■歴史苦手
ずばり、私は歴史がとっても苦手です・・・ というか嫌いな感じ。
というのも、学生時代、歴史と言うのは 暗記科目&点数稼ぎ科目 だったからです。思考停止の象徴。
また生来、人のことに関心がない、というのもあるかもしれません。まったく詮索好きではないのです。詮索するのを悪いことだとさえ思っています。
私は、超がつく、忙しい子供でした・・・なので、勉強の仕方、というのは、自己流を編み出していました。
考えて済むことは覚えない
です。 数学の公式なんかは、複雑なのは、シンプルなのの派生版なので、原型だけを覚えていました。 で、テストの用紙の上にちょこんと書いておいて、複雑なのはそこから作る。
そんな調子にやっていたので、暗記がモノを言う、歴史は、最大の苦手科目でした。
■ 覇権?興味なし
もっとも苦手なのは日本史です。 基本的に誰が天下を取ったか?興味がない。勢力争いの歴史なんて、興味ゼロでした。みんな、なんでそんな自分に関係の無いことに興味あるの?
ただ現代史にはなぜか強かったです。 明治の歴史は明るく、希望に満ちていて、好きでした。
が、それは同時に、日本が日本を捨てた時代でもあります。西洋かぶれが始まった時代ですね。
私が思うには、山岳信仰が廃れたのは、基本的に日本の西洋かぶれが浸透して行ったからではないかと・・・。つまり山岳信仰と西洋かぶれは両立しないのではないかと?
■現在を知るために過去を紐解く
現在、もし何か上手く行っていないことがあるとすれば、以前に行った取捨選択と言う選択のためです。
それは歴史ではなくても、自分のことでもそうです。原因があって結果があるのですから。
そういう意味で、明治以降の近代化の流れを汲んでいる、現代日本で何か上手く行っていないことがあるとすれば、それは近代が捨て去ったものの中に改善のヒントがあるということになります。
そういう意味では、日本が江戸時代にさかのぼってみると持っていた価値観に何が含まれ、明治にそれを捨て去ったことで、どういう結果になったのか?は興味がありますね。
たとえば、林道の開発などは、もしかしたら、江戸時代の人は発想しないような形に道路がつくられ、それが日本の自然の姿を貶めた、というような因果関係が実はあるのかもしれません。分かりませんが・・・。
■ 山岳信仰が原点の日本の山?
登山は歴史が長い活動で、近代以前は、日本の人は信仰のために山に登っていたそうです。
今でも、富士山などは、”ピュア登山”という人がいるくらいですし、ある意味、みそぎ的な登り方をされているのではないか?と思いますし、登山をして、人生観が変わった、と言う人は多いです。
人気の書籍も、鈴木みきさんの『悩んだら山に行け!』等もありますし・・・。
科学的な視点で見ると、歩くというのは、脳に良いそうですし、気持ちをポジティブにする効果があります。歩く瞑想でもあるので、全く経験がない人がやると、強烈な体験になるかもしれません。
生と死のギリギリのところで、脳内に分泌されるFightOrFleight(生きるか死ぬか)分泌物が出るそうですし、登山は闘争本能を呼び起こすので、強烈な興奮材という見方もできますし・・・。その逆に、心が穏やかになる山もあります。どちらも山です。
今の時代は健康ブームですから、見方によっては、”健康教”のために登っている、と言えるかもしれませんし。 年齢という、自然界の不可抗力を否定しようと躍起になっているのが人間、とも言えます。
人々が心のよるべ、つまり宗教、を失った時代・・・何かに原点回帰したくなったとき、人間社会の時間スケールとは、全く異なる、雄大な時間スケールで動いている自然界、それを代表し、比較的身近に、その自然の雄大さに触れることができる山へ、人は帰っていきたくなるのかもしれません。
そう思うと、昔の人も今の人もあんまり変わらない思いで山に登っていたんじゃないかな~って結論してしまいそうになります。
最初は、単純にみんなが行くって言うし、流行っているから・・・次は、ちょっとした気分転換で・・・気持ち良くなってきて、健康にもいいっていうし、と副次効果に後押しされて・・・、そうしている間に山のリフレッシュ効果が手放せなくなり・・・、気が付いたら何十年も山に登ってきた・・・俺もいつかは土に返るんだなぁ・・・と自然の摂理を想う・・・そして、なぜかご先祖様が山にいるような気がする・・・一人じゃないから怖くないね・・・ざっとそんな感じ?
じゃいっか、歴史に詳しくならなくったって。すいません、安直で・・・(m_ _m)
まぁ 趣味ですから、興味の引き出しは多いほうがいいです。
ので、歴史の本も読んだ方がいいです。
が、うんちくを話さないと気が済まないってことには、ならないようにしなくては・・・。
あれは、時間泥棒です。
山は ちゃんと自分でリスクに対処しているって以外は
結局は好きに楽しめば良いのです。
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