Tuesday, April 30, 2013

針ノ木雪渓雪上訓練の反省




引き続き、針ノ木雪渓の反省です。

・ツボ足歩行(キックステップの直登、トラバース、駆け下りる)
・滑落停止 (ノーマル態勢から、頭が下の腹ばい・仰向け)
・ロープワーク(ATCを使った懸垂下降、プルージックでのバックアップつき登降、フィックスロープの通過)

■良かったこと

・気温の読み 

あらかじめ天気予報をチェックして装備を決めるのは普通だ、と思いますが、やっぱり春山は温かいのを実感しました。 

念のため着たフーディニでさえいらないくらい。R1とフーディニは冬のウエアとしては一番軽いのですが、それでも、暑いくらいでした。そりゃそうか1度でも暑いんだから、13度くらい気温があったので暑くて当然。オーバーパンツはイラナイと思ったけどやっぱり要らなさそうでした。みんな暑くて脱いでいましたが、脱ぐとオーバーパンツなんてやたら重い。ハードシェル着ている人は暑かっただろうな。

気温が高かったので、実はシュラフも夏ので良かったかもしれない。化繊のほうが濡れに強い。ただこれは指定がゴアシュラフカバーと会ったので冬を前提にしているらしかった。次回は夏用で十分だなと思いました。

・スコップ
スコップは持っていった人が少なかったので、あってよかった装備。暇だったので雪洞でも掘ればよかった。

湿雪だったので、スノーマウント作りにも最適そうだった。けど、みんな雪洞堀りにはあまり興味がなさそうだったんだな(笑)。せっかく、はななを持っていったんだけど…。

■学んだこと

・大型ザック

 結論:大型ザックは大型テントで定着山行しなければイラナイ。

私のバリアント38は、拡張性があり、結局同じ量が入った。大型ザックは重さというより、嵩高いもののためにあるのかもしれない。

夫と二人で行くテント泊なら厳冬期でもバリアントでやっぱり十分だ。なにしろ二人用テントは1.7kgでポール込なのだから。象足だって2人分はいらないし、ランタンなんて持っていかない。コンロは小型で十分だ。

大型ザックを購入するとき、モンベルのお兄さんに「ウルトラライトの人には必要性がないですよねぇ」と同情交じりに言われた…のは、やはり最近の登山者の多くは、ウルトラライト志向なんだろうな~と思った。

最近の個人装備はとても軽い。私は夏のソロテント泊では、テント込みでも10kg行かなかった。
冬でも、テントを抜いて10kg以上行くなら、それは無駄なものを持っているってことだと思う。

無駄なもの…酒や嗜好品を含め…持っていくかどうか?の判断の分かれ目は、その山行のリスクによると思う。

今回のように歩く距離も時間も少なく、ほとんど宴会目的の山行なら多少重くなっても贅沢を選んで、重たいものを持っていけばいい。歩くのが遅くなったところで、大勢に影響がないのだから。

けれど、厳冬期でそれなりのピークを目指す山行ではこれはできない。リスクが高すぎる。だいたい歩く速度が遅くなるような重さを担ぐべきでないし、その山行に必要な重さを担いで、標準コースタイムから速度を落とさず歩けないなら、その山は単に行くべきでない実力以上の山なのではないだろうか?

ただバリアント38と同じものを入れても、大型ザックであれば考えずに放り込める。これは楽だな~(笑)。あまり考えなくて良いのが大型ザックの良いところだと思った。

今回買った大型ザックは、山ヤさんへのロマンへの投資、ということになるかもしれない。山では、でっかい荷物、重い荷物を背負っている人がエライ。その価値観は今も山で生きている。それを踏みにじるのは、新参者のマナー違反ってものかもしれない。これまでの山の文化を作ってきた人たちがいるのだから。

でも・・・、たぶん、私はこのザックを使っても、今年のお正月に鳳凰三山へ出かけたときに南御室小屋で見かけたお兄さんのようになると思う… そのお兄さんはザックがやたらデカく「テント泊ですか、すごいですね~」と声をかけると、うなづいて「重いですよ~」と言って、どっかとザックを背負おうとしたのだけど、意外に軽くひょいと持ち上がってしまったのだった・・・(笑) 

山の人は温かいので、みんなの装備を監視し合っている。ザックが小さいとテントを持っていても持っていないのではないか?と想定されてしまう。大型ザックであれば、みんなが安心してくれる。それなら、大型ザックを背負って、ウルトラライトにしていれば、心配をかけることもなく、八方丸く収まるのかもしれない(笑)。

たしか山の先輩もこないだ18kgくらいだったよなぁ…85Lのザックだったけど。

それに今のバリアントに米を18kg入れるとショルダーベルトが食い込んで痛かったので、これを機に大型ザックは歩荷散歩専用にしておいて、日帰り装備をバリアントに入れたらいいよっていう神様のお達しかな。

・軽量化?

思うに、山では「重いほうがエライ」という価値観がまだ健在なので、軽量化、という言葉そのものに、心理的抵抗感があるのではないだろうか?

とすると、心理的抵抗感がない「必要なモノ以外持っていかない」などと、表現を変えるべきなのかもしれない。

今回は車を回していたので、私は食事の用意をしなかった。でも、見たら、肉のパックの発泡スチロールまで持ってきていた…(汗)。せっかくジップロックに移し替えたのに意味がない。

それなのに、水汲み用のバッグはなくて、水汲み容器はちょっと苦労したので(ただ水場まで5分だから別に何ともないのだけど)、私は90分しか歩かないのを想定して、水は大量にはいらないだろうと、サーモスだけに絞り、一応持っていったプラティパスを置いて出る判断をしたので、みんなが水入れをもっていないなら、もっていけばよかったと思った。プラティパスくらい軽いので入れておけばよかったんだった。

今回、なしで済ませられると思ったのは、ランタン。ヘッドライトが5人分もあればいらない。私はいつもは小型のLEDで済んでいるのでやっぱりイラナイなと思った。焚火を囲むテント泊の時は、テント内は寝るだけなので余計要らない。

ダウンパンツは持っていかなくて正解。象足は持って行って正解。

「荷物が重いほうがエライ」という価値観の割に共有されていないのは、「プアな道具でなんとかデキルほうがエライ」という価値観で、つまりは、ATCがなくてもカラビナで確保できるほうが本当は偉いんだが、そっちのほうは山ではあまり共有されていない。

豪華な装備が目白押しだった…マット2重とか…(汗)春山でマット2重だったら、厳冬期は一体どうなるんだろう?!

