週末は、慌ただしく、過ぎて行きました・・・ ホントに暑くて、涼しい沢にジャポン!としたいです。
■ ハードディスク新調
実は最近パソコン、青画面が出ました…(汗) HDクラッシュの危機?!と、私の方まで青くなっていたら、夫がHD交換してくれました。
起動が異様に遅くなっていたんですよね。何か余計なものを起動時に検索しに行っていました。もう4年使っているので、寿命です。なんだか怪しげだったので、今回の交換で一安心です。
しかし、大体パソコンの交換が4年サイクルというのは、何か誰かの陰謀ではないか?と思うのですが…。
4年ごとに大量の写真がロストされます…それとともに思い出もフェードアウト・・・。
■ 蛮勇?!
小川山でクラミングをしていたら
「あなたに必要なのは、蛮勇だね!」
「ばんゆう…ばんゆうって何ですか???」
「野蛮の蛮に、勇気の勇」
「へぇ~そんな日本語初めて聞いた…」
「万有引力のばんゆうじゃないよ~(笑)」
蛮勇なんて言葉知っているなんてインテリ~!と感動していました。
以前誰かと口論して、私が「とかげのしっぽ切り」と表現したケースを「そういうときはスケープゴートっていうの!それくらいも知らないのッ?」と嫌な言い方をされたことがありました。「知性ってひけらかすものじゃないんじゃありませんか?」と言い返してやりましたとも!
知性とは、自然と滲みだすものです。この蛮勇のように・・・。
で、「蛮勇かぁ…」 と思っていました。私の中の”蛮勇”のイメージは、
その①ロッキングチェアで遊んでいて、ギリギリに挑戦し、頭から落ちて3針縫う羽目になった。(弟)
その②ブランコでギリギリに挑戦して、落下。(私)
その③ハチの巣にギリギリ近づいて、蜂に刺された (弟)
というもので(笑)、決してポジティブな意味ではありませんでした。
キーワード、ギリギリ(汗)。 そして、ギリギリの成功ではなく、失敗がまっている・・・
大人になって、今持っているもう少し洗練されたイメージは、
”アルパインルートなのにデッド”
というもの… 私がボルジムでデッドができないのは、弁解の余地がありませんが(スイマセン…。怖いのです)、デッド出来るところでも、アルパインではデットはありえないと思います。
ただ最近やっと、ボルジムでデッドしない(できない)のを、”アルパインではデッドでてこないから”を言い訳にしてはいけないことが分かりました・・・(m_ _m)
怖くないところで12の力を出しておけば、怖いところで10の力がでるって論理ですね。今の私は怖くないところで10の力をだし、怖いところでは8の力になってしまっているので。
だから先輩はみんな落ちるまで登れ、というんですね~。でも説明されないと分からないです(^^;)
ただの意地悪かと思った・・・(笑)
■ 蛮勇発見!
しかし、出てきたのです! リンヒルの『クライミングフリー』に蛮勇が!
先輩もこの本読んだのかな?
リンヒルは、ヨセミテのビッグウォールを登った伝説の女性クライマーです。
私は最近クライミングを頑張っているので、クライマーの考え方や感受性を学ぼうと言うわけですが、
この人の感受性は、クライマーよりアスリートに近いです。
こちらがリン・ヒルの紹介文。パタゴニアアンバサダーです。
http://www.patagonia.com/jp/ambassadors/rock-climbing/lynn-hill/75454
で、この本に蛮勇、発見しました!!!
が、問題が。 蛮勇、発揮した人はみんな事故っている(笑)!!
