしない夫族は、これと実は構図的に同じなのです…。

たとえば、立ってやると、おしっこを便器の外に飛び散らかすので、妻に座ってしてほしいと言われて憤怒する男性は多いですが… それは妻の掃除負担が大きいからです。

夫のおしっこで汚れた床をふきふきする妻族は多いですが、妻の経血で汚れた便座カバーを洗ってくれる夫族が、どれだけいるでしょうか? 血って落ちないんですよねぇ。

これでいかに家庭内において、夫族が自立していないか分かるでしょうか…。

これら二つが、仕事をもつ妻族にとって夫族が重荷である理由です。家事は断然、独身の方が楽です。

■ 妻も趣味を持つと良い

しかるに、甲府に来て、私は失職したので、手元には、ありあまるフルタイム勤務分の時間ができました(笑)。

で、しばらくは家事を趣味にしていました。

が、これはマズイ。

なぜなら、家事を趣味にすると、私の”完成された家事”を阻害する、主たる要因は夫、になるからです。

そこで、作戦変更。

週末に出かける趣味を持ってみました。

すると… 散らかった家が気にならなくなりました☆ パチパチ~

つまり、家事は、やりたいことをスムーズにやるための副次的な位置づけになったので、家事自体を目的化しないでいると、妻族は心穏やかでいられます。

家事ができない=悪い妻説、気にしない♪

そして、夫はというと、週休二日のうち、最低1日は、自分の時間に使えるので、家事をしない反省をする、心のゆとりもできたようで、たまに「今日はお風呂を洗っておいたよ」とか言ってくれます。

私はフルタイム労働の過酷さに精通していますので(笑)、勤め人が一人になる時間を持つことの重要さを知っています。

ので、夫が週に一日は一人になりたい、と言っても別にいいのですが、かといって、私にどこか行けと言われても…、行くとこ、家しかないと、家にいないといけない。

■ 妻が出かけ、夫が家にいる

家というか家庭に居場所がないせいで、登山に出ている男性もいるようです。これは役割を妻と交代したらいいんですよ。

「今日は僕が子供を見てあげるから、一人で出かけておいで」と言えば妻は感激します!

妻が出かけて息抜きし、夫が家にいて息抜きすればよし。

第三の解は、なんでもいいのですが、我が家は 山。

我が家では、夫は、妻が一人で、山岳会の仲間と登山に出かけてくれて、ホッとしていると思います。

妻は妻で、平日は夫につくし、休日は自分の好きなことをするってので、満足しています。

 家事がデキル=良い妻

という公式を手放すことが、妻族には必要かと… 家事ができるなんて、どっこにも正解がないものを求めると、ストレスで死にます。それに夫が敵になってしまいます。

夫族はとうの昔に

 稼げる =良い夫

を手放しているんですしね(笑) お互いに完璧を求めない。足りないところを補い合うのでなければ、一緒にいなくていいのですし。

家事は死なない程度にできればいい。散らかってきたら、家事より重要な他のことをやっていた印、と思えばいいんです。

せっかく二人で幸せを築いて行こうね!って言って、結婚というパートナーシップを作ったのに、反目していては幸せどころではありませんしね!

2 comments:

  1. title考えました。「お山が先生」とか。

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    1. ありがとうございます! なんか、工夫してみたいですね。Moutain as a teacher とか?

      さっき、間違って別のコメントを消してしまったのですが・・・

      なぜ98組の女性が、そのような男性と結婚してしまうのか?

      それはたぶん、

      ・家事は半分こね♪と言っても最初のうちだけ
      ・夫も家でクタクタ
      ・妻の方が理解していて、家事を教えるのにそもそも莫大な時間がかかりすぎる
       (まるで初心者にマルチピッチを教えるようなものです)
      ・の結果、妻がやった方早いから、と諦観してしまう
      ・サボった方が勝ちと言うゲームを家庭内で演じている

      でもまぁ、互いに、家事ができる以上に好きな点があるから、結婚しているのでしょう。離婚の理由に家事ができないってありなのかなぁ?

      結婚するときに、”妻という名の家政婦”を期待していそうな人とは結婚しないことですね!

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