■ 最近のクライミングのこと
昨日は先輩が小瀬に来てくれると言うので、クライミングデーでした。
実は前日のレインジャーの説明会で聞いて、唐松岳の予定をとりやめ行きました。クライミングだけは一人ではできないしな~。
悪口を言うのもなんですが、レインジャーの制度、まったく機能不全と思いました。なぜか?というと、興味のない人たちに、上部組織が強制的に調査させているし、頼んで調査してもらう、という態度ではなく、義務&強制だからです(^^;)
なんか間違ってる。
欲しいのは補助金であり、したいのは山歩きであって、高山植物の調査そのものに価値を見出しているのではないらしいことが透けて見える。
私は三つ峠で高山植物の保護活動に参加していたのですが、好きな人がやらないと花なんて見つけられないですよ。ホント、ソックリな花いっぱいありますからね。
一般公募したらいいのにと思いました。古い革袋に新しいワインを入れてもダメなんでしょうが。
クライミングは楽しく終了。もう電気をお母さんに消されるまで遊んでいる子供のようでした。
昨日は、また先輩が、予告なしにリードビレイで(わざと)墜ちてビックリ~! 勇気ある先輩(汗)。それも垂壁で。被った壁なら分かるけど・・・。
私のクライミングは進歩していませんが、みんなにガンバ!と言ってもらえて、励みになりました。
ガンバ!が嫌いな人もいますが、フリークライミング派と本チャン派でいがみ合うのはやめましょう。人種的に少ないのですから。
≪参考≫
正しいリードビレイの仕方へGO!
■ 年齢
最近、自分より若い人と接して、歳をとると言うことは、”自分をよく知る”ということかもしれないなぁと思い始めました。
ルートの発見は、地図を見た量に匹敵する、
と誰かが岳人で書いていました。私も良く地図を見るタイプと思いますが、山好きを自称する人たちの8割は、地図をみない。つまり、山について知ろうとおもっていない。(じゃあ何が好きなのか?もっとよく自分を知ることが幸せの近道と思いますが・・・)
自分の行動を観察することから、自分自身を知ることができる。
山岳総合センターの講習会で知り合った友人が、懸垂下降の仮固定の復習をしていました。エライ。
岩が好きだから連れて行ってくださいと言っても、クローブヒッチを片手で作れなかったら、それは練習をしていないと言う意味であり、つまるところ、クライミングが好きなのではない、という意味になり、連れて行く方を混乱させる原因になるだけであろう・・・。
多くの人は、行動そのものではなく、行動の結果もたらされる何か別のもの、が欲しくて、その行動を好きなのだと勘違いしてしまうことが多い。
たとえばスタバに行く人はコーヒーを求めているんではなく、スタバで過ごす、すてきな自分を求めていたりするのと同じだ。スタバに演歌が流れていたら、あるいは安っぽいJポップが流れていたら行くでしょうか?
ほとんどの山ブームに乗ってきた人たちは、8割方、みんながしているから、という理由だけで山に向かっている気がする。
私自身も結局、昨日みたいに晴れた山チャンスの日に、一人で行く唐松岳を中止してクライミングに行くようであれば、山が好きなんではないのかもしれない・・・と思ったりもする。
自分は一体何が好きで、何をしたいのか?それを発見するプロセスが人生そのものなのかもしれない。
ある山小屋のおやじさんが言っていたのですが、滝谷まで登ってみたけど、やりたいのは岩ではなくてパラグライダーだった・・・そうです。
■ 2つの山ガール
私は山梨に夫の転勤で来たので、山梨にいるからこそ、山をやっています。
山梨って、ホントすごい土地で、八ヶ岳なんて日帰りの山です(笑) 一昨日の、西岳なんて日帰りどころか、半日の山でビックリ。山好きなら山梨に住みましょう。
山ガールという言葉が私が登山を始めた4年前頃、ブームでした。
山ガールと言う言葉には、二つの意味があるようです。
1)山に登る(従来比で比較的)若い女性の総称
2)四隅友里さん率いる、ハデハデファッション追従型の女性登山者
元々は、2)の意味であり、山ガールというのは、どちらかというと、目がチカチカする色合わせのファッションで、山スカートをはいた人たちだったようですが、山に登る若い女性が増えて、1)の意味でつかわれるようになったようです。
私は山ガールと言われていましたが、今は誰も山ガールと言ってきません。何が違ったんだろう?
ずっとファッションは一緒ですが・・・年を取っただけ?
どちらにしても、まぁ山ガールも成長します。今では”山ガール”は衰退し、”ガチ山女子”が台頭しているそうです。
ガチ、という言葉も流行語で、”真剣な”くらいの意味ではないかと思います。が、山に真剣って・・・。
”山はスポーツではない、生き方そのものだ”みたいな言説は、雑誌等にいっぱいあるのですが、若さと言うものは、また、そういった言説を、適切な距離感で受け止められないモノではないか・・・?と、思ったりもします。 ああ、若くなくて良かった(笑)。
私はよくガチと言われますが、山は山。遊びであり、趣味です。が、比較的、その趣味を深めることができる時間的ゆとり、を与えらえている。
与えられている機会を生かさないなんて、おろかな人のすることです。与えられていることに感謝しないこともおろかなことです。
なので、山梨で登山できることには、心から感謝しています。一種の感動さえ覚えるほどです。
山に愛されてるぅ~って感じですが、あんまり山に愛されすぎると、山から帰ってこない人になりそうなので、あんまり愛されすぎないようにしたいと思います(笑)。
■ 食当
今回の食当の素材はこんな感じになりました。
これに、スティックサラダをつける予定。これで、すでに1800gはありますが・・・うーん。
前に4人分の食当をして、4kg持って行きましたけど、一体、一人500gの食事ってどんなのだろう?
朝夕で500gだったら、それこそカロリーメイトとカップヌードルになりそうです。
明日は、山の師匠と西穂です☆
帰りにカモシカに寄れたら、ロープがあれば買いたいですが、もうないかなぁ・・・
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