Rock&Snow誌に「プロがすすめるスタンダード技術」という連載があります。
その第六回、「リードに進ませるための条件」という記事です。
■ 不安
実は、私はアイスはなぜかあまり嫌いではないのですが、クライミングの代表選手、岩には、なんとなーく、お近づきになりづらいものを感じています。
なんだろうなぁ…景色が見えないからかなぁ?目の前が壁で。まぁアイスも氷壁ですけど・・・。
三つ峠で、イレブンクライマーの先輩に、終了点で「甲斐駒きれいですね」と言ったら、「あ、今、気がついた。ビレイしていて、それどころじゃなかったよ~」と言われ、バリバリのクライマーの先輩でもそうなんだ…と思いました。
逍遥派には逍遥できなくなるのがつらいのが、クライミング…だから苦手なのかなぁ…
ま、苦手原因の究明はともかく、要するに
私は不安を覚えていて、不安を解消する術を模索中です…
で、先日松本のカモシカに行った時にこの雑誌を見て、この連載を発見し、なかなかいいなと思ったのでした。友達に借りて今059、060、061があります。
私は頭デッカチ派です。理論で理解した方が体が動くタイプです。体育会系の反対。
技術も何もない完全初心者グレードなので、基本的に自分が信用できないのもありますが、それよりなにより、何がどういう話なのか、まだ分かっていないのかもしれない・・・というのも不安の一因です。
■ リードに進ませるための条件
で、リードに進ませるための条件という記事がありました。それによると・・・
・登っている最中、自分が落ちるかどうか、または落ちそうかどうかの察知ができていること
だそうです。 なんだ ”絶対、落ちないこと”ではないのか・・・???
・この部分の能力が欠落すると、ところかまわず突然落ちたり、ちょっとしたことですぐ手を離してしまったりする
そうです。 クライミング事故の急増はこの点に寄るのだそうです。
≪クリップの仕方≫
・クリップそのものの練習
≪リード時の危険要因の理解≫
・そもそもリードは墜落係数が大きいのでアブナイ
・手繰りおち
・ロープ跨ぎ
・Zクリップ
・ランナウト
・ラインから外れる
・登り出しでのフォール 3つ目のクリップまでは安心しない
・アンコントロールな墜落
墜ち方というは重要なようです。決して
・何かをつかもうとしてはいけない
・足で着地する
・「落ちる!」など声を出させる
■ ズル
実は南沢大滝は、最初の2回は腕が疲れてしまって、真ん中くらいまでしか行けませんでした。
3回目は別のラインを通って、ちょっと難しいところに来てしまい、足元のスタンスが体重を掛けると落ちそうな気がしたので、ロープを張ってもらって、切り抜けました・・・・ので、実質は”自分の力では登っていない”のですが、
降りてきたら、「ロープに少しテンションかけてもらってもいいんだよ」と先輩が言ってくれました…
そうなのかぁ… 私はテンション掛けてもらったら「ズル」のような気がしていたのですが…(笑)
それは危険が察知できている、と言う意味ではそうなのかもしれませんね。
テンションがそのポイント一か所とはいえ、ないと登れないということは、絶対リードはできないということだなぁと私はおもったりしたのですが(笑)。
■ アイスはより危険?
今書いていて気が付いたのですが、アイスでのリードは、クリッピングするだけではなくて、スクリューを打つので、クリップポイントが腰あたりになります。腰あたりでスクリュー入れるのが入れやすい。
私は、セカンドでスタンスが外れて墜ちたのが一回あります。
アックスは、カネにモノを言わせて買っているおかげか、刺さりすぎなくらいで外れたことはないのですが、スタンスが外れる方がまずいような気もします・・・セカンドなので、ちょっとしか落ちませんでしたが・・・。
それに12ヶ岳の岩場では、クライミングシューズで登っていてスメアリングが効かず、カンテでストンと落ちました。TRなのでこれも距離的には全然落差がなかったですが・・・
この二つが私の今冬2大フォール経験です。 もう二人も命の恩人が出来てしまいました(笑)
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