大晴天の日で、「なんでこんな日に、地味な地図読み・・・?」な、地図読みにはもったいない日でしたが、紅葉がとてもキレイでした。とっても楽しかったです。
先輩たち、さすがですね~ ひっかけ問題に引っかからないので困りました(^^;)
■ ひっかけ問題一杯のルート
ルートは、前回と同じ。 実は、このルートは非常に優れているのです。
なぜなら・・・
- 国土地理院の2万5千の地図には掲載の無い登山道がある
- 2万5千の地図には掲載があるが、現在は現地に道がない
- エスケープルートが多い
- 間違ったとしても、一般道にぶつかってしまう
- 樹林帯で危険個所がない
からです。
つまり、
- 地図ばっかり見ていても、おやっと思うし
- 現場ばっかり見ていても、おやっと思う
という、にくい線を行くルートなんです。
≪参考サイト≫
http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/yamanasi/invitation/pdf/map.pdf
これは歩いたルートではありませんが、付近が出ます。歩いたルートは、見つけた人に悪いので、出せないです(^^) 大体文章で分かると思います。
■ その意味は・・
最初は普通に舗装された林道を行きますが、
- 地図で見るより、現場の道はうんと屈曲していて、?
と思いますし、さらに行くと、
- 地図には掲載されている、あるはずの道がない!!
と焦ります。さらに、
- 考えないで歩くと、そのまままっすぐ行ってしまう道があり
ます。 道標など現場の道だけを頼りにしている人は、
- 登らないといけない峠で、道があるからと下りそうになり
山座同定では
- これだ!と思った目の前のピークは、一つ隣で奥のピークだったり
します。しかし、一方で
- 帰路に使う尾根が並走していて、帰りの尾根をにらみながら登り、
- 帰路は、登路に使った尾根をにらみながら下り
ますので、全体像を大きく空間把握していれば、本当を言えば、コンパスなしでも歩けるのですが、
3.尾根がジグザグ蛇行していて、心の平穏のためにコンパスを当てたくなる
のです。下山は、甲府市と笛吹市の市境を使いますが、途中で、地図に載っていないハイキング道(一般道)に合流するので、安心です。
まずここで、右の大きな林道に行ってしまって、分岐を見落とす。
そういう人が多いのでしょう、
これでもか!と赤テープが一杯。
それでも1:3くらいで、作業道のほうが太いので、そっちを行きそうになります。
こんな詳細なマップがあるみたいです。岩堂峠にて撮影。地形的にあまり意味の無い道もあります。
ここは地図にはない道ですが、導かれ感があります。
- 痩せた尾根=分かりやすい
- 広い尾根=分かりにくい
コルとピークをつなぐとルートができますが、それは、おいおい分かって行きます。
初めての時は、コンパスを当てるのに必死で、現在地がどこか?
すぐ分からなくなってしまいます。
2回、3回と歩くと、納得感が深まります。
地図は進行方向を上にします。
地形だけでなく
・距離
・標高差
も参考にします。
大晴天なのに、地図と首っ引き!
結構、広いコルなどでは、隠れたピークがいくつもあり、だまされます。
隠れコル、隠れピークに、騙されやすいのは、
神峰から955のピークの区間
です。
こちらに、この辺の地図がありますが、かなり歩かれており、地形ファン&藪山ファンには超おススメ!エリアです。
地図読みベテランでも、歩いてくださいと言う尾根が見えるほどの明瞭な地形ではないですが、非一般道に慣れている人は、踏み跡が見えてしまいます。
でも広葉樹が多く、紅葉がきれいでした!