Friday, April 18, 2014

クライミング能力&危機管理能力、乾徳山の岩場の研究

■ (クライミング能力)と(危機管理能力)

最近、『私たちの安全とフィールドをまもるために』をもらってきました。

クライミングのフリーペーパーです。 以下引用。

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「クライミングは、ルールを守っていれば安全なスポーツである」

(中略)
しかし、それはあくまでも従来の危険度の高いスタイルと比較した時の話である

(中略)

最近の傾向として、次のようなことがあります。まず以前はクライミングの能力レベルとクライミング中の危機管理能力が比例している場合が多かったのですが、(自然の岩場に比べて極めて安全な)クライミング施設の登場により、クライミング能力と危機管理能力には何の関係も見られない、いわゆる「高グレードをのぼれるのに危険なクライマー」が増えてきています。

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なるほどなぁ・・・

 (クライミング能力) ≠ (危機管理能力)

クライミング能力と危機管理能力は、クライミングの両輪ですね! 

フリークライミングは、基本的に垂直の世界です。実は垂直は私はいいやとずっと思っていたのですが・・・(^^;)、

フリークライミングの本には、フリークライミングはすべての登攀(ロープを使うクライミング)の基本であると書かれています。

私は一般縦走の岩場をラクラク通過したいので、それくらいを期待している話だと、先輩によると5.9くらいまで登れれば良いそうです。 なら、あとちょっとだな~。

私には垂直はないよな~と以前は思っていましたが、アイスなら、垂直も楽しいし(絶対トップロープで!)、これは岩もゲレンデなら、多少の切り立った壁もありかもしれん、と考えを柔軟化しています。

が、私は、”登れるだけで危機管理能力のないクライマー(or登山者)” にならないよう成長したい。

となると、どんな戦略が必要か?

■ 成長戦略?

岩登りの場合の、危機管理能力、といえば、やっぱり支点、でしょう、支点。

私は極論すれば、自分がリードできないところは行かなくていい、くらいの気分でいます。

となると、今の時点ではまったくどこも行けないのですが(^^;)・・・一応、阿弥陀南陵を目標にするといいかなと…。

阿弥陀南陵は、アルパインルート以前(0.5)という感じらしく、フリーソロで行ってしまう人もいるくらいです。 が、師匠は決してフリーソロで抜けるようなクライマーに私には成長してほしくないと思っているようです。

P3ではロープを出すのが正統派です。50mでは少々足りないので60mで。 でも行ったことがないと、どこにどう支点をとったらいいのか?分からないかもしれない。

阿弥陀南陵を行く、ということだけを目標にすると、今でも別にリードしてくれる人がいれば、問題なく歩けるわけで・・・それは誰もがそう思うらしいのですが、そうではなくて、自分がリードできる、ということを目標にしないと、クライミング能力と危機管理能力が釣り合ったことにならない。

友達と二人で阿弥陀南陵に行けるか?ということを目標にしないといけない。と、思っています。

今は支点もプロテクションも、立木とスリングでとる支点しか知らない。ので、そういうルートしか行けないですね~。

岩の場合は、「初心者でも楽しめる三級くらいのマルチピッチ」ということになりますが、これも支点の作成が問題です… 良い岩場を知っていたらぜひ教えてください!!

明日、行くことになっている宝永山では相方とカンタンにマルチの手順を復習したいと思っています。

相方は私よりうんと登れる人ですが、セカンド専門時代が長い?のかもしれず、登れる=行けると誤解しているかもしれない…。

三つ峠屏風岩は、現実問題二人では行けない。のは、リードと支点が問題だからです。

岩場ってテキトーに登って、途中で行きづまり、難しいからやっぱり降りる~っていうのがやりづらいので…。降りたくなった途中で、支点が何にもなければアウトです。実際、そういう遭難未遂をネットで読んだことがあります。いや~最悪。

という訳で、登りたい以上に、登れるかどうか?とシビアに見定めないと…。

一般に登山者はクライミングと登山のリスクの大きさの差をわかっていないので要注意です。登山では失敗しても多少は許されますが、クライミングの失敗はちょっとのミスが大きな後悔につながり、全然ミスが許されない。

■ 乾徳山の岩場の研究

乾徳山旗立岩のトポが載っているらしいと、古い岳人を図書館で借りてきました。2000年11月号(641号)です。 

これによると、乾徳山の岩場は

・最長で3ピッチ
・高度差100m
・空がひらけ、実に明るい
・爽快感
技術レベルやグレードといった世界を離れて、岩登りをたのしむことのできる人のための岩場
・あまり登られていないので古いハーケンは要チェック
・大きな浮石に注意

ナチュプロは持って行かないといけないルートのようです・・・となるとナチュプロはまだ使えないので、これは当分先かなぁ・・・。

とはいえ、なんか秘境ムードに魅かれます。それにしても、ほとんどⅡ級とかⅢ級です。Ⅳ級A0もあった。デシマルグレードがないのが、なんかいいです(笑)

この特集、ほかに

・西上州二子山中央稜
・御在所岳藤内壁前尾根主稜
・雪彦山地蔵岳東稜

も出ています。

あとは、山野井さん夫婦のK2の記録とか、エリック・シプトンの伝記の書評、とか出ていました。

せっかくなので、2000年の岳人は5月の分も借りてきました☆ GWの鹿島槍の研究もしなくては!

ああ~忙しい(^^)



 

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