Thursday, October 16, 2014

男女の感覚&間隔 テント泊

■男女の感覚&間隔

私は兄弟にがいて、男女共学の学校しか行っていない上、高校時代の親友が女性だった他は、小学校、中学校、大学と、親友と呼べる相手が男の子ばかりだったので、男女間の友情が成り立つことについては、実体験から、全く疑うところがありません。

たぶん、それは、能力ベースで人を見る考え方が身についているということかな、と思います。

性ではなく、能力で先に人を見ます。ので、性差を越えた友情というのが、成り立つという考えの人です。

でも、そういう考えが決して受け入れられない考え方の人も世の中にはいますので、それは尊重するようにしています。

また、どんな人か分かるまでは、ある程度のマナーというものはある、という考えです。

■ 男女間の友情

考えてみると、親友とは、実力への敬意でつながれた絆でした。つまり、学生時代だったら、相手の学力です。

学力と言っても、ただ勉強ができる、というだけでなく、勉強ができることは、土台にすぎず、人格的な強さや精神的成熟など、相手を「やるな~、すごいな~」と思っているのです。つまり、”実力者だな”と思っているわけです。それが友情のベース、土台でした。

それはどうやって培われて行ったか?というと、相手の努力しているところや苦労しているところ、そして、その結果が結実して、実力として身についていくところを、ともに、共通体験として見る、ということです。

それは、どうも社会人になっても同じようです。というのは、社外の友人で、ビジネススクールでご一緒した方と、今も、時々連絡を取り合っているからです(ソフトウェアエンジニアの職から、仕事の幅が広がって、マーケティングを勉強中でした。頓挫)。

どちらにせよ、性差を越えた友情というのは、端的にいうと、「お、お主やるな!」と思っている、ということです。

尊敬と信頼がベースです。

一旦友情が出来上がった上に、女性という性が加わっても、恋に発展することはあまりないです。

一般的に男性は、恋する対象の女性には、そうしたものとは、また別の物を求めるのではないでしょうか。

■ 安全な男性の見分け方

私は、親元から比較的早くに自立したので、安全安心な相手かどうか?を見分けるというのは、娘時代には、結構、切実な問題だったと思います。なので、見分け方には自信があります。

ズバリ、私の考える要諦は、

 社会的制約

です。法律を犯しても、そのままトンズラ可能かどうか?です。

今の時代、政治家でなくても、セクハラは社会的自殺を意味します。上司が部下に手を出す、というのは、体〇協会のような閉鎖的な社会で、もみ消しが普通でない限りありえません。

なぜなら、それは飲酒運転と同じく(笑)、社会的自殺を意味するからです。これは、社会的地位が高い会社ほどそうです。逆に言えば、捨てても良いようなキャリアしか持っていない男性は、要注意ってことです。

失うものがある男性は、悪いことはできません。家族を知っている、周囲の人間を知っている、というのは、大きな制約です。

ですから、社会的制約がある相手とは、例え親友でなくても、1対1の関係を築いても大丈夫です。

その次に、重要なのが、敬意です。つまり、友情です。

性的暴力というのは、相手への敬意がゼロのところで起るものだからです。

しかし、これも相手が、敬意と恋ごころの判別がつかないような、未熟な精神状態であると、困ったことになるので、そこのところは見極めが必要です。

人間は10代の若いときや精神的に参っている時になど、恋愛に求めるべきものを友情に求めたりして、見分けが一瞬つかなくなる時があるようです。たとえば、振られた彼氏(彼女)を慰めていたら、ミイラ取りがミイラに、などです。

ただ大人になれば、よほどの未熟者でない限り、これはありえません。

■ 安全でないかもしれない男性

一方、一見さん、”よく知らない相手”と、よく言われます・・・は要注意です。その意味するところは、社会的制約を知らない、と言う意味です。 

つまり、家族や属している組織などを知らない相手です。

”どこの誰だか知らないが、”というセリフはイマドキは、具体的には、相手の会社や所属山岳会を知っている、つまり相手が失ったら困ることになる、社会的財産=属している社会、を知っている、ということになります。

