最近、一緒に切磋琢磨するパートナーが出来、指導者にも恵まれ、私は幸せ者だなぁ~と感謝しています☆
会の先輩も、岩に誘ってくれ、感動!
師匠がいることもホントに感謝ですし・・・。 こうしたラッキーな境遇・・・何がこういう幸運をもたらしたのか?と考えると
1)自分でも努力する(コソ連)
2)その結果、与えられたものを素直に受け取る
3)やってもみないで、できないと決めつけない
4)自分を客観視する
5)必要な努力は、成果を気にせずやってみる
6)人と自分を比べて、勝手に凹まない
7)よきパートナー、仲間であろうと努力する
8)責任感をもつ
だと思います。
コソ連というのは、単純に、普通の努力が普通にできることです。
・ちゃんと地図を読んで行くとか
・こないだはできなかった結び目ができていたとか・・・
思うに、努力していれば、周囲の人が色々と手助けをしてくれます。一緒に行こう!と誘ってくれたりもします。
誘う相手はまったく右も左も分からない人より、ありがたみを分かってくれている人の方がいい。
その辺の理解力は、自分で努力している人しか理解力がつかない。なので、分かっていない人=努力が足りない人かもしれない・・・。
練習をさぼらないというのは、普通の努力が普通にできることです。普通ってのは難しい。
努力しないといけないとなると、完全主義に陥って、自分に厳しすぎる人が多いのです。
すると、努力できない自分に自己嫌悪に陥って悪循環になったりします。あんまり自分に厳しすぎず、完璧な自分を目指さず、7割の達成で満足しつつも、あきらめないで、継続するという、バランス感覚が大事です。
ここしばらく山で忙しくしていたのですが、生理がめずらしく大変だった以外は、あまり疲れも感じず、まだ40代だしなぁ…、と思っていたら、今日は久しぶりに朝寝坊。
やっぱり? 疲れていました(^^;)。体は正直ですね~。何のことはない、時差があるだけ、でした(笑) 年を取ると筋肉痛も後から来るって言いますもんね。
そういうこともあるので、あまり急激に”自分に厳しく”に走ると、1歩進んで2歩下がるどころか、5歩くらい下がる羽目になるので、自分を冷静に、客観視できることも重要です。
怪我をすれば、それだけ、進歩は遅くなります。情熱にも、ブレーキとアクセルのバランスが必要です。
あとは、チャレンジあるのみ!できないという思い込みはチャンスを不意にしてしまう。こないだの小川山レイバックはまさか、ジャミングが私にできるとは思ってもみませんでした。
そうしていると、自然に感謝のココロが生まれます。感謝の心があれば、無責任なことは自然としなくなるので、不義理になることもない。
始まりは、誠意ある努力ってことで、感謝の心が持てないのは、このプロセスの何かに、どこか欠陥があるってことかもしれません。
■ 北岳バットレス四尾根
私の強みは、強い客観力です。 自分で自分を客観視する力が強い。
最近、私にも岩が楽しいなと思えるようになり(大変な成長です!)、ちょっと小川山で岩を色々触ってみたり、パートナーと監督者なしで、ザイルワークをしてみたりして、ちょっとこれは今年中のバットレスは、時間が足りないかもナと感じました・・・。
行けないのではなく、行けるようになると思いますが、そのために使える時間が足りそうにない感じです。夏は短く、登山適期は短いので。
私もパートナーもセカンドとしてなら、今すぐにも行けると思いますが、ふたりだけだと難しくなる・・・。初見同士だと、道迷いも込み、でリスク対策を考えなくてはいけません。
≪リスク要因≫
・アプローチでの道迷い
・取り付きまでも3P(どう取り付くか)
・ルートファインディング
・3000mの高所(悪天候のリスク、時間が押すリスク)
・ロングルート&ピッチが多い
です。大体バリエーションルートの最初の核心は取り付きです。 だから地図読みが必要なわけですが、尾根に取り付くのは、取り付く尾根さえ間違えなければ、どう取り付いても良いので、あまりこだわらなくても大丈夫ですが、そのこだわらなくてもいい、という感覚に塗り替えるのが難しい。
一般的に登山者は登山道を外れることを許されていないので、一般登山者の思想は、一般道=正解、というものです。 が、この一般登山道=正解と思っている思想が抜けないと、正解にこだわりすぎ、逆に時間がかかってしまうかもしれません。特に取り付きは不明瞭なことが多いのです。しかし、登りはあまり気にしなくていいのです。登ればそのうち正解に達するので。尾根は収束しますから。
とは言っても、かすかでも踏み跡があるほうが楽なので、そこもバランス感覚が必要です。
そして、山の難易度です。小川山の初級マルチピッチが、登山に例えるなら、行程1時間の日向山くらいと仮定すると、四尾根は金峰山くらい?な感じがします。
日向山ハイキングに行ける人がいきなりは金峰山には行かない。
行って登れるかもしれないけど、ちょっと手続きを踏んでいない、ステップを飛び越えた感があります。
手続きを踏んだほうが、実は登山って楽しいんですよね! 間を端折ってしまうと、その端折った分が、積み残し課題的になり、消化試合って感じになってしまいます。
消化試合になるとなんだか充実感が少ないのです・・・。
■ 今のレベル
今、師匠が私を連れて行ってくれるルートは、クライミング的な困難は、ほとんどないけれど、体力や支点の取り方など本チャン力がつくようなルートです。
初級の沢で、美しい淵などがあり、沢が嫌いにならないよう、配慮?(笑)もしてくれているようです。
丹沢の沢は、むかしは、谷川岳一の倉沢などに向かうアルパインクライマーたちの、クライミング力&本チャン力の養成所だったのだそうです。
そういう意味で、私は年齢に合わせたスローペースですが、従来型のオーソドックスな山ヤ教育を受けていると言えるかもしれません。
沢も沢で、沢の独自の技術が必要で、結構違う体力、違う技術が必要です。歩き方も全然尾根と違います。岩とも違うけど、岩までのアプローチは近いです。
体力は私は黒戸尾根平気なので、ベース体力は日本の一般登山道を登る限りテーマには、なりません。が、バリエーションを登るとなると、余裕がもう少し合ってもいいくらいな感じです。
初心者とはいえ40代の私の体力と60代の師匠の体力がギリギリ釣り合っているようで、いつも驚かされます。
そんな体力60代で維持できるかしら・・・?
