Thursday, November 19, 2015

トレーニングでボルジムへ

■ 理想の一日は疲れる?!

今日は、理想の一日を過ごした・・・はずなんだが、なんだか疲れたなー(とほほ)。

朝から歩荷トレ。その後、ボルジムへ。

その後、普通にボルダリングしたのだが、今日は久しぶりだったせいか、主婦業と両立したせいか、エライ疲れた。

■ 今日のメニュー

今日はムーブの基本が学べると言われている6,7級の課題から取り組む。 黄色課題の足限定だけに習熟する作戦。

というのも、いつもムーブ解決する前に、腕力が尽き果ててしまうから(笑)。今までは、それで持久力UPに取り組んでいたのだが今日は持久力は後回し。

普通のボルダリングというのは、どうしても、外岩と、どうつながっているのか、よく分からない。

でもムーブは習得したい。黄色の足限定課題は、ムーブ習得に向いている、と聞いたので、それを主目的にした。

まず2本はアップ。6本やって、大体全部登れたが、ムーブが一部不明な時は、イチイチ悩まず解決してもらって登った。そもそも解決力がないんだから、教えてもらう方が早い。

1本目: 前はできた課題なのに一撃ならず。立ちこみ系。2回目で成功。
2本目: ステミングの後、手に足立ちこみ。普通の人は届く一手が届かないが、2回目でなんとか。
3本目: ギリギリ一撃
4本目: 2トライ目で登れた。
5本目: まったくムーブ不明で教えてもらったら、できた。横の立ちこみと正面の立ちこみ。
6本目: 2トライ目で登れた。

これを2巡しようとしたら、だいぶ疲れていて、3本目で、めんどくさい・・・と感じることを発見し、2巡目はやめ、グレードを下げることにした。めんどくさい=ヤル気減退、だからだ。

ワンランク易しい課題へ。全部登れるから6本次々やって、7本目で、もう指が開いてくることを感じたので、もう終わりモード。

これで2時間。あと30分はオマケ。

少し休憩して、腕を追いこむためトラバースへ。トラバースは持久系だから。今までは3回はできたのに、今日は一回でもうギリギリ。残りは、まだ疲れていない体のために、かぶっていない壁までとし、2回。

・・・ということで、トータル 2+6+3+6+トラバース50手=18課題くらい???

ボルダリングの課題は、短いので量が数えづらい。ルートなら大体何ピッチ登ったかで量が計れるんだけど・・・。

今度から手数を数えよう。平均5手としたら、100手くらいになることになる。まぁノルマ消化かなぁ。

今日はリード壁はしなかった。意識したのは足。

■ ムーブの習得が分からない

正直言って、ボルダリングが、私の楽しい外岩の何に役に立つのか、やっぱり、さっぱり、よく分からない(笑)。

ボルダリングの壁はかぶっているので、腕力はつくんだけれど。でも、いつも、外岩でもアイスでも、もっとムーブが繰り出せたらいいね、と言われるため、そうか、と思い、

ムーブ習得=人工壁

かなぁ・・・と観念している。

でも、観念しても、やっぱりよくは分からない・・・。

アルパインのベテランは、外岩の5.10代くらいはスイスイ登る。それにジムの壁も上手に登る。

それを見ていると羨ましいなぁ~と思うけれど、ジムをカンバって、外岩が登れるようになるとは、到底、思えず・・・。ジムのお兄さんだって外は外だという。

でも、そのお兄さんだってインドアジムも外岩もすごく上手なのだ。

それに意味が分からなくたって、体はなんとなくでも、色々な情報を蓄積しているらしく、私は5.9はオンサイトできるようになったし、それに、不思議なことに最近は、前に登れなかった被ったハングが越えれるようになった。すごく不思議だなー。

別に、何か真剣な努力をしたわけではなく、ある日突然、登れるようになったんだけど。

(登山やクライミングが特別な努力だという指摘は、この際、除外)

ジムに行っていても、この課題が登れるようになりたい!という強い気持ちが湧くことはない・・・し、ボルダリングして、凄く楽しかった~満足~、という気分にも、実はなかなかなれない。

一つ一つの課題で使っているムーブが、なんていうのなのか?自分でもイマイチ分からないし・・・。

例えば一回目で墜ちて、2度目で登れた時、なんで登れたのか?も、よくは分かっていない。

どういう時にどういうムーブを繰り出すべきなのか?というのは、さらに全然わからない。

・・・というわけで、クライミングの才能がありそうには、自分では到底思えない・・・(^^;)。

■ アルパインの人とフリーの人

しかも、周囲の男性クライマーを見ていても、アルパイン系の人は、みなあんまりジムには熱心ではない。

でも、フリーが上手な人は、間違いなくジム通いしている・・・(汗)。

アルパインの人はみなジム通いが苦手で、しかも、男性でも、グレードを聞いてみると、わたしと大して変わらなかったりして、他人事ながら、自分を棚に上げて、うーん、みんなもっとクライミング力上げた方がいいんじゃないの~と思ったりする。 背が高い分、有利だから、私と同じくらいなんて、おかしいなーと思ったり(^^)。

でも、確かに、登りを見ていると、3点支持は安定していて上手だな~と思う。大体アルパインの人は、みなスラブに強い。

でも、フリーのムーブはまだまだだな~と素人の私が見ても分かる(笑)。

フリークライマーの凄い上手な人を見てしまって、目が肥えてしまったのだか、フリーが上手な人というのは、分かるんだな~。

でも、自分はその”上手”組には入っていない。それも分かる。

上手組でない、という自覚がアルパイン系の人には、みんなある。私にもある。

だから、「クライミングまだへたっぴ」なんて言われると、「よくぞ分かってくれました!」とうれしくなったりしてしまう・・・(笑)

そうなんですよ!私くらいのクライミング力は、クライミングのうちにさえ入っていないんですよ!