■ 体力

体力はそれぞれなんだなぁっていうこと。体力があればいいってもんじゃないけど、体力がないと山では危険が増してしまう…。90分しか担いでいないで、4,5時間の講習中はほとんど空荷、体もそんなに動かさない…そんな1泊二日の山行で疲れていたら…やっぱり厳冬期で7時間かかる山には行かないほうがいいかもしれない。 
厳冬期 観音岳山頂から

私たち夫婦の体力は、特別に強いものではなく、一般の40代サラリーマンの平均的なところでしかないと思う。

ペースは一時間300m、一日の歩行時間は10時間くらい、標高差1500を日帰りは平気なくらいでしかない…。

けれど…それでもやっぱり若さと言うものは、大事な資産なんだな、それを生かせるうちに生かしておかないといけないな、と思いました。

私の山の先輩は、厳冬期北岳1泊2日だからなぁ…。人を連れて歩くからには、それくらいは欲しいところだろうし、そうでない人は人を連れて歩くべきでない。自分を含め。

ちょっと前に天狗岳に行ったときに、途中ですれ違ったおじさんに山頂行かないの?と聞くと、おじさんは、わたしが2時間未満で歩く道を、4時間かかるのだと言っていた…。だから行かないのだと。

男性の、そう年も離れているようには見えない登山者のおじさん…は、少しさびしそうだったけれど、山に来るだけエライと思った。自分の力をわかっていれば、今は山小屋がいっぱいあるし、無理をしなければいいだけなのだ…

私だって立派な中年で山を始めているわけで、今2時間で歩ける道を1時間半で歩けるようになる可能性より、2時間の道が3時間になる可能性のほうが高いと思う。残念ながら、それが成長期を過ぎた大人の登山のあり方だと思う。

そうであれば、2時間の道が3時間かかるようになったときにどう自らの安全を確保するのか?そういう発想で、年齢が若い今、できることをやっておくのがいいのかもしれない。

たとえば、岩場だって、滑落停止だって…今は平気だけど、足が上がらなくなるかもしれないのだし…そうなった時に岩場の安全通過術を知っているほうが知らないよりいいに決まっている。懸垂下降も70代になって身に着けるより、40代で身に着けるほうが良いに決まっている。


■自分を守るためのロープワーク

ロープワークは、ちょうど最近習ったところのものが講習で出てきたのと、クライミングの本を10冊くらい読んだところだったので、そんなに難しくは感じなかった。

ロープはパートナーの夫と知識を共有していることが重要なので、一度夫と乾徳山に復習がてら行くか、と言う感じ。 

夫はボーイスカウトだったからロープは得意みたいなんだな。でも、お互いに確保できる、という体験知が欠けている。 

確保は確保器を使うバージョンも使わないバージョンも二通り必要だと思った。というのは、一般登山者は、普通は確保器なんて知らないし、要らない。

カラビナでさえ、何を買っていいのか分からないし、そもそも普通の登山でカラビナはイラナイ。日本の一般ルートを歩いているかぎり、そんな確保がいる道を歩くことはまれだからだ。

ただ体験していないことは、いざピンチになった時にできないので、半年に一回くらい夫と安全地帯で懸垂下降とお互いをビレイする方法を確認し合った方がいいかもしれない。

スタンディングアックスビレイは、とても用途が広いので、覚えておいてよいのかもしれないと思った。

でも…私が歩きたい八ヶ岳の稜線は、雪がそれほど強固でなかったり、稜線は土が露出していたりして、すってんころりん600mで立場川まで落ちてしまう鉾岳あたりの通過に際して、どんな技術が使えるのか?というと、確保術ではなくて、結局は落ちない歩行技術の方だったりするんだな… 

権現の先にある旭岳は普通に歩けた。けれど、それをどう先輩の確保という、安心の傘なしで、行かせるか? それが自分の山を作るという行為だと思った。

■ 歩行技術

講師は「歩くことを普通の人は考えない」としきりに強調していた。

そうなのだろうか?

私なんて、歩く度に歩き方研究しているようなものだけれど…女性は一般に歩き方に対する認識が男性よりは高いのではないだろうか?それはたぶん単にプロポーションの崩れが気になる、という理由で(笑)

軸が崩れた体は、きれいな形の筋肉が付かないと思う。

バレエをやっているとバレエらしい体格になる。 それは使う筋肉を指定されているからで、その筋肉を使っていないと間違っている、として直されるから。

登山もそうしたらいいんじゃないかと思った。 

というのは、キックステップでしっかり軸足に乗れない、なんて人が本当にいるとは思えない。

だって片足立ちができない人は世の中に居ないだろうから。キックステップは結局片足立ちのことだ。ピッケルと2点確保になります。

だから、登山者の歩き方がなっていないと責める前に、教え方が悪いんじゃないか???って話だ。 これは登山界全体で。 すごく難しいことのように聞こえるのだけど、結局 要は一本足。そこがわかりづらい。

キックステップは軸足に完全に乗ります。それは単純に言えば一本足になるってことで、平地の階段でも練習できます。トラバースだって原理は同じで、単純に垂直、鉛直のラインに立つ、ということです。

バレエなんか回転技があるから、鉛直のラインがないとピルエットなんてできない。だからみんな一本足で立っている。登山者も一歩足で立つ練習を積めばいいだけなのではないだろうか???

■ 当たり前のことが丁寧にやる

当たり前の普通のことを丁寧に味わいながらやるのがヨガです。登山はそれと少し似ている。

登山で大切なことは、基本的に当たり前のことばかりで…その当たり前のことを、考えないから、リスクが増える。

当たり前のことは、なんてことのない晴れの日には、重要さがわかることがない。

雪が降り積もっていなければ、濡れが致命的だとは感じられないし、クラストしてつるつるの地面でなければ、アイゼンのありがたさは分からない。

ふかふかの雪でなければ、スノーシューもわかんもただの重しでしかないし、手袋を何気に置くな、と言われても、てぶくろそのものが要らないような好天の下では、ただの小言にしか聞こえない。

タカマタギでは、1時間の間に、雪にさしていたピッケルが見えなくなるほど降雪があって、ピッケルを無造作に雪に指していてはいけないという教えの大切さやホワイトアウトの怖さが分かった。
ウエアは明るくないと視認性が悪い。

雪渓=雪崩の巣 だけど雪質による。判断が必要だ
雪崩のリスクがありますって言われても、直径20センチ程度の雪の球がたまに転がってきては、はじけ砕けるくらいでは、落ちてくるのを見るのが楽しいな!って程度で、雪崩の際には、すぐさま逃げるとか泳ぐとかそういう緊急性は感じられない。

だから、いざという本格的な困難に、そうでない状況下で備えるのは、想像力の勝負となるわけだ。

どれくらい想像力を働かせられるか? 

そういう意味では、やっぱり、講習山行は、悪天候であればあるほど、勉強になるわけで、今回のように大晴天だと、むしろ技術を軽んじてしまうリスクの方が増えて、逆効果になる場合もあるわけで…それはそれで問題かもしれない。

そんなことを考えた講習会・・・結局結論は、夫と二人歩くのが、実は一番安全なんではないだろうか・・・でした。






Monday, April 29, 2013

1回目の講習会に行ってきました

 ■ 講習会

27~29日は、講習会に長野まで行っていました。

が・・・講習に費やすには惜しい素晴らしい快晴でした。

1泊はセンター泊、1泊二日のテント泊・・・。 こうした講習に費やすには、もったいない山日和で
山に行っているべきだと思いました・・・ああ~素晴らしい景色でした。


■ 1日目

2泊3日ですが、1日目は室内での机上講習と食事の買い出しのみ・・・なので、里に宿泊です。

翌日に1泊二日のテント泊。でも、テントサイトまでたったの90分・・・(^^;) ラクラク登山とはこのことですね!!

