必要なお買い物の当面の見通しが、とりあえず立ったので、やっと先週末学んだことのまとめができます。
ホント、一杯教わりましたからね~。個人的に役に立ったのは、登山の技術とは何か?というところでした。超あいまいな感じでしたからね~。
これをみて、私はツアーは全然必要ないな~とやっぱり思いました。自分でやりたい人にはツアーはイラナイ・・・
復習を大急ぎでしないと、今週末予定している地図読み山行の予習に間に合いませんので、サクッと済ませてしまいましょう。
■ 登山史概観
・19世紀~20世紀初頭 国の覇権をかけての初登争い
・より高いところ → より困難なルート → 登りつくされる
・大学山岳部の時代 (エリート)
・社会人山岳会の時代
・中高年の登山ブーム(100名山)
・ここ数年 登山の多様化
こうしてみると、エリートが行う先鋭的な登山から、だんだん庶民化してきたのが登山の歴史。
■登山の多様化
・先鋭的な登山
・自分の満足感を重視する、自分なりの初登を目指す登山
・スポーツクライミング
★いかに登山が多様化しようとも、自然の厳しさは万人に平等に降り注ぐ
★大衆化の結果、個人のレベルでリスクが変わるのが登山
・全員が無事に下山すること
・自然環境を壊さないこと
そう以前はエリートが教育を受けて挑んでいた山に、今は普通の人が何の教育も受けずに登るようになった。つまり、危険はより増した、のですね。
そのように外的要因も内的要因も変化した中では、昔は当然であった全員が無事下山は当然ではなくなり、少数の人間しか山岳にアクセスしていなかったときには問題にならなかった自然環境保護が問題になる。
少数 → 多数へ
エリート → 庶民へ
≪登山に必要な要素≫
①体力&登攀技術
②知識&技術
③リスクのマネジメント
④多くの経験
■一般的な登山の体力
・行動時間: 6~8時間
・歩荷力:
日帰り ~8kg
無雪期テント泊 15kg
積雪期テント泊 18kg
冬季登攀 + 5kg
■登攀技術とは?
・一般登山道 → 疲れず歩けること 落石を落とさないこと
・険しい登山道 → 上手に歩けること 滑落しないこと
・岩稜 → ロープを使えること
・岸壁 → ロープを使えること
■ 知識と技術の違い (わかるvsできる)
知識 技術
登山のカラダのことを知っている 体調を維持できる
トレーニング法を知っている 十分な体力がある
装備が分かる 状況に合わせて使える
食事の知識がある 準備をし作ることができる
地図を読める 道に迷わず歩ける
天気図が読める 天気が予測できる
山の病気とケガを知っている 予防と応急処置ができる
■ リスクマネジメントとは?
★実力に合った計画を立てる力(事前)
・山を選ぶ
・メンバー、日程
・下調べ、計画書
・装備、食料
★危険を予知し、回避する力(行動中)
・天気
・ルート
・体調
・行動時間管理
■リーダーに必要な力
(知識)+(技術)+(経験)+(体力)
★経験と体力は講習では身につかない →個人の努力
★技術の習得には反復練習が必要 →個人の努力
■自然環境保護
時代はローインパクト、テイクインテイクアウト
登山の大衆化によりオーバーユースが山の環境問題の主たる課題に。
(山岳総合センター資料より 要約)
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