■ 雨水
2月19日は雨水でした。そこから先は雪が雨になる、という意味です。たしかに、今日は春を思わせる陽気でした。それどころか、陽気で、もう啓蟄(虫が這い出る)くらいな感じ。
なんだか今年は厳冬期が、イマイチ充実しなかったような・・・? 一番寒さが厳しいときに山に行けていないとなんだかな~。季節を味わった気がしませんね。厳冬期の刺すような冷たさが好きです。
■ 冬好き
私は冬が好きなのです。
冬は空気が透明。 すべての物の輪郭がくっきり浮き上がって、ラインがシャープです。コントラストが大きい。クリア。透明。光がキラキラとしています。特に夜はそう思います。
はっきりしているのが好きなのです。
山の白と青の世界も好きです。曇った日の水墨画の世界は逆に、グレーのトーンの勉強をしているような気がするときもあります。
我が家には、コタツがありません。子供の頃からコタツはあまり好きではありませんでした。コタツがあると、物事がはかどらないからです。それより寒さをちょっとだけ我慢して、自分が動き回った方が気持ちが良いな、と小さいころから思っています。寒い冬のさなかに、入る暖かい温泉は格別ですね。
そういう意味でもコントラストがはっきりしているのが好きなのです。働くとき、動かないとき。
余談ですが、同じ理由で我が家はテレビ、全然見ません。子供のころからの習慣です。皆、忙しい忙しい、というのに、テレビを見る暇はあるのが、不思議ですよね(笑)。
■ 節刀 ・・・生活から見える山に登る喜び
甲府盆地から、ぐるり360度山に囲まれていますが、御坂山塊が手前にあるおかげで、富士山はすそ野までは見渡せません。
その御坂山塊、甲府から見ると、一段と鋭くとがっているのが節刀です。御坂の盟主は黒岳ですが、黒岳の存在感はあまり感じられません。
愛宕山の山頂にある科学館の展望所には、山座同定の写真が展示してありますが、掲げてある山は、三つ峠、黒岳、釈迦が岳、節刀ヶ岳、毛無山、身延山、です。まぁそれくらいしか、目につくピークが見当たらないってことですよね。
その目立つピークに登れてうれしいです。 やっぱり人は遠くから見て、あそこに行って見たいと思った場所に行けるとうれしいのでは?
甲府から見える山だと、鳳凰三山縦走、甲斐駒、北岳、八ヶ岳、甲斐駒、金峰山、とほとんど登っています。八ヶ岳はだいぶ親しみがある場所になりました。
■ オリジナル化
昨日はチーズケーキを焼いたら、会心の出来! りくろーおじさんのチーズケーキのようにふんわりしっとり焼けました☆ おいしすぎです!
このところ、バターが高く、500gで1000円もします。チーズケーキの材料は、クリームチーズにバター、生クリーム、卵、レモン・・・、こうした食材が豊富にあるのはどういう所か?と考えると、酪農家の食卓です。 日本の食卓とは程遠い。高くつくのも仕方がないな~と思いつつ・・・材料費は1000円くらいでしょうか・・・。チーズケーキにレモンの皮は不可欠なのですが、防カビ剤を使っていない、国産レモンの旬が冬なので、チーズケーキの旬は冬です。
チーズケーキなんて買っても同じくらいの価格で買えてしまいますが、手作りすると、今度はバターをオリーブオイルに置き換えようとか、メレンゲなしでやってみよう、とか、色々考え、次回は、1つのレシピに色々と派生形が出来てきます。その中からヒット作が、オリジナルレシピ、と言うことになります。
そういう風に・・・手を動かし、脳ミソを動かすのが好きなのです。
最近、『山と渓谷』の剣岳概説を読みました。剣の初登をした慶大山岳部の人たちは、最初は地元案内人にしたがって登り、その後は、案内人なしで登っています。
私の場合も、最初は、レシピに忠実に作りますが、2度めからは考案したレシピでいつも作ります。
いつも拝見させていただいてます。八ヶ岳の帰り道、甲府を過ぎた辺りから右に見える尖った山は何だろうと思ってました。節刀ヶ岳だったんですね。槍みたいでかっこいいです。でも凄いと感じます、冬でも何処でも登れちゃう、そんな知識と体力と気力も参考になります。
ReplyDeleteいつも見ていただいてありがとうございます。 そう、あの尖った山は・・・節刀ヶ岳だったんですよ~。
Delete私もいつも、あれ登りたいな~と思ってみていました。『中央線から見える山』という本を山村正光さんが書いていますよ。
地図読みもあまり難しくなく登れましたから、ぜひ雪があるうちに試されてみてくださいね!登山の王道です。尾根を読んで雪の山に登るのは・・・