Thursday, November 27, 2014

スクラム徒渉はザックを持つ

■ 沢

私の知っている人で一番登攀力がある、クライマーは学生時代から山岳部で、高校生くらいの時はいつも沢に入っていた、と言っている人でした。

沢って昔は岩登りの前座だったのだそうです。

しかし、今は沢ヤさんは、岩のための沢、という見方はしていません。沢は沢で楽しむもの・・・

私は夏の尾根の暑さに弱く、すぐばてるので、夏は沢をしたいと思っています。夏の高山、夏山はさわやかで気持ちが良いですが、遠くの山ということになるので、そんなに頻繁に行ける場所ではないかと思いますし・・・まぁテント泊縦走なら4泊5日でも1.5万円くらいで済みましたが。

それでもやはり、頻繁に行くとなると出費が大変です。

しかし、近所の涼しい沢なら出費、ガソリン代くらいです。

■岩

岩は私はあまり上手ではなく、また岩もゆっくり上達したいと言うか・・・

空想してみます・・・ いきなりイレブンが登れる自分・・・なんだ?何が楽しいのだろう???

イレブンくらいが登れるクライマーであることは、一般的に5.9ならどこでも登れるという意味で、日本の本チャンルートであれば、どこでも登れることになり、つまりそれくらいが、”山ヤ”最低レベルですが・・・ どこでも登れたら、登る楽しみがないんでは???

と思います。 登山って、今はいけないところに行くから楽しいのであって、行こうと言う気になりさえすれば、いつでも、どこでも行けるってことになると、

どこに行っていいのか分からなくなる・・・

かもしれない・・・(汗)

ので、岩ものんびり上達することにしました。 目指すのは、ぶれないクライミング。上手だった先輩はなんというか芯がしっかりしていて、ムーブの使い分けで身体の軸が色々変わる登り方とは、また、雰囲気が違いました。そういうのを目指したいかもしれない。

というわけで、沢は私にとって、当面の目標地です。まぁもう冬ですけど。

しかし、沢と言うのは、同行者の獲得がかなり難しく、そして、尾根と違い単独リスクが非常に高く、アブナイ。

去年、アイスのルートに単独で行っている人がいましたが、アイスで沢はさらに単独リスクが高く一番危ないです!アイスでは転んで、その後動けなくなってからの死までの時間が凄く短い。子供がたくさんいる人はそんなことをして、命を軽んじてはいけない。

とまぁそういうわけで、来年の沢を計画するにも、今年のアイスで沢の研究。

■スクラム徒渉

ところが、すごいことを教わってしまいました・・・間違ったスクラム徒渉と正しいスクラム徒渉


  • 間違ったスクラム徒渉 = 肩を組む
  • 正しいスクラム徒渉 = ザックのストラップを持つ


これは重心を高くしないためです。 足が軽くなると、流れに足を取られやすくなります。

肩をもっていて間違っている
コレ。

確かに徒渉は私はとても苦手です。 湯俣温泉に行った時、夫が渡れるところが、流れが速くて渡れず、だいぶ苦労しました・・・



これ、見た目より流れが速く、わたるの大変・・・

女性は脂肪が多いので、浮力が働きやすく、流されやすいのだそうです・・・

たしかに体脂肪率24%とかですもんね・・・4分の1が脂肪と思うと、痩せたら岩に登りやすいだろうな~と思います(^^;)

来年の夏は週末は沢って生活をしたいのですが・・・

8 comments:

  1. ご無沙汰してますの真逆でスミマセン。

    「あんまり頻繁にコメント書いてるとウザいやろぉな、キモいやろぉな」と思い
    「やめとこ」って思とったんですが
    「渡渉」ってところが琴線に引っかかったんで最後の晩餐ならぬ最後のコメントってことで書かせていただきます。
    (その内、仕事場のネットワーク管理者から「このアクセスは業務に どう関係するのか?」と
     聞かれるかもと思いビビりながら”公開”ボタンを押してます。(^^;) )

    「流されるか」それとも「流されないか」
    「To be, or not to be」(意味ちゃうやん)
    この判断は難しいですし、「渡渉で流された後、何kmか先で溺死」とかのニュースもありますよね。

    山屋さんが緊張しがちな渡渉ですが
    (今、この時、自分は山屋ではないと認識しています)

