Saturday, August 16, 2014

ReelRock8 上映会しました☆

■ 岩をしてもロープワーク(防御力)の練習にはならない・・・

今年は、私にとって岩登り元年で、とりあえず、岩を頑張っています。 

というのは、先輩たちは、みんな岩登りラクラクだし・・・確かにボルジムに行って、私も縦走で出てくる岩場が楽になったしな~と思ったからです。

”とりあえず、岩”な、第二の理由は、ロープワークをまずはしっかりと身に着ける為。 接することがないと身につかないロープワーク。

と・こ・ろ・が…、接さないと身につかないロープワークは、実は岩においては”接しても身につかないロープワーク”なんです。

ロッククライミングしてもエイトノットしかイラナイからなー。

というのも、登山におけるロッククライミングというものは、登山の一形態としてではなく、ロッククライミングとして独立してしまい、クライミングそのものが目的化して、まったく別のスポーツになってしまっています。

「登山とロッククライミングは全く別のスポーツなのだ…」ということが、実感できるReelRock8視聴でした。

■ アダム・オンドラ

印象に残ったのは、アダム・オンドラ。ものすごく難しいリードクライミング(15?)に挑戦中なんですが、ものすごい距離落ちるんです。

もう、私が怖がっている2~3mなんてもんじゃなく、びよーんと10mくらい…

って一体どういうビレイなのかなぁ…。すぐ下にクリップが見えるけど… きっとすごく高いところにいるから、ロープの伸び率が10%くらいでも、100m上から10m、落ちているのかなぁ…。

で、最終的には完登するのですが、どんどん動きが自動化されていき、核心部で迷いがなくなって、ほんの数ミリみたいなカチをつかんでいる時間も一瞬になります。

そうなると、完登まじか。一息に核心を超え、クリップしたらレストに入って、はぁ~とすると後はもう消化試合って感じで、するすると上に行き上ってお終い。 つまり、難しいルートは何度も何度もトライして、やっとこさ登れて、初登が作られているわけなんですね~。 なんだか、なーんだ…と思いました。

あれを見ていると、レベルは違えど、高校生くらいの男の子が繰り返し繰り返し自分のできないことを練習しているのと本質的には同じで、なんとなくリフティングを必死でやっていた弟を思い出しました(^^)。

こちらがアダム君のサイト。 身長180cmで体重58kgってひょろひょろですね~!

■ 怒っていました

そして、クライマーは怒っていました(^^;) もう、何で登れないんだっ!って感じです。 岩に怒っているんではなく、自分に怒っているんですが、怒っていました~。 

なんだか私が登山に感じる魅力とは全く違うな~と。もう登山の魅力とは、全く違うところに魅力があるスポーツですね、ロッククライミングは。

これは負けず嫌いのスポーツかもしれない… 別にアダム君は、単純に岩に夢中な好青年でしたが。

■ 女性クライマー

ビッグウォールを登る女性クライマーも出てきたのですが、女性クライマーの方は、どちらかというと、クライミングが命がけの危険があるところに、魅力を感じているようで、同じように屹立したフェイスの薄ーいカチのところは、お願い…と祈っているような表情でした。

← こんな状況・・・ 

お願い…という心情は分からないでもない。

私は、芦川横沢で、私なりの”お願い…”な目に遭いました(汗)

が、二度と会いたくないので、そのためにはどうしたらいいか?がMyテーマな感じで、これもまたなんだか方向性が違うような気がしました。

でもまぁ、こうしたDVDが楽しめるようになった、という点で、いち登山者として、成長したなぁ!という感じです。

正直言って、普通にリードクライミングができるようになる前に、この手のビデオを見ても、なんだか関係ない世界のこととしか感じられなかったと思います。

余談ですが、このビデオをダウンロードするにはPayPalアカウントが必要です。私はたまたまPayPal持っていたので、普通に難なくダウンロードできましたが、一般的な日本の人が持っていることは少ないと思います。日本はネットバンキングや海外通貨とのやり取りが遅れているので…。

■ 最低限のクライミング技術

まぁ、こういうフリークライミングの世界は、私とは、まぁとりあえず、関係ないなー!というのは、よく分かるようになりました。

が、それにしても、最低限のクライミング技術ってのも、なんとまぁ敷居が高いのでしょう!! 

初めて5.9が登れればいい、と聞いたときは、なんだ~5.9か~、じゃあ、すぐ登れるや~と思っていたのですが、さにあらず!

ジムで5.9が登れるなんて、誰だって登れるよ、レベルなんで油断してしまいますが、”5.9登れれば良い”というセリフは、そんな意味ではなかった。

…それは、つまり、外岩では10aがギリギリであっても登れるって意味、なのです。

もちろん、それはまったくできそうにない、雲をつかむような目標と言うわけではありませんが…5.8とか、なんとなく登れそうな気がしますから… とは言っても、今の外岩リード5.7です… 

もう、そういう5.7とか、5.8とかいうグレードの岩って、今ほとんどルートとして登られていない。

みんな登るのが、上手になってしまって、たいていの人気があるルートは 10bとか10cとか、11とかなんです。イレブン…(ため息)

結局、そういう事情で、練習としての人工壁なら、11や12が相当することになり、私は外岩を意識したら、11とか12を登れないといけない訳なんですね…

もう一気にグレードアップで、手が届かない目標になってしまいます(汗) まぁ、ちょっと頑張ったら届くというような目標ではないなー。

というか、集中的に頑張って届く目標じゃないナーって感じです。 

ということが理解できたので、フリークライミングの寄り道は、なんとなく、”もうわかった感”があります。機会があれば、頑張るけど、しばらくはグレードにはこだわらなくていっか…ってこだわっても上達には関係しない。

それより、私はムーブを身に着けるほうがいいみたいですし。

■ ストーンマスターズは含まれていません

ところで、ReelRock8の予告編には、ヨセミテのStoneMastersというパートが含まれているように出ていますが、実際は、含まれていません。

これは実際見た人しか知らない情報と思うので、一応書いておきます。

≪まとめ≫
・LeelRock のダウンロードには PayPalアカウントが必要
・StoneMastersは含まれていません。


No comments:

Post a Comment