Monday, November 16, 2015

久しぶりのアイゼントレ予定

■ 明日の準備中

明日は久しぶりにアイゼンを履く。5月の連休がアイゼンの最後の出番だから、5月2日から履いていない・・・とすると、大体半年・・・。

半年って短いようで、長い。今年は夏は短かった。大体、夏の暑さで体調を壊して、秋は調子が悪いのだが、秋と言っても、それは9月の話で、9月と11月は2か月も違う。なのに、それを秋は大抵引きずり、寒さに当たってから、本調子になる・・・という繰り返しを毎年しているような気がする。

秋は、例年雪を先取りしに行くのだが、今年は先取りではなく、名残を惜しむ山をしたような気がする。

■ 12月のための山

12月はもちろん、大事な山行としては、お正月がある。・・・と言っても、今年はお正月山行は、大きな山にする予定はなく、夫と行く山にする予定。貴重な休暇が無駄になるのに、去年で懲りてしまったのだ。

どちらにせよ、アイゼントレが必要なので、今年は、気の早いことに11月からアイゼントレ。と言っても、まぁそんなにすごいことをする予定ではないが。

ただアイゼントレっていうものは、毎年毎年同じことをやっておくことに意味がありそうな気がする。

例えば、私は朝に太陽礼拝を必ずすることにしているが、毎日同じ時間に同じことをしていると見えてくるものがある。

山では、何かあった時のトレーニングよりも、何かを起こさないためのトレーニングのほうが重要なので、そういう意味で、やっぱりアイゼントレが一番重要かな~と思ったりする。

滑落しなければ、レスキューはないのだから。

■ ユマール

今日は、お給金でユマールを購入した。片手8900円 ×2で、2万円ほど。

正直、セカンドでユマールを使って登らなければならない山に行く予定はない。

ユマールより先にフリーを頑張れ!というのが筋のような気がする。




その上、私が行きたいアルパインルートは、クラシックルート。三級、4級が主体で、基本的に5級は稀なので、それくらいは登れよ!ってレベルだ(笑)。

・・・ということは、あまり頻繁に使う道具ではないだろうし、私のような初心者レベルの人は、ユマールを買うより、1ヶ月ジム通いしたほうが有効なお金の使い方かもしれない・・・とも考えた。

が、例えば、私がガマルートを練習したい時、夫が使えそうだな~と思ったので、購入に至った。なにしろ、夫はまったくクライミングなんてしたくないのだからして。

基本的な悩みは練習に付き合ってくれるビレイヤーがいないことなので。

■ さっそくチェック!

しかし、取説を見ていたら、ちょっと謎が。ユマールって、右と左をセットで使うように習ったんだが・・・

この図だと、足も腰へも右のユマールに結わえてあるんだけど・・・?



別の使い方もあるのだろうか?

■ ユマール

実はこの器具、ユマール と言ったが、商品名はアセンジョン。

本当は、アッセンダーというのが、総称だが、ティッシュのことをクリネックスと言うように、ユマールも総称になってしまっている。

アッセンダーの中には、

簡易アッセンダーの タイブロックやロープクランプも含まれる。もちろん、ただのスリングだって、プルージック登攀ではアセンダーになりうる。私は片方スリング、片方ロープクランプで、宙吊り登り返しをすることが多い。

ユマールは、昨日見た『エヴェレスト 3D』にも出ていた。 顧客たちはフィックスされたロープを、ユマールで登る。この図、マンガの岳とか、別の物でも一般登山者の目に着く箇所に出てくる定番なのに、高所登山の経験がある友人が知らなかったんだが、なぜなんだろう?

フィックスロープで使うユマールは、自己確保のカンタン版、という感じなのだが、映画では、2回ほど、転落者が出ていて、後続者を巻き込んでいた。それじゃ自己確保になっていないんじゃないかと思ったりもしたんだが、どうなんだろう??? ペツルは苦情を寄せないのか?

印象に残ったのは、ダグさんが自ら確保を外して、ルンゼのトラバースから、谷底に身を投げるところ・・・あのシーンは誰も見た人がいないのだから、フィクションだと思うが、フィックスロープに、ぶらんぶらんと揺れるユマール・・・がとっても、印象的。悲しく切ないシーンだ。

明日はユマーリングで、アイゼントレ予定。

ロープ径が重要だが、

8mm ~ 13mm

とある。

イマドキ、13mmのロープなんて見ない。

シングル 9㎜後半

軽量シングル 9㎜前半

ダブル 8㎜中ごろ

くらいが標準的だが、ダブルの7.5㎜だとこの器具は使えないので、いくら軽量化したくても、あまり細すぎるロープだと、今使っている器具が使えなくなることがあるので、要注意だ。

ユマールは、登る、ということから見ると、多少、邪道な気がするが、高グレードの登攀では、世界のクライマーたちも使っている。

もしトップだけがロープワーク”高速化”の練習をしたくて、セカンドはさっさと登ってほしいというケースが出てきた場合にも使える。



2 comments:

  1. >足も腰へも右のユマールに結わえてあるんだけど・・・?

    セルフビレーをとりなさいという意味だと思います。
    左も同じようにするのです。

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    1. なるほど、了解です。ユマール用のアブミも買わなくては。

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