それは、男性にとって、失うのが最も恐ろしいものが、社会的立場や社会的信用だからです。

■ 男女の友情は成立しない派の人への対応

ところが、世の中には、前述したように、男女の友情が成り立たない、という考え方の人も世の中にはいます。

こういう人は、レストランで食事しただけで、もう彼女は自分を愛してくれているから、食事をOKしてくれたのだと解釈してしまうのです・・・(汗)。それは飛躍です。女性の側は、大抵はそうは思っていません(笑)

そういう解釈の人に当たってしまわないとも限らないので、テント泊山行のお誘いは、やはり最初は、テン場がしっかりあり、小屋の監視の下にある場所に誘っていただくのが、大人になった場合のマナーという気がします。

私の安全管理的に、どこの社会に属す、どんな社会的な制約(というと大げさですが、その人の家族を知っていたり、周囲の人間を知っているってことです)なのかを知らされていない状態で、密室化するような、誰もいない登山道で、二人きりでテント泊、というのはありえません。

万が一、勘違いによって襲われた場合、非常事態を外に知らせるすべがわたしにありません。

自分自身の危機管理の問題なのです。世の中には色々な人がいますから、考え方が分からない段階では、それはできない相談というものです。

■ 大切な人への配慮

さらに言えば、人には誰しも、大切な人(つまり、恋人や配偶者)がいますから、そうした人の気持ちを配慮するのも、ひとつのマナーと思います。

私は、夫を自分のザイルパートナーに紹介していますし、私も自分のザイルパートナーの奥さんを知っています。

そういう人たちがたとえば、1対1のテント泊を嫌だと言えば、それは尊重すべき意見です。

家族あっての山ですから、家族の気持ちはどんなケースにしろ、尊重することが大事だと思います。

まぁ、私が思うには、登山をするような人は、あんまり男女共、お色気はありません。

何しろ結構アップアップなんですよね、山では。

■ テント場は安全

私は単独が好きで、行く先々で誰か知り合いができたり、女性の単独行であることを心配して、山のベテランさんが一緒に歩いてくれたりしていますが、ちゃんと安全安心のシチュエーションを選んでいます。

まぁ、一般道の登山道は、密室ではありません。公道ですから、大丈夫。人がいっぱいいますし。

それにテント場も大丈夫です。実際、テント場は、まったく密室ではありません。中の様子は、外に丸聞こえです。

ですので、小屋があり、テント場であれば、男性と二人でテント泊することになっても、まったく大丈夫。あまり危険は感じません。万が一、襲われても、ちょっと騒げば、一巻の終わりだからです。

■ 一旦信頼関係が築けてしまえば

私の場合は、一旦、信頼関係が築けてしまえば、混浴以外は、大体のことは平気です。さすがに、野天風呂とか混浴風呂とかは、夫がいても、遠慮して、夫だけが入っています(^^;)。 おばちゃんで、入っている人もいますから、あと30年くらいしたら、私も混浴平気になるかもしれませんが、今のところ、まだ有料です。

学生時代、長屋にいた頃は、男性の友人たちが「銭湯入りに来た。石鹸、貸して」と一人暮らしの私の家に、石鹸を借りに来るような家だったのです。

学生時代は、男性の親友と青春18切符で実家に帰り、二人で、駅にうずくまっている羽目になったことがありました。梅田で飲みすぎて、終電を逃し、映画館ビバークなどもあります。高校の友人が、正月休みで空けた家に、私が泊まり、私の家にその彼が泊まって居場所を交換した、ということもあります。互いに異なる土地が知りたかったので、ちょうど良かったんですよね。
卒業してすぐのころは、まだ恋人がいなかったので、親友が来た時はお泊りもしてもらって行っていました。恋人ができると、彼に悪いので辞めました。

私は子供のころから、どちらかと言うと男性の友達の方が女性の友達より多くいました。たぶん、性格が男性的なのです。

もちろん、女性の友達もいますが、女性の友達は、大体、自立した性格の人が多かったです。男勝りな性格の人などです。

というわけで、男女の友情の成り立ちについては、あまり不安はありませんし、仮に何か起ころうにも、私は追い払えると思います。

しかし、社会的な背景も知らされず、第三者もいない状態で、誰もいないような山に、テント泊で、一緒に歩きたいというお申し出でされても困ります…すいません。いくら静かな山が好きでも…

