Saturday, December 6, 2014

11月の反省&セルフレスキュー

今日は図書館に来ています☆ 県立図書館は岳人の古いバックナンバーがいっぱいあります。

■ 11月の反省

雪が降っていること確実な南ア 甲斐駒方面




11月はこれまで夫と雪山足慣らしの月にしていたのですが、今年は夫が昇格研修で忙しくしており、月末に予定していた燕山荘をキャンセルしたため、まだ足慣らしに行っていません…。

マズイなぁ…。アイゼン歩行を練習しなくては…なのですが。

登山は山梨での生活を充実させるため。

なので、山に振り回されることは嫌なのですが、最低限のことはやっておかないと、肝心の”自分の山”にも影響がでます。

ので、要反省かな?!

11月は雪山足慣らしの他、何ができるか?というと、藪山の月です。

が、今年も藪山派の同好の士を見つけられなかったので、熊が出ない時期まで待とう、と言うことになりました。やっぱり山梨は獣の気配濃いんですよね・・・。行きたいな、という山を検索するといきなり熊に会った話とかが、ヒットしてしまいます(笑)。これは秘境も一般ルートも変わりないんですよね。熊は5月は高山、11月は低山なんです。

■ 焚火&ホットワイン@藪山?!に取り組み中

藪山方面の私の希望は、”焚火&ホットワインの会”山行です(笑)。 今研究中です。

しかし、となると、電車で行ける藪山が良いと言うことになり、研究中です。車だとお酒は飲めない。しかし、焚火したいとなると藪山限定です。

■ 背中を押すもの・・・

さらに、ここのところ、お寝坊続きです。一人だと、ちょっと背中を押すものがないと…、甲府盆地は山が荒れていても、ポカポカ日和りなので、つい、山に行きそびれてしまいます(^^;)。

結果、あまり11月は山行が充実できなかった…(汗) 11月はやっぱりクライミングジムの1か月券を買って、ジムに通いまくるのが良かったかなぁ・・・できること、あまりないので。

■ 古い岳人おススメ!

今日は岳人の1998年7月号を読みたいと思ってきたのですが、17年前の古い岳人…のほうが私が読みたい技術的な情報が満載のような気がします。

登山の歴史を知らないので、なんとも言えませんが、現在って、なんだか登山の盛り上がりではかなりローな感じなのかも?

良く分からないですが、今の『山と渓谷』や『岳人』より、なんだか内容が充実しているような気がします。どうしてなのかは謎ですが。

■ セルフレスキュー

その中に 『山のセルフレスキュー』という連載記事があり、菅原愛里さんというセルフレスキュー研究会の方が、「一歩間違えば危なかった私のお粗末お話しします」という記事を書いています。

仲間の度肝を抜いた異常なセッティング、と称して…彼女が何をしたのか?というと、

 1)リード後、終了点で「カラビナのゲートが開く」ということがすっぽり抜け落ち、
 2)ロープ末端をカラビナに通した (つまりアンザイレンを解いた)

のだそうです… ひえ~! 確保ゼロ。セルフも取っていなかったそうです。

 初心者は想像もつかないことをしでかす

まさにその通りですね! 

実は、私もまったくの初心者で沢に行った時、アンザイレンを解くという致命的な判断をしたことがありますが、それでもカムの支点にセルフは取っている状態でした。カムは信用できていないから、体重を預けられず、すごい火事場の馬鹿時からで乗り越えました。その時の詳細はこちら。

http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/06/blog-post_24.html
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/06/blog-post_23.html


さて、古い岳人の、この記事によると

ゲレンデデビューから半年目
・万年セカンドからの脱皮をはかりつつあったある日のこと、
・セカンドで経験済みのルート
セカンドでスムーズに登れるのだからリードも問題ないはずと思っていた
・それまで立木に下降点を作ったことがあっても、壁の途中に作るのは初めてだった

です。つまり、この時期はアブナイってこと?

