Saturday, December 6, 2014

沢にいかに取り組むか作戦

■ 来年の計画?

今年はずいぶんスタカットの理解のために、お金も労力も時間も掛けました・・・いやぁ、大変だったな~(^^)。 

ジムの費用、小瀬人工壁の費用、小屋バイトをしなかった分の赤字、クライミングの本を買ったり、DVDを買ったりした費用・・・シューズやぬんちゃくなどのギアはもちろんですが、だいぶかかりました。でも、全体で報われたかなぁ・・・。

前穂北尾根は大きな転機でしたが、発見したのは、伝丈沢みたいな自前の山も好きだということです。

”会心の山”に必要なのは、長い準備期間なのかも?

来年は、私に必要なのは、沢だなぁ・・・と思っています。

が、沢も雪と同じで、ハイキングレベルから、ゆっくり成長しようっと。

急ぐとアレコレ、怪我や上手く行かないことが増えます。

■ グレードの考察

登山は歩くモノですが、段々傾斜が強くなってくると、2本足で歩けなくなり、クライミングになってきます。

が、ロッククライミングは、5級がスタートです。 

4級がなくて、いきなり、5級からスタートなところって飛躍では・・・? 一般的にクライミングから入った人は登攀力はありますが、歩く力が余りないようです。で、同じく一般的に歩ける人はクライミング力がないみたいです。私は後者で、長時間長距離を歩けますが、クライミング力は今一歩です。

一般登山道は2級です。で一般登山道の3級には、くさり、がついています。4級ってどこにあるんだ?というと、岩場にはありませんから、どこにもないんです・・・。

 1級 歩き (ハイキング)
 2級 岩稜  時として手を使う
 3級 3点支持が必要、初心者はロープが必要
 4級 ロープは必要だが、プロテクションはイラナイ
 5級 プロテクションが必要なフリークライミング
 6級 エイドクライミング

今、私はクライミングは、外岩5.8とか5.9とかを頑張る段階ですが、それって、すでにだいぶ上の方の技術ではないのかしら?と・・・。

5.10a が、”限界”グレードって、笑っちゃうくらい、フリークライマーには易しいです・・・。

でも、今、私が行きたいところに行くには、もしかして、十分なクライミング力何では?って思ったりもします。

というのは、太刀岡山ってすごく難しくて、私は嬉しいと言うより必死だったからです(笑)。フリーの岩場ってのは私には、まだ早いのかもしれない。

クライミング力を上げるには、易しいところをとにかくたくさん登ることですが、それには外の易しいルートが良いわけです。

しかし、岩ではそのような易しいルートはほとんどなく、それに相当するのは、実は沢ではないか?と思います。

■ 今の私の沢グレードはどのくらいか?

私が行ったことのある沢は、とっても少ないです。

が、自分が何ができて何ができないかくらいは判断できるくらいの素材がもうあるかもしれません。

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≪My沢リスト≫
2014年10月16日   金峰山 伝丈沢・金石沢 
2014年8月24日     大菩薩 大鹿川ズミ沢 自前沢 1級
2014年6月25・26日  丹沢 沢継続 金山谷沢、檜洞沢、ユーシン沢 
2014年6月12日      丹沢 モロクボ沢 1級

2013年10月12日・13日 奥秩父 笛吹川東沢釜ノ沢東俣 1級上
2013年6月23日      御坂 芦川横沢 沢で岩登りデビュー 2級上

2012年7月22        奥多摩 海沢中流 ツアー

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考察します・・・ 東沢釜ノ沢、登攀が大変だったんですよね。これは私には難しく感じました。 丹沢の沢継続は、登攀的に難しい箇所はありませんでしたが、沢歩き的に、ゴーロ歩きが大変でした。

芦川横沢は、最後の大滝を除き、チョックストーン8m滝だけでしたが、登攀力は難しいと言うより、ギリギリな感じでした。

海沢は釜があって泳ぎが出たので、泳ぐときは絶対にロープが要ります。ここ中流だったので水量が多かったです。

モロクボ沢は危険があったのは一か所だけです。が、一人で行くのはどうかと思います。

初めて行った自前沢の、ズミ沢ですが、これは、小滝が連続して楽しく、私はこれが技術的にはちょうど良く楽しめる場所でした。

伝丈沢・金石沢継続は、技術的にはゆとりがありました。WW的な沢でした。



■ ウォーターウォーキングのグレード

沢は普通に歩くところでも、普通の登山とは歩き方が違うような気がします。私は登攀ではなくても、置いてきぼりになります(笑)

一級上の東沢釜の沢が難しいなら、グレードを下げて、そこから練習しないと。つまり、

今は1級の沢を一杯行った方が良い

と言うことになります。そこで、最近『ウォーターウォーキング2』を買いました。歩く沢のルートガイド集です。

WW【ウォーターウォーキング)とは?

  • 沢歩きと言うより、沢・水と遊ぶ
  • 景勝地を眺めるのではなく、水流を歩く
  • なるべく危険な滝がない
  • 滝は巻くことができる
  • 稜線まで上がらない
  • 短時間
  • 容易に引き返せる

ウォーターウォーキングは通常の沢グレードより、さらに下です。

6級篤志家向け 南ア 大井川倉沢
5級熟達者向け 奥利根 利根川本流
4級上級者向け 南ア 黄連谷
3級中級者向け 丹沢 西沢下棚沢
2級中級者向け 丹沢 小川谷廊下
1級初級者向け 丹沢 葛葉川本谷   W4級 上越 湯檜曽川黒沢
                          W3級 丹沢 世附川三ノ沢
                          W2級 丹沢 中津川杉ノ沢
                          W1級 丹沢 世附川大棚沢
                          W1級- 丹沢 中川西沢

W1級 ほとんど歩き
W2級 3m前後の滝があり、登攀グレード2級程度。
W3級 一般的な沢登りでは一級の下。
W4級 3m前後の滝があり、登攀グレード3級。しっかりしたリーダーのもとで行く。

つまり私のグレードは、大体ウォーターウォーキングWW3級~4級のあたりかと・・・。まぁ、初心者なので、当然といえば当然ですね。

ウォーターウォーキングは一般的な沢登りの人が沢登りとは認めないような場所です。

■ WW3級~4級を歩くノダ!

というわけで、歩くべきグレードはそのくらいです(^^)。

しかし、山梨では、沢をやる人が多くなく、平日に同行者を見つけるのはたぶん、無理なので、私はこの方面でも単独を目指さないといけません。

単独?!え~ダメダメといいたくなると思いますが・・・方策はあります。一般道と並走している歩くだけの沢。ズミ沢はそのような沢でした。ので、単独でも行く気でした。が、伝丈沢は、ズミ沢より登攀的には易しい沢でしたが、山深かったので単独リスクは受け入れられないと判断しました。

というわけで、単独リスクがないウォーターウォーキングな沢てどこかなってのが課題です。

≪山道と並走している沢≫
大菩薩 真木川 恵能野川中流 5月上旬 W2級
中津川 鎌倉沢 W2級
笛吹川 峠沢 w3級ー
奥秩父 滝川本流 W4 7月下旬 並走しているが釜がある 夏におススメ☆

ズミ沢に加えて、あと4つあれば、何とかなりますかね~。まずは登山道を歩いてみなくては。

ちなみに同行者が期待できる場合は、これより上の1級の沢を歩いてみようと思っています。

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