『Wilderness』という雑誌を買いました。どうも最近創刊されたらしい。
パラパラめくっていると、なんと馬目さん、花谷さん、青木さんのキャシャールの山行報告が載っていた(!)。
おお~!ということで買ったのですが・・・
この山行報告、実はエルクで開催され、私はかぶりつきの最前列で(^^v)、花谷さんから直接スライドショーなどで聞いていたのですが…、思わず買ってしまいました。
ま、たまには衝動買いもしなきゃね~。
一説によると、衝動買いはストレス解消に良いそうです(^^)
この雑誌で興味深かったのは、横山勝丘さんと馬目さんの山道具が載っていることです。人の山道具を色々見るのは大好きです。山道具の工夫を色々知るのが好き。
で、印象に残っているのは、
1)ザックのセルフビレイ(馬目さん)
2)ネオプレンの冬靴下(横山さん)
3)スリーピングマット
です。
去年のGWの初めての講習会では、「ザックを置く前にはバケツを掘れ」と、しつこく言われました。斜面が急なので、バケツを掘らないで、気軽に置くと、すぐにザックが滑り出すからです。
その頃は、「バケツを掘る」という言葉も初めて聞くくらいでしたが、ザックがどこか行っちゃうのは困る…ちゃんとしたアルパインクライマーは、ホントにザック本体にセルフビレイを付けるくらい気を使っているんだな~と、良い教育を受けたなぁ…といまさらながらに思っています。
一般登山者はサーモスにセルフビレイをつけるといいかもしれない。ザックにつけたサーモスを落とす人いっぱいいます。ちゃんとした山屋さんからは、たぶん注意を受けると思います。私は落としても滑りにくいよう、ガムテープを巻くと良いと言われましたが、ガムテープはさすがにダサいので、なんかうまいシールを物色中です。サーモスはザックに外付けしてはいけない。
そして、ネオプレンのアルパインソックス。これは逆転の発想で、冬の足の冷えから足を守る発想です。汗をかくとその汗が冷えて寒いのですが、ネオプレンだとずっと足を濡らしたままにしておく…けど冷えない。
でも、これは数泊以上の冬山をしないとイラナイ。あとは汗をずっと保持しているわけなので、すごく臭いらしい・・・(^^;)
私は冬はウールソックスでいいやです。1泊二日以上のシビアな冬山はやりそうにないので…厳冬期に北アにはいかないような気がする…。燕山荘くらいは行くかもですが。
そういえば、去年、師匠が沢用のソックスで実験していましたっけ。足の皮がふやける、という問題がありそうでしたが・・・。
替え靴下の代わりに象足を持って行って着干しする、という案もよいかもしれません。
参考サイト:http://ryokuho.exblog.jp/18627916
スリーピングマットは印象的です。
馬目さんと勝山さん二人ともリッジレスト!私も使ってる~!なんかうれしい。
というか、あの方々は、マットなんて何でも良さそうで、どうもゴミ箱から拾ってきたものらしいですが(笑)、このマットは軽さがいいです。
馬目さんはさらに四隅を切り落とすなどしています。私も切り落とそうかな~。でも四隅を切り落とすと、マットが「ドラキュラの棺桶」みたいな形になってしまうんですよね…うーん。そもそも軽いので、そこまで軽量化しなくても…だし。
腰のところだけを二重にするアイディアは私もやっていたので、あ、一緒だ~と、ちょっとうれしくなりました。
■大人の都合?
