■ 曇りのち雨
今日は夫と乾徳山でも歩こうか・・・と思っていたのに、あいにく天気が悪い。
平日の連チャン快晴予報・・・山には大チャンスと思い出かけた先日の山は、本当に大快晴で、雨の心配は一切いらなかった。
むしろ、快晴過ぎて、冷え込み、フライシートに氷が付くほどだった。晴れ=寒い、の法則だ。
■ 食当はムズカしい → 個食がベターでは?
前に、男性3、女性1の4人パーティの食当をしたとき、4人の食事に米3合にしたら、「少ない」と苦情が出た。
けれど、先日は、一人100gの計算で豚肉を入れた豚汁をペミカンで作ったら、「多い」と苦情が出た。
アルファ米の一人1パックは多い、そうだ。
しかし、それはその人、個人の話で、他の人をそれに合わせていたら、少ないのではないか?と思う。
私は個人に割り当てられた食事が余ってしまう方だ。小柄なんだから当然だ。
身長180cmの大男だった弟と、身長152cmの小柄な姉の私が、同じ量食べるはずはないではないか。弟はスポーツマンだったこともあるが、毎食3杯はご飯をお代わりしていたけれど、私は軽めの一膳でちょうど良かった。
食べられない分は、誰か食べてもらえそうな人の見当を付けて、食べてもらっている。
食べれない&山では残せない、を解決するには、それしかない。
中高年と言われる60代の人たちは、一般に食の好みがとてもウルサイ。
山小屋でも、ものすごくたくさん残したりする。戦後、豊かに育った世代だから、豊かに与えられるのが当然化しているのだ。
その上の世代は、食べ物ならあるだけマシという時代なので、何でも食べる。
その下の世代は、豊かすぎて食物アレルギーがあったりして、食べれないものがあるから、結局、個食だ。個人個人で食べることができるもの(嗜好ではなく、食べるとアレルギーで死んでしまう人も多い)を食べるしかない。
また洋食化の影響が、世代間では非常に異なる。だから、食事は、山では凝らないに限る。
ペミカンにして、ご飯は米から炊く。
ご飯さえ、米から炊けば、お米さえ食べれれば、日本人なんだから、あとは何とでもなるのだ。
ペミカンもこらずに、カレーか豚汁、以上終わり。
例えば、グリーンカレーにしてしまうと、タイ風の辛いのが嫌いな人はどうしたらいいんだ?
結局、最大公約数を狙うことが一番安全。そうすると、カレーかシチュー、豚汁、そんな程度を回していくしかない。
日本人なんだから、米と味噌汁だけあれば、おかずは無くても、大概のことは何とでもなるものだと思う。
■ 行楽モード
おばちゃん登山者は、行楽モードを本格的登山に持ち込むことが多い。
でも、行楽モードで、”本格的”がつく登山をしてはいけない。
本格的な登山では、自分の行動食は各自自分で担ぐのだから、人にあげるためのものは、基本的に持つ必要はない。
一度、冬山でランチタイムは取れないと分かっているのに、卵焼きが出てきて、とても一人分とは思えない量だったときにはあきれた。
マイナス25度になる雪山をハイキングの山と思って来ているということになる。
雪山で、「みなで仲良く、山頂でお弁当食べましょう♪」は、ありません。
雪の山や、環境がシビアで本気が必要な山で、”友達百人できるっかな!”的な、行楽モードは基本的にないです。
それはやってもいいが、ゆとりがある人の話。つまり、ゆとりがあるとは、誰ともつるまなくても自分一人で来れるか、もしくは、自分がリーダー。
その辺の線引きが、山=行楽だ、と思っている人はおかしくなっている。
地図読みが必要な山も、基本的に、安全圏から遠く、もし万が一が起ったら、死の危険がある、と言う意味では、”本格的登山”であり、持ってくるなら、人の分の卵焼きではなく、ピンチ食の質の良いもの、かもしれません。
例えばこういうの・・・
こうしたものは、大変価格が高い・・・。ので、私も一回買ったものを、ずっとザックに入れっぱなしにしていたりする。
他には、マヨネーズや練乳のチューブなども、ピンチ食としては定番化しています。自衛隊では、乾パンがピンチ食だそうです。
・食の豊かさを犠牲にしても、ロングに歩きたいか、
vs
・定着山行にして、食を豊かにするか
は、二者択一で、豊かな食を食べつつ、ロング縦走という快適性は、山小屋でない限りアリエナイです。
ピンチ食は当然ですが、ピンチになるまで食べません。
≪追記≫
先ほどさちさんから、次の様なコメントを頂戴しました。
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はじめまして。
特定パートナーとふたりで山に行くようになってから・・・・
オバチャンで食料を担げないので、食事については最低限とふたりの間で不文律ができました。アルファ米とアマノフーズです。
食事に拘る方は、その方自身が食当されたらいいと思います。
よろしくお願いいたします。
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食事にこだわる人はその人が食当すべき、という意見に賛成です(笑)。
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