Friday, November 21, 2014

久しぶりにピラニア

昨日はピラニアにクライミングに行っていました。

ピラニアでは、ボルゼミという、みんなで同じ課題を登る会があります。

私は普段は金曜日の夜が仕事で、ボルゼミには出れない。昨日は偶然同僚が金曜と月曜を変わってくれ、というので、出ることができたので、めったにないから、行ってきました。

が、ジムはがらーんとしていました…

世間は3連休…しかし、我が家は夫がTOEICテストだし、今日は、休日出勤でお仕事です。小屋締め前の燕山荘に行く予定でしたが、ピラニアに行ったので、今日はどこかその辺を歩きに行こうかな~。

■ ボルダリングジム

昨日は、5.9のリード壁が一撃できました。パチパチ~。低~いレベルの勝利ではありますが(^^;)、まぁ、課題の難易度はそれぞれです。

身長180cmにとっての5.9と152cmの私にとっての5.9は難しさが違うし、握力50kgの人にとっての5.9と、握力18kgの私にとっての5.9も違うことでしょう…。

ジムに行ったのは超久しぶりです。2か月は経っているかも?なので、一撃出来たのは意外。大抵腕力が下がって、登れなくなっているからです。

でも、キレイなムーブで登れるようになりたいですねぇ…

・ホールドの向きが下のとき →正対ムーブ
・ホールドの向きが左右の時 →フリ
・2点支持のレストが出来ていない
・3点支持のレストはもうできるようになった

・足が遠すぎる
・身体と壁に空間をつくる(足を上げる)尺取虫
・下の足が遅れがち
・全体にスタンスの位置が悪い

・ガストン
・レイバック
・送り手

大体、「女性が苦手」と言われているムーブは、一般の女性に輪を掛けて苦手です。のは、たぶん、握力や腕力が、一般の女性レベルより下だからです(><)

だから、内面登攀が好きなんですよね…。でも、バックステップでステミングしていたら、「その癖をやめるように・・・」なんて言われれてしまいました。

うーむ・・・。フリークライミングへの道のりは遠そうです・・・フリーの才能はあまりなさそうですが、5.9マスターまでは行きたいし、ムーブ解決ができるくらいまでは行かないとなので…。外岩に行きたいな~。

昨日は、6時前にジムについて、リード壁を10本ほど登りました。ピラニアのリード壁は短い。ピラニアはビレイしてくれるのがありがたいですが、店員さんを占領してしまうので、ずっとさせるのは悪いですね~。

あと、本番の岩を意識して登る、というのはやり忘れました(^^;) ホールドが大きいので、つい手を頼った、ジムの登り方になってしまいます。

■ 成長したなぁ…

クライミング101という記事があるのですが、今年の3月18日の記事です。

この記事にコメントをもらい、改めて読み直したのですが…

もう、ホント成長したなぁ…

3月のころ、大混乱のさなかでした。

が、今は、ビレイも上手になり、墜落を止める自信もあるし、どこへ出かけても、とりあえず、根拠のない不安をもつことはないな、という自信がつきました。

何しろ沢一人で行こうとするくらいですからね~。どうやって自信をつけたのかなぁ~?クライミングの練習は、クライミング力そのものよりも、クライマーに交じって、何が危なく、何が危なくないのかを聞くことで、カルチャーを吸収して行ったような気がします。

その上で、前穂北尾根に行って、すべてのパズルがピースをはめ込むように、一瞬で理解したというか…

前穂北尾根の前は、北岳バットレスに行こうとしていて、揉めて(?)いました。

ザイルパートナーと意見が一致していなかったのです。

私の周囲の人は、複数の人たちが私と相方の二人では、今年は北岳バットレスは実力不足、という意見でした。

私もダブルのロープで支点が屈曲して、ロープが流れなくなり、登れなくなるので、同じ意見でした。

三つ峠マルチを20ピッチくらいできるのがバットレスへ挑戦資格がある資格だそうでした。今もそれはその通りだと思います。そうでない人が来るので、渋滞が凄いです。

私たちは渋滞を作り出す人になりそうでした。でも、それでも、今の私たち二人は、この記事を書いたころよりは、うんと進歩していますね、今思うと。 

もう全然理解度が違います。

やはりつるべで練習したのが良かったのかなぁ? 

バットレスのルートグレードが三級で、前穂北尾根のルートグレードが1級であることには、それなりの理由があります。その理由はピッチ数の長さと前後で必要になる山の持久力。体力。

前穂北尾根だって、クライミングだけしているわけではなく、その前に涸沢から5,6のコルまで登り、5峰、4峰と歩き、3峰のみクライミング、1、2峰も歩き、前穂登頂してからは、長い下りがあります。奥穂から降りますが、降りるだけで4時間はかかります。行動時間が長いのが通常のクライミングとは違うところ。

小川山のマルチピッチは、アプローチ20分くらいだし、クライミング自体も3時間くらいです。つまり、体力的な敷居が大幅ダウンです。その分クライミング自体は、難しいです。(といっても、5.8とかのルートだけど)

太刀岡左岩稜なども、クライミングは難しいけれど、登山的な体力は全くと言っていいほど不要。

たぶん、こういうルートは、今日みたいに、ちょっと時間ができたときに良いのです。

「あ!晴れてる!太刀岡でも行く?」って感じ(笑) だって10時に登山口にいたって平気です。

本番の山は、アプローチも大変です。高速道路3時間、バス1時間、歩き6時間で涸沢入りです。
テントを背負って行かないといけないし。太刀岡は、気楽に愉しむクライミングの山です。甲府の裏山。