まぁ、大きなテントで宿泊する合宿型のテント泊は、すでに厳冬期の豪雪の山で経験済みだったので、ただ雪に覆われただけで降雪も、寒さもないような残雪期の山は、夏のテント泊と変わらないか、むしろトイレが近く、水がどこにでもある分、楽なくらい・・・

というわけで、テント泊はそんなに目新しいことがなかったのですが、テント泊のイロハ、を説明するということはきっと難しいことなんだなぁ・・・と思いました。

教えるというのは方法が二つあります。

①あらかじめ、手順や概要、何をするのか?など、相手に理解させる。 
②とりあずやらせて、やってできないところを注意する。

どっちが教える方が楽かと言うと、②です。今回は②だったので、本当に初心者だったら、どうするべきか、よく分からないで周囲に合わせているうちに終わってしまうと思いました。

私自身は、①を好むので、なんだかな~と思いました。言ったらできることだったら、言ってやってもらえばいいのに。 そうしないと核心の問題点、分かるけれどできないこと、が見えてこない。


道端のスミレ
なんだか期待できる山の様子
 

だんだん晴れてきた~

扇沢へ・・・以外に大きな登山口でした

登山者の群れ

実は私はオスプレーのバリアント38を使っているのですが、パッキングしてみてそれに入った。けれど、カラビナなどは外付け。 共同装備の負担が少ないように思いましたが、一体どうだったのかなぁ・・・

共同装備は、見ただけでは大したことはなかったのです・・・スノーバーは確かに邪魔そうでしたが。
大型テント以外はごく普通のありきたりなテント泊装備・・・ 食事も私は冬で4人分4kgを持っていったことがありましたが、バリアントで済みました。

けれど、皆さんに申し訳なく感じたので、とりあえずモンベルのアルパイン60のSを買いました。15800円。ザックは色々ありますが、こんな大型を担ぐのは自主山行では必要ないので、年に数回ならこれで十分かと・・・1か月も山を歩いているなら、グレゴリーに投資しても良いと思いますが。講習が終了後に夕食の時間をつぶして買いに走ったのですが、事務所に電話したのに、連絡がついていなかったようで、エライ剣幕で叱られました。 

バリアントに入っていた分を、アルパイン60に入れてみました。大型ザックのメリットは、かさばるものを入れることができる、ということだと理解しました。かぶっていれば、入れる必要のないヘルメットも入れることができるし、カラビナもロープもツールフックにひっかけずにザックに入れておくことができる。

こんな風に隊列がみえる

快晴!わざとトレースの横を歩いたり・・・

長い尾根・・・こういうのを見ると歩けそうな気がして歩きたくなる

雪質はしっかりした湿雪

前日に降雪があり、20~40cmだそうでした。新しい雪なので、足元は安定していて、心配されていた雪崩も大きなものは起きない感じでした。快晴だし、訓練には惜しい日。 

前日は悪天候で、遭難も心配されるほど。山はほんの少しの時間差で、快適と危険が隣り合わせ。




向こうの尾根は、うっすらと雪が流れた跡が一杯

雪のテーブルを作った班もあり、うらやましかった

こんな大快晴!
初めて確保器をセットして懸垂下降・・・

今回入手したATC

つばめが死んでた・・・親指姫を思い出しました

今回は、懸垂下降、プルージックによるバックアップ、スノーバーでの支点の作り方を見せてくれる、フィックスロープの作り方を見せてくれる、スタンディングアックスビレイの荷重体験、
以上でした。 初めて確保器で懸垂下降したら、滑りが悪いのにビックリ。しっかり足を踏ん張らないと降りれない・・・

キレイだな~

ああ稜線に出たい・・・

■ 翌日

翌日は4時起きで、6時出発。 大勢いると時間がかかるから、かな?私は一人だったらのんびりしても40分くらいなので、2時間というのはゆとりだな~と思いました。

テント内・・・メニューは鍋でした

29日は晴れのち曇り



針ノ木岳は初心者も登れるのだそうです

こんな沢沿いの斜面で訓練します

雪を切ってみたら、ザラメの層がありました

訓練の様子

木についた雪が落ちて、ころころ転がると雪のロールケーキができて、小規模な雪崩のようになる。 そんな程度の雪崩でも「くるぞー!みてろよ~」という声が上がるのは、常に危険を認識している習慣づけが山では必要なんだろうな・・・ って、ホントは日常生活でもそうなのにね、日本人は平和ボケだからな。
ここで滑落停止訓練を
滑落停止は、前にガイドさんにやってもらいましたが・・・今回は、よりメニューが多く、
うつぶせ、あおむけ、で頭から落ちるバージョン。これはちょっと最初が怖い・・・

こういうのは、自転車に乗れる系のスキルなんでしょうね。一回できるようになればいいだけなんだけど、年を取ればとるほど、身につけ辛くなる・・・

鎖骨にあざができてしまいました・・・ あらら。

けど、この日のこの雪は滑ることが難しい雪でした・・・ 講習って難しいですよね。

本番に役立たないと困るけど、かといって本番並みのシビアな環境でも困る・・・リアリティがない状況でいかにリアリティを認識できるように説明するか?が講師の力量なんだろうな、と思いました。

とくに滑落停止なんて使わなくて済むならその方が良い知識。 

今回は、雪の質もだし、ロープが要るような山でもないので、教える方もどうしたらいいかな、と言う感じで、あまりガチガチに構成されていない、のんびりした講習でした。

沢から水汲み

3時に下山してもまだキレイ!




Friday, April 26, 2013

ヘルメット&ビレイデバイス そしてパッキング・・・


■ヘルメット&ビレイデバイス買いました!

結局ビレイデバイスは、ATCガイドにしました。フォロワーのオートロック機能付き。

単純なATCでもいいかなとは思ったのですが…セカンドのオートロック機能がついているほうが
やっぱり楽かなと。

このセカンドのオートロック機能付きで選ぶということ自体が、山の先輩は疑問らしかったですが…(汗)

ATCとATC-XPの差は、細い径のロープにも適合しやすいかどうか。ATCは初心者には
制動を掛けるときに手の力が要ると言われています。 

で、ATC-XPとATCガイドの差は、セカンドのオートロック機能があるかないか。

このオートロック機能はカラビナ2枚でもできます。ガルダ―ヒッチ

カラビナ1枚 40gとして、80g・・・うーん、確保器1+カラビナ1で済む方が軽いかも?

オートロック機能があるのは、ペツル ルベルソ4も同じだったのですが…

見目麗しい、ルベルソ4… モノとしてみたとき、曲線がとても美しいと思って気に入っていたのですが…先輩が

「エッチっぽい」と… うーん、そこまでして買わせたくないのかっ?!

何がどうエッチっぽいのかさんざん悩みましたが、最近理解しました…。確かに…はぁ…。女の子にはワカラナイよ…(汗)

■ パッキング


リーダーコースの友人がパッキングが大変と言ってきたので、私もパッキングしてみたのですが…
問題なし。

こんな感じになりました。

≪装備リスト≫

装備リストは、一般的な冬山装備で、

・シュラフ&シュラフカバー
・スリーピングマット

・雨具
・手袋(オーバーミトン)
・サングラス
・ヘッドライト

・非常食
・地図&コンパス
・ペーパー

・食器
・はしなど
・マッチライター

・ピッケル
・アイゼン

・ヘルメット
・ハーネス
・スリング5
・カラビナ5
・ATC
・ナイフ

です。 

私はコレに、

 ・エア枕
 ・テントシューズ
 ・ツエルト(細引きつき)
 ・コッヘルセット(ガスストーブ)
 ・替えの下着と手ぬぐい
 ・雪作業用のてぶくろ

も入れています。

それでコレ・・・計ったら10kgでした。日ごろ担いでいる重さより断然軽い!