    ワタシとしては、「流された後のリカバリー方法」を習得すべきでは?というか
    習得して下さい。しなせぇ、しなせぇ、てやんでぇ、べらぼぉめぇ という感じです。

    Naturalist's Mountainのblog作者さまは実践的理論から入っていかれるかたのようですので
    オススメはズバリ、これ↓。
    http://www.amazon.co.jp/dp/4381101960
    お近くの図書館の蔵書検索で探してみて下さい。

    防水をしっかりしていればザックは浮力体として有効だと思います。

    それでわ。

    exへたれkayakerより。

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    1. まぁ!そんなことは気になさらず、バンバン、コメントくださいね! コメントあるとやりがいありますから。でも、業務で叱られない程度でお願いします(^^)~。

      紹介いただいた本をみました!ぜひ見てみます。ザックを浮力にするのは、ゴルジュの突破でやったことがあるのですが、この湯俣温泉の徒渉は、予想外に水量が多く、基本、温泉と思っていったので、沢装備がなく、ロープもなく、いや~怖かった。 

      今年も京大の学生さんが流された事故がありましたよね~ああ、怖い!

      ホントに沢も岩も危険な遊びです。 あまり危険ではない、伝丈沢のような沢もあるとは思いますが・・・。 11月は野生動物の季節でもあり、昨今は温暖化もあるので、単独は怖いものです・・・

      私はウォーターウォーキングの沢から始めたいですが、沢歴をみると、泳ぐ沢→登攀の沢 →定番の沢→ 増水の沢→ 継続 →・・・ と、困難な沢から易しい沢へと移動しているような?!

      その辺の考察もまた、後程・・・

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    2. 後ほどの考察を楽しみにしております。

      「流される」=「水の流れに乗って移動する」こと自体は悪いことではありません。

      「ある一定時間以上、新鮮な空気を取り入れられない」、「低体温症になる」、「打撲」などが
      流された後に起こりうるリスクです。
      それらのリスクをどうかわすか、もしくは危険度を下げていくか というところがポイントになります。

      まぁでも、雨などで増水してて、1日か2日か待てば、水が減る可能性があり、食料なども十分にあるなら、無理に渡らず、待ったほうがいいと思いますけどね。

      ほいじゃ。

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    3. ザックを浮き輪にして流れに逆らわない方向で、流れつつ、対岸へ着地、みたいな感じかな? でも、ロープは要りそうですね。私は泳ぐの苦手です(笑) 

      カヌーの本、手に入りづらそうです・・・が良い情報をありがとうございました☆

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    4. 「ザックを浮き輪にして流れに逆らわない方向で、流れつつ、対岸へ」は ある条件下で有効だと思います。
      ロープを使う場合は、安全を担保した状態で流れの中で一度練習しておかれるほうがいいと思います。
      http://www.srs-j.co.jp/
      ↑こんな講習もあります。(ワタシは受けたことありませんが知人が受けてました)

      でもケースバイケースですし、ワタクシごときには とても このコメント欄で説明しきれるものではございません。申し訳ありません。

      amazon見ましたら、中古本で4114円+送料ですね。結構高いっすねぇ。

      西宮市立図書館にはあるんですけどねぇ。。。

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    5. そうですね~ しかし、このような流れがある沢は初級ではなく、中・上級なので、しばらく先になりそうです。

      西宮市立図書館、いいですね~!実は明日富士川下りに行くことにしたんですよ~(^^)!

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    6. ひつこくて すみません。

      もちろん急ぐ必要はありません。

      ただ、ワタシが申し上げているのは
      従来からの「山屋さん的渡渉」に対しての提案であり
      「難しい(とされてる)沢登りに行くための準備」ではありません。

      えらそうなこと言う資格は無いんですが念のため。

      川下りって筏とか舟に乗って行くやつですか?紅葉がキレイでしょうねぇ♪もう遅いかな?!

      お邪魔しました。

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    7. 従来からの「山屋さん的渡渉」に対しての提案・・・なるほど。すいません、従来からの山ヤ的徒渉自体が、まだ未開の地みたいです(--;)

      でも沢は来年こそはもう少し行きたいな~と思っています。

      明日、どうも、30日で川下りは終わりらしいので、急遽行くことにしました。前から行ってみたいと思っていたのですが、夫が嫌だと言うので、同行者がおらず、のびのびに・・・

      でも30日で終わりなら、明日しか行く日がない・・・というので即決でした!

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