ところで、このギアの紹介、馬目さんと横山さんのしかなく、花谷さんと青木さんのギアの紹介がない…。
のは、スポンサーがパタゴニアでノースではないからではないのか?ともっぱらの噂ですが(笑)
見たかったなぁ…花谷さんのギア。
花谷さんは山梨在住のアルパインクライマーなので、県民としては応援したくなる方です。
山梨県の北杜市には4つもピオレドール賞があるのだそうです。すごいですねぇ、山梨。
の割には、山岳業界(?そんな業界があるのか?)はあまり活発ではないようですが…
何しろ、私の故郷熊本には好日山荘ができたくらいなのに、富士山、南アルプス、八ヶ岳のお膝元、山梨県にはないし、山道具屋さんは、あまり儲かっていなさそうな感じです。
キャシャールは、3人のメンバーでの山行ですが、こういうのを仮に女性何人かで見るとすると、絶対に話題になりそうなのが、「誰がタイプか?」という話題(笑)。
大人の魅力の馬目さんか、ナイスガイ花谷さんか、ヘラクレス青木さんか…うーん…(^^)。
40代の中高年に最近仲間入りした私としては、40代になっても山をやっている、馬目さんに一票入れたいですが、とはいえ、同じ山梨県民、花谷さんに悪いし…(笑)、青木さんなんて、落石で顔を切っても頑張ったんだから…などなど…余計なことを考えてしまう…(^^)。
そういう山友達との歓談の話題に、ちょうど良さそうな雑誌です。
しかし、この雑誌、大丈夫かなぁ…ちゃんとネタは十分あるんだろうか? 山の雑誌は、『岳人』が好きですが、岳人もモンベルに経営権を譲渡したようだし、ネット全盛の昨今、雑誌業界は厳しいですね~。それに、ヤマケイや岳人を読んでいると、ある程度マンネリというか…そういうものを感じます。
創刊されて2号目のこの雑誌も、内容は上級者向け?なのかもしれませんが、特集以外のコラム欄など、他の雑誌の形式を踏襲しているので、形式についていくために、記事を無理くり入れた感がある部分もあり・・・ ちょっと心配ですね~。
山ブームは山雑誌と言うより、ぜんぜん山ではない普通の雑誌、ファッション誌とかオピニオン誌が山を取り上げているところからきていると思います。クロワッサンなんて主婦向けの家事雑誌にだって、登山が取り上げられているのを見ました・・・
そうした人たちが流れ込んでいるのは、大衆登山なので…こうした専門?(というには”?”な内容だったけど・・・)誌が、どこまで続いて行けるのかな~?あまり、読者層が狭そうな割にオタク度が高くなかったのですが…もっと濃い内容でもいいのではないかと思ったり…
あ、いや他人事なんですけどね。
■ 今日の山のお買いもの
今日、めずらしく石井に行ったら、春山セールで10%オフだったので、ちょっとしたギアを買いました。
・フィフィ 700円
・自作ぬんちゃく用のソウンスリング 500円
フィフィは、先日南沢大滝で、腕がパンプしそうだったので、やっぱりアックステンションをかける方法を来年はおぼえないといけないなーと思って。中津川滑沢ではホントに大変でした。
アイスは今年は、簡単なリードまで進み、アイス初年度なのに南沢大滝に2回も連れて行ってもらいました(^^v)
先輩達に大感謝☆☆☆
ヌンチャク用のソウンスリングは、マムートとペツルのがありましたが、ロゴに魅かれ(?)、マムートの…というか、こっちが安かった。
両方に環付ビナを入れて、セルフビレイヌンチャクにする予定。
■ ロープのこと・・・
余談ですが、カモシカで8500円くらいで売っていたマムートのVoltexというシングルロープ・・・私は室内壁用だというので、結局買いませんでしたが、17000円で売っていました!!!
ロープは、ダブルの60mを買いたいのですが、実質はまだトップロープで遊ばせてもらうくらいしか、登れないので、必要なのはむしろシングルです・・・が、シングルは誰かと行くときしか使わないのだから買わなくていいか、と思ったら・・・
会はダブルロープは買うけど、シングルは買わないらしい・・・一番消耗が激しいのに? 外岩トップロープ用のシングルが一番痛むと思うのですが・・・。
ダブルのロープでトップロープしても、ロープは痛まないのだろうか・・・?先輩は、私物を使ったら嫌じゃないだろうか?
私は自分の縦走用にもっている8mm×30mのダブルロープにシングルでぶら下がったことはないのですが、すごく伸びそうで怖いです・・・。
ロープは買い物の内容としてはとても悩む製品です・・・
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