ただ、女性の方が瞬発力はなくて持久力があるので、私は帰りの疲労はあまり感じないですが、師匠は歩くの、超早くて追いつけない・・・(^^;)代わり、下山中の林道などで疲れが来るのが早いみたいです。いつも悪いな~と思います。ちょっと無理をさせているかもしれません。
■ 本チャン力UP
本チャン力UPが重要課題、なんですが、本チャン力って、ホントに内容を表現するのが難しいです。
山は行ってもいいけど、敗退できるか?どうか?というのが一番の問題です。敗退というのは岩では、懸垂下降です。
敗退を視野に入れると、支点の作成がスムーズになるのも重要です。
あたふたという精神的緊張があまりないほうが良い。そういう意味で敗退は練習しておかないといけません。
私は今となれば、山岳総合センターでいきなり人工壁で17mの懸垂下降って(ほぼ垂直)先生たちも良くやったよなぁって思います。めっちゃ恐怖体験でした。が、やっていて良かったです。今ある程度、高さに恐怖感がないのはそのためかも?
というのも、人工壁で10mもないところでも、ハンギングで懸垂のセットをする練習をすると、たいていの人がみな冷汗をかくからです。私はもう平気でした。
ただ懸垂下降では降りれるだけではだめで、ロープが届かなかったとき、ってのが問題です。
プルージックを2個作って、登り返しをします。でなかったら、上に残っているセカンドの人に、ムンターと3分の1のシステムで引き上げを作ってもらわないといけません。
もし、
・アプローチで迷って取り付くのが遅くなり、登れなかったり、
・ロープワークが稚拙でクライミングに予想以上の時間がかかったりして、
敗退となれば、途中敗退しないといけませんが、初めての敗退がいきなりバットレスの中では、どうしようもない羽目に陥るかもしれません。
■ クライミングについて
一般に、痩せている人に対しては、一応、壁を登らせて資質を見るのだそうです(笑)。
私は体型的にはアウトには入っていませんが、握力左手18kg…(汗)って、結構ハンデかも??
しかし、一般にアルパインルートに必要とされる”5級マスター”(5級だったら悪いところも落ちずに登れること)を目指すことができないほど、運動神経が悪いわけでも、クライミングの見込みがないわけでもないようです…。
標準的、ですね。
なので、私の成長記録は、至って標準的な運動神経の持ち主が、至って標準的に努力した結果(私は標準以上の努力を傾けているかもしれませんが…)の成果、という感じかもしれません。
ベテランによると、「週2回以上のクライミング」が、クライミング力向上のカギだそうです。
私も1週間壁に触れなかったら、だいぶへたくそになっていました。まだクライミングの動きが身についていないからです。せっかく身についたことも忘れちゃうのです。
腕がパンプするっていうのは、クライミングをやらない限り、まったく発生しない現象ですし。腕力ってすぐ落ちます。
しかし、人工壁のクライミングを続けても、外岩にはまったく歯が立たないってことも分かるようになってしまいました。
今は外岩は、スラブが課題。5.8はリードギリギリ。5.7のリードはできました。フェイスも5.7がリードできたので、今度は5.8を頑張るべきですね。
しっかし、5.9のスラブ、こともなげにすいすいリードしていく先輩たちって、凄すぎ! まぶしいです!
■ トラッドクライミング
こないだの小川山レイバックは意外にクラックも行けるんだなぁという感想になりました。
クラッククライミングは、英語でトラッドクライミングというそうです。Trad Climbing。
早く小川山レイバックがリードできるくらいの、いっぱしのクライマーになりたい!
ですが、そこは、どうも肉体と頭脳と、さらに言えば、財布の重さ、と相談の上らしいです(笑)
その上、私は考えてみれば、そんなに運動神経が優れているほうではない…。
私が大事にしたいのは
・食わず嫌いをしない
ということです。
それで、クラックなんて大丈夫かなぁアタシ…と不安にはなりましたが、とりあえずトライ。
先輩はトップロープを張ってくれるのに、体を張ってくれているのですから、ここは心意気を見せないといけません(笑)
なんとか登れてよかった…。これで途中で降りると先輩に気の毒ですしね。自分にも気の毒です。
しかし、私の左手は自分で思うより、結構真剣に頑張ったらしく、今左手の指と指の間の筋肉がなんだか変な感じです。
出来ることは限られているので、人工壁は今の課題をがんばりつつ、ムーブの解決力は、別で補充と言う感じです。 岩を見る目を養いたいですが、そこはなかなか経験が必要なようです。
■ 体力
最近、クライミング山行が多かったので体力弱り気味で、先日南アではおばちゃんに負けそうでした。
今まで、体力的な課題は後回しにしていましたが、やはり歩荷力も重要だと思うようになりました。クライミングのギア、って重いですし。
明日は、その歩荷力が鍛えられそうな、白根三山の山行です☆ テント泊2泊3日。
行ったことがない小太郎尾根にいくので楽しみです♪
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