今日は先輩が、平日時間が取れる、というので、クライミングウォールに誘ってくれました。
先輩と言っても、10歳も年下のイケメン男性です☆ ああ~悪いねー!
でも登山歴16年のベテラン! 高校生から山岳部という・・・まーそういう稀有な人材もいたのね~という感じです。
若い人の登山離れは著しく、去年夏山バイトした小屋の若い衆も、山岳部というよりはワンダーフォーゲル部でしたし、登山でも、クライミングとは無縁な、縦走登山が主体のようで、冬になればお休み、という感じでしたので、バリエーションルートと言って話が通じる人材もおらず・・・登山大系とかもちろん知らず・・・ 山岳部って廃れて久しいんだろうなぁ・・・この様子では・・・と思っていたので、お宝発見!みたいな気分です(笑)
若いのに、山ヤ!
■ 野望はやぶれた・・・
今日は、「何がしたい?」と聞いてくれたので、最初に外のクライミングウォールで2~3本遊んでから、
・アブミを使う練習
・ユマーリング
・ロープ架け替え練習
をしました。
私は、クライミング力はそんなにイラナイと思っていたんです・・・というのも、ボルジム行くと師匠は”?”な顔をするし、私自身もムーブの解決って、こんなの山で出てくるんだろうか?と思っていたのです。
それでもアイスクライミングに行くと、先輩に「あとはツイストが使えたらいいね!」と言ってもらったり、師匠からも「クライミング力ないね~」とニコニコ顔で言われたり(←なんかうれしそう?)、でも、「ここでリードできなきゃだめだな」とか言うし・・・(え~リードなんて100年早いんじゃ???)・・・
ということで、私の中では、「よし!A0で行こう!」となっていました。
だって、ボルジムの壁かぶっているんだもん・・・ でも外岩はかぶっていないし。もう、かぶっているところはアブミに乗っちゃえ!って作戦です。
ところが! 今日の、初体験で、その作戦はナシだということが分かりました。
「エイドクライミングも難しいじゃん・・・」
うーん、登れるなら壁を登った方が、エイドを出すより、100倍シンプルかも?
あとは、ユマーリングです。 私は沢などで核心部を超えるのに、もうダメ、という事態に備えて、ユマールがあったほうがいいのかと思っていたのですが・・・
なんだか、ユマーリングはロープに絡まってぶらぶら遊んでいるだけの状態に・・・(^^;)
ユマーリングは、宙吊りからの脱出と同じ、の上、 この技術を使うのは・・・クライミングより遅い。
よほどの核心部で、ほんのちょっとでないと、これで何百メートルも登るなんてありえません・・・。
ああ~疲れた~。
私は有名な登山家などの山行で、セカンドとサードはユマールで登りました、などというセリフを聞くと、そうか~楽をしたんだ~と思ったりしていましたが、全然楽でない!大変でした!!
うーん。わたしのAゼロで許してもらおう作戦は、あんまり、将来の見込みがありそうではアリマセン(^^;)
というわけで、もう少しはクライミングスキルをつけないと行けないようだ・・というのが、師匠の意に反して、私の結論になりそうです。
でも、私、師匠が心配しなくても、努力 vs 登れるようになる割合、では、傾ける努力の割に、登れないタイプと思いますが・・・。(つまりへたっぴってことです・・・笑)
■ 今日の学び
・ユマーリングは結構大変だ。 特に空中では。
・アブミはアブミ無で登れるのであれば、ないほうが楽だというくらい、結構コツも習得も要り、大変。
・ボルダリングジムでのクライミング力は、核心部の突破力。
・山で必要なのは、むしろ、持久力。 持久力は、ロングなトラバース課題がいいカモ?
これがユマール。
マンガ『岳』でも、公募のエベレスト登山で出てきますよね~。
高所登山でも使わない山もあるらしく、アコンカグアに行った人は知らないみたいだった。
エベレスト登山は、例の事故以来、変わりそうですよね・・・
これはデイジーチェーン。
デイジーは、セルフビレイ用ではありません、と書いてありますが、じゃあ、何用?
と思ったら・・・
エイドクライミング用
で、ユマールと自分の距離を調整するのに使います。
ユマーリング中。もう空中で遊んでいる、というような感じ。
なぁにやってんだ、的な感じです。
終了点まで行ったら、フィックスしてあるロープなので、懸垂下降をセットしております。
懸垂下降は最近はバックアップなしに慣れてしまいましたが、バックアップを取るほうが良いと・・・
エクステンション付、確保器使用、バックアップ付で習いましたが、これは登山の進化がうかがえる技術のようです。
古い技術書だと違うことが書いてあったりします。
先輩。 稀有な、若者系本格山ヤ。 山歴16年。
最近ガイド資格を取ったそうで、こういう人こそ、ガイドになってもらいたいですね~。
今日はたっぷり楽しみました☆
クライミングウォールで一人ですることがないときは、プルージックで、宙吊りからの脱出、つまり、登り返しの練習でもしていればいいですね。
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