Wednesday, August 27, 2014

ブログ改造中です

■ ブログ改造

今日は朝からブログの改造に取り組んでいます。

実はこのブログは大元の個人ブログ(日記)から、山の報告だけを切り離したものです。切り離して約1年ですが、30万ビュー、一か月3万ビュー、一日600~700ビューと、かなりの閲覧数を得られるようになりました。感謝しております。

当初から、他の登山者の方に役立つブログでありたい、という思いがありましたが、未熟さゆえ、自分の備忘録としての位置づけから、一歩踏み出ることがなかなかできずにいました…。なにしろ、登山の全体像が見えていないので、漏れの無い、スマートなまとめ方が発想できないのです(汗)。

ただ玄人でも、登山という複合的な世界を、分かりやすく網羅したサイトを作るのは、やっぱり、とっても、難しいようです。その証拠に、ヤマケイオンラインやヤマレコなどの、登山関係の巨大サイトでさえも、利用するけれど、そこだけ見ればいい、という状況ではないですよね。

登山は、スポーツの一分野であるだけではなく、総合的・複合的な活動で、様々な領域にまたがるため、その全体像を漏れなく、網羅し、役立つサイトとするのは難しいです。

商業サイトも、あまり網羅的に役立っている様子でもないので、独断と偏見(笑)で、突き進む試みをします(笑)。なので、このサイトは今後、色々といじられる予定です。

自分に役立つサイト=同志に役立つサイトであろう、と信じて、進める予定です。

■ 無党派ではダメかもしれない…

登山はスポーツですが、登山という世界は幅が広く、歩くだけではなく、クライミングあり、雪あり、沢あり、文学あり、気象、レスキュー、装備、動物学、植物学、地質学、民俗学、地球環境学、宗教学、などなど・・・、様々な分野にまたがります。

そのすべてが私にとっては、まったく未知の世界で、面白い!わけですが、その中でも、何か一筋、どこかに筋が通ったものがあるような?ないような…?という気が薄々していました。

ところが、その筋というものは、つかみどころがなく、あるような?ないような…??

その筋が「山」というキーワードなわけでしたが、「山」というキーワードだけでは、無党派すぎるようです。感性的にだいぶ違うな~(汗)というものも、引き寄せてしまうことになってしまうようです。

日本では、商業的に人の感情を動かすことが、いとも容易に行われている現状をみると、人は、、山が好きだから山に来るのではなく、もしかして、ブームだから来るのかもしれません。

たとえば欲しくもない商品をつい買ってしまった経験は誰にでもありますよね。

そこで重要なのが、こちら側が”山が好き”の中身をきちんと説明できることです。

あらかじめ、

 どのような山が好きか?
 なぜ山が好きなのか?

をきちんと表現できることが、大変重要だということに思い至りました。

山が好きでも、その理由が人それぞれだからです。その理由の方が、もしかして、より重要なことかもしれません。

ミッションステートメント、あるいはクレド、というようなものです。

クレドを作るのは、なかなか難しいことです。しばらく四苦八苦しなくては。なんとか、あがいてみています。というわけで、今日は、あちこちいじることにしてみました…

■ 自分を知るのは、誰にとっても難しい

山が好き!と言っても、その理由を聞いてみると、それは”本当には”山が好きなのではないのではないかなぁ?と感じられる場合も、少なくないです。

ただそれは、やはり、誰にとっても自分を知ることは難しい、ということから来ていると思います。ブームに載せられるのも、自分を知ることが本当に難しいから、ですしね。

一番単純で分かりやすい、山のご褒美は達成感です。ということは、達成感がなくても、山に戻ってくるか?どうか?というのは、もしかしたら本当に山が好きなのかどうか?の試金石になるようなものかもしれません。

達成感というのは単純なものです。もちろん、それは山の重要な要素ですが、唯一の要素である、としてしまっては、山の良さを見えにくくしてしまうものかもしれません。

ただ、これも逆に言えば、現代社会がそれだけ個人の達成感が得られにくい社会になっている、ということかもしれません。達成感だけを求めて山に来る人は、それだけ実生活で達成感を得られにくい生活をしている、と言えるのかもしれません。

山は達成感以外にも、日常生活で得ることが難しい、様々な感情的な欲求を満たしてくれます。

なので、達成感だけを魅力とすると、多様な充実感を提供してくれる、山の世界の一部しか見えなくなってしまうのかもしれない、ということになってしまいます。

■ くよくよするな、何とかなる

私は、山に行くと、とてもスッキリして、また毎日頑張ろう!と思うことができますし、人は町で様々なものに守られているので、普通のことに、とても感謝できるようになりました。

キレイで安全な水が蛇口をひねれば出ること、電気が48時間途切れなくあること、というのは大変恵まれた、ありがたいことです。飢えもせず、温かい布団で寝れるのに、これ以上、何を求めましょう。

山は人間の幸福に対して、とても重要な何かを持っています。山の神々しさに心打たれる、という経験は誰にでもあるでしょう。

その時は、己の達成感などという、小さな感情は、どうでもよくなります。というか、自分自体が、些末なことだと理解できます。小さなことにくよくよしても仕方ない、というようなことは、人に言われても納得できませんが、無言で納得感いっぱいに語ってくれるのが山です。でも、まぁ下界に帰ったら、小さなことに気を取り直して、あくせくするんですけど…。

しかし、その良さを理解しない山好きはいないと思います。

■ ちょっとした違和感

たとえば、山好きだと言う人から「お任せします」と言われると、ちょっと「?」と思います。あれ、山が好きな人の発言としては、違和感があるなぁ…って思うからです。大抵の山の人は、任せるのではなく、自分で判断する人です。

山は今、商業化され、人工的に作り出されたブームだからかもしれません。それは、山歴が長い人に話を聞くと、ずいぶん長い間の傾向のようです。それだけ日本では、皆と同じことをしたい!という気持ちが強いわけですね。

それは、一般には上級者向けの登山スタイルと思われている、ロッククライミングやアイスクライミングの世界でも同じようで、ただ上に行きたい、高いところに登りたい、という純粋な気持ちとは、別に、自分を認められたい、という動機もこの世界では色濃いようです。

その行き着く先は、有名になりたい、ということですね。

認められたいがために山に行くと、山に行っているのに、なんだかとっても人間臭ーいことになってしまいます(^^;)。山に行って山を見ない、ということになってしまうので、要注意です。

ちょっとしたことの端々に、こうしたことは現れますので、そうした面でも今は勉強続きです。ただこれはNoから探るYESなので、なかなかブログにしていくのは難しい発見かもしれません。

というわけで、色々と反省を重ね、サイトをブラッシュアップして行きたいと思っています。

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