そういうことを考えると、女性のパートナーが欲しいな~と思ってしまうんですよね。私は静かな山が好きなので。

5 comments:

  1. 山のサークルだの山岳会だので男女の もつれが原因でのトラブルだのイザコザなど よく聞きます。なのでKinnyさんみたいや人ばっかりの集まりなら ややこくならなくてよさそうですね。

    社会的制約うんぬんの話は納得しやすいです。ワタクシの場合、大企業ではないし、何回も転職してて、守るべきキャリアなんてないので 制約なしのヤバCategoryに入れそうです♪

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    1. 社会的制約は、キャリアの中身の凄さではなくていいんですよ。 たとえば、一緒に行く男性の彼女(妻)と3人で食事をしたことがある、共通の友人を交えてクライミングしたことがある、所属山岳会に知り合いがいる、など・・・。

      実はこれは、テント泊に誘ってくれた男性に向けて書いたのですが、この方のバックグランドは情報だけで何も実証となることがありませんでした。たとえば、47歳妻、子供二人です、などの自己紹介のみです。それでいきなり、二人きりでテンバもないような山でテント泊です(><)無理です!! そんなの本当のことを言っているかどうか分からないし・・・。
      そうではなくて、「今度クライミングいきませんか?」で人工壁に行ったら、妻も子供も来ていた、みたいな展開は安心できます。
      ザイルパートナーとは、互いの配偶者も紹介し合い、信頼関係を作りました。奥さんからは「よろしくお願いします」と言われました。

      いっしょにパートナーを組みたい(将来二人きりと言う可能性がある)という相手には、私は夫を必ず紹介することにしています。

      ただ、もう相手の配偶者が”別れてやりたい!”と思っているような配偶者だと、別れるための口実に利用されそうなのであんまり保険にならないです(笑) その場合は子供を知っていると安心です。

      受験生のお子さんがいらっしゃるパートナーで、妻との間が険悪だったりすると、私は英語の家庭教師を申し出たりします・・・のは、子供を保険にしておこうかな~という私の作戦です(^^)。

      私の印象では、配偶者に嫉妬させたり、それをなだめたりと忙しい人はそもそもパートナーが必要な山に向いていないのだと思います。つまり配偶者は「一人で遊んでずるい」と思っているわけで。

      なのでそういう人は敬遠ですが、逆に家族との絆や友人との絆が一切ない人も・・・なので、やっぱり、普通の山をグループで何回かご一緒して、そうした事情をそこはかとなく理解し合うのがいいですね!

      一番いいのは、家族に愛されているパートナーです☆

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    2. なるほどですねぇ。
      でも、安全牌と思われるのは寂しいことかも♪
      ワタクシ、妻からは「家事をもうちょいやってよ」て言われながら 出かけてるので これまたダメ男Categoryですわ。

      安全 > テン場のテン泊 > 沢泊 > 危険  って感じですかね。

      話飛びますけど、リスクのある行動を山でしていると、種の保存欲求が刺激されるのではと。そういう切り口では 安全 > ハイキング > アルパインクライミング > 危険    みたいな?!

      お邪魔しました。

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    3. そうなんですよ!種の保存欲求が出てしまった時にブレーキになるのは社会的制約なんで・・・ 種の保存欲求が強そうな人は、より強い制約が必要かと・・・。 ので、服部文祥さんタイプは・・・ヤバいのかも。

      「家事もうちょいやってよ」は、もう常です。うちでも常にその状態です。後でそのブログ書いていいですか?

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    4. blogのtitle変わってますやん♪
      ナチュラル派からガテン系(死語?)に脱皮?

      >書いていいですか?
      ダメです♪
      とかの返事でも書かはるんでしょ?
      楽しみにしてます。でも、読まないかも♪

      掃除に限って言うと、妻のほうが「汚いと感じる閾値」が低いので
      どうしても、先に妻がヤっちゃうんですよね。
      私が「え、まだ ええんちゃうん」って思うレベルは
      妻は耐えられないので。
      いや、正当化しようとは思ってないんですけど。。。

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