Thursday, November 27, 2014

誰に返すか問題

■コメント歓迎

このブログは、全く素人の登山者が、地味に一歩一歩積み重ねるプロセスを描いているブログです。素朴な疑問、分かってみて考えたこと、備忘録、山行記録など混ぜ混ぜです。

基本は本人の備忘録ですが、コメント歓迎です。ぜひ、苦情も含め、コメントくださいね!

■ 登山技術の伝承

さて、登山技術の伝承の考察を少ししたいと思います。

というのは、パートナー問題、が目の前に立ちはだかるからです。山岳会の門をたたく、最初の動機は、

  • パートナー問題
  • 技術

ではないでしょうか?

私はてっきり、技術は山岳会に期待するものではなく、自分で身に着けるべきもの、と思っていましたが、伝統的には、そうではないのだそうです。

■ ギブアンドテイク

私が聞くところ、この2つはとても密接に連絡し合っているそうです。

教えるのは基本的に仲間となってもらうため。

 教えてもらったら、仲間(パートナー)にならなくてはならない

です。裏を返したら

 パートナー候補にしか教えない 

ってわけですね!へぇ~!知らなかった!! そうだったのかって目からウロコです。

つまり、山岳会に入っても、きちんと候補生と認められなければ、誰からも声がかからないかもしれない、ということです。

厳しい世界だったんですね~(^^;)

■ 上り込んで来たくせに、お茶を要求するお客状態

最近ふと思うのですが、

  皆が教えたがらない

のは、教わる側が

  ありがたみを感じてくれない (つまり分かっていない)

から、カモ??? 

教わる側は、基本的にお客さんが家に上がり込んできて、その上、お茶を出されることを要求する、というような状況に陥っています。

ということは、そういう人は、教えてもらう前に何かが足りていないのかもしれない?

とりあえず、新人の側は山行に貢献できることは何か?を考えておくことだと思います。一番簡単な貢献は歩荷です。

あるいは3人のクライミングだったら、ビレイヤーは写真を取れないので、写真を撮るとか。

ロープワークも、片方が繰り出していたら、余っている人は、繰り出しやすいように手助けする、とか。

それは山行をスムーズにするために、ごく普通のことなのですが、実際は、新人は周囲を待たせて気が付かないことが多く、基本的にお客さん扱いで、先輩が後輩を接待しているような状態です。

それが大目に見られているのは、おそらく、自分自身も先輩に大目に見てもらったという思いではないか?と思います。

ということは、その大目に見る許容力と言うのは、人それぞれマチマチで、自分も学ぶのにかかった人は辛抱強いだろうし、すぐにわかるようになった人は相手にもそれを期待するだろうし、ということです。

教える人は早く自分と同じところまで来てほしいと思っていると思います。

■ 誰に返すか問題

教える側は、自分が学んだ時のことを考えているはずです。

会から教わった人は会に返したいと思っていると思います。

が、会から教わっていない人は? 

個人から教わっている人 → 個人へ返礼 つまり 専属パートナーになる
講習会から教わっている人 → 講習会仲間間でギブアンドテイク
会から教わっている人   →  会に返す

ふと疑問に思うのは、ガイドさんです。

ガイドさんは、山岳会で育ち、基本的に無償で教えてもらったハズですから、無償で得たものを有償で還元していることになります。

その辺を嫌気して、ガイドにならない、という山ヤさんは多いのではないか?と想像しますが、どうなのでしょうか?

ただ一方で、「押しかけ客なのに、お茶を出されないことに文句を言う」タイプの人が多いので、そうなると、今度は「やってられない」となり、「有償化」が進む。

それはそれで仕方のない流れかもしれません。 私自身も、まったく右も左も分からない段階では、有償で教えてもらう方が、教わる側も、お金で返礼の義務を返せ、貸し借りナシの状態を作れるわけですから、気が楽なのではないか?と思います。

■ 伝承されなくなるわけ

一方で、有償でもいいから学びたい、という人は、その時点で、すでに「学ぶ意欲のある、まっとうな登山者」ということになります。

つまり優勝の講習会と言うのは、教えるべき相手を発掘する場としては有望な場です。

タダでないとヤダと言う人より、お金を払ってもいいから教わりたい人の方が情熱があるのは普通です。

つまり、有償の場にいる人は、無償で教えたい人にとっては、ぜひ教えたい人材になります。最も自立した登山者に近い人たちです。

ところがこの仕組みだと、ぜひ教えたい人は「有償」へ集まり、そうでない人が「無償」へ集まります。

というわけで、無償のギブアンドテイクが基本の、山岳会には技術が残っていかないことに・・・

ということで、無償をベースにした山岳会で、技術伝承の断絶、が発生することになるのではないか?

・・・と想像したりしたのですが・・・、どうなのでしょうか?

単純に想像しただけで、架空ですが、そういうことになっているんじゃないかな~と思ったのでした。

教訓: 誰から何を教わるにしても、教えてくれる人には感謝しよう!

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