Monday, May 5, 2014

鹿島槍 鎌尾根 復習 & 写真集

■ 復習

とりあえず、鹿島槍 鎌尾根、初めての、本格的雪稜バリエーション(ツルネ東稜、川俣尾根を除く)なので、記録を充実させます。こちらはヤマレコ。

今回歩いたルート。 充電器は持っていたのに、接続ケーブルを持っていなかったため、GPSは途中ですが、とりあえず登りのルートは取れています。

布引沢へ下降した、下降点がこれだと分かりませんが、下降点はbとcの間くらいです。ちょうど地図の鎌尾根という字の 鎌と尾の間あたりかと想定されます。

カシミールでは、取ってきた写真をルート上にマッピングしてくれます。そこから判断。


 おそらく、この図の、”この辺から取り付くと急デアル”の下矢印のあたりから、下降し始めたと思われます。

その上で、一度、先輩が下降のために、トラバースしようとして、辞めた(笑)











次の図は、登山大系からの概念図です。

みんな、古い本を馬鹿にするけど・・・

山って、30年やそこらで、地形が大きく変わるでもなし・・・

この冷沢周辺の概念図くらいは頭に入れて登りましょう。

私は、ただ優しいルートから順にどんどん難しいルートに行くだけの、ルートコレクターはキライです。







これは、『鹿島槍研究』(吉田二朗)から・・・ 45°~60°とあります。 行く前は、それがどんな感じかは分からなかったが、今回で基準となる感覚を作れたかもしれない。

 これは

北俣本谷

です。

真ん中がダイレクト尾根。

右側のデカい尾根は、東尾根で、取り付きは、はるか後方です。

北俣本谷からは、取り付くしまなしって感じ。

北俣本谷は滑走されているようです。

(シュプールか、雪崩痕か怪しい筋が一杯)

 美しい爺が岳ですが、
山肌に黒い面が多く、

それに、横に断裂が見えます・・・(汗)
 鎌尾根の様子。

これなら、歩いても、
身の危険は感じませんが・・・

尾根だからと言って、雪崩の危険がないわけではなく・・・

後程、尾根でも雪崩れたら最悪ね的な写真も出てきます。

 ダイレクト尾根ってどこを登るんだろう・・・

隣の尾根がダイレクト尾根なんですが・・・マジ?って感じに急ですね。

おまけに切断面が・・・。







噴出する雪崩。

これがずっと続いていました。



 つまり、こんな感じ。

アチコチから、流れ出ています。

もう、ダムの放流みたいに(^^;)


 この斜面なら、尾根でも、頭上から雪崩が降ってくるとアウトですね。

逃げ場もないし・・・。

 とはいえ、怖い写真ばかりでは、よほど、危険を冒した山をしたようで、誤解を生みますネ!

これはライチョウに無頓着な先輩の図・・・ ライチョウも人間に無頓着だが、人間も同じく!


布引山までの稜線 ガスって寒い

 時折、ガスが晴れると展望が。 夏道が出ています。先行している黒のウエアのお兄さんは、黒部横断を断念したそうでした。今年は雪が少ない。と、徒渉が核心になってしまうらしい。

 十字峡方面。 

剣は一瞬見えました。

 帰りの雪庇の降り口。

高所恐怖症の人にはマズイ。

































ここが布引沢へ下降した、下降点。 ここまでスタカットで。ここ以降は、ロープ無。

雪がほんと柔らかく、見た目より怖くはありません。 

でも、夫には無理だなぁ・・・。去年、仙丈ヶ岳で喧嘩して、甲斐駒登れなくなったしなぁ・・・(笑)。

今年は北アより、南アが雪が多くていいのかもしれない。