今日は本当は、十二ヶ岳の岩場か赤岳主稜に行くはずでした。
ところが、このお天気で、やっぱりどちらにも行かず、クライミングデーが無難だろうという結論に・・・。
確かに、昨日の富士山は即座に温泉に駆け込むほど、寒かった。気温、3度くらいまで下がったと思います。こんな厚い雲の日は展望も望めないし、寒くて岩は手が冷たくて岩をつかめないし・・・。
9時からクライミング。 今日は5.7の垂壁でUP。5.9は行けましたが、その次の5.10Aは全然ダメ。取り付き時点で墜ちてしまいます・・・ムーブが解決できない・・・。
その後、新しいホールドが付いたばかりの外壁に行き、トップロープでハングした壁にトライ!ちょっと傾斜がきつく、左手のホールドが悪いと、すぐに腕がパンプしてしまいます・・・(><) 悪いところを考えている間に腕がダメになるので、やっぱり ”さっさと登る”ってのが課題かもしれない。
垂壁は同じ課題でもさっさと登れるのかなぁ・・・。垂壁より、かぶっている方が、ある意味、安全なんですけどね。
相方は11Aをレッドポイント。ちょっと最初はハングドッグしましたが、いきなりリードです。
その後マルチの終了点での手順を簡単に確認しました。
■ 恩師にバッタリ?!
今日はびっくりしたことに、山岳総合センターで私の班の講師をしてくれた講師二人のうちの一人、村上先生がひょっこり現れました。
ビックリ~!
先生には大変感謝しています。七倉沢で立木に支点を取りながら、のリードを教えてくれました。 その時の教え方が分かりやすかった。
ひょうきんな先生で、私がハンマーでハーケンをたたいた後、こっそり、そのハーケンを抜いていたり・・・、ちゃんと効いていなかったのです・・・(^^;)
あとは、パートナーが懸垂下降中、下でロープをこっそり引っ張れって言って来たり・・・。
遭対協でも忙しそうです。 実は先生がガイドした北岳、放映されても見ていなかったのですが、友達が録画してくれていたので、一緒に見たのですが、本人を知っているだけにすごく笑えた・・・(悪い意味ではアリマセン・・・ただ照れているのが分かって・・・^^)。
「ビレイグローブがない、ない」と探していたら、先生が「俺のをやるよ」と、コレ、くれました!!
おお~!
これをしたら、どんな墜落をも止められるでしょうか?!
いや~!うれしい!!山ヤのお古大歓迎!!!
私は、こういうの、もらうと大事にします。
だって、その人の強運?(長年、山をやって死んでいないこと?)が、ついてきそう!
もう、ほんとに危ないことしてますからね~
■ セカンド確保の確認
今日は、F屋さんが、リードの終了点とセカンド確保のシステムまでを解説してくれました。
さすがベテランだけに、説明が合理的で無駄がない。
なんか教え慣れている、って感じでした。
私は、昨日、相方に説明したのですが、相手がどこまで知っているか分からない場合、アレもコレもと説明すると、混乱するかな?と遠慮してしまって、言うべきことを言わないこともあります。
F屋さんはそれはない。全部、聞いておくべきことを言ってくれます。なのに、くどくない。これは見習わなければ。
なんというか、とってもMECE(ミッシー)でした。
<- は、終了点で、クローブヒッチ(マスト結び、固定)をメインロープで取っているところ。
≪リードの終了点で≫
1)カラビナは狭いほうを握り、終了点に掛けたら、半回転させる。
2)メインロープで、セルフビレイ。ムンターで。
3)ビレイ解除
4)ロープアップ (メインロープに振り分ける)
5)セカンドのビレイ
セカンドのビレイは、ジジより一個前のマジックなんとかという器具でした。 イメージは、カラビナ2枚使った、セカンドのビレイと同じ。
セカンドのビレイには、
・ムンター(半マスト)
・確保器(ATCーXPガイドやルベルソが事実上デフォルト)
など、やり方がいくつかあります。
初心者でローワーダウンが予想されるときは ムンターでの確保がシンプルです。(引きあげは3分の1システムが必要。)
確保器を使うと、降ろす(解除)のは、結構大変なので。以前、他の人にムンターは痛むから使わない、と言われましたが、セカンドなので、そんなにテンションかからないので、気にしなくていいそうです。ですよね~。トップロープなんて痛みまくりですもんね。
ロープは地面に触れさせさない方が、後あと何かと楽ということでメインのセルフに掛ける。
あとは懸垂下降ですが、
・懸垂用に、改めて、セルフビレイするときは、束ねたロープの下にくぐらせて取る
・ロープは決して落とさないよう、どこかに仮止めでもしておく
・セカンドの側から、末端の8ノットをほどき、支点にくぐらせ、ロープを束ねたほうが束ねやすい。
という、小技?役立つ知恵?コツ?を教わりました。後はロープアップで確保器を通してアップすると重くて、スピードダウンする。
■ 自分が教えた内容はそれでよかったのだろうか?
<- これは昨日、私が相方に教えている時に作った終了点。
立木にタイオフしたスリングに安全環付ビナをかけて支点にしています。(茶色のビナ)
そのビナにクローブヒッチし(メインロープのセルフビレイ)、別にPASでセルフビレイも(この立木は頑丈なのでいらないのですが、教わった通りと言うことで)
セカンドの確保は同じ支点でも別のビナでしたかったですが、ビナが足りなかったので、同じビナに、セカンド確保用のビレイ器もぶら下げ(笑)
1つのHMS型カラビナに、ムンター、セルフビレイ、確保器がぶら下がることに(笑)
後ろの青いビナは、私のセルフビレイのスリングです。
まとめるにしても、こんなにみんなまとめて良かったかしら?
■ 基本セット?
安全環付のカラビナは、
・アンカー(ビレイポイント)
・自分のセルフ
の2つ最低必要です。 ムンター用にHMS型が必要。安環付でHMS型ではないカラビナは、何の用途なのでしょう?
後はストレートの普通のカラビナが、セカンドの確保に必要です。 なので、ビナは最低3つ。後は中間支点用にストレートゲート。ゆくゆくベントゲートとのセットにするか、ヌンチャクに進むかはどんな山をするか次第。
アルパインではスピードも重視されるので、まとめる、ということが大事だと、初期の頃に言われました。
まとめるアイディアでは
・スリングでのタイオフを省略し、メインロープで支点と直接連結する。
しか、ワカラナイ・・・他にどういうまとめるアイディがあるのだろうか?
メインロープをタイオフスリング代わりにするのと同じ路線では、
・立木やピナクルにメインロープを回しかけ、カラビナで止める
がありました。
・スノーボラートを作って支点にしたり、
・バケツを掘って腰がらみする
のも、省略と言えば省略ですよね。
雪上の確保は、本番前に一度確認したいなという思いがあります。
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