しかも、下手だという自覚があるのに、インドアジムでのクライミングへの情熱というのは、なんだかイマイチ火がつかない。

それでいて、沢やら、バリエーションルートやらで、かなりの悪場は、すでにこなしているので、外では、それなりに強かったりする。

大体私の沢デビュー、2級の滝からだし・・・あれはスタンス極小で悪かった。

アルパインの人は、悪い条件には強い…のは、アルパインって、たぶん、いっつも条件が悪いからだと思う。

沢の岩はぬめっているし、岩に地衣植物が着いていて滑りやすかったりするし、イマイチ、フリクションが・・・という条件下にあることは結構多い。

私もアイスでも、滝の氷が薄くて下でじゃーじゃー流れているのに登ったりしている・・・(汗) そういうのは、登れるのに、垂直のツララは登れない・・・。

結局本番に強いということになるんだが・・・いいことばかりではなく、フリーなのに、すぐAゼロしてしまう。

もっと自分に厳しく追い込まないと、クライミングは上達しないのに、落ちないように登る癖がついているのが、フリーとは対極になってしまっているのだ。

結局、最初は、補助的手段に頼って、徐々にフリー化して行く・・・という登山史と同じ流れを、登山者の個人史でもやってしまう・・・

つまり、最初は先輩に連れて行ってもらうからセカンド、トップロープで登る、次にAゼロで登る、次にリードで登る・・・だ(笑)。

墜ちれないから・・・とは言うものの・・・トップロープで登れたら、当然すぐリードできると思っているのがアルパインしかしない人だったりもし、すーぐリードする気でいるんだが(私もそうだった・・・笑)、リードは、途中で色々作業があるので、トップロープとは大違いだと、初心者の時点では、まだ気が付いていなかったりするだけだ(笑)。

ただリードするだけじゃなく、オンサイトは、さらにタイヘンで、ルートファインディングやムーブ解決不要で、すんなり登れないといけないから、トップロープで登れたグレードが、ハイ次!と、オンサイトできるわけではない、ということにも、単純に気が付いていなかったりもする。

山の世界では、ちょっとだけ他の人より登れる人が先にリードして、フィックスを張ってくれるのだが、フィックスで登れるのと、リードが雲泥の差、ということに、まったく気が付かないのがアルパインでフォローで登っている間だ。

フォローで登っていると、精神的負担ゼロなんだが・・・フォローとリードの雲泥の差にはなかなか気が付かないんだな。

そこら辺の理解が難しいのがアルパインで、5.9のクラックと言うと、5.9=易しいからクラックに触ったことがなくても、のぼれるんじゃね?という印象になる・・・

けれど、どっこい、5.9は全然難しいノダ!5.12くらいはジムで登っていないと、5.9のクラックで、何があっても決して墜ちない人、フリーで登る人には、そうそうなれない。

それに、なにしろ、プロテクションが皆無なのだ!クラックは!クラックでトップロープを張ってくれる人は本当にすごいと思う。

登山のヒストリーが飛躍的に伸びたのは、フリーが出てきて、皆が登れる力を付けたから、と言われている。

それは、墜ちることが可能になって、いや墜ちても生きていることが可能になって、挑戦する幅が広がったからだと言われている。

・・・ということは、本当はフリーの時は落ちるまで登らないと、せっかくフリーをしている意味がないといえば、ない。・・・んだが、なかなかそういう風に思考を切り替えるのは、難しい。

墜ちるのが嫌なのだ。それほどまでに。

逆に、フリーやスポーツクライミングで、落ちる癖をつけてしまうと、安易に墜ちて危ない、とも、言われている・・・。

確かにフリーの人は、アルパインの人と比べて、安全管理に関する意識が非常に低い。ノットも支点もあまり研究していないし、敗退の技も身についていない。(でも登れるから、超危ない)

・・・というような事情を総合すると、5級ではなく、その上の、5.12とか5.13で決して落ちれないクライミングをやっている、世界の最先端の方たちって、ホントにすごいな!と思う・・・

でも、そういう人たちもボルダリングであくせくして、クライミング技術をあげたのだろうか?

なんだか、そうとは思えないなーと言う気がするんだけど・・・。

ということで、ジム通いは、やればやるほど、高難度マルチをやる人って本当にすごいナーと思う。

私は平均的な人なので、自分自身としては、5.10Aがリードできるようになれば、まず満足、と思っているのだが、それはあと1グレードアップぐらいなので、それだとボルダリング課題に落とし込めば、6級、せいぜい5級とかでしかなく、ボルダリングでは、4級以下でないと、全然クライマーとは言えないと言われているので、まだクライマーにさえなっていない(^^;)。

・・・まぁ、結論はボルダリングって難しい~って話でした。

ああ~疲れた~。


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