やっぱり蛮勇は発揮しない方がいいもの、みたいです。
■ 『クライミングフリー』 小柄な人のクライミング参考書
『クライミングフリー』を読んで、だんだん分かってきたのですが、ヨセミテのロッククライミングの黄金期は、70年代にはじまり、80年代に花咲き、90年代に入って以降は、新時代となって、黎明期を終えたようです。カウンターカルチャーと同じですね。
私がカリフォルニアに住んでいたのは、94年95年の2年です。この頃、黎明期の空気感があったのは、パーソナルコンピュータ市場です。アップルが無料で各大学に配られていました。私はこの時期からTelnetコマンドで日本とEメールしています。だからネット歴は20年です。まだブラウザはモザイクの時代です。これ以前はまだパソコン通信の時代です。
今は、クライミングは、細分化され、色々なジャンルに分かれているようです。私も、今勉強中ですが、
トラッド、アルパイン、フリー、スポーツ、ボルダリング、
などです。 今はボルダリングが人気沸騰中みたいですよね。
リン・ヒルは、ヨセミテ黄金期の人で、それは約30年前、ということになりそうです。
私が読んでいて啓発を受けたのは、
1)リンヒルのパートナーが日系人のマリという女性だったこと
2)体重が軽く(40kg)、手が小さいのが有利だったこと
3)体格が大きい人とは全く違う登り方を開発しなくていけないこと
4)高さへの恐怖心を乗り越えるのが重要だということ
5)内なる対話であるのは、登山と同じだということ
です。
特に体重が軽いのは、プロテクションにかかる負荷が小さいので、有利な条件のようです。
また、思った通り、登り方、つまりムーブは、リーチが短い分だけ、やはり色々と工夫をしないといけないものらしい。その中でも、カチは手のサイズが有利に働くホールドらしいです。
ボルジムの課題で遠くて、届かない課題に固執するより、
・小さいスタンスをいかに上手に拾うか
・小さいホールドをいかに掴むか
に腐心するほうが、小柄な人には有効そうです。そういう意味ではアイスが入口だったのは必然かもですね。
何しろアイスクライミングってスタンスもホールドも極小なので…。
後は乗り越えるべきは高さへの恐怖心です。
高いのが怖い、というのは、不思議と外岩ではそんなに感じないですが、ハングした人工壁ではバリバリ感じます(笑)
怖いさというのは慣れの問題なので、しばらくは、ただ慣れるために上に行っていたくらいです。
しかし一向に怖さが減じない(汗)。
それは、ロープに対する信用を正しく認識していないからと思います。スポーツクライミングでは、ロープはかなり安全です。なので
落ちるまで登って自分を追い詰めるのが良い、
のですが、高さへの恐怖が払しょくされていないので、変なパンプの仕方をして、すぐにパンプしてしまい、限界への挑戦には至りません(^^;)
恐怖が身体に反映された状態であるな、と自分でも分かるのですが、それは、ロープへの信頼がまだ生まれていないのです。ロープと確保者への信頼ですね。落ちる練習した方がいいですね。だって落ちるのトップロープでも怖いんです(^^;) すいません・・・。
あと発見だったのは、体重が軽いこと=ハングした壁やルーフで有利ということでした。私は腕力には自信が積極的にないので、そういう方向に進む気持ちは一切ありませんが、なるほどと理解しました。
■体操をさせよ
体操上がりの人はヨガをやらせるとラクラクです。バレエはよくクライミングで「バレエを踊るように」などと言われますが、正直バレエを20年やっていた身からすると、全然違うな。
しかし、体操は万能です。体操上がりの人で100年に一度の傑出したバレエダンサーになった人がいます(シルヴィ・ギエム)
バレエはクラミングにはあまり役立ちません。
バレエは制約が多いものなのです。骨盤は水平に、背骨はまっすぐに常に保つ必要があり、クライミングのような猫背だと、先生に叱られます。さらに言えば、筋肉は伸ばしながら使うものです。股関節も膝も足首もターンアウトしなくてはならず、つま先がターンインするなど、もってのほか。また、床に手を付くなど敗北を意味します。バレエは軸です。自分の軸を地軸と同じにする活動です。ターン、ジャンプ、そして静止。困難なことを涼しい顔でやらなければならない。トウシューズなんて拷問靴です。(これは似ているかもしれない・・・)
むしろ、体がもつ、自然な動きの法則が活用されている、体操のほうが、クライミングには有利かもしれません。逆立ちが出てくるので腕力も使いますし…バレエでは上半身の筋肉は全くと言っていいほど使いません。バレエは一種の奇形を作るものです。
私はヨガでバレエのゆがみを取るほどです。バレエはゆがみを作る活動です。ターンアウトのために死ねる人でないといけません(笑)。
■ 要・ダイエット!!
実は、最近登山を始め、「山でバテたらまずいから…」という言い訳で、たくさん食事をするようになったためか、最近体重を計ったらなんと48kgに増えていました…(汗) ずっと47kgで安定していたのに。
私のベスト体重は46kgなので、これでは重すぎです。 ダイエットしなくては…。ちなみにバレエでは46kgでも、”もっとやせろ”というプレッシャーを常に浴び続けます。バレエではなくてヨガをするようになり、心身健康になり、47kgで安定していました。
ヨガでは痩せることは二次的、副次的なことにすぎず、健康的です。より健康的な食事をするようになるだけで、痩せはオマケです。
まぁどちらにしても夏は活動的に過ごすべき季節なので、活動的に過ごすのが良いと思います。
≪まとめ≫
・高さへの恐怖を乗り越えるために、落ちることを練習すべし
・肉体能力は総合的に高めるべし
・自己との対話は続けるべし
・副次的に体重を減らすべし
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