Wednesday, April 2, 2014

リードに進ませるための条件

Rock&Snow誌に「プロがすすめるスタンダード技術」という連載があります。

その第六回、「リードに進ませるための条件」という記事です。

■ 不安

実は、私はアイスはなぜかあまり嫌いではないのですが、クライミングの代表選手、岩には、なんとなーく、お近づきになりづらいものを感じています。

なんだろうなぁ…景色が見えないからかなぁ?目の前が壁で。まぁアイスも氷壁ですけど・・・。

三つ峠で、イレブンクライマーの先輩に、終了点で「甲斐駒きれいですね」と言ったら、「あ、今、気がついた。ビレイしていて、それどころじゃなかったよ~」と言われ、バリバリのクライマーの先輩でもそうなんだ…と思いました。

逍遥派には逍遥できなくなるのがつらいのが、クライミング…だから苦手なのかなぁ…

ま、苦手原因の究明はともかく、要するに

 私は不安を覚えていて、不安を解消する術を模索中です…

で、先日松本のカモシカに行った時にこの雑誌を見て、この連載を発見し、なかなかいいなと思ったのでした。友達に借りて今059、060、061があります。

私は頭デッカチ派です。理論で理解した方が体が動くタイプです。体育会系の反対。

技術も何もない完全初心者グレードなので、基本的に自分が信用できないのもありますが、それよりなにより、何がどういう話なのか、まだ分かっていないのかもしれない・・・というのも不安の一因です。

■ リードに進ませるための条件

で、リードに進ませるための条件という記事がありました。それによると・・・

・登っている最中、自分が落ちるかどうか、または落ちそうかどうかの察知ができていること

だそうです。 なんだ ”絶対、落ちないこと”ではないのか・・・??? 

・この部分の能力が欠落すると、ところかまわず突然落ちたりちょっとしたことですぐ手を離してしまったりする

そうです。 クライミング事故の急増はこの点に寄るのだそうです。

≪クリップの仕方≫
・クリップそのものの練習

≪リード時の危険要因の理解≫
・そもそもリードは墜落係数が大きいのでアブナイ
・手繰りおち
・ロープ跨ぎ
・Zクリップ
・ランナウト
・ラインから外れる
・登り出しでのフォール 3つ目のクリップまでは安心しない
・アンコントロールな墜落

墜ち方というは重要なようです。決して

・何かをつかもうとしてはいけない
・足で着地する
・「落ちる!」など声を出させる

■ ズル

実は南沢大滝は、最初の2回は腕が疲れてしまって、真ん中くらいまでしか行けませんでした。

3回目は別のラインを通って、ちょっと難しいところに来てしまい、足元のスタンスが体重を掛けると落ちそうな気がしたので、ロープを張ってもらって、切り抜けました・・・・ので、実質は”自分の力では登っていない”のですが、

降りてきたら、「ロープに少しテンションかけてもらってもいいんだよ」と先輩が言ってくれました…

そうなのかぁ… 私はテンション掛けてもらったら「ズル」のような気がしていたのですが…(笑)

それは危険が察知できている、と言う意味ではそうなのかもしれませんね。

テンションがそのポイント一か所とはいえ、ないと登れないということは、絶対リードはできないということだなぁと私はおもったりしたのですが(笑)。 

■ アイスはより危険?

今書いていて気が付いたのですが、アイスでのリードは、クリッピングするだけではなくて、スクリューを打つので、クリップポイントが腰あたりになります。腰あたりでスクリュー入れるのが入れやすい。

私は、セカンドでスタンスが外れて墜ちたのが一回あります。

アックスは、カネにモノを言わせて買っているおかげか、刺さりすぎなくらいで外れたことはないのですが、スタンスが外れる方がまずいような気もします・・・セカンドなので、ちょっとしか落ちませんでしたが・・・。

それに12ヶ岳の岩場では、クライミングシューズで登っていてスメアリングが効かず、カンテでストンと落ちました。TRなのでこれも距離的には全然落差がなかったですが・・・

この二つが私の今冬2大フォール経験です。 もう二人も命の恩人が出来てしまいました(笑)


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