■ 登山計画から始まる夢
≪登山計画≫
↓
≪登山実行≫
↓ → 計画とのかい離 = 遭難
≪登山記録≫
という簡単な行程になる。
■ 登山計画の立て方
私がやっている方法ですが・・・
≪地図を見る≫
↓
≪ルートに赤線を引く≫
↓
≪距離と標高差を見る≫
↓
≪コースタイム見積もり≫ 基準: 300m 1時間
↓
≪コースが含まれる、もっと広い山域の概念を掴む≫
↓
≪アプローチ試算≫ Google先生で車、もしくは駅の所要時間計算
↓
≪過去の記録検索≫ 要点を探る
です。
■ 要点の把握
・危険個所はどこか?
・早出早着
・危険個所は、下山行程で通らない
・急な方を登りにする
・迷いやすい箇所 緩やかな尾根
・人的要素
・核心は何か?
・体力
・アプローチ
・重量
・地図読み
・ルーファイ
・テント泊技術
・虫
・日焼け
・空腹
・水
・クライミング
・転滑落
・疲労対策
などなど・・・色々あります。夜間視力は加齢とともに衰え、見えない=リスク計算ができないので、夜間行動はできるだけ避けます。
■ ベテランの知恵?
私がベテランに教えてもらいたいなーと思っていることは、こうした計画を立てるときの計画の立て方です。
きっと他にも色々と手段があるはず・・・
■ 山行のための山行
例えば、〇〇山に行きたいとなった場合、計画をしていると、その山に必要なスキルが未習得だった、という結果になる場合があります。
例: 北岳バットレス第四尾根に行きたい
その場合は、行けないのはなぜか?要素に分解します。
1)本チャンで、5.9がムーブ解決せず登れるためには、外岩TRでは5.11くらい必要
→ フリークライミング
2)本チャンで、13ピッチが時間内にこなせるには、ルーファイ、ロープワークの慣れが必要
→ ルーファイ もっと易しい岩場でルーファイ力を磨く
→ ロープワーク 三つ峠 60~80ピッチを経験する
3)行動のスピードが必要
→ 一緒にテント泊縦走をして行動スピードのすり合わせをする
これらの習得をまとめると、習得に1~3年程度はかかりそうですから、目標の山がどれだけ大きい山か?ということが分かると思います。
そういう風に山を登ると、登れた時の感動はひとしおです。そういう感動こそ、山で得るべき感動。
ちょっとずつ、そういう感動の山を増やしましょう~。
■ 年間スケジュール
そうなると、年単位の努力スケジュールに乗っている必要があるわけです。
登ろうと思っていきなり、5.11が登れればそりゃ楽ですが。私なんて、5.7(誰でも登れる)から、5.9へ行くのに、一年半はかかっています。
おまけに体力というのは、水もので、すぐなくなります(--;)。
体力は基本なので、基本がないと・・・残念賞ってことになりますから、そうならないようにする、ということで、トレーニングの山が必要に。
でも、そういう風に山を組み立てることで、
山が生きがい
になる、ということは間違いないです。
■ 山行前のシミュレーション
あと、カンフル剤的に役立つのは、山行前のコソ錬です。
コソ錬って、コソッと練習することですが、
・ノット
・テントの組み立て
・ワカン、アイゼンの履き方
・ガス、コッヘルのリハーサル
・新しい靴の履きおろし
などです。
食当になったら、コソ錬して、皆に食べさせる食事を一回は自分で食べ、必要な鍋のサイズくらい、シミュレーションしてこなくては、山に対して、礼儀を欠いたことになります。
なぜなら・・・山でいきなり本番は何事にもないからです。
テントを張るにも、一回家でやってみると、色々分かります。・・・というか、山が好きな人は、テントを買ったらうれしくて、早速テントを張ってみたいと思うハズです。
そうすると、色々と課題が見えてきます。たとえば
・このテントを張るのに、どれくらいのスペースが必要か?とか
・ガイラインの先に何を付けるか?とか
すべてのことが、他のギアにも言えます。
・ワカンを買ったら履いてみる → バンドが長かったから切る
・確保器を買ったら、取説を見てロープを通してみる
そういうことが積み重なって山力へ。
No comments:
Post a Comment