小川山も同じです。首都圏の人からは遠いので、それなりに大変とは思いますが…。

というわけで、ゲレンデと本番は違うよ~って話なのですが、その違いを相方に教えてあげたいです…もうパートナーシップは解消しましたけど…。

■ リード&フォローをしましょう

クライミングですが、マルチピッチに行きたい人は、常にリード&フォローを練習しないといけません。

一人で相手がいないときは、リード練習でOKです。

ボルダリングしても、マルチにはいけません。何より、ボルダリングでは攻撃力しか身につかないからです。つまりクライミング上の突破力です。

   リード練習 → 本チャンでの持久力UP
   ボルダリング → 突破力UP

それより、まずは自分で自分のケツが拭けるようにならないといけません。

つまり、まずはちゃんとしたフォローにならないと。

≪ちゃんと自立したフォローの要件≫

  • 確実にリードクライマーの墜落を止める意思があるビレイを行う(墜落を止めた経験があること)
  • 自分でメインロープのセルフがとれる(クローブヒッチができる)
  • 自分で懸垂下降がセットできる(セットミスで墜ちない)


私が連れて行くとしたらこれくらいが最低条件です。ロープの繰り出しが遅くて登れない、となると
とっても怖い…

支点はセカンドの人は作らないので、最初は作れなくてもいいですが、懸垂下降は、支点の回収をします。

ので、支点を回収するのと一緒にセルフも外して自分で自分を墜としてしまうような、考えていない人だと困ります…私がより、本人が。死んじゃいます。

懸垂下降の時は、セルフの支点と懸垂支点は別々にしていますが、それでも怪しげな人もいます。

なので、懸垂下降はホントにちゃんとマスターしないと・・・。本人のためなので。

確保器を使うか、エイト環を使うか、とかそういう問題より、支点です。確実な懸垂支点に、ロープセットし、セルフから、支点に体重を移す時点で、支点の安全性を確かめてから、降りてほしいです。この手順のところで ???となる人が多いのです…。

後はロープ回収。ロープが回収できないと、登り返しになるので。

メインロープでのセルフも自分のため。

リードクライマーの墜落を止める気の無いビレイは、ビレイの意味がなく、基本的にリードクライマーはフリーソロしていることになります。

そんなビレイヤーと山行きたいです?あたしはやだな。

ビレイするつもりがないのに、一緒にクライミングに行ってもらおうという人が多いのは、一体どうしてなんでしょう…?それって超ずうずうしいのでは? 自分さえよければ、の精神を感じます。

この段階で、まともな人は結び目の練習くらいはやってきます。やってこない人は、もうその時点で、才能がないって意味なのかもしれません・・・。自分で自分をリスクにさらしてしまうタイプってことなので。必要なのはエイトノット、ムンター、クローブヒッチです。

ちゃんとしたフォローになったら、次はちゃんとしたリードクライマーになる段階。今私はココです。

≪ちゃんとしたリードクライマーになる≫

  • 支点が確実に作れる
  • セカンドのビレイができる
  • トップで懸垂下降できる
  • きちんとランニングがセットできる


山岳総合センターの講習では、いきなりここから教わります。私もいきなりここから教えて良いと思います。

都岳連の岩講習に出た人は、支点やセカンドの確保は教わっておらず、クライミングとは、トップロープで登って、終了点で「テンショ~ン」と叫ぶことだと勘違いしていました。

ので、ゲレンデだけを教えるのは、教える方は楽ですが、ダメだと思います。

まずは立って歩ける所でいいから、支点の作り方、セカンドの確保を教えないと。

教えても、ダメな人もいるくらいですから・・・。

けれど、何年もクライミングしている人で、クライミングのグレードが高くても、懸垂下降できない人はいっぱいいます。

でも懸垂下降ができないなら、登れるだけで、降りれないってことです。全然、自分のケツが拭けていない…

ちゃんと教えれば、誰だって懸垂下降くらいはできるようになる。

が、教わる側が、教えてくれないから不服…という態度ではだめです。教わりたい人は、教えてくださいと言わなくてはならない。主体的な学びってやつです。そうでないと、教える人の命が軽くなりすぎます。

リードクライミングでも、懸垂下降でも、支点作成でも、ちゃんとした講習会に出て、対価を払って、教わることができる。

対価を払って教わる気持ちはないのに、教えてくれない…では、これまた、どういう了見なのか?ということになる。その上、技術書さえ読まない人も多い。これは手で渡しても、読んでこない人が多いのです。なぜかそういう人は、歩荷力や体力、クライミング力がある人が多く、そういう人は基本的に、うぬぼれているのかもしれません・・・。でも、そうしたものは、相手の命を危険にさらして良いほどのメリットではないのです。クライミング力も体力も、歩荷力も自分が楽なだけです。

というわけで、みなさん、技術系の講習会に出てください。 おススメの講習会はこちらです。

http://www.sangakusogocenter.com/koza_tozan/koza_tozan.html#G

何しろ、教わる気がない人は、教えても教わらないので、教える側が命がけになるだけで、何にもメリットがありませんので…

その次が、難しい箇所も登れるようにクライミング力をアップすることです。

クライマーは このように分類できます

 ①登れて、技術力がある人 (リードクライマー、指導者レベル)
 ②登れて、技術力がない人 (危険なクライマー)
 ③登れなくて、技術力がある人 (安全なクライマー)
 ④登れなくて、技術力がない人 (一般登山者・初心者) 

②と③が問題ですが、登れて、技術力がない人は、アブナイ場所に行けるけれど、自分で帰ってくることができない人です。一番危ない。

③で、登れなくて、技術力があれば、自分を守る防御力はあるけれども、登れないので自分を袋小路に追い込むことはないです。

とりあえず、先に③になってください。

山岳総合センターの教え方は③を作り出す方です。

山岳会の新人にピッタリだと思います。

クライミング力をアップするには時間がかかるので、先に技術を教えておくのは良いと思います。









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