あ、あとショベルが追加になるか。ショベルは活躍アイテムです。

ウエアは、今回は、春山、厳冬期と違い、そんなに寒くなりそうにないので、ダウンパンツは割愛。

ダウンジャケットはとりあえず入れました。

≪クロージング≫
・アクティブスキンメッシュ アンダー
・化繊のアンダー
・R1フーディ
・フーディニ

ボトムスは

・冬ズボン
・タイツ
でOKかな~と思っています。 足元はもちろん、冬靴&ロングスパッツですね。 さっき防水スプレーしておきました。

■ 軽量化

私なりの軽量化は

・買った時についてくるスタッフパックに入れない
・スリーピングマットは90cm
・替えのソックスの代わりにテントシューズ(着干しするから)
・テント内で使うバッグはアイゼンを包んで置く袋と同じ
・ツエルトは平べったく畳んで丈夫な袋にいれ、マットとしても使う。背面に平たく入れる。
・コッヘルが食器として使えるので食器は持っていかない。コップのみ。

ダウンや、ツエルト…スリーピングマットに限らず、一杯スタッフサックが付いてきますが、
イラナイ… 

ダウンは隙間を埋めるのにちょうど良いし、着たいときいすぐ取り出したいのでので、くしゃくしゃッとして、そのまま上のほうに入れています。

ハーネスもキャリーバッグが付いてきたけど、要るのかなぁ?いるにしても100円ショップの軽量バッグには、かなわないんではないかという感じです(笑)

あと、スリーピングマットは90cmで十分だと思います。半身用。90でも長いような気がするくらい。下はザックに足をつっこんで寝るのだと教わりました。

そして、テントシューズがあれば、予備のソックスはイラナイし… 着干しで乾く・・・

あ、重要なのは、テント内で整理整頓用の手提げバッグです! これは重要アイテム。私はアイゼンを包むバッグと同じにしています。同時に使うことはないので…。

食器はコッヘルセットがあれば十分だし…一応平べったくなるボウルも持っていますが、あれ、重いんだな。

後はサイドポケットにテルモスを入れ、水のボトルを一本入れたら、終わりです。1kgプラスですね。

■ 登山用ナイフの持ち方

登山ネックレス、というのを本で読みました。 

私の山の先輩も首からナイフはぶら下げているので、私もそうしようと思っています。

ホントは、ホイッスルはザックのチェストハーネスがホイッスルになるので、要らないのですが、

とりあえず、紐を共有したいのでつけてみた…。

どうでしょう?


 こんなに大きいシュラフも


 シュラフカバーをかぶせ、枕を中に入れて・・・

 圧縮パックに入れると、あーら!こんなに小さく!
今日はココナツキャロットマフィンまで焼いてしまいました。 


妻がいない間、夫のおやつに・・・・

夫はレーズンが大好きなのです★






夏はすぐそこに


今日は午前中の予定を取りやめて、歩荷散歩に行きました。

■ レストしすぎ!

…が、レストしすぎ(汗) 

今日は重さが身に堪えました…。長いコースではなく、中くらいのコースで帰ってきましたが、それでも登りは、休み休み…

はぁ~…調子が良いと思ったらこれだもんな。

バレエは一日休むと自分にわかり、二日休むと相手に分かり…と言いますが、歩荷散歩だって1日サボれば、自分に分かるらしい…(汗)

それに今日はブログを書いてから、出かけたので、出だしが遅く、日が高くなってからだったので汗びっしょりでした。これから先はどんどん暑くなる=どんどん早朝しか歩けない…(汗)。体力UPへの道は、暑さとの戦いかもしれない…(汗)

裏山はもう、緑の木々の向こうが空けて見えず、景色はなく、グリーン一色です。藤の花も終わりかけ、今日は、足が長くて黒い小型偵察機のような、抜け目のなさそうな蜂?虫が、私の周りを飛びまわり、もう虫除けネットが欲しいくらいでした。それにお尻がまんまるい大きな黒い蜂も、ブーンといって飛び回る…

ヨガの先輩インストラクターに、歩荷散歩では脊柱起立筋や広背筋よりも、臀筋だけに負荷がかかっていそうだ、という問題?を相談して、ちょっとアドバイスをもらったので、試してみたかったんですよね。 今日はでも心肺機能のほうがくたびれた。

体についての感覚は、計算や、絵の才能、音楽の才能と同じようなものらしく、ヨガを教えていても、コツをすぐわかってくれる人とそうでない人がいます。また一人のカラダの中でも、得意な部位とそうでないのがあるので…得意なのは私は脚。苦手なのは胸筋と肩。そもそも筋肉量が少ないので、感じづらいのです。そういう意味でも、ボルダリングでは、今までスポットライトが当たっていなかった筋肉が目覚めることになりますね(笑)。

■ 少々アセリ中…

昨日、要綱を読んでいたら、これはちゃんと予習していかなきゃ!ヤバい!という気になり、ボランティアしている場合じゃないって気がついた…(汗)ちょっと焦っています…。 登山用のナイフを買わないといけないな。

雪上でのロープワーク… 一体何を習うんだろうな?スタンディングアックスビレイとかかな?

 講習で学ぶのは、

・残雪期登山の基本
・雪上技術基礎
・食当
・雪上歩行
・雪上生活
・雪上でのロープワーク

です。興味津々なのは雪上でのロープワーク。 雪山でのテント生活はすでにやったことがある。

エイトノット、ムンターヒッチ、クローブヒッチは基本のキなんですね。昨日復習しました。今日も復習せねば!

今日は、せっかく120cmのダイニーマのスリングを買ってきたので、ラビットノットを作りました。

山道具は買ってくると取扱い説明書がついてきます。大事なのは、取扱い説明書を読むことかもしれません。山関係の説明書類はなくすと使い方が分からなかったりして悲しいので、私はファイルケースにまとめています。よく見ると、ホント、こういう支点の作り方はだめだよ、とか絵でわかるように書いてあります。

それに私はテクニカルライターでもともと、取扱説明書を作っていた側なので、興味もあります。

■ 漫画 『岳』 はエライ!!

最近、”本格的な”と形容詞がつく山登りのプロローグ的な経験をしているので、思うのですが、岳ってエライですよね。

ここのところ、ロープワークなどを少しかじり、今週末は、雪上でのロープワークも学びます・・・。

資料を読んでいるとドキドキしてきます…スタンディングアックスビレイ、とか、雪の急斜面を支点(ランナー)を取りながら登るとか出てくる・・・?

最近、貸していた漫画『岳』全巻が戻ってきたので、ふと読み返すと… 『岳』にはそういうテクニカルな部分がちゃんと描写されているんですよね。

「ユマールって何?」と先輩に不思議そ~な顔して聞いたのは、つい3か月前でしたが…ちゃんと『岳』でも ユマール使って、負傷者を担ぎ上げていました(汗)。そんな器具の形もちゃんと描かれていてエライ。

ロープはいつも山のときは2本描かれていて、クライミングジムの時の描写は1本。ちゃんとしてる… 確保している図柄のときは、ちゃんと確保器とつながっていて、セルフビレイも取ってあった… 普通の読者はそんなことは見ていないと思うのですが、『岳』の楽しみ方をもう一回知る、って感じです。

そうだったのか~…って感じです。 漫画と言えども、作者は登山を本格的にしていた方らしいので、あなどるべからず、って感じですね。

昨日なんて、クライミングジムで上級コースを登っているクライマーに「あ!ヒールフック。岳でみましたよ~」と言うと向こうもすぐに理解してくれました(笑)

山好きなんだなぁって。 

というわけで、山も忙しく、順調に成長中です☆






Thursday, April 25, 2013

クライミングシューズはシンデレラの靴?


■クライミングシューズを買いました☆

クライミングシューズも、甲府で買うと、あまり選択肢がなく、足のサイズで店頭に出ているだけ、
と言われてしまいます。私の場合、5択の中の選択でした。

けっきょく、紐で締めれるタイプのファイブテンにしました。

こちらにクライミングシューズの選び方でよくまとまったものがあります。

ボルダリングで高難易度な技に挑む方角に進化することは、私、考えられない感じなので…(笑)


欲しいのは、インドアでの練習であるボルダリングでも使え、外岩でも使える靴。

目標はあくまで、登山中の安全通過なので、グレードは、5.9まで頑張れば上出来です。

…履いていて痛いようなのは、初心者にはイラナイと色々な本をみたら書いてあります…ってことで、もっともオーソドックスな船底型の靴にしました。靴底の形でハングした壁向きとか色々あるらしいです。

ファイブテンのスパイアというモデルです。ザ・定番って感じなのかな?

クライミングシューズは、バレエのバレエシューズになんだか似ています。足にぴったりが良いところとか、爪先立ってフィット感を調べるところとか…

でも、最大に違うのは、ターンイン。つま先を内側にまげることをターンインと言いますが、これはバレエでは絶対にNG。 バレエはターンアウトが一番重要です。

つま先をターンインにすると太ももが発達しますよね。むむ、なんとなく危機感…(笑)

今春山セール中だったので、運よく、10%オフで買うことができました☆ 定価12600円。

これでレンタルのくたびれた靴を履かなくても自分の靴で練習できます♪

昨日のジムはいい感じのところでしたが、靴はすっごいくたびれていました…(笑)

甲府にはあと一件、あたらしいクライミングジムができたそうなのですが、どんなところなのか、
ウェブサイトもまだ出来ていないようです。

■ ついで買い

ついでに、120cmのダイニーマのスリング(ラビットノット用)と、チョークも買ってきました。

チョークは粉末にしたので、チョーク用の袋を作った方がいいかもしれませんね。

チョークバッグはなんでもいいので節約と思い、100円ショップを見てみましたが・・・適当なものが見当たらず…

まあ、とりあえずはその辺のビニール袋で十分かと思うので、おいおい、気に入ったものを買いましょうという感じ。

針ノ木雪渓の講習まであと2日! なんだかドキドキするなぁ(笑)

ザックは色々モデルを見ていますが、やっぱり背負ってみないと買えない…(汗)なので、これは近く、東京方面に出かけるので、その時見てこようかな~、って感じです。

やっぱり靴とザックはさかい屋さんが品ぞろえが豊富でサイズもあるので…後は明日、ヘルメットと確保器を買えば、準備は終了です。
ワークマンでレインウェアもゲット


ボルダリングの楽しみにやっと目覚めました☆



■ クライミングジム天
山友達とクライミングジムに行きました。ちょっと我が家からは遠く、けっこうはるばる出かけていく感じ。

ただこのクライミングジムはこじんまりしていて、こないだ行ったピラニアより、落ち着きました。

常に少数派を愛する私(笑)

やっとボルダリングの楽しみを理解し始めました。 なぜ誰も教えてくれなかったのでしょう?ボルダリングは同じ壁とか、おなじ課題をしていても全然楽しくありません。できないのをやらないとダメ。 

ポイントは…

 ★課題はどんどん難しいのに移行すべし!
 ★壁は傾斜をどんどん変えるべし!

この二つのことを、以前はやっていなかったのです。一番やさしい課題で、「ふーん、何が楽しいんだろう?」で終わり。

なのは、出来ない課題をやらなかったからですね。 できるのだけやっていたから、何が楽しいのか分からなかった。

今日は1番からスタートして、課題は6まで行きました。別のハングした壁で課題は3まで。さらに別
のハングした壁で、2の課題まで。別のハングした壁で1まで。で終了。 クールダウンで傾斜の無い壁でいくつか。

これだけやれば、なんとなく了解って感じです。まだ足は自由の課題ですが、何が面白いのかはわかってきました。

できないのをどうやったらできるか?考えるのが面白いんですね。

胸筋の方は、早くも慣れてしまったみたいで、イマヒトツ・・・もっと腕がクタクタになるようなくらいに追い込みたいんだけど…。追い込みがたりない?もっとたくさんやればよかったのかな?

まぁ今日はボルダリングに対してちょっと快適性が上がったということで、めでたしめでたし☆

靴も買うことにしました♪

■ 前回までのボルダリング体験

Tuesday, April 23, 2013

登山用の概念図


うーん、やっているけど・・・
今日は宿題をやっています。

針の木雪渓の付近の概念図を作る。

いつも思うんですけど、概念図ってどうやって作るんでしょうね?ノウハウを知りたい。

こちらに参考にしたサイトがありますが・・・
うーん、もっと知りたい。

去年も春は地図萌えしていて…せっせと地図にトレーシングペーパーを重ねていました、。

問題は、2万5千の地図を基にすると、概念図としては大きすぎるのではないか?ということです。

・・・概念図、イマヒトツ、正解がの作り方が分からず、すっきりしない。

ルートの準備は、マスターしたような気がしますが、私は次なるステップである、登っている間の周辺のピークや山脈の位置関係も事前に把握したい…(ルート維持)

ということで、また頭を悩ませています。

とりあえず、このような手順でトレースしました。

≪用意するもの≫
・2万5千の地図
・トレーシングペーパー
・ペン4種
 尾根用のペン=太い線が引けるペン
 水線用のペン=青色系
 登山道用のペン=赤色系
 人工物用のペン=黒

≪手順≫
①尾根線を 太いラインで引く 
②水線を引く 
③登山道を引く
④主要な地名を書き込む(ピーク、コル、峠、尾根の名前、沢の名前、地名) 
⑤人工物を書き込む(トンネル、道路、山小屋)

■疑問その①

そもそも、どの程度の範囲を概念図に収めるべきか?

■疑問その②

尾根の書き込みでは、主稜線以外に、どの程度まで細かく尾根を書き込むべきか?

とりあえず、この概念図の目的は、ルート維持でしょうから、その目的に合う、という意味では、登山道から見たときに見えるピークは必要かと思い、それにつながる尾根は書いてみた。

備考:
 ※ルート維持というのは、登山中に間違ったルートに入っていないか確認することです。
 ※ルートファインディング=今から行くべきルートを見出す力。
 ※ライン取り 広い尾根などはどこを歩いてもOKなのでそういう場合、具体的にどこを歩くか。
 ※地図読み=総称。道なき道を行く力。

■疑問その③

水線の書き込みで、すでに沢や河川になっているところはいいのですが、地名だけの沢(谷)は、引くべきなんだろうか?

尾根と谷は、陰と陽なので、常に隣り合っているわけで…細かく引き出すと、いつまでも引けてしまう。尾根は一番大きな尾根、沢は一番流域の面積が大きい沢だけでいいのだろうか?

でも、終点は実際は尾根なのか沢なのかあいまいな感じに収束していたりする(汗)。

■疑問その④ 岩場

さらに尾根の反対側が岩ゴロゴロマークばかりだと、もうそれは尾根ではなくて、がけっぷちの壁?!ってことになっていそうで、地形を読むっていう感じじゃない。「大体この辺は岩」以上終わり…(^^;) でもそこは概念図では空白になってしまう。いいのかしら?

■ とりあえず、登山大系から引っ張ってきた概念図

このブログを読んでくださる方には、リーダーコースの人もいるのかもしれないので…情報共有のために、登山大系から引っ張ってきたデータもアップしておきます。




レストの大事さ


昨日は歩荷をサボったので、今日は重さを3kg重くしてみました。

■ レストの大切さ

ここのところ、レストの大事さを感じています。というのは大腿四頭筋を太くしたくないのですよね。

レスト=休憩。

レストがなく、自分に厳しくずっとトレーニングし続けていると、筋肉を太くしてしまいます。

実際、私の太ももはまた太くなってきてしまいました…ああ、またバレエの先生に怒られる…

結局、筋肉の付き方が醜いカラダというのは、オーバーユースのカラダなのです。

つまり欲を出したってことですね。

実力以上に体を追い込んでしまうと、醜く膨らんだ太ももになる(この醜いという価値観はバレエ
独特のものですが…まさかスピードスケーターの太ももを醜いと思う人はいまい?けれどバレエでは絶対的にNGです)

私が実感として思うのは、腰痛が発生するほどの重量を背負うのは、からだを醜くするだけでなく、
たぶん、体に良くない。

それはその人が担げる重さを超えていたんではないかと思います。

もちろん、ほんの少しの間、限界を超えるのはいいのですが、そうではなく、根性で担ぎ上げると
下手をすると椎間板ヘルニアを発症します。 椎間板ヘルニアは椎間板が飛び出す物理的内傷。
脊椎周りをささえる筋力が重量に負けると起こる。 

それはむしろ努力と言うより身の程知らずという感じです。山岳遭難の構図と似ている。

最近、足が太くなってきて、危機感を感じています(笑)せっかくバレエでラインを作ったのに、失うのは早い。

■ 自分のペースを発見する

でも…レストしすぎも良くない。

というわけで、私の太ももの事情からレスト日を設けることにしたのですが…レストしすぎも良くない。

クライミングジムに初めて行ったときは1週間ほど腕が筋肉痛でした。実は先週どこかのジムに行くべきだったのに行っていないので、今週こそはいった方がいいかも…

筋肉と言うのは、レストされすぎてしまうとまたオールリセットされてしまうものなのです。

なので、おおよその目安で行くと、2~3日に一回が良いようです。

というわけで、メニュー変更

・クライミングジムに行く日 =歩荷は 負荷軽くかなし
・歩荷散歩 = 軽い歩荷と重い歩荷の日を混ぜる 週末はしない
・何もしない日はフロアバーを入れる

※フロアバーはバーレッスンをフロアで行うエクササイズ

■ 食事の改善

効率よく筋肉をつけたいと思えば、食事の改善が不可欠ですが…ホエイプロテインかなぁ・・・。

ウエイトロスを狙っている場合は、カロリーを減らすべきですが、私はウエイトロスは必要ないので、
プロテインを増やす方がいいかもしれません。 

でも今、食事がほとんど野菜ばっかりなので、どうやってプロテインを増やすかというとちょっと悩みどころです。

■ 骨盤のASIS

骨盤が水平であることを、ASIS(アシス)というのですが、ザックのウエストベルトを締めているとこれが良く実感できるかもしれない。

私は背筋のほうが腹筋より強くて、バレエの先生にはいつもでっちりを直されていました。

骨盤が前傾しているのが私の体癖なのです。でもウエストベルトがあると…なんとなく、骨盤を後傾しているような気分になります。

でも歩きやすいのはそのポジションの時…ということは、そこは水平のはず。

普段が前傾しているから、水平に戻っても後傾と感じるんだろうな、っていうわけです。

■ 鍛えたい筋肉と違うんだな

歩荷散歩で効いているのは中臀筋です。むむ、もっと脊柱起立筋と広背筋、腹筋に刺激がほしい・・・

うーん。やっぱり歩荷散歩以外の筋力トレーニングも必要かもしれませんね…

脊柱起立筋は、反り返る時に使う筋肉なのですが、これは代表的な抗重力筋で、年々衰えてきます。それは、3歳児の立ち姿は反りかえっているのに、おばあさんになったら背中が丸くなるのと似ています。反ること=若返り、と言われているくらいです。 

広背筋は、腕を後ろに引き寄せるときに使います。これも日常生活ではなかなか出てきませんよね。ほっとくとブラの線の下に、ボンレスハムのように肉がはみ出てきます(笑)

まぁ多少のボンレスハムは許してあげようという年齢に私もなってきたんですが。

■ 有酸素運動

歩荷散歩の一番の効果は、登山に行ったときに重い荷物が担げることではなくて、単に、立ち上がりが早いってことかもしれません。 心肺機能ですね。これは、ほとんど体の慣れの問題みたい。

バレエでは1日サボれば自分に分かり、2日サボれば相手に分かり、3日サボれば観客に分かる、といいますが・・・それと似ています。

立ち上がりが早いと気分が良いですから。

■ 靴

ちょっと重いものをいれるようになって、もっとがっしりした靴がいいなぁと思ったりするようになりました。

靴で重力のバランスを取りたいのかしら(笑)? テント泊で重い人は、重い靴と言われるワケが少し分かったような次第…でも重さの問題だけなら、足にウェイトをつけて歩けばいいだけなのかしら?

■ ザック

ザックは背面長が合わないと・・・肩が食い込む!ウエストで重さを支えたい派ですからね。

というわけで、ごっついザックのありがたみも少しは実感しつつある今日この頃…でした。


Monday, April 22, 2013

自立した登山者であることは特権かもしれない


■ 自立した登山者

今日は久しぶりに寒い日でした。山に行きたくなった…けれど、山の準備をしていたら、古い友人から電話がかかってきてしまったのでした。

彼は昔すごろく小屋で働いていたことがあるため、北ア事情に詳しいわけなのですが、非常に否定的な目を都会からの登山者に向けています。

私に言わせれば、登山者に都会からの登山者かそうでないか、という区別はあまり関係がないのではないかと思うのです。

意味がある区別があるとすれば、自立した登山者とそうでない登山者です。

そして、最近思うのですが… 自立した登山者である、ということは、一つの特権であるのかもしれません。

というのは、自立した登山者であろうとしても…たとえば73才ならどうでしょう… いくら優しい山でもリスクをゼロにはできません。うっかり足を岩角にひっかけないとも限りません。

年齢というのは抗することができないもの…だからその人を責めるわけにはいかない。

ただ余談ですが、そうした年齢によるリスクをテイクしてまで山に行くことは、ある種の煩悩のような気がしないでもないです。山を良く知るとリスクテイクできないことが明白になるから…たとえば、昔バットレスに登るようなハードな山をしていたような人は高齢になると山には寄りつかなくなります。それは、山のリスクについて良く知っているからですね。

だから、山を若いころやっておらず、80才を過ぎて山登りを始めた人のような人のほうが、むしろ、どんどん山に行ってしまう傾向があるようです。

けれど、年齢を重ねていることを責めることは誰にもできません。誰だって年を取る。

あるいは、地図を読もう、という意思があったとしても、それに伴う勉強をする時間と能力という、両方の資産が揃わないことには、地図は読めるようにならない。

意思があってもどうしようもないケースもあります。意思だけで開ける道ではないのが、登山という道みたいです。

ということを色々考え合わせると… 自主山行で山に行ける、ということそのものが、非常に恵まれた状況にあるということなんだろうな、と思い至ったわけです。

自主山行が可能な人は、どんどん勝手に地図を読み、ガイドブックを調べ、好きな山に通うべし。

ついでに言うなら、私の場合、優れた指導者、というものにも、思いのほか恵まれてしまっているようです。

■ フィジカル要素は一面に過ぎない

アルパインクライミングから、フィジカル要素だけを抜き出したものが、スポーツクライミングです。

結局、アルパインクライミングとスポーツクライミングの差は、そこに冒険の要素があるかないかだ、ということになります。

スポーツクライミングは冒険的要素はほとんどなく、いうなれば、誰かの後ろをついて歩くだけの登山と同じです。赤い布を追いかけていくだけの登山と同じなわけですね。

おそらく、ツアーやガイド登山というものは、登山という総合芸術…一つの山行を成り立たせるために天気を読み、季節を読み、地図を読み、リスクを管理し、体調を管理し、行程を管理し…から、フィジカル要素だけを抜き出したもの。

つまり歩くだけ。 

もちろん、歩けなければ話にならないのが登山ですが、歩けるだけでも話にならないのが登山。

スポーツクライミングで登れたグレードがその人の実力ではないように、人の後ろをついて歩くだけの登山で登った山が、その人の実力ではない。

■それでも行かないより行った方がよい

ただ…フィジカル要素だけを抜き出したものであっても、山に行かないよりは、行ったほうが良いのではないかと…

私が思うには、73才にとってはどんな低い山でも、山に行くのは、相当な冒険ではないのかと。

登山の良さは、どんなレベルの登山者であっても、何らかの冒険があり、なんらかの成長がある、という点なのではないかと思うんですよね。

■ 考えるスキルを使って、判断の成否を問うゲームが登山

私が登山が好きなのは、自然が好きということもありますが、色々な要素が絡み合って、”考えるというスキル”がフルに生かせるからですね。考えるのが大好きなのです。

その前の趣味のバレエも、考えるというスキルが重要視されるものでした。バレエはダンスなので、フィジカルなものですが、たとえばずっと同じステップを繰り返すために考えなくても踊れるようなサルサとは違い、バレエは制約が多く、使う筋肉まで指定されているので、考えない人は上達しません。まぁ一定レベルを超えると、感性のほうがより重要になり、考えすぎるのも上達を妨げますけれど…(笑)

その「考える」というスキルは、何に用いられるか?というと登山の場合、リスク回避です。

判断、ということですね。 判断をするゲームなのです。判断の成否を問う、それが面白いわけです。

なので、その判断を人に預けてしまう、ということは、一番面白いところを預けてしまうことになり、全然楽しくない…ので、ツアーなどに参加しても、むしろめんどくさいだけです。

むろん、判断には、直観とか、そういうものも含まれているわけです。私が最も判断に直観を使うのは、行きたい!という衝動のようなものです。そういうのが湧かない山には行かない。行きたい!という衝動が山に行く動機です。どうしてそんなに行きたくなったのかは行ってからわかる感じ。

■ 無難すぎる現代社会へのアンチドート

そして、私が思うに、登山の最大の魅力は、冒険的要素にあるのではないかと。

正確に言えば、冒険的要素をいかに自分のスキルアップで排除していくか?というところにあるのではないかと。かつては冒険だったことが、スキルアップすれば、もはや冒険ではなくなる。

私が19の時にパリに一人で出かけたとき、それは冒険でしたが、今一人でパリやアメリカに行っても東京に出かけるほどのことでしかありません。それは、中学2年生の時博多に行くのが冒険であっても、大人になればそれは冒険ではなくなるのと似ています。

現代社会は、平たく言えば、ぬるま湯です。無難、ということで言えば、人類史上これほどに困難がない時代もないでしょう…その弊害は逆にいうと、言い尽くされていることですが、生きている実感が得づらいのです。まぁ簡単に言うと、厳しい状況や困難な状況、打開すべき状況、そういうものが必要なのですよね。しかれたレールの上を歩きすぎている。それは退屈につながります。

それはちょっとでも冒険をしてみると、誰だって、生き生きとしてくることからわかります。ホントはみんな冒険大好きなのです。

登山では大の大人が子供に返ります。それは登山が小さな冒険だから。冒険を犯さないことを旨とする日常の反対側に位置するから。

そういう意味では、リスクを取るという冒険が欠如した現代社会に丸め込まれた人間たちにとって、唯一、本来の人間らしい姿を取り戻すよすがが登山なのかもしれません。

だから、冒険を犯すことをよしとしない日本人ほど、登山という冒険にバンバン出ていくべきだと思うんですよね。

そうした活動からその人の生き方そのものが変わらないとも限らないわけなのですから。

Saturday, April 20, 2013

あ!こんなところに写真が!


■あ!こんなところに写真が!

今月号のBPal… FBで教えてもらわなければ、気づきもしなかったであろう・・・(汗)

読者スタッフってあり、アンケートみたいなのに答えてメールしたけど・・・それっきりだったんだよなぁ。

一度、一斉メール(それも広告付きだったような??)が来た以外は何のこともないのだけどなぁ・・・。

なんとなく、単なる”山好きが高じていそうな人のメールアドレス集め”になっていたような気がするんだが・・・

それもまったく承諾なしにこの写真は使われているような気がするので・・・まぁいいんだけど・・・ だぶんどこかに小さい字で勝手に写真は使わせてもらうよ、と書いてあったんだろうなぁ・・・たぶん。 

雑誌やメディアというものは、基本的には”上から”なんだよなぁ・・・と思わないでもない顛末なんだが・・・。


ま、写真がよく取れてたってことでいっか~。

鎖場の安全通過のためのロープワーク 乾徳山


昨日は、山の先輩と乾徳山に行っていました。
ロープのシステムを教わりに…   今回のヤマレコ。

乾徳山は上部にある10mほどの鎖場が有名で、夫と鎖場に慣れるために行ってもいいなと思いつつ…、夏は他に行きたい山があったり、雪の時にわざわざ無理していく
ような場所でもないので、まだ行っていませんでした。


小さいながらも草原もあり、鎖場もあり、美しい自然が楽しめる場所と聞いていたのですが…。

それに乾徳山は、ふもとにある恵林寺でも有名ですね。

乾徳山に行くなら恵林寺にぜひ行かなくては!と思っていましたが、今回は時間がなく恵林寺に立ち寄れなかったので、次回はぜひです。

今回の山行で学んだのは、

    何はなくとも自己確保!

