Sunday, February 15, 2015

バレンタインと男らしさ

今日は一日遅れのハッピーバレンタインでした☆

私は夫と近所を散策し、ディナーに行き、のんびりして過ごしました。

昨日はバレンタインデーでしたが、日本以外の国では、バレンタインデーは、”女性が男性に告白する日”ではなく、”男性が女性にディナーを奢る日”です(笑)。

■ 男性らしさとは何か?

最近、男らしさとはなんだろうか?と良く考えるようになりました。

登山は、男性が男性らしさを発揮する活動です。何しろ、登山では、「強いね~!」が、褒め言葉ですからね。

ディネーセンの『アフリカの日々』には、
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女にとってほんものの男をいらだたせることはまず不可能だし、また男が男らしくある限り、男は女を頭から軽蔑したり、まったく拒否したりすることなどできはしない。

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というセリフがあります。

真に優れた男性は、女性を脅威と感じず、むしろ、連帯を感じる存在のはずです。優れた男性が何かを成し遂げるには、優れた協力者・・・往々にして女性・・・が必要なのです。

社会に出れば男性の職を奪うと言われ、家庭に入ればただ飯食いと言われ・・・、矛盾したことを女性に要求してくるのは、考えてみれば、大抵が似たようなタイプの男性たちでした。

男性には、ほんものの男、になってほしいと思います。

大抵のことに言えますが、ほんものを見極めるのは難しくても、にせもの、はすぐ分かります。
(ということはニセモノの反対がホンモノですネ!)

■ 登山界で失われた知的探求

私は登山ではなくても、近所でも探検に行くのが大好きです。 ただ、どうなっているか、知りたいだけなのです。

今日は、近所に新しいコンビニが出来て、それを見に行きました(笑) とりあえず偵察。野生動物だってそうしているのではないでしょうか?餌場のパトロールです。

私は都市が好きでした。芸術が好きな人は都市に魅かれます。都市が面白いのは、様々な人間たちの創意工夫がみられるからです。都市にはマンネリと停滞は、あまり見られません。

甲府に来た当初は、都市としての余りの魅力の無さにがっかりしたのですが、今では、山梨では、畑が創造性とインスピレーションの発露の場だ、と分かりました。

山梨で、創意工夫のエネルギー、未知なるものへの探究と冒険の見られる場所は、ぶどう畑です。

それもワイン向けのブドウを栽培する畑です。

生食用のぶどうや桃畑はマンネリが支配しているようです。つまり、時代遅れになりつつある、その敗北を何もせず、座して待つという敗北と怠慢の精神のほうが優勢です。街も同じです。

翻って、見渡すと、登山という活動において、失われたのは、組織運営法に対する、創意工夫の精神かもしれません。

旧態依然とした日本企業の苦境と似たところがあります。新鮮さは失われ、創意工夫にも挫折し、マンネリに陥り、敗北の色が濃厚です。

手入れのされない畑のように、怠慢、自分勝手、傲慢という雑草が生えるに任せられ、もう何年もたっている、というわけです。

その結果が、ほんものの男らしさ失った男性、にせものの登山者、手抜きの計画、登山者マインドの喪失、事故、そして、ヒヤリハットに遭難、という気がします。

今、労働市場で元気があるのは、ビジョナリーカンパニー、つまり、ビジョンをもつ集団、です。

登山界も同じなのかもしれません。



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