さらに

 無意識にやっていたのではなく、当人の意識は始終はっきりしていた、

にもかかわらず

 常軌を逸した行動をとっていた

そうです。やはり初心者はとんでもないことをしでかすものですね!

対策

パニック状態なので、黙って見守る

です。あとで教える方がパニックている人にその時、教えるより良いということですね。

パニックに陥る。その本当の怖さは、本人が自覚できないことにある

そうです。私もそう思います。

■ 初心者がいるときは2名以上で

最近師匠に初心者を連れて行くときは、かならず2名以上で、と言われました。

私も先輩には世話になり、今度は自分が誰かに恩返しする番だと思ったので、初心者の方をマルチに連れて行ったことがあります。

岩場で一度懸垂のセットを見せて、私が先に降りてから、足があって立てる立木で懸垂下降のセットを自分でやってもらおうとしたら、全然分かっていないことがありました。

初心者の人の「分かっています」は言葉でなくて、行動そのもの、を見ないといけませんね。

■セルフレスキュー

私は最近、技術のための技術に陥っているよ、と師匠に指摘されて、そうかしら…と不安になっているのですが、やはり、岩をやる限りは、最低のセルフレスキューは知っている必要があるという意見は変えることができません。防御の技を作ってから、攻撃が私の順番です。


  • 宙吊り脱出
  • ビレイヤーの自己脱出
  • 3分の1引き上げ 
  • 救急救命法


は最低の最下層かも・・・? しょっちゅう使う技術でないので、シーズン初めにどこかで確認が必要で、それが11月ってことになりそうですが(笑)。家で3分の1システムを作れる柱がないのが悩みなのですが…テーブルの足かなぁ…(笑)。

救急救命法は日赤で格安で受けることができます。私も受講済みです。実は止血得意(笑)

今年は、指導員のほうの講習に出ても良いカモとは思ったのですが辞めました。これから先は、守りの業ではなく、自分のしたいこと、つまり子供たちの冬キャンプボランティアをしたいと思っています。私の作戦は、守りの技を作ってから、したいことをする、という作戦です。

■ ヤマケイの技術書

ヤマケイテクニカルブック『セルフレスキュー』からの抜粋です。

1)リスクの分析
・2大遭難事故原因は、転滑落と道迷い
・甘い認識

2)各登山形態においてのリスク分析

中高年登山
・自己の能力の過大評価
プライドとメンツ
・持病による突然死
・加齢による記憶違い

→対策 誤った判断をしそうになったときは、はっきり指摘する

パーティ登山&単独登山
・登山届
・リーダー以外はどこに登るのか、どういう山なのかについて知らない
・勝手気まま登山下山もバラバラ

ツアー登山
・ガイドの経験不足
・見知らぬ者同士のパーティ
・お金を払っているのだから登らせてもらって当然

→ 受け身の山登りではなく、主体的に山と係ろうという姿勢

ハイキング
・道迷い
・下山遅れ
危険生物

→ヘッドライトを持つ

沢登り
増水の危険
・徒渉
・落石
・低体温症
・危険生物
・救助が困難

→レスキューの実践

雪山
・雪崩れ
無知&慢心
・低体温症
・凍傷
・アイゼン歩行
・ホワイトアウト

→雪崩れレスキューを実践しておく

クラミング
・転落
・プロテクションの崩壊
・落石
・すっぽ抜け
慣れ&慢心

→良く理解する、ヘルメットを被る

≪一般登山でのレスキュー装備≫
補助ロープ
スリング 120cm ×2 60cm×1
カラビナ 安全環付1 × ストレートゲート2

≪クライミングでのレスキュー装備≫
デイジー
スリング 120cm 1 
フリクションノット用のスリング(40cm) 1
プーリーつきカラビナ
ATCガイドタイプの確保器
プーリー
タイブロックとオーバルカラビナ
ユマール

今日は早寝しなくては~。明日はクライミングです☆

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