使った鎖場 頂上直下
です。



























■ 鎖場で自力クライムアップ中のセルフビレイ (自分で登り、万が一の場合に確保する場合)

このような場合
鎖場での自己確保については、金峰山でひとつ学んでいました。 今回は二つ目を習いました。

鎖場は、これまでも自分たちで登りに行く山で、何度も通過していましたが、”鎖を持たないように通過すべし”ということで、基本的に鎖を信用しない方向でやっていましたが、この二つは信用ができ、鎖場のくさりを積極的に安全確保に利用する方法です。

乾徳山の鎖場は2か所ありますが、下のほうが、いわゆる
「落ちたら一巻の終わり」です。

←ここ。 念仏岩。”ボルダリングを楽しむには絶好の場所”と日本登山大系 8巻にあるんですが・・・マジ? 
登山靴だと厳しいような?









≪用意するもの≫
・簡易ハーネス用 120cmテープスリング 1本
・ラビットノット用 120cmテープスリング 1本
・カラビナ安全環付1枚
・カラビナ 2枚

参考:ラビットノットの結び方。エイトノットの応用です。

≪確保する方法≫

・チェストハーネスを作る
・そこへラビットノットで結んだスリングを安全環付でつなぐ。
・ラビットノットの二つの環の先に、それぞれカラビナを通す。

そのカラビナを鎖場の鎖の環に掛けながら、登る。
カラビナ2枚を同時に外すことは決してないよう、
カラビナは交互に付け替えること。 この場合のカラビナは鎖の環にかけやすいように小さめが良い。

登る速度は遅くなりますが、危険はミニマムになります。




■上から確保しながらのローワーダウン


≪方法≫

・鎖に支点をとり、カラビナを掛ける。

・ムンターヒッチで、つねにテンションを掛けながら、徐々にロープを繰り出し下降者を降ろす。

※下降している人はチェストハーネスでロープと結ばれている。

頭が下にならないよう、簡易ハーネスは腰のハーネスではなく、チェストハーネスが良い。

※支点の強度にはくれぐれも注意のこと



■ 3分の1システム


これは体験のみ。自分でやるのは、荷揚げでもない限り、なさそうです(笑)

カンタンに説明すると、自力での登りが出来ないか怪しい場合に、ロープで引き上げるシステム。












ムンターとプルージックを活用し、プーリーで3回折り返します。ミソは一旦引き上げた場所で
プルージックが利くので、ずっとロープを引っ張り続ける必要はない点。

引き上げられています。























このプルージップ用のジグはタイブロックというのですが、溝の中にギザギザがついていて
すぐれもの!ペツルで、3675円。
一方方向にしか進まない仕組みになっています。

アセンダーの類に入るデバイスです。


これはフリクション(摩擦)で制動するプルージックより信頼がおける、すごい器具だと思いました。

なんか欲しくなりました。ロープは痛みそうですけどね。

揚げて固定するのはいいけど、あげるから降ろすに変える時がちょっと大変です。

そりゃそうですよね。


■ 自力での懸垂下降 ロープとカラビナを最小限に使ったラペリング

自分ひとりで懸垂下降をしないといけない、というような場合の懸垂下降の方法を教わりました。

写真はありません(笑)。自分で降りていたので自分を撮れない…(汗)

これは先輩もドキドキしていたみたいでした(笑) 懸垂下降は一番事故が多いのだそうです。
超初心者ですもんね~(^^)。 ぶっつけ本番(^^;)

≪用意するもの≫
・ハーネス(簡易でもOK)
・テープスリングと安全環付カラビナ1 自己確保用
・カラビナ 1枚

≪やり方≫

①自己確保
 ・安全地帯で、環付カラビナを使って自己確保します。

②まずはロープの準備
 ・ロープは安全地帯に届く長さが十分にあることをまず確認します。
 ・ロープの先端を支点に通します。(今回の場合鎖場のくさりの環の中) そして、2本を束ねて1本のように使う。回収するため。
 ・半分に折るため、ロープを片手で畳みます。振り分けスタイルで。丁寧に。多少ずれても問題はなさそうですが、ガクンとなったら嫌だし、ちょうど半分のほうがいいに決まっていますよね。
 ・ロープ先端はエイトノットで結び目を作り、「ロープ!」と叫んでロープを遠くに投げます。 
 遠くに投げないと、何かに引っかかるなど、と何かと困った事態に入る可能性が増える。

※末端の結び目はすっぽ抜け事故を防ぐためにとっても重要です。

③ロアーダウン
 ・ここから本番。ロープにムンターヒッチを作り、自分のハーネスにつないでいる自己確保しているスリングとは別につなぎます。二本束ねて。
 ・体重をかけてみて(荷重テスト)、スムーズに繰り出せるか、確認する。
 ・この時セルフより、ロープを短くしないと体重がロープにかかりません。

⑧バックアップをとること
 ・さらにバックアップのために、

  A.別のスリングでプルージックを自分の側に作る
  B.メインロープを太ももに絡めて(太ももがらみ?)、

 制動力を増します。どっちでも、やりやすいほうで良い。プルージックは制動しているメインロープの上に作るとロックされ、解除するのに登り返しになりますから、上には作らない。

 ・バックアップができてから、確保を外します。
 ・制動力をコントロールしながら、降りる。

私は怖がりなので、ゆっくり慎重におりましたが、上手な人はスーッと降りてしまうのだそうです。

とりあえず発見は、ロープは、体に一杯巻いて、フリクションを増やせば、結構体を保持してくれるものだということです。 ロープにぶら下がった状態で太ももに二回巻くのは結構大変でしたが(笑)制動力が増す、というのはわかりました。

要するにロープに自分が絡まる感じ(笑)? 

■ 主張?

どうも先輩は

 少ない道具でも、制動を掛けられる

と主張したかったらしい。

というのは、山の先輩は、肩がらみだけで降りてきたので…(^^;)

まぁこの鎖場は、山歴3年の初心者の私でも確保なしで登降してしまえる場所だから、そんなに怖くないけど…

…でも… もしかしたら、カラビナもムンターヒッチもイラナイ…。

なら、確保器はもっとイラナイっていいたかったのかなぁ(笑)?

今回は確保器もエイト環も使わなかったのですが、きっと「だ~か~ら~、イラナイってばー」って言いたいんだろうな~(笑) 

まぁそれでも私の必要装備リストに確保器は入っているから買うんですが。 

ノーマルATC+カラビナ+エイト環、で行くか、ペツル ルベルソ4で全部済ませてしまうか、が悩みどころです。


■ まとめ

やっていて思ったのですが… 安全のためのロープワークは、クライムアップのテクニックと言うよりむしろレスキューに近い。

登れなくなった人、もしくは自力での登りに不安がある人=荷物の荷揚げ と似ている…(汗)

確保してのローワーダウンも物を丁寧に下ろすのとそんなに変わるとは思えない。

自分の懸垂下降は、セルフレスキューに近いような??? 

 ・何はともあれ、自己確保!
 ・プアな道具でも安全を確保できるよう、考えるべし!

ということを学んだ乾徳山でした。 勉強になりましたが、何回もやらないと身につかない!と思いました。


おまけで見せてくれたカム



 追記: 2012.6.16

初心者のためのロープワーク講習会 やります!

 



■関連記事

ラッペルでのロープ連結②
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2014/01/blog-post_4967.html

懸垂下降の復習
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/05/blog-post_29.html

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習熟し、自立したセカンドクライマーになれば、本格的な岩場のマルチピッチに行くことができるようになります。