とりあえず、鹿島槍 鎌尾根、初めての、本格的雪稜バリエーション(ツルネ東稜、川俣尾根を除く)なので、記録を充実させます。こちらはヤマレコ。
今回歩いたルート。 充電器は持っていたのに、接続ケーブルを持っていなかったため、GPSは途中ですが、とりあえず登りのルートは取れています。
布引沢へ下降した、下降点がこれだと分かりませんが、下降点はbとcの間くらいです。ちょうど地図の鎌尾根という字の 鎌と尾の間あたりかと想定されます。
カシミールでは、取ってきた写真をルート上にマッピングしてくれます。そこから判断。
おそらく、この図の、”この辺から取り付くと急デアル”の下矢印のあたりから、下降し始めたと思われます。
その上で、一度、先輩が下降のために、トラバースしようとして、辞めた(笑)
次の図は、登山大系からの概念図です。
みんな、古い本を馬鹿にするけど・・・
山って、30年やそこらで、地形が大きく変わるでもなし・・・
この冷沢周辺の概念図くらいは頭に入れて登りましょう。
私は、ただ優しいルートから順にどんどん難しいルートに行くだけの、ルートコレクターはキライです。
これは、『鹿島槍研究』(吉田二朗)から・・・ 45°~60°とあります。 行く前は、それがどんな感じかは分からなかったが、今回で基準となる感覚を作れたかもしれない。
北俣本谷
です。
真ん中がダイレクト尾根。
右側のデカい尾根は、東尾根で、取り付きは、はるか後方です。
北俣本谷からは、取り付くしまなしって感じ。
北俣本谷は滑走されているようです。
(シュプールか、雪崩痕か怪しい筋が一杯)
美しい爺が岳ですが、
山肌に黒い面が多く、
それに、横に断裂が見えます・・・(汗)
鎌尾根の様子。
これなら、歩いても、
身の危険は感じませんが・・・
尾根だからと言って、雪崩の危険がないわけではなく・・・
後程、尾根でも雪崩れたら最悪ね的な写真も出てきます。
ダイレクト尾根ってどこを登るんだろう・・・
隣の尾根がダイレクト尾根なんですが・・・マジ?って感じに急ですね。
おまけに切断面が・・・。
噴出する雪崩。
これがずっと続いていました。
つまり、こんな感じ。
アチコチから、流れ出ています。
もう、ダムの放流みたいに(^^;)
この斜面なら、尾根でも、頭上から雪崩が降ってくるとアウトですね。
逃げ場もないし・・・。
とはいえ、怖い写真ばかりでは、よほど、危険を冒した山をしたようで、誤解を生みますネ!
これはライチョウに無頓着な先輩の図・・・ ライチョウも人間に無頓着だが、人間も同じく!
布引山までの稜線 ガスって寒い |
時折、ガスが晴れると展望が。 夏道が出ています。先行している黒のウエアのお兄さんは、黒部横断を断念したそうでした。今年は雪が少ない。と、徒渉が核心になってしまうらしい。
十字峡方面。
剣は一瞬見えました。
帰りの雪庇の降り口。
高所恐怖症の人にはマズイ。
ここが布引沢へ下降した、下降点。 ここまでスタカットで。ここ以降は、ロープ無。
雪がほんと柔らかく、見た目より怖くはありません。
でも、夫には無理だなぁ・・・。去年、仙丈ヶ岳で喧嘩して、甲斐駒登れなくなったしなぁ・・・(笑)。
今年は北アより、南アが雪が多